北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ2020年35号の感想

週刊少年ジャンプ(35) 2020年 8/17 号 [雑誌]

 先週いろいろジャンプ関連の記事書いたので興味あったら読んでください。『ゆらぎ荘』感想もこれで最後になるのかなぁ……
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表紙

 『ヒロアカ』。デクが逆さまで店頭で手に取った際ギョッとしました。予期せぬ状態で上下が分からなくなる。

読者プレゼント

 制作は今村。ツンデレガール。正直ただのツンデレキャラも流行ってないと思うし、劇中で「ツンデレかよ」みたいな使われ方すらしないと思うのでちょっと古い気がする。あと、ツンデレネタがテンプレの域から出ないのであまり面白くない。……正直なところとしては、そんなネタに走るくらいならダジャレ考えてこいよ。
 まぁ、Alexaに添えられた「聞かれたことに答えなさいよ」はちょっと好き。
 てか、モデル呼んでの写真撮影再開したと思ったんですが、まだイラスト体制で行くのですね。「そんなにモデルいるか?」と聞かれたら弱いのですが。

巻頭カラー『僕のヒーローアカデミア

 6周年記念で第6回キャラクター人気投票開催。『ヒロアカ』の人気投票は「なんでこうなるの」的な不思議なランキングになるので面白いっちゃ面白い。普段のファン村の様子を知らないので本編読むだけの身としては驚きが多い。
 ちなみに、葉書で応募券が必須。葉書1枚につき1票……とわざわざ書くくらいだから葉書とジャンプ(応募券)を大量に用意すれば複数票もアリ、ということなのでしょう。日本郵便に貢献だ(迷惑とも取れる)。
 送らないけど私の推しとしては白雲朧になるかな。たぶん。今回の範囲内だよね。次点でバーニン。

 本編。マキアを止めようの回。麻酔はゴックン方式らしい。『シンゴジラ』的なイメージなんじゃないかしら。さすがに在来線爆撃は再現できないけど、怪獣を倒れさせてその隙に、というのが似てる。対怪獣戦ならではの戦術があるのが楽しいです。思ってたより楽しい。『チェンソー』がねぇ、すぐ人型になっちゃって残念、みたいなところあるのよ。別の良さに移ってしまったので。人対怪獣のバトルってジャンプでもかなり珍しい方なんじゃないかしら。あまり例が思いつかない。『ONE PIECE』のオーズ戦とかチームプレー感あって大好きだけど、さすがに古すぎかな。
 骨抜マッド作戦。前から思ってたけど、あいつチート級に強いよね。マキアに相性がいいみたいな雰囲気あるけど、普通に誰に対しても強いと思う。地面奪うってどんだけ。
 mt.レディの “アーンしなさい” 。女の意地みたいな話が多くて面白かったんですが、今回も良いセリフ持ってきたなぁw 情報共有してないのに生徒たちの目的に気づけるあたりプロ感あるし、短いながら非常に良かった。

Dr.STONE

 千空普通に喰らってたし、普通に瀕死であった。なんか前回防弾ジャケットの原理でどうこうみたいな話してたから痛いだけで無傷だと思ってた。……読み返したら、よく見たら前回のラストの段階で出血は確認できました。ので、弾が肉体に到達したのは既に確定だったのですね。見逃してました。しっけいしっけい。
 ただ、当たったかどうかの確認もせずにドヤりながら退散するのはちょっと気になった。物陰でも頭がいい人ならあそこに移動する、という読みがあったのは分かるけど、さすがに確認ナシは杜撰じゃない? 狙撃ポイントへの反撃をおそれて「当たったはずだ」と逃げるなら分かるんだけど。
 あと、これは私の知識不足なんですが。弾が抜けてるのは朗報なのは分かるけど「だったら粉袋で減速させる意味あったの?」とか思っちゃう。てっきりあの袋の中で弾を止めると思ってたので、下手に減速させて体内で弾が止まった方が怖い気がする……んだけど、弾は少しでも遅くしないとダメージがやばいってことなのかしら。くられ解説が欲しいw
 どうでもいいけど、石化組に “逆大脱走だ” と言っても伝わるわけないだろ。とか思った。一応声に出してるセリフではないので厳密にはセーフなのかもしれないけど。いや、別にそもそもアウトではないか。

ONE PIECE

 モモの処刑。カイドウがおでんに執着してる感じが良かった。カイドウなりにおでんのことをリスペクトしてるのがうっすら感じられる。モモには興味がなくて、モモの中のおでんにしか興味がない。モモが名乗った際のカイドウの顔がまた何とも言えない表情で良かったですね。たぶん嬉しい気持ちもゼロではないんだろうけど、おでんの存在に再び触れてイライラしてるのも間違いなくある。公開処刑なのでいろんなキャラが見てるんだけど、あの瞬間はカイドウとモモの2人だけの世界、みたいな感じがすごく良かった。
 ヤマトの腕輪が爆発することでヤマトが殺意を新たにするのと同時に、その爆発が開戦の合図のようでもあり、ただ、最初の一撃をルフィが譲る。このルフィの優先順位、価値観が良い。序盤に侍たちの静の決め絵があるんですが、ラストは逆に動の決め絵ってのも最高でしたね。

