北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ2020年51号の感想

週刊少年ジャンプ(51) 2020年 12/7 号 [雑誌]

 こないだツイートした奴。投票受付中にブログ更新するつもりでいたけど、間に合いませんでした。許して。

 想像以上に『高専』が人気で驚きました。聞いといてアレだけど、『高専』のときよりも『廻戦』の連載でどんどん面白くなってると思うので、今の感覚で、新作として『高専』が発表されたら案外「こんなもんか」的な感じになっちゃう気がする。まぁ、既存のファンが喜ぶことには疑いがないのでそういう票なのでしょう。そもそも既存のファンしか『高専』を知らない。ただ、『高専』はサイズとして映画化向きだと思うので、映画かOVAかは知らんけど、ヒット次第ではマジで実現ありそう。『約束』の最初の脱獄編もそうだけど、サイズって大事ですよね。今のアニメ化ってクール制がほとんどだし。
 予想としては2が断トツだと思ったんですよねぇ。言うはタダなら2が一番贅沢だと思うんですが。
 このツイートはアニメ最新話を見て「乙骨出ねぇじゃねぇか」と思ったことに起因するので、個人的には「今の乙骨」が出る可能性がある2か4が楽しみです。いい加減に乙骨を出せるという意味では4なんじゃないか、みたいな感覚。本編ではチョイ役で基礎的な体技でしか戦わないのにポスターでは虎杖と背中合わせでメインキャラ気取り、みたいなそういう映画が観たいw
 まぁ、そんなこと言ったら2で乙骨ががっつり出るのが理想なんですが、乙骨の蔵出しは普通に漫画でやってほしいなぁとも思ってしまう。めんどくさいファン心理。

表紙

 新連載。「りんごダイエット」なんて飲み物は存在しないだろ、とか思ったけどまぁあの飲み物が伝説の殺し屋のカムバックを象徴してるので面白い表紙だと思う。

ドラクエ10』のおしらせ

 ついに新職業発表。こちらの界隈はなかなか盛り上がってます。最近超強いボスが実装されてほとんど誰も倒せない状況なんですが、この魔剣士が加われば少しはマシになるのでは、と期待されてます。まぁ、私はガチ系のコンテンツやらないのでそこは興味ないんですが、新職業は普通に楽しみです。ただ、防具が鎧だと一式揃えるのが面倒なので結局放置の可能性もあるなぁ。
 それと、画像を見ると、左下になんかゲージがあるんですよねぇ。またデスマスターのときみたいにゲージ管理しなきゃいけないのかなぁ。だとすると使わない気がするw

読者プレゼント

 制作は岩崎。人物写真あり。それも有名人の奴。ユーチューバーかな?とか思ったんですが芸人だそうです。ジャンプのyoutubeチャンネルで芸人がネタ対決をして、その優勝者らしい。そんなチャンネルあって、そんな企画があったのか。てか、優勝のご褒美がこんなページでいいの? とは不安になる。いや、そういうの関係なく出てるのかもしれないけど。
 そんな優勝者の一発ギャグになぞらえたダジャレでグッズ紹介だと思うんだけど、元を知らないから何とも言えないw 元ネタがなくて、すべてこのページのために即興で生み出したギャグとかの可能性もあるし……さすがにないか。

