『金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿』がついに最終章に突入なんですが、最後の事件がまさかの「獄門塾」。濱さんと氏家先生が犯人のやつ。女子大生家庭教師ではない。
#559
扉はネネ。毎度のことで感想としてはアレですが、私服いいよね。気合い入った超オシャレ！！ な感じではないけど、そこがリアルというか。
生徒会室にてスズネネ。壁掛けをご所望のスズに対してネネグッズどーん。形状としては目的にピッタリなので笑った。モザイクではなくしっかり見せてこその良さ。モザイクにならないように簡素なデザインになってるんですが、市販のものではなくネネが自作したものと考えれば筋は通る。
どうでもいいけど、2コマ目の背景にあるカレンダー。3月であることしか視認できませんが、日にちの配置的に2020年であることが分かりますね。まぁだから何だ、という話なんですが。
2ページ目。吸盤バイブまだ続くのかよ！！ 今週あのネタで突き進むので笑った。1本限りのネタかと思ったら今週のお題だったのか。ネネ回と言えるけど、こんなシチュエーションとはｗ
2本目で今週のお題となるシチュエーションが確立された感。壁に付けたバイブが取れない。まぁ、抜き差しや振動に耐える必要があるので吸着力は強くないといけないんだろうな‥‥と妙な納得。やはり市販ではなくネネの自作なので吸盤が簡単に外れるデザインにするのを忘れた、みたいな感じなんでしょうね。
会長たちが部屋に近づくサスペンス。からの会長が作ったさくらたん人形で解決。ネネの発想もひどいが、実行に耐えうる会長の仕事ぶりにも笑ってしまうオチ。会長もおかしい、というのをしっかりサブタイで言及するのがうまいバランスですよね。劇中ではスズの「なんでだよ！」的なツッコミはない。全体に言えることだけど、単純にネネボケ、スズツッコミのキャラ配置でないのが今回の特徴だと思います。スズがネネに言葉でツッコむのは隠す前の最初と、バレたあとの最後だけ。ある種の共犯関係というのがスズの立ち位置として面白い。
てか、縮尺を考えたらサイズがおかしいんですよね。人形は小さいのに穴はリアルサイズ。タカくんに「使ってください！」と渡すみたいな意図でもあったのだろうか（ひどい想像）。
会長たち入室。初手でさくらたんに言及するネネの胆力がすごいんですが、「かわいー」と話を振ることで「なんでそこに？」と疑問に思わせる隙を潰してるのかもしれません。変にチラチラ見ると怪しいから逆に開示していく、みたいな嘘つきの心理としても納得できるものがある。
珍しいのがラスト、スズが手で「ぺし」。漫才でよく見る仕草ですが、本作だと珍しいんじゃないかしら。いつもみたくツッコみたいけど、共犯者だからツッコめない‥‥という葛藤を感じる。
ついにバレる。バレるキッカケが最低なので笑った。吸盤バイブが吸盤バイブとして正しく仕事をしたらバレる。ディルドーではなくあくまでもバイブ、というのが布石だったのですね。これは一本取られたわ。
アレを発見するのがアリアなのも笑ってしまうし、それに対する会長の誤解も爆笑したんですが、サブタイが「さくらたんの怒り」なのが本当におかしくて。今週一番笑ったのココだわ。言い得て妙すぎる。
ラストページは連結8コマ。バレたあとの話。「タカみぬいた」がサブタイなんですが、「見抜いた」ではないのは「見抜き」と誤解されないよう気を配った説。
そんなサブタイ、ポルターガイストではないと気づいてたらしい。タカ発言を踏まえて前のネタを見ると、たしかにシノアリが驚いてる横で平然とスズヘッドを眺めてるようにも見える。芸が細かい。スズのことを分かっててくれた、理解が深いってのもロマンスが濃厚ですが、あの状況で真っ先にスズの様子を確認したってのが強力じゃないですか？ スズが怖がってしまう、と心配してくれたわけじゃないですか。これはタカくんナイスジェントル。ここでスズがツンデレ発生させちゃうのが焦れったいんですが、予期せぬタイミングで心ときめかしてくるやん？ みたいな驚きがあるので逃げてしまうのも分からんではない。
6コマ目でロマンス濃厚なコマが来るのが面白い構成なんですが、要するに残る2コマでそれをネネがぶち壊す。タカくんと見つめ合うことが出来ず、スズが目をそらした先にはネネがいて‥‥という展開がキレイだったと思います。オチのほのぼの感もアイテムのまがまがしさとのギャップで笑いました。シモの話なのに無邪気なのが良いですよね。
終わり。生徒会室でシチュエーションを固定する回は珍しくないんですが、まさかアレで1話ぶっ通すとは思いませんでしたｗ
今週のお気に入りとしては圧倒的に「さくらたんの怒り」ですね。話のテンションと温度差があるあのタイトルセンス。最高。
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