センターカラー『アクタージュ act-age』

 皐月を観察して成長する夜凪、を観察する環みたいな展開で面白かった。鎌倉で割と静かな印象だったんですが、最終日になって環が仕切り出すのがラスボス感。
  “まるで私を脅威と思っていない” に関しては少し「そりゃそうだろ」とは思った。どのくらいの期間の差があるのかは知らんけど、おそらく10倍以上は出演し続けるんだから。最小の出番で最大の効果を得るという意味で夜凪サイドの狙いは納得できるんだけど、それに環が怯えるかというとまた別の話だと思う。
 皐月が東京に帰るのを怖がる描写を入れてからの墓参り。たまたま命日なので当然あの人が出てくる、という流れも良かった。夜凪の “真美さんも承諾されたんですよね” はあまりに正論なのでちょっと笑った。承諾したのに墓の前でグチグチ言ってるのマジめんどくせぇな、みたいな。いや、そう単純な心理じゃないってのも分かりますけどね。

『マッシュル -MASHLE-』

 ドーピングでパワーアップからの味方サイドが必殺技ぶっぱで勝利。あんまバトルロジックって感じじゃないのでそれほど好みではないんですが、基礎魔法、固有魔法、条件魔法のくだりはちょっと興味を引かれた。マッシュを主人公にしてるとまったく関係のない話なので今後どれほど掘り下げられるかは分かりませんが、こういう超能力設定を体系立てる好きよ。『魔女の守人』がもうちょっと長引いたらこの路線もっと見れたのかなぁ、とか思ってる。
 あと、敵にも同情すべき過去や事情があって、バトルを通じてほんの少しの相互理解を果たす、みたいな部分は今時って感じがしました。ゆるふわバトル漫画かと思いきや、意外としっかりしてるというか、流行りに乗ってるのも感じる。好きかどうかは別として。
 ただ、参考書落ちてた件は「どこにだよ」とか思ってしまった。アイツがこの場所に参考書を持ってきたとは考えにくい。
 最後にシスコンネタが出てきたのは嬉しい。彼の人格形成において妹は不可欠。シスコンはギャグ的に語られがちだけど、彼の良心、善人性の根拠になってるので案外ドラマもいけるんですよね。一見ギャグだけど、という振り幅が好き。
 ここから紙版ジャンプの話になりますが、『dr.stone』の途中から印刷がバッキバキのゾーンに突入してました。とにかく黒の発色が強い。指がすぐ汚れるw んで、『マッシュル』の見開きの場面でちょうど印刷が変わるんですね。 “グラビオルセコンズ”“『トゥーチャーポール』” が境。必殺技決めたら敵の怪獣の色が薄くなるので演出なのかと一瞬錯覚しました。最近このバッキバキ印刷よく出てくるんだよなぁ。とにかく目立つ。

『僕とロボコ』

 ロボコと山登り。ロボコがいればあり得ないところにも気軽に遊びに行ける。子供たちだけだと危険な場所でも保護者がいるのでセーフ、というのは正しくドラえもん的だと思う。まぁ、ドラえもんも保護者としては杜撰なところもあるし、普通に危険なことも起こりがちなんですが。
 ロボコの実力を知らないネイチャーライターが “今すぐ下山しなさい!!” と説教。『アクタージュ』の世界に行って夜凪にも言ってほしい。
 vsクマ。首チョンパネタは個人的に嬉しい。ジャンプ的にはアラレちゃんだけど、ロボットだったら是非ともやってほしいネタ。ドラえもんはやらない。
 ファミチキが説明無用の機能として物語的に意味ある扱いになってるのは笑った。あのネタ再利用するのかよw
 と思ったら日本海上空からガチゴリラが落下した件も拾うのでビックリ。そ、そんな伏線アリかよ……。
 ロボコ砲。アラレちゃんのんちゃ砲かと思ったらすっぴんになっちゃうリスクで笑った。乙女かよ。この化粧にまつわる乙女のめんどくさい自意識ってのは完全に『ゆらぎ荘』案件でしたね。いや、ロボコ砲後のすっぴん描写に明確な違いが確認できるという意味では、『ゆらぎ荘』よりもこのテーマの掘り下げが丁寧だったのかもしれないw