巻頭カラー『SAKAMOTO DAYS』鈴木祐斗

 伝説の殺し屋が結婚して引退。これは妻が病死、代わりに犬を飼い始め、ガソリンスタンドで出会ったチンピラに犬を殺されてキアヌブチギレ……という『ジョンウィック』的な妄想が膨らんでワクワクしたんですが、普通に奥さん元気でした。杞憂だったか。杞憂だけど少し残念にも思ってしまうから酷い話だ。ただ、引退したことで組織に睨まれてトラブル発生みたいな話は『ジョンウィック2』的でもあるのかな。だとすると近い内きゃりーぱみゅぱみゅ聞きながら寿司を握る現役最強の殺し屋が登場するはず(これは『3』)。
 伝説の殺し屋で充分面白いし、濃いんだけど、なぜかエスパーが相方として出てくる。ぶっちゃけ余計な割に個性が強いのでバランス悪いと思う。特別エスパーだからこそのオモシロが発生してたとも思わない。まぁ、おそらくだけど、坂本が完璧超人すぎてどんな相方(ツッコミ)が何やっても坂本の方が上という風になっちゃうので、坂本がどんなに強くても真似できない何かとしてエスパー設定があるんじゃないかな。たぶん。
 んで、バトル。坂本商店を舞台にした2人のバトルがかなり楽しい。場所だけでなく、坂本が商品を武器にして戦うのでアイディアとしても面白い。まぁ、のど飴を輪ゴムで飛ばすくだりは「坂本がどんなに強くても輪ゴムの強さなんてタカが知れてるだろ」とは思った。殺し屋特製の輪ゴムだったのかもしれないけど。
 んで、殺し屋組合。 “しまった コイツ… 心を…!” のくだりは間抜けすぎてちょっと笑いました。エスパーって知ってるんだからなんか対策打っとくだろ普通。半径1mだと思ってたけど、シンが陰で修行してたので今は3mいける、とかなら分かるけど。
 坂本レスキュー。たぶん殺さないってポリシーがある……のか? ボスは殺してる風に見えたが、だとすると最初のスタンガンが謎い。
 まぁそんな銃型のスタンガン。ちょっと『夜桜さんち』思い出しました。殺さないけど気絶させたい、という作者にとって都合のいいアイテムなんでしょうね。
 そのバトル。超能力一切ナシ、絵と動きだけで組み立てられてて面白かったです。商店でのバトルと違って何もない倉庫風の場所でのナイフとスタンガン、あとは己の肉体のみ、というシンプルさが良い。ただ、よく見るとナイフで相手の銃を真っ二つにしてたりするので、超常的なノリがゼロというわけでもないのかな。今後、オモシロ殺し屋グッズみたいな方向になるのかは気になるところです。
 終わり。コメディみたいな紹介をされたのでそっち系で身構えてたんですが、案外バトルが好みで良かったです。これは普通に楽しみな新連載。あとは『ジョンウィック』展開になるかどうかですねぇ。犬を飼い始めたら死亡フラグ

Dr.STONE

 サブタイ「南米横断ウルトラレース」とその扉があんまり本編と関係ない気がするw いや、全員揃ってからよーいドンする感じを指してるのかな。
 カセキの “オホホむしろ軽くなって速くなっちゃったりして” に対するクロムの “捨ててくわけじゃねえんだから軽くはなんねえだろ……” が正論すぎて笑った。質量保存の法則だw 笑えたし、破壊と再生を繰り返し、形を変えながら全速力で走り続ける、というのがちょうど本話のテーマと合致してますね。小さくギャグっぽいやりとりだけど、核心を突くというか、かなり説明的でもある。
 んで、バイク完成とスタンリー到着が同時でレーススタート。スタンリーたちが到着と同時に船から兵士たちが射出されてて超かっこいいんですが、この絵面はちょっと『マッドマックス 怒りのデスロード』感ある。砂漠を車(バイク)で爆走って話なのでそこを狙った……のかもしれない。自信はあまりない。できれば千空たちにトゲトゲの服着てほしいし、モヒカンになってほしかったw

ONE PIECE

 玉、一応逃げるのを手伝うようでした。まぁ順当か。ウソップがMr.4戦の再現したから戦って勝つまで行くのかと思ってしまったぜ。
 とはいえ、玉たちが覚悟を見せるのがかっこいいのは分かるんだけど、同時にやはり「危ないからやめてよ……」みたいな気持ちにもなる。モモみたいな活躍もやりづらいんだろうなぁ。マジどうなるんだろうか、玉。
 そんなモモたち。逃げ場がないが、下なら行ける。逆転の発想みたいなオモシロがあるんですが、そもそも本話全体が上下の動きの構造になってますね。いや、本話に限らず、しばらくこうなんだろうけど。とにかくルフィが上を目指す話、というのが中心に確かにある。その真逆を行くのが地下のロー、というのも面白かったですね。
 まぁ、ぶっちゃけたことを言うと、ちょっと場面が飛び飛びになりすぎて、週刊連載で1話ずつ読む分には散漫というか、盛り上がると別の場面に移っちゃうので消化不良な印象は正直ある。まぁ、『ONE PIECE』はずっとそうって話なんだけど、今は乱戦というオモシロなのでどこか1つの場所にフォーカスすることもしづらいのかな。特にその傾向が強い気がする。
 んで、次回への引きはサンジ。見聞色の最も下らない使い方をしてて笑った。いや、透明人間になって女湯入りたいサンジにとっては悲願とも言える状況なのかもしれないけど。

センターカラー『BUILD KING』

 家来た!! 生物として、キャラクターとしての家来た。やっぱ読切のアレは継続なのか。さすがに家とのブロマンスとまで行くかはまだ分からないけど。そもそも今のところ、言葉を話さないし。ただ、非言語的なコミュニケーションってのも動物的な魅力が増して、これはこれは可愛いのではないか、とは思いました。
 もう1人、人間の新キャラ。鞭使ってて大工関係ない気がするんだけどいいのだろうかw 一応糸鋸ってことなのかな。
 そんな新キャラ。かっこいい登場シーンの繰り返しは爆笑してしまいました。今週一番好きなギャグかも。ツッコミが小さめだったのも読んでて一瞬「どういうこと!?」と混乱するような感覚があって最高。 “間違いねー説” から “間違いねぇ説あるな” と細かく言い回しを変えてるのとか良いんだよなぁ。せっかくやり直すなら……と修正してくる感じ、リアリティを感じるというか、あの心理分かるような気がするw
 とんかちがハンマーの裏表を間違える、というか知らなかったのはちょっと都合を感じる。今まで間違えなかったの?? とは気になる。実はそれほどバトル経験、ハンマーを戦闘に使ったことないのかしら。何度も使ってりゃ1/2の確率で間違えるよなぁ。てか、先週の活躍もあんま喜べない気もしてくるw

『呪術廻戦』

 真人の秘策。それが実現できるのも黒閃を実現したからこそ、と言われると何か納得できてしまうから面白いですね。たしかに一瞬のやりとりみたいなのが共通のコツとして通用する気がしてくる。
 んで、東堂が左手を損傷、というか失う。即座に自分の手を切り落とすってのはバトル漫画だと結構頻出する描写だと思うんですが、本作の場合はその対処ができたとしても手を叩くことができないので東堂としては致命的。なので思いっきり黒閃をドン、と次々と繋がっていくのが楽しい。
 と思ったら左手なくても位置交換は可能なのねw 真人がわざわざ黒閃で攻撃したということは、触れても大丈夫、だったらそこに叩く手があるじゃないの、という展開が速すぎて漫画じゃなかったら付いていけないよw

センターカラー『マッシュル-MASHLE-』

 本編前にこれまでのおさらいをクイズ形式で紹介してるんですが、これが結構面白かったです。筋肉大喜利とも言える本作のアイディアの部分の魅力が端的に、とても分かりやすくまとまってる。本作の魅力の本質にかなり近いんじゃないかと思います。
 本編。裁判。と思ったら試験みたいになったでござる。結果が出せりゃあいいんだよ、という意見は何となく分かるんだけど、だったら今まで入学して散々活躍してきた実績でオールクリアなんじゃない? とも思う。まぁ、ロウソクの試練で相手を否定するための詭弁だったのかもしれないけど。ぶっちゃけ、御託の部分が前フリ以外の意味があるのか分からなくてちょっと退屈、というのはあったかもしれない。
 神覚者、1人かと思ったらぞろぞろと出てくる。これアレか、『鬼滅』の柱会議。アニメの最後の方にあった奴でしょ。『ブラクロ』っぽい話になると思ったら違った。まぁ、『鬼滅』に限らないですけどね。『鬼滅』がアレやったときも「よくある四天王的な奴だ」みたいな感じでそこまで心躍らなかった気はする。曲者勢揃い、みたいな狙いがベタすぎて想定の範囲からはみ出ないというか。それこそキャラの魅力や、見せ方、掛け合いが久保帯人くらいじゃないとこの展開でワクワクしづらいというか。まぁ、『BTW』に関しては「残りの話数的にこんな出して大丈夫?」みたいな雑念が湧いてそこまで刺さらなかったけど。てか、本作はそういう定番を茶化すのが魅力でもあるので、その定番をストレートにやっちゃうと余計にピンとこない、ってのはあるかもしれない。来週捻るのか、捻らないのか、どうなるんでしょうね。

『僕とロボコ』

 新キャラ。ガチゴリラに恋する女の子ですが、『ドラえもん』ネタじゃないよね? 急に完全オリジナルが出てくると逆に焦るというか、心配になってしまった。
 『あやトラ』イジリからの “シロガネかわいいウホ~” が小ネタとして笑ってしまった。愛でる対象が最もトゲのない選択というか。エロ性も暴力性もない。
 乙女の目から見たガチゴリラ。ブラピが絶妙に似てるので笑ったわ。言われてみれば猿顔なのかもしれない……盲点……。
 乙女視点。ボンドとの関係がBLに見える。見えるが萌えるのではなく嫉妬。ボンドたちのベタベタ、中高でアレだったら「距離感どうなってんの」とか思うけど、小学生だと案外あのくらいはあるのかもしれない(教室の場面は)。