センターカラー『アオのハコ』三浦糀

 読切。ガリョキン出身と自慢しておきながら原作つけてないのが謎(ジャンプが自慢してる)。てか、この人マガジンで有名だった人らしいのでそこらへんも謎。いや、謎ってか普通に応募しただけなんだろうけど。
 本編。ストレートな恋愛ものなので驚いた。ラブコメとか、スポーツ漫画のサブジャンルとして恋愛があるのではない。ちゃんと最初から最後まで恋愛。珍しい。びっくり。
 男子バレーと、女子バスケ。この関わりのないはずの2人が交差する場所として早朝の体育館、ってのが良かった。そもそも複数の部活が出てくるのが新鮮。打ち込む競技は違うけど、真面目に打ち込んでるからこそ朝の体育館で2人きりになる。めっちゃロマンチックやん。正直この時点で充分面白いよ。
 スポーツは真面目にやってるけど、物語として主題になるわけではない。「大会で優勝したら告白するんだ」みたいな感じで大会の試合描写で盛り上げる作品ではない。何ならそういうよくあるタイプの話に対してメタ的な指摘を入れる描写すらある。将棋部のメガネくんも良いキャラしてましたね。戦局を俯瞰視するから将棋部、そしてメガネ。ステレオタイプではあるんですが、さっきも言った “アレこれなんの話だっけ? バレー? 恋愛?” のくだりが非常に良い。主人公が勘違いして突っ走る話になるかと思いきや、ちゃんと一回戦の比喩を正しく理解してたのが良い。
 んで、バレーに打ち込むことで彼女にアピールする作戦。 “雑用もちゃんとやる… 俺!!” という発想はクズだけど、行動は正しいのが微笑ましい。そして、だからこそ早朝以外で初めて2人きりになれた、という極々全うなご褒美が来るのも良い。良いことしたら良いことが起こるってのはフィクションの美しさですね。
 その雑用時のやりとりが象徴的で。主人公はかっこいいところを見せようとしてスポドリの袋を開けようとするが失敗。主人公は落ち込むけど、ヒロインからしたら大事なのはそこじゃない。そして、認知の確認を得る。ぶっちゃけ毎日朝一緒にしてたら少なくとも顔は覚えてるわけで、それは単に名前を覚えてるより重要だと思うんですが、「あのメガネいい加減なこと言いやがって」というよりは彼なりに最悪の事態を想定して保険をかけた、という優しさだと思う。「毎日一緒とか脈アリだろー」とかいい加減なこと言って応援したい気持ちもあるけど、いざというとき可哀想なのでそうも言いづらい、みたいな。
 からの翌朝。今度は家族の話でお近づきになる。早朝の体育館だけど、彼女が制服姿で「いつもとは違う顔が見れた」という事態が進行してる感が良いですね。家族絡みで相手の人格分析対決。要するにいかに相手を見てるか、という話。最初のブラチラもそうだけど、本作はとにかく「見る」が重要になってくる。2人の交流、相手を知ることとしての見る。
 まぁ、ぶっちゃけこの家族の話のくだりでは、妹だからこういう性格みたいな分析はあまり好きじゃないので「は? 何決めつけてんの!?」とか私の中のツンデレ乙女が顔をのぞかせました(めんどくさいだけです)。
 んで、ボスキャラとしての男バス部長の関くん。部活違うのに交流があるのが甘酸っぱかったんですが、まぁ当然の話同じ競技だったらもっと交流あるから強敵感としてはバッチリですね。これで主人公が男バスだったらちょっとつまらないと思います。
 からの女バスモブたちの陰口。女は実は仲良くなくて性格悪い、みたいなステレオタイプになってしまうのかーと残念がっていたら、騙されたw 叙述トリックかよ。陰口の内容読み返したら何も間違ってないからすごい。女同士で陰口みたいなステレオタイプ表現は正直これだけで本作全体が台無しになるレベルだと思ってたので本当に良かった。女同士で仲悪いとは真逆で、むしろ「関の分際でなに千夏に告ってんだよ」という話なので笑った。痛快。
 そして、それをヒロインに見られることで告白代わり。代わりというか助走か。女バス部員たちがニヤニヤしながら退散していくのが最高すぎたな。主人公カップルになりたいというより、あの女バス部員もしくは将棋部のメガネくんあたりになりたい。関はイヤだw
 んで、告白。主人公から告白するんだけど、ヒロインが “私に言いたいことない?” なので実質彼女から告白してるとも言える。この2人の間に上下がない感じ、非常に大事ですね。んで、彼女からの実質告白の中に “試合に負けて悔しがって号泣してる姿も その人になら見せられるかもなとか” とここでも「見る」。さらに試合というのが恋愛の比喩でもあるので、と将棋部の彼の話も利いてくる。
 いざ告白。木漏れ日を浴びながら、そして告白する寸前に風が吹いて、という細かい描写がエモーい。エモいんだけど、見開きの “はい” の瞬間にキスしてるので、「早すぎィィィ!!!」とかなった。いや、okの返事をもらえて反射的にキスしに行っちゃった、という時間感覚のバグを漫画的に表現してるのだと後から考えれば分かるんですが、最初は早すぎてちょっと怖いというか、「まともに返事を聞かない奴とは付き合っちゃダメ」みたいな気持ちも一瞬湧いたw
 終わり。純恋愛作品の感想も意外とスラスラ書けるもんだな、と自分にびっくりした側面もある。普通に面白かったからってのもあるか。正直ブラチラ始まりしたときは嫌な予感もしたけど、結果的にはそれも良いスパイスになってたと思います。

センターカラー『チェンソーマン』

 これは合併号休みで1号休みになった影響が大きいと思うんですが、子供アキの幻影演出に目新しさがなくなった状態で物語的にクライマックスを迎えるので少し微妙……というかかなり効果が薄れた感がある。トリッキーな演出で面白かったことに疑いはないけど、最初のインパクトがとにかく強いので、休みを挟むと興奮がかなり冷めてしまうというか。そうすると元から少し感じてた「普通にバトル見たいな」という身も蓋もない、無い物ねだりを思い出してしまう。ただでさえ銃の悪魔の怪獣バトルが省略されてバトルがこじんまりしちゃったのが残念でもあったんだよなぁ。
 前回のデンジの呼びかけ展開も「めっちゃストレートやん」と意外だったんですが、今回の献血シーンも意外。絶対あのナイフで襲いかかってくると思ったわ。今考えると襲いかかる理由ないんですけどねw
 献血で全うなヒーロー感が普通に熱いってのもあるし、私人ではなく公的なヒーローとしての立場があるからこそアキを殺さなければならない、というある意味で追い込まれる、覚悟を決めることを迫られる展開になってるのも良い。
 バトルをキャッチボールと称するのも最高なんだけど、勝手に残念なのはやっぱ最後の決着は普通にバトル見たかったよなぁ。まぁ、銃を使ったバトルって振り付け難しいと思うから、中途半端なバトルやるくらいだったらドラマ性に全振りってことだったのかな。

『破壊神マグちゃん』

 未来サイコーからのマグちゃんが微笑ましすぎて泣ける。 “吝かではない…” と万歳するマグちゃん可愛すぎるよ。
 夏祭りと花火。まだ始まったばかりだから分からんけど、季節ネタを拾っていくタイプの作品になるのだろうか。劇中の時間経過とか度外視する作品が最近は少ないので期待したい。まぁ『ロボコ』は大丈夫だろうな。『モリキング』は作品設定上、夏しか成立しない。連載が長くなったら何かしら理屈を付けて「越冬!!」とかやってほしいけど。
 とにかく『マグちゃん』。今回本当に良く出来てる。前からその気はあったけど、丁寧に前フリを仕込んでからの最後に爆発。この構成が今回理想的な形で結実してるのではないでしょうか。『マグちゃん』のベスト回出たと思うし、代表作と言っていいレベルだと思う。
 マグちゃんが祭られる側じゃないことにショックを受ける。タコ焼きの食べ過ぎは爆発する。風船を食べるとマグ風船になる。マグ風船になると上空から地上の様子を見渡せる(わざわざそういうコマがある)。花火は非日常でワクワクする。子供を探すため流々ちゃんは楽しみにしてた花火を見れない。家族で祭りに来て一緒に花火を見ることが思い出になる。……とここまで布石を打ちに打ちまくってのクライマックス。マグちゃんが迷子を探し当て、流々ちゃんが最後の花火を見逃し、からのマグちゃん花火が爆発。いろんなドラマ、様々が感情が最後の爆発という一点に集約されるので本当に泣ける。もちろん流々ちゃんマグちゃんの仲良しぶりに感動するってのもあるけど、あまりに良く出来た構成に感動してしまう側面も大きい。一般人は帰ろうとしてるのでマグ花火を見れず、流々マグ関係者だけが空を見上げている、というマグちゃんの権能を見るのが限られた一部の人間のみ、ってのも良いですよね。要するにあの花火を見たのが流々ちゃんにとって家族であり、プロフ帳を交換したに等しい関係性と言える。
 小ネタとしては、たこ焼きにキレるマグちゃんが可愛かったり、マグちゃんのメガシンカが怖いのは「可愛いポケモンが進化すると可愛くなくなる」という『ポケモン』あるあるとして正しい気もする、など。
 漫画演出として良かったのは、流々ちゃんが “あたしも探します!!!” ってなるコマ。感情の爆発として花火が効果的に描かれてると同時に、流々ちゃんの後ろに花火が描かれることで「人探しをすると花火が見れない」という状況を的確に伝えてる。花火の逆光で流々ちゃんの顔が影になり事態の深刻さも伝わってくる。逆に、最後のマグちゃん花火の場面では花火を見上げてるので流々ちゃんの顔は光で包まれる。げ、芸術的ィィ!!!

『アンデッドアンラック』

 Netflixで映画『オールドガード』が最近配信されました。アクション映画で主人公が不死身なんですが、その主人公の名前、愛称がアンディなんですよね。女性なんだけど本作と一緒なので驚きました。しかもアンディの由来がアンデッドじゃないからまたすごい。加入してる人は是非。アクションがすごいです。
 本編。タチアナの生い立ち。前回? 前々回に明らかになった「否定者が死ぬと能力が誰かに移る」という情報を元にした悲劇になってるのがうまい。その後生まれた子に移る可能性も考えてましたが、そうではなく、そこらへんの人間に、おそらくランダムで移る。つまり後天的に、突如として否定の能力を授かることになる。そりゃ悲劇にもなるよね。『X-MEN』だと主に思春期に発現するみたいな設定だったと思うけど、それと同じで後天的ならではの悲劇。こういうの好きよ。『ヒロアカ』もそうか。
  “キミの能力は肌や髪の上から不可触エリアを作るけど” 。それだったら不可触エリアは球ではなく、ずんぐりむっくりした巨大な人型になると思う。マシュマロマン的な。まぁ、あの装置は強度の問題で球体にっしたのも分かるけど。んで、 “口を開けるとそのエリアに穴が空くんでしょ?” 。この理屈だとウンコをするときも……とか最低なことを考えてしまったw
 まぁ、「鼻の穴は?」とか言い出したらキリないのかもしれない。毛穴とか。てか、不可触ながら気体は通す、というのも理屈としてはよく分からないラインかな。敵の銃のオッサンが即座にガス攻撃を思いついたのが強敵感として良かったし、過去でタチアナを捕まえたマフィアもガスを使ってたのは構成としてキレイだと思うんだけど、そもそも不可触とは……みたいな部分が気になってくる。
 ということで「不可触」。アンタッチャブルだそうです。コンビ再始動めでたいですな。ラジオ聴いたよ。てか、「タッチアブル」だからタチアナだったのかな。
 てかてか、フウンだから風子か。やば、これは全キャラがダジャレになってるパターン。今の今まで気づかなかった……ごめん……。だとすると、今回のタチアナもダジャレを逆算して能力を推測することも出来たのですね。ファンは大変だなぁw(そこまでやる気力はない)