『アンデッドアンラック』

 からのお姫様だっこ扉ですよ。これは意図的。こないだの編集部ネタ被りで味を占めたのでしょう。この掲載位置は狙ってると思う。まぁ、今のジャンプで一番ラブコメをメインコンテンツとして描いてるのは本作でしょうね。いや、ラブコメだと広いか、恋愛の過程を丁寧に描いてるの、とか。
 アンディが日本語知ってるのはいいとして、仲間が日本語を教わってるのはさすがに無理があると思う。都合を感じる。アンディが喋れる外国語が日本語だけなら仲間に教えたのも分かるが、そもそもアンディが日本語知ってるのって記憶喪失期間の人生経験が豊富って理屈でしょ。だったら日本語以外もたくさん知ってると思うので、その中でわざわざ日本語を仲間に教えてたってのは違和感。
 まぁ、話を聞いてもらおうと必死な風子が中学レベルの英語で頑張ってるのはすごい良かった。すげぇ稚拙な英文と、単語のみの羅列がリアル。
 不死だと気づいてない件。そんなことある? とも思ったが、記憶をなくした以降の期間が短いのだとしたらまぁあるのかな。たまたま大きなケガとかをしなければ気づく余地ないかも。たぶん私の人生でも不死だと気づくキッカケとなるような出来事ってほとんどないと思うし。
 ロシアンルーレット“私が知ってるアナタは” のくだりは感動的なんだけど、その前に “わかんないけど多分不死でずーっと生きてるから そこら辺の価値観が変わったんだと思うんだけど” と言ってたので少し引っかかる。いや、裸と人を傷つける件を同列に扱うのもどうかと思うんですがw
 あと、ロシアンルーレット、セットする場面、 “上手でよくわかんなかったけど” と言うんだったら実際に弾が装填されたように見える絵は欲しかったです。指と銃しか絵として描かれてない。別に入れてないんだから弾を描かなくてもいいんだけど、だったら上手ではない。
 んで、アンディ、初の復活。頭部を撃たれたので、それまで巻かれてた包帯が取れ、いつものビジュアルに戻る。お馴染みに姿、現在に直結する要素が完成する瞬間ってのはこの手のオリジンエピソードの醍醐味だと思う。

『破壊神マグちゃん』

 破壊神たちが夜の町を散策。ただしド田舎。栄えてるエリアも商店街。今まで細かく描かれたことはなかったと思うけど、「ですよねー」的なズッコケがある。これで急に歓楽街とか出てきたらビビるw
 からの猫。猫まで出ちゃうのかよ。『マグちゃん』動物園最強すぎる。ただ、今回のミアちゃん、目が今までの動物キャラと違う。黒の点じゃないw 写実よりでまた別の可愛さがあるんですが、デフォルメの魅力は少な目で、他の動物キャラと比べると「ただの猫」感があるのかな。日常、非日常の住人としての区別というか。
 ミアなのにオスなのが気になるんですが、よく分からないうちに名前を付けたけど実はチンコついてた、とかそういうことなのかな。最初は何度もスナックの前に来る程度で、そこで仲良くなり、いざ飼うかとなった時点でネーミング。そして、首輪を用意したり去勢したりと実務的なことを進めていったら「オスじゃん……」と気づいた、とか。ドラマが見える(妄想)。
 ミアちゃん、今回は物語的な存在意義がほとんどなかったと思うんだけど、それにしては印象的な出番だったので、今後何かあるんじゃないかしら。どう絡むのとかまったく想像できないんですがw
 酒。ここまで堂々と酒を飲む話が描かれるの、最近のジャンプだと珍しい気がする。『チェンソーマン』くらいかしら。昔は学生キャラ(不良ではない)がうっかり酒を飲んじゃうギャグみたいなのも多かったと思います。甘酒で酔っちゃうとか。
 スナックのママ。強キャラ感あったのに素っ頓狂な恋愛相談を始めてて笑った。ちゃんとした大人として含蓄ある言葉をくれる、みたいなのが定石だと思ってたぜ。まぁ、そんなすれ違いギャグを描くことによってマグ流々を恋愛関係に見立てる、という遊びができたのは意味深いと思います。破壊神るるちゃん可愛いしw
 んで、マグちゃんが恋愛相談を実行してオチ。なんですが、ママに言われなくても寝起きと同時に “マグちゃんはいつも早起きで偉いね…” と褒めてる流々ちゃんがすごいのではないか。彼女はマグちゃんのことを上に見てるわけではないのに。勘違いマグちゃんが可愛い場面だったけど、ある意味で流々ちゃんに先制攻撃をされる、という場面でもあったのかもしれない。
 んで、次号センターカラー。おおっ、これはすごいんじゃないかしら。最近は2度目のセンターカラーは割と広く与えられてて、それだけだと打ち切り回避!! とは判断しづらい気がするんですが、だとすると3度目のセンターカラーからが本番なのではないか。