『呪術廻戦』

 手のアップかっけぇ。前からその気はあったけど、本作かなりの手フェチよね。もしくは手フェチ歓喜の内容。『ヒロアカ』『ハイキュー』あたりもかなりの手フェチだと思ってたけど、本作も負けてない。
 手のアップからのスクナのポーズがかっこよすぎる。小学生の頃こんなん見ちゃったら1日中マネしてただろうな……。鏡の前に立つ度にやってただろうし、登下校中に暇を持て余したら隙あらばやっちゃってたと思う。そしたら知り合いに遭遇して赤面、みたいな。危険な漫画だ……。
 んで、死者演出。奇抜で面白いんだけど、真正面からバトルを見たかった……が、本作の場合はおそらく「あとは必殺技ぶっぱするだけなので」という話なのでしょうね。普通にスクナが勝つよね、ってのも予想通りな結果だし。ロジックも攻防もあるわけじゃないので直接見せずにすごさを想像させて終わるってのも適切だったのかもしれない。
 圧倒的な差をもって勝敗がつくけど、2人の間には相互理解が生まれて感動的ですらある、というのは奇しくも今週の『マッシュル』と通じるものがあったかな。

『あやかしトライアングル』

 ヒノカミ神楽だ。水の呼吸に見切りつけてそう。
 ギャグ的な絵面だけど、何でも勝手に判断してしまう祭里の危うさであり、置いてかれるすずの寂しさを象徴的に描いててなかなか良い場面。男の傲慢さとも言えるかもしれない。悪質でなければ滅さないという話に対して “人間の基準だろーが” とシロガネがツッコミを入れるのも今後の展開を示唆していてオシャレ。このアバン2ページが今回のテーマを象徴してる。
 シーズー犬とキスするドラマ。犬だと婚姻届が受理されないという話に祭里が “なら一生シーズー犬で耐え忍ぶのが男だぜ!!” と言い、それに対してすずが “なーんか恋愛観こじらせてない?” と言うんですが、別に恋愛に限らない話だと思う。婚前キスは反対って部分にもかかってるのは分かるけど、シーズー犬で耐え忍ぶのは恋愛観とは別の価値観だし、そもそも婚姻届の受理を恋愛のゴールとしてる前提がそもそもおかしいので、この発言を咎められるのは祭里可哀相だと思う。もちろん、祭里の守る対象の気持ちを無視した自己完結な思考には問題があると思うけど。
 んで、すずが人間じゃない説が出てきてからのキス。今週のジャンプ、キスシーン多いですね……と思ったらもう1本残ってるので驚きましたw
 キスで呪いを解くってのは古来より伝わるベタな話なんですが、この2人にとっては、今の話を考えると呪われてるのは祭里じゃなくてすずの方かも……と意味合いが逆転する余地があるのが面白いですね。

ブラッククローバー

 1ページ目に “その右腕は今までの力の垂れ流されたものとは違う… 力そのものだ” と悪魔さんが言ってるんですが、すごい重要な情報ですよね。要するに、これから活躍するアスタの強さの源はアンチソードではなく「右腕」。つまり、アスタが別の刀を使うことも可能。マジうますぎでしょ。感動しちゃったよ。その後、団長が “あの右手から反魔法の力が出てんのか…!!” と語る場面もあるんですが、団長が右腕の秘密に気づく、という前フリが丁寧。団長が気づくことで、アスタのワンマンプレーではなく、2人の連携による勝利、というクライマックスが生まれる。
  “こんな状況なのに 楽しそうにも見える” の見開き。コマというか視線の順番が右上、左上、左下、右下なんですよね。漫画の常識を覆してるのですごい。本作の見開きは独創的だと前から思ってましたが、今回もすごい。
 残り時間が表示されながら、アスタが宿魔、滅魔の呼び寄せ。アスタが理性的に動いてるのも感じられるし、剣そのものが移動するという魔法バトルならではの魅力になってて最高……だし、2本の剣に注目させることでラストの「3本目」へのフリになってる。はぁぁ、マジ最高。団長との共闘というドラマの熱さに負けないレベルでバトル描写が良い。「残り1秒」なんですが「残り1本」でもあった、となる展開がとにかく熱すぎる。

『灼熱のニライカナイ

 密猟者。ただの密猟者ではなく、正当な漁師を脅すかそそのかして密漁させてる悪役がいる。このワンクッション面白かったです。別に全員が根っからの悪人で無免許な密猟者でもいいんだけど、1人が2人を支配する構図にすることで日常が悪に侵食されてる感が生まれてるというか。
 密猟者を追うためにパパ上がイルカモード。初回の見開き扉の背景に映ってたやつですね。あれ「以前の姿」だと思ってたけど違うのか。まぁ、よく考えたら爆弾タコ人間も変身してたので、そこらへん自由なのかな。
  “海入ってからだよね? そのフォーム…” からの “くそぅ… やっちまったな…” も爆笑したし、チャコの登場も可愛いし、 “何そのカタコトかっこいい” も笑った。やっぱ本作は良いな。読んでてひたすら楽しい。幸せが満ちてる。
 てか、チャコ超強い。これは意外だったな。普通にバトル要員として計上されるのかもしれない。ベル坊と違った路線になってきた感。
 チャコが海面を走るのは明らかに『崖の上のポニョ』なんですが、『ポニョ』やるんだったらイルカと併走しろよ!! “いります” と劇中で言われてたけど、イルカフォームのパパ上、何も活躍しないまま終わってしまったw いや、一応到着後、チャコが安全に待機する
場所になっていた、という見方も出来るかもしれないが。

『AGRAVITY BOYS』

 コラムページがファンレターの送り方。作品全然関係ないので笑った。いや、大事な情報だとは思うけども。こういうのは週ちゃんがやるのが適切なんじゃないかな、とか思わんでもない。まぁ、本作以外のファンの人でも参考になるのでどこがやってもいいんだけど。
 本編。ババの学園での悪行。たぶんザッカーバーグ的なイメージなんだと思う。ハーバード大学在籍中にFacemash作ったみたいな。それのスケベ版。
 その次の悪行がビデオボックスなのは笑った。いや、VRの延長線なんだろうけど、名前がほぼ個室ビデオ。あと、あれは女性が体験したらどうなるのか、とか非常に気になる。
 からのゲラルトの話。「いや終わるんかい!!」という気持ちもあるけど、ゲラルトの学生時代は「超天才でした」で納得できちゃうというか、想像できるのでまぁ省略するのも分かるかな。もちろん、どう出会ったのか気になるっちゃ気になるけど。

『森林王者モリキング』

 ロリショタのラブコメ。盲点!! 目の前に転がってたのに全然考えてなかった。これは面白いな。トラブルの原因が虫たちになく、ほっときゃいいのに虫が絡むことで事態がややこしくなる。本作独自の人物配置がうまくハマった話だと思う。
 虫の交尾再現はハラハラしつつ笑った。てか、意外と細かい作業工程を知らないので普通に興味深くもある。お腹をタップするのが儀式めいてて面白いです。求愛の歌とかダンスはテレビでよくオモシロ映像みたいな感じで紹介されてるけど、他にもいろいろあるんですね。興味深いから続けてほしかった気持ちもゼロではないけど、絶対ダメw
 少女マンガ。今のジャンプ、劇中に少女マンガ頻出しすぎじゃない? あっちもこっちも少女マンガが出てくるので驚く。

ぼくたちは勉強ができない

 ハエ座っていうのがあるんだぜ、という話からの本作なので笑った。1週ずれてたらもっと笑えたかも。
 んで、師匠編最終章。付き合ってから4ヶ月後の話。プールに行ったら他ヒロインがぞろぞろ出てきたりして、何だか最終回っぽさがすごい。やっぱリズルートがおかしかったんだと思うんだ。失敗とは言わないけど、何かボタンのかけ違いが起きたのではないか。
 そんな脇役総出演。名前は出てこないまでもさすがに「あの人」程度には分かると思ったんだけど、一部マジで分からなかったので情けない。映画館の人たちが皆目検討がつかない……
 夏祭り。コガラシくんがたこ焼き売ってたり、マグちゃん風船が浮かんでたりしないかな……と無い物ねだり。季節無視した本作でまさか夏祭り出るとは意外でした。まぁ、最後は季節を自由に設定できるのでリアルにあわせたってことなのかな。
 んで、今号3発目のキス。キスの味についてオシャレなこと言おうとするのが読切と被る悲劇。まさか読切とはなw まぁ、実際に味のする本作と、努力の結晶としての汗の味な読切という違いはあるか。ドラマの集大成感で言えば読切のがキレイだけど、まぁそもそもページ数的に本作の方が不利ってのも分かる。それに唯我が余計な豆知識を披露してたしなめられる、というのもこの2人らしいやり取りで良かったと思います。他のヒロインとのキスシーンではあり得ない場面だよね。いや、リズルートだったら少し想像できるかも。リズが言う側だけど。
 んで、終わり。そういや「眠り姫」要素まったくなかったな、と最後の最後に思い出した。いや、仮病ってのが眠り姫感の可能性もあるかも。だとしたら残り2人にも期待。

『ミタマセキュ霊ティ』

 ターピーが家出。マッハでミタマに頼るハゼレナがギャグなんだけど、ぶっちゃけ可愛くて仕方ない。夫婦的でもあるけど、やっぱ父親に泣きついてる感なのかな。そもそも背後霊が減るんだから朗報じゃないか、みたいな話はもはや1ミリも出てこないのが良い。そういうフェイズは終わった。
 尾行してるといつものメンツが揃う。要するに、生者と背後霊の関係性が逆転してる。背後霊は除霊しなくていい、むしろ一緒にいたい、というフェイズが終わり、その先の段階として人間が背後霊化する。
 んで、極めてハッピーなオチがつく。子供が初めて喋ったことに感動、というのは完全に母親ですね。ハゼレナにバブ味!! とはならず、やはりハゼレナが感情を気兼ねなく発露するようになる、というドラマなんだと思う。最後が「一緒に遊ぶ」なのもそういうことだと思う。宿題の問題はクリアしてないんですがw

『夜桜さんちの大作戦』

 辛三、思ってたより早く登場しました。もうちょっと太陽が一矢報いてから出てくると思ったんですが。良いとこナシだと問題がある……と思ったら、太陽は退場してから真価を発揮する、となるのが非常に良い。単純な戦闘力だけが評価基準ではない。 “お前の敗因は俺と対峙したことじゃない” “俺の弟を見逃したことだ” という最後の決めゼリフが象徴的であり、とにかくかっこいい。兄弟愛も感じるし、太陽のことを最大限評価してくれるのでアガる。
 太陽がいろんなアイテムを使ったかと思うと、「ただの手袋」を挟んでから最終兵器ズドン。緩急が良かったですね。