チェンソーマン』

 チェンソー使いがすげぇテクニカルになったというか、技としてのレベルアップを感じたんだけど、マキマに弱い言われてて笑った。まぁ、たしかにスケールとかは小さくなったのかもしれない。だからこそ細々した技をこり始めて、それがマキマ的にはイマイチだったのかもしれん。弱くなった設定とはいえ、今までも散々バトルをやってきた上での今回、決意のバトルなので、絵的につまらないバトルにはできない、みたいなメタ的な事情も多少はあるかも。
 ラストシーン。マキマが穴のあいた左手で血を与えるんだけど、手のアップのコマが右手にも見える。一応付け根に線が入ってる方が親指ってことなんだと思う。

センターカラー『ブラッククローバー

 リーベがカラーになるのは分かるんだけど、ママスタもカラーなので驚きました。まぁ重要キャラなのは分かるんだけど、出番としてはめちゃくちゃ少ないし。とはいえ、ここで明確に髪の色を揃えてるのはカラーならではの情報ですね。
 本編。ユノの修行にランギルスが参加。修行期間が短すぎて「みんな大丈夫?」と心配になってたんですが、ランギルスはいいなぁ。こいつが出てきたことによる修行の説得力がすごい。空間魔法ってのもそうだし、味方陣営の中でも限りなく邪悪に近い、というのも印象としては大きかったと思う。
 アスタの修行。休憩としてのもぐもぐタイム(懐)。可愛すぎて笑った。リーベが良いよなぁ。あの付き合わされてる感が独特の魅力あるよなぁ。肩車も最高だったし。一応ポーズ取ってくれるw
 からの覚醒。フキダシを挟んで左右対称とか特別なアイディアとは思わないけど、めちゃくちゃかっけぇw リーベがマジになってる、というのも大きいのかな。

ぼくたちは勉強ができない

 やっぱフィギュア復活か! と思ったら違った。フィギュアのせいで学園生活が散々だった、みたいな扱いで出てくるとは思わなかったんだぜ(厳密には違うけど)。フィギュアをやってる人、続けてる人の苦悩としてこの話が出てくるなら分かるけど、フィギュアをやめた人の話としてこの扱いはフィギュア全面否定すぎてバランス悪い気がする。
 「孤高の天才」という褒め言葉が呪縛になってる、というのは面白かった。何の気なしに使いがちなフレーズだけど、意味考えて使えよ、という学びがある。まぁ、この場合、お前くらいのレベルのプレイヤーは他にいない、という意味なので、別に私生活で友達いないってのとは関係ないんだけど。
 今に始まった話じゃないけど、とにかく唯我は客体で、唯我の物語のように見えて実際は唯我に救われる話ですね。まぁ、これは『ゆらぎ荘』がハーレムというより女性たちのコガラシ争奪戦になってた(途中までは)と似た話。マルチルート企画は「成幸が各ヒロインと結ばれる平行した物語」と説明されるけど、厳密にいうと「各ヒロインが成幸と結ばれる」だと思う。思ってたんと違う派の人もいると思うけど(私含む)、その本質に関わる気がする。各ヒロインにドキドキしたいのに(私含まない)、実際は唯我にドキドキする物語が展開される、みたいな。
 『ゆらぎ荘』の話出たけど、あの作品でもマルチルートやってて、あれも女性視点の物語で本作と同じなんだけど、結局のところあれはすべて「夢」で、本人がその夢を否定することで物語に決着がつく。同じようで真逆。誠実だけど女性キャラにかかる負荷がデカすぎる。ちょうどいい奴いねぇのかよ、という気がするw

『夜桜さんちの大作戦』

 ヒナギク室長の絵が乙女。ちょうど先週『アグラビ』が少女漫画パロみたいなことしてたけど、本作は別のアプローチ。そこにも特徴あったか、と面白かったです。
 ということで太陽がベビー化。これが巻末掲載だったら、いきなり数年後に飛んで2人の子供が産まれたのかと誤解するとこだったぜ。
 とにかく太陽が可愛いという話なんだけど、ぶっちゃけ先週のアイさんの方が破壊力は高かったと思う。本話の魅力はむしろ太陽にメロメロになる一同、ということなんじゃないかな。もしくは「うちの太陽は可愛いでっしゃろ」と六美がドヤるのが可愛い。最初は女性陣がメロメロになって分かりやすいんだけど、話が進むに従って男性陣もメロメロ。最終的には長男も陥落。なぜなら長男は末っ子に弱いから、というロジックもバッチリで笑いました。
 殺香、久々。先週ヒナギクについても同じ感想抱いたけど、最近の人気上昇にあたって昔の要素は「チャオズは置いてきた」状態になるんじゃないかと不安だったので、そういう意味で朗報。めちゃくちゃ出番少なかったけど、今後に期待が持てそう。

『あやかしトライアングル』

 なんか時間で女に戻るらしい。理屈も分かったようで分からないし、正直微妙かな。男に戻ったから本気バトルできるけど、時間で戻るから早くケリつけないと、みたいな感じで事前に説明があった方が良かった気がする。ただ、前回のバトルは「男だから強い」じゃない内容だったから面白かったわけで、そこらへんは矛盾。
 男のときしか出来ないこと。すずが勘違いして脱ぐのはまぁコント的に面白いっちゃ面白いんだけど、まともにキスもしたことない関係なのに祭里が「今しか出来ないからさ! 頼むよ!!」って全裸で頼み込んできたら千年の恋も冷めると思う。「ちょっと風俗行ってくる!」の方が信頼できる。
 んで、滝行なんだけど、その目的は煩悩を消すため。つまり、祭里は祭里でドキドキしてて、してたからこそ滝行。すれ違いなんだけど、実はそれほど間違ってない、というのが複雑で面白かったです。
 んで、すずの妖代行篇がスタートするらしい。結構重大な話だと思うけど、割とアッサリ終わるのが本作らしいというか、あくまでもエロギャグがメイン、というのが変なバランス。
 ラスト、シロガネの “どこに話しかけてるであるかー!!” 、タケノコツッコミなんだけど、ポーズがコロコロっぽくて好き。というか『スーパーマリオくん』。

『灼熱のニライカナイ

 中二病再発。アマビエよりも強力な中二病すごすぎ……とか思ったけど、完治したあとで、自宅に帰ったら中二心をくすぐる本などが散乱してたので、ゼロの状態から再び中二病に至ったと考えれば結構自然かも。
 とにかくそんな中二病が上辺だけの設定ではなく、「神話に詳しい」という活躍を見せるので笑いました。そこにちゃんとした意味あるのかよw
 宿を探す3人、から時間が戻ってゴキブリ爆破事件。どうせ3人がハチャメチャなことして爆破したんだろと思ったけど、実際に爆破したのは大家さんなので笑った。ギャグ漫画特有の無責任感……ではなく、「爆破の責任は大家さんとモブガキだからセーフ!!」というバランスになるからすごい。爆破の被害者(大家)が可哀想じゃないので安心して爆笑できる、という効果もあったと思う。 “ゴリゴリの 重過失激発物破裂だ……!!” の警察ツッコミも面白かったんですが、サメたちに罪は一切ない。
  “あの呼吸 壱の型だ” 、こういう田村先生の雑な流行りものネタ好きです。こないだの目次、「ぴえんこえて鼻炎」とか。親父ギャグ的というか。
 てか、ゴキブリ退治に自信のある大家さんめっちゃ頼もしい。インターネット完備とかと同等の売りになると思う。内見のときに「実はここの大家さん……」と写真付きでプレゼンされたら即決しちゃうかもしれないw
 大家さんには優しいギャグだったと思うけど、チャコの “殺すですか?” に関しては1ミリの救いもない結末。大人2人が可愛いチャコのために無理して頑張る、みたいなギャグになると思ったのに、チャコの意向無視して爆殺。それでいいのかw
 んで、豪邸。海洋機動捜査隊の隊長さんも島に来るらしい。物語が大きく進みそうですね。
 そんなことよりも共同生活ですよ。毎日チャコを寝かしつけることも可能。羨ましい……!!(今週の『夜桜さんち』的発想)