『ボーンコレクション』

 これから先の妖怪は特殊能力持ち。本作もそういう能力バトルの側面が強くなるのか……と思ってたら今週はとにかく白羅のステゴロファイトだったので痛快。うまい。ただ単に白羅が暴れてもカタルシスあるんだけど、一旦ややこしい能力バトルを匂わせることで、そのめんどくささを暴力でねじ伏せる爽快感が増す。
 そんな能力バトルのフリもそうなんだけど、めちゃくちゃシリアスで、ピンチな雰囲気を出しておきながら、白羅の「アチョー」で一変する。あの怖かった猿の人形がお寿司になるのは笑った。ここらへんたしかに『べるぜバブ』感あるかもしれない。田村先生だったらフリのシリアスパートでも余計なギャグ入れると思うけど。
 満を持しての2人のバトル。かと思ったら既に2体倒してある。強さ表現として面白かったし、省略はするけど、肝心のバトルはちゃんとこれから見せてくれるので良い。さすがに全部省略するのはやりすぎ。ワンパンだから大したバトル描写もない、という心配もない。うまいバランスだったと思う。
 ということで、バトル。目玉は何と言っても躍動する白羅。黒セーラーが殺しまくる、というだけで一部の人が喜びそうなんですが、レベルアップの儀式として行われた女子会で話されてた「カザミ(サン)を傷つけたくない」という言い分が反映されたアイディアになってるのも良いですよね。カザミは白羅が守る。さらに言うと、ここでの白羅はるぅなの分身でもあるので、白羅がサンを守ることでるぅなの願いも果たされたことになる。溜めに溜めたバトルで単純に楽しいんですが、しっかりエモい。
 人形作るのに最低でも10日。案外短いじゃん、とか思ってしまったんだけど、プラモとかそういう感覚だとすると長いのか。どうなんだろ。
 んで、るぅなの尻尾の分離。るぅなの胸に手ぇ突っ込んでるのが象徴的で良かったですね。カザミ白羅との合わせ鏡であり、レイプのメタファーでもあると思う。
 んで、四天王の2人も楽勝。カザミ白羅が既に2体倒して、今3体目なので5体の妖怪はオールクリア。「やっぱ四天王強いじゃん」と安心すると共にどうやって倒したのが気になる侍。
 ラスト、カザミの “……あれ? 俺の出番少なくない?” は笑った。メタ発言とも取れるし、前の2体のとこでも白羅が大暴れするだけで終わったのかなw

『タイムパラドクスゴーストライター

 最後のゴーストライト「ホワイトナイト」が掲載されたジャンプが描かれるんですが、その扉の右に読者プレゼントの「応募のきまり」ページが見える。要するにそれだけ前の方に掲載されてる、つまり超大人気ということが暗に分かる。ジャンプならではの表現になってて面白い。ちなみに、今週だと巻頭作品の後ろに「応募のきまり」。
 んで、「ANIMA」連載開始。そして「ホワイトナイト」が2位に陥落。新連載なかったら1位だったのかよ。普通にすごい。まぁ、佐々木が負けないようにいつも以上に本気出したってことなのかな。ただ、この本気を出したらちゃんと票に反映されるってすごいことだと思う。もうゴーストライターじゃなくて二次創作的なゾーンに突入しててそれはマジすごいんじゃないかしら。佐々木、今ゼロからオリジナル作品やったら普通に人気出そう。少なくとも原作つけれた第一線で活躍できるって証拠になってるんじゃないかしら。
 んで、アイノイツキ過労死。マジで過労だったのか。そのままだった、というかこのルートはそのままだったってことなのかな。たぶんアイノイツキが新連載で順調に人気が出ちゃうと調子に乗って人の意見を聞かなくなり、すべて独りで仕事するようになるので過労死に繋がる、ということなんだと思う。そこらへんが佐々木との電話の場面で窺い知れるのはうまかったです。まぁ、佐々木に負けたら負けたでムキになって過労に陥りそうな気もするんですがw
 んで、電子レンジに飲み込まれてエンド。まぁ、普通に考えれば無限ループスタートってことなのかな。無限にトライ&エラーを試せる状況での漫画連載(ジャンプ連載)ってのはたしかに面白そうではある。「クソッやはり丁寧な修行展開は人気が落ちる……ただ過労死するまでに成長のカタルシスを描ければ逆転もあり得る……」みたいなそういう試行錯誤。どれが「ホワイトナイト」の正解なのかを無限に試しまくる話でもあるので、そういう意味でも面白そうかも。まぁ、無限ループになるか知らないんですが。てか、ぶっちゃけ無限ループやられると幽奈さんのことを思い出して悲しくなるのでやめてほしいw

巻末解放区!WEEKLY週ちゃん

 9月のネタハガキ東西戦のお題。月の裏側。イラスト必須のお題は珍しいですね。文字専門の職人とかいるだろうから、掲載がいつもと違うメンツになる可能性もあるかもしれない。
 それと、夏休み恒例の消印選手権。今年は旅行ありきの企画は少し危ないんですが、ちゃんと「無理は移動はせず、ジモトからの応募大歓迎!」とあります。ジモト表記が嬉しいですね。

 8/8は鍵盤の日。アーティスト列伝シリーズ第3弾、ピアニスト列伝。クラシックとジャズの2部門。
 チャラいジャズの代名詞らしいロバートグラスパーは非常に気になる。てか、聴くわ。こういうときサブスク時代は助かる。準備が極小。
 てか、ピアノってのが今までのに比べると取っつきやすいってのはあるかもしれない。楽器にあまり関心がなかった身としてはベースとか言われてもピンとこないというか。いろんな曲で鳴ってるというのは知識としては分かるんですが。