『AGRAVITY BOYS』

 扉がアグラビガールズ。レトロゲーム風。たぶん『ロックマン』なんだけど、書いてあることはギャルゲー風? 意外とババが攻略難度高いので笑った。
 本編。おちんちん特殊相対性理論が実現してるので笑った。懐かしのw こういうことだったのか。てか、ババの股間がネタになるのも久々ですね。原点回帰の味わいある。
 タイムリミットサスペンス風からの “こういうのにしては結構時間余ったな” も最高。わざわざ数字出さなくていいw まぁ、クリスに会うまでも「意外とアッサリ」とは思ったかな。
 んで、タイムマシンが現実的になってきたので今後の話。『ドラえもん のび太の恐竜』の、タイムマシンの空間移動機能だけが壊れてしまったみたいな話だ。神木隆之介じゃない方ね。川村元気は逆上がりでもしてろ。
 ゲラルトが割と真面目な話をしてるんだけど、 “実は宇宙人は未来から来た人類だったやつ!!!” と茶化されるので笑った。いや、茶化しじゃなくて正論なんだけど。

『森林王者モリキング』

 大会開始。舞台はフジテレビ。やはり因縁の『トリビアの泉』にちなむのだろうかw
 大食い対決。敵は護衛も参加するらしい。基本的な部分がよく分からないまま進むな。まぁ、どうでもいいんだろうけど。
 サナギの件は笑ったけど、都合のいいメンツだけ残して人数調整してくれた、みたいな都合も少し感じる。まぁ、実際のところ、カマキリだけで勝てたから問題はないんだけど。
 カマキリの大食い。リアルカマキリの生体、特徴を踏まえたバトルロジックになってるのが面白かったです。勉強にもなるし、乙女のウンコポーズというギャグもバッチリ。
 ただ、ハリガネムシってカマキリに寄生したら神経だかを乗っ取って入水自殺させるんじゃなかったっけ。虫の怖い話として結構有名な気がする……とググって調べたいんだけど、雑に検索ワードを入れると気持ち悪い画像がトップに出てきそうで怖いw

『仄見える少年』

 ライターのおっちゃんの “許せねえよなあ!!” かっこいい。彼の怒り、感情の高まりをそのまま炎として表現してるのが単純ながら見てて気持ちいい。
 んで、影坊主が直接戦うという意外性。作戦として意外なのは分かるけど、主人公が剣持って戦うってのはベタで、正直「またですか……」と思わんでもない話ではある。あと、影使いだけど、自分も直接戦うってのは『呪術』の伏黒も同じですね。まぁ、彼の場合は武器は実物なんですが。
  “だって今回 誰も犠牲にならなかったから!” “伊織くんの勝ちだよ!” 言ってることは正しいし、2人のキャラクター、関係性的に感動的なのは分かるんですが、そんなことよりも先に「後藤先生も『鬼滅』観た??」となってしまった。というか、ほとんどのジャンプ読者がなるだろ、時期的に。たぶん後藤先生もそんなことは承知の上だと思うw ただ、 “…うむ!” “勝ちだな!” と本作(伊織)らしいオチがつくので同じことをやるだけでは終わらないのが良い。さすがにあのロジックがピークだったら問題あったと思う。
 あと、単純に静かに落ち込む伊織と、それを励ます哀別さん、という2人の魅力が良かったです。ぶっちゃけ『鬼滅』より好き。正確には、映画の『鬼滅』より。アニメだと炭治郎がちょっとギャーギャーうるさすぎて苦手。あの大声で感動するか引くかで1つ大きな断絶があると思う。

『ぼくらの血盟』

 扉。写実キャット。今週の『マグちゃん』といい、なぜか猫は写実的に描かれがち。
 本編。前半はバトルの傍観者となるコウくんがサブローを「きゅっ」とするんですが、めちゃくちゃ可愛い。いいぞ、やっぱ本作はこうでなくちゃ。コウだけに(事故です)。
 強敵の強力な技に対して2人でどう立ち向かうか。問題と対策、シンプルながら正統派なバトル展開だったと思います。最初の一撃は囮で、本命は裏から不意打ち……というのはこの手のバトル展開でめちゃくちゃ擦られたネタですが、本作はもう1回捻ってくるので面白い。兄かと思ったら弟、と思ったらやっぱり兄。まぁ、裏の裏は表で最初から表やん、という話ではあるんだけど、さすがに身構えてる相手に攻撃が届くほど甘くはなかったのでしょう。とはいえ、問題の血の壁(トゲ)を真正面からぶち抜くのが問題をクリアした象徴的な絵になってて痛快だったと思います。

『高校生家族』

 やってきました、巻末。次は打倒週ちゃん。その次は予告、ラスボスは目次だ。ちょうど次次号から新年度なので、そこが狙い目だと思う。
 本編。バレー部。孤高の天才。エースの孤独。コート上の王様ですねw まぁ、セッターじゃないから影山ほど深刻な問題ではないんだろうけど。
  “もう今年はバレー部 人 入れないかも” のコマ、『君の名は』っぽくなってて笑った。これは神木隆之介の方。まぁ、手すりのある階段で2人が見つめ合ってればとりあえず前々前世っぽくなるってのはあるのかな。川村元気はもう『ドラえもん』に手ぇ出すなよ。
 父、結局入部しないまま終わったので意外。別に高校の部活くらいフレキシブルに対応すればいいのに。あの運動能力をほっとくのは損じゃない? いや、大会に出れるのかどうかとかは知らないんですがw

巻末解放区!WEEKLY週ちゃん

 11/27生まれの人にカリスマが多いということで、その紹介。
 この中でカリスマといったらやっぱブルースリーになるのかなぁ。影響力とかそういうこと考えたら。偉人とカリスマの明確な違いはよく分からんのですが、とりあえずブルースリーだと思う。そういえば、空手相手に無双する場面を今年『イップマン完結』で観たわ。あれ今年か……(遠い目)。
 番外編的に出てきた原口證が誰だか分からなかったんですが、円周率の暗記記録保持者。そんな人がいたとは……

次号予告

 2020年度の最終号は『呪術』が表紙と巻頭。
 個人的にはやっぱ『マグちゃん』3度目のカラーが嬉しいです。

目次

 ジャンプマイベスト3。しまぶーの仕事しながら食べるものベスト3。3位が麻ピーなんですが、食べたことない。そもそもお菓子をそんなに食べないので、たまに食べるとなっても保守的なものしか選ばないんですよね。何となくめちゃくちゃおいしそうだとは思うんですが、どうもタイミングがない。

ファンの方から教えていただいたサンシニアンの赤ワインが美味でした!感謝!
(『ぼくたちは勉強ができない』)

 どういう流れでワインを教えることになるのだろうか。ツイッター
 ちなみに、私はもっぱらオーケーストアの格安ワインです。驚くほどにうまいです。最近1.5Lのでかい奴が出たので赤一択。1.5Lは瓶じゃなくてペットボトルだからコルク抜く手間もないんだよなぁ(怠惰)。

乾燥で手が荒れて指紋認証が出来ない。マスクして顔認証もできない。詰んだ。
(『灼熱のニライカナイ』)

 アイデンティティクライシス。

愛読者アンケート

 新連載についてと、WEB漫画サイトについて。よく見るサイト、よく見る順。マガポケ、ジャンププラスの順かな。周回してるのはこの2つ。読んでる作品もマガポケの方が多いと思う。数えたことないけど……と思ったら選択肢にマガポケないのね。えっ、なんで? 割と大手だと思ってたけど。なんか厳密には違うのかしら。何度も探したけど、見逃してる?
 周回してるのはその2つだけで、あとは好きな作家(作品)を追いかけるために週に1回訪れるサイトがちらほら。リンクをまとめてそっから飛んでるからどのサイトに飛んでるかはよく覚えてない。裏サンデー、コミックデイズ、あとヤンマガのとこ……だったような気がする。自信はない。
 見る理由としては、無料だからと、好きな作品、好きな作家ですね。

総括

 割と早かったですね……と思ったけど土曜発売なこと忘れてたw めちゃくちゃ遅いわ。

 はい、今週のベスト作品。新連載でいいかな。
 正直投げやりな感じで新連載選んだんですが、ぶっちゃけ今週は特大ホームランみたいなのがなかった印象。つまらないわけじゃないよ。『呪術』『マグちゃん』『灼熱』は毎週のように面白いけど……みたいな。

 今週のベストコマ。ベストの定義がよく分からなくなるけど、『仄見える』の『鬼滅』のくだりが今週一番「マジか!!」って気持ちが高揚した。感想本文にも書いたけど、ちゃんと本作らしい魅力が生まれた良い場面だったのも確かだと思います。それが前提で、「煉獄さん!!」って笑った。

 今週のベストキャラ。こちらー。

  • リーベ 『ブラッククローバー
    • 今週に限った話ではないんですが、とにかく可愛い。本作でここまで可愛さで魅了されたキャラは珍しい気がする。

gohomeclub.hatenablog.com

ジョン・ウィック(字幕版)

ジョン・ウィック(字幕版)

  • 発売日: 2016/02/10
  • メディア: Prime Video
ジョン・ウィック:チャプター2(字幕版)

ジョン・ウィック:チャプター2(字幕版)

  • 発売日: 2017/12/20
  • メディア: Prime Video
ジョン・ウィック:パラベラム(字幕版)

ジョン・ウィック:パラベラム(字幕版)

  • 発売日: 2020/02/19
  • メディア: Prime Video