次号予告

 8/11火に発売。火曜発売珍しいから気をつけてね。
 ということで合併号。集合扉のテーマは分からないけど、夏関連じゃなくてコロナネタであってほしい気持ちもある。マスクとか。
 あと、矢吹先生描き下ろしのジャンプヒロイン集結水着ポスター。そういや、いろんな作家が順繰りでやってましたね。製作中の画像がモノクロで見れる。メンツがどうなるのかと期待してる身としては楽しみがかなり奪われてしまった気もするw
 チャコの登場に期待してたんですが、無理。七瀬です。『AGRAVITY』筒井先生のときはババ選出だったよなぁと懐かしい気持ちになりましたが、矢吹先生は生主をチョイス。あとは、マグちゃんもいるのが嬉しい。ほとんど流々ちゃんのオシャレアイテム扱いだろうけど。
 そして、何より衝撃的なのは『勉強』の選出が先生だった点。筒井先生が描くときはこの問題がクリアできるから便利だったんだよなぁ。てか、なぜ先生なのか。普通に文理の2人でいいと思うし、掲載の時事性を考えるなら浪人。ある意味で先生が一番あり得ないというか、意外なチョイス。人気投票の反映なのかしら。

 あとは、連載陣の番外編もあるそうです。早く『ボンコレ』読ませろやぁぁぁ!!!(こないだGIGAで読んだでしょ)
 そして、小さい扱いだけど、カイウ&ぽすかがスピード凱旋。またこのパターンか。まぁここはコンビ制なので少しは理解できるのかも。てか、こう続くと「作品を終わらせたいなら代わりに読切描いて」と要求されてるんじゃないかと心配にもなってくる。そう考えると、違う作家に描かせる『鬼滅』が偉そうな印象が湧いてくるw(映画ネタですよ)

目次

 ジャンプマイベスト3。藤本先生の好きなスイーツベスト3。常温のスイーツってどんなのがあったかしら……と少し悩んでしまった。お茶菓子とか大体常温か。普通にたくさんありますね。そう考えると、私は常温2位かもなぁ。

好きなポケモンベロリンガです。鎧の孤島にいるそうですが、まだ触れてません
(『破壊神マグちゃん』)

 柱では『どうぶつの森』を我慢してると書いてあったんですが、本命はどっちなのかしら。イカか。

庭で気持ち良く、妻に髪を切ってもらったら、ウォーズマンみたいになってた。
(『ブラッククローバー』)

 どんなに優れたラブストーリーでもこの目次コメントの前ではかすんで見える。というくらいマジですごい。ちょっと破壊力ありすぎだろ今週。

炒飯が好きですしオムライスも好き。つまり卵と米があれば良いのです。
(『ボーンコレクション』)

 親子丼、卵丼も好き。卵と米最強!! TKG!! TKG!!

愛読者アンケート

 読切について。定番の、連載で読みたいか、別の読切を読みたいかみたいな奴。いつもは特に何も感じないんですが、今回の作品は同じ体育館を舞台に別の部活の話にも広がりそうな終わり方だったので、そういう意味では『アオのハコ』で連載は読んでみたい。
 『ブラクロ』の付録についてと、作品の公式ツイッターアカウントについて。作家でフォローしてるのは何人かいたと思うけど、作品の方だとゼロかもしれない。『ゆらぎ荘』はフォローしたんだっけ? とかそういうレベル。別に誌面以上の情報ないだろうし、あまり関心はないかなぁ。作家由来のネタだと見たいかもしれないけど、そうすると作家がツイッターやればいいじゃんってなるし、仕事が増えると「いいから漫画描け」ともなるので難しいところ。
 フォローしない理由のところで「リツイートが多すぎるから」とあるんですが、これはマジで同意。週ちゃんのフォローしてたんですが、関係ない作品のリツイートが多くて嫌になった記憶あります。『アクタージュ』の情報が欲しかったら『アクタージュ』の方をフォローするから余計なんだよ、みたいな。リツイートするならもうジャンプ総合アカみたいなの1コあれば済む話なので棲み分けしてほしい。もちろんよそのアカの存在を知らせる意味合いとかもあるので多少のリツイートは理解できるけど。

総括

 終わり。長かった。たぶん休み明けでどんな感じで書いてたか忘れたんだと思うw 普段だともっと「もうこの作品は切り上げていいや」となってた気がする。

 今週のベスト作品。『マグちゃん』か『ブラクロ』で非常に悩む。どちらもベストにしてあげないと申し訳ない完成度だったと思う。うーん、『マグちゃん』。まだ若いから。
 ということで次点は『ブラクロ』。その次に読切かな。

 今週のベストコマ。『ONE PIECE』のラストかな。あれすごいかっこよかった。その場面を象徴する1枚というか、後に歴史の教科書に載ってそう感。
 別の週だったら「崖の上のチャコ」をベストにしてたかもしれない。今週だと無理。

 最後に今週のベストキャラ。こちらー。

  • 白羅 『ボーンコレクション』
    • ちょっと白羅選びすぎだから自重しようと思ったんだけど、今週他があんま思いつかなかった。困ったら白羅……というか今週は白羅回だったからまぁいいか。てか、白羅白羅言い過ぎ。

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先生、好きです。(1) (講談社コミックス)

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  • 作者:三浦 糀
  • 発売日: 2018/03/16
  • メディア: コミック