北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ2020年38号の感想

週刊少年ジャンプ(38) 2020年 9/7 号 [雑誌]

 今週なんか埋め込みが多い。

表紙

 新連載。ヒロインが2人並んでるんですが、背表紙だとニニーが単独で切り取られてる。そっちなの? という感じなんですが、担当の人の趣味なのかな。背表紙の切り取り、2人並んでることも普通にあると思ます。なので、今回は2人がちょっと離れてるのと、間にある銃が邪魔だったとかそんな感じだと思う。たぶん。
 読切はのえるで、連載がニニーみたいな違いはあるかもしれない。

読者プレゼント

 制作は橋本。キングサーモンならぬガングサーモン。ガングサーモン!! いいぞ、こういうのが見たかったんだw 「イクラなんでもサケらんねぇ!!」も素晴らしい。久保帯人新連載ということで気合い入れてきたな。
 グッズ紹介、『どうぶつの森』に添えられた「毎日ゲームで良イクラし!!」も技ありですね。サケの2文字で遊び尽くす強引さも好きですが、油断してると急にテクニカルなことしてくる(1文字増えただけじゃねぇか)。
 キングじゃなくてガングって言ってるのにイラストのサケが王冠かぶってて「キングじゃん」と言いたくなるのも含めて愛おしい

巻頭カラー『BURN THE WITCH』久保帯人

 新連載。「シリーズ連載」という分かるようで分からない用語が使われてますが、要は全4話の短期連載。せっかくの久保帯人凱旋なので「短」の文字でガッカリさせたくなかったとか?
 アニメ映画化とか言ってたけど、実際のところは配信でイベント上映という形で劇場公開されるのが正しいらしい。「イベント上映」というのも分かるようで分からない言葉だ。『鬼滅』のテレビシリーズ前半の総集編はイベント上映で、夢列車の奴は通常の劇場公開って認識でいいのかな。ちなみに『BTW』は上映と配信で微妙に編集が異なるそうなので映画館に行った人も結局は配信に観る導線が設けられてる。アニメ全般に言えるけど、なんか情報が複雑化してるよね。配信で観れるの超便利だけど。
 ちなみに、アニメが公開されるのとほぼ同時期に本作の単行本も出ます。早いですね。
shonenjumpplus.com
 ちなみに読切版は今読めます。最終ページに震えろ。

 本編。アイドルとおとぎ話のお姫様が重ねて語られる冒頭の場面が面白かったんだけど、ロンドンのアイドル事情をよく知らないので「日本と同じような感じで大丈夫?」と少し不安になった。てか、よく考えたら日本のアイドル事情もよく知らないんですが。
 読切の続きですので、そのおさらいめいた語りがあるのも特徴的。久保帯人特有のバッキバキの決め絵をアホみたいに連発する語り口と、丁寧なおさらい口調は相性が良かったと思います。ぶっちゃけ「扉何回やんねん」とか思うんだけど、そのクドさに喜んでしまったのも事実。
 アイドルとか学生の表世界の日常を描く感じじゃなかったのも個人的には嬉しい。短期連載だからこそのソリッドさなんだと思いますが、学生展開と同じくらいアイドル要素があんま好きじゃない。アイドルモチーフの作品すごい増えてて文化がもはや流行とは言えないくらい浸透したのを感じますが、「この先生もそういうの好きなんだぁ」とか思うだけであまりワクワクはしない。
 あと、最重要事項だと思われる『BLEACH』要素、これが第1話の段階ではゼロ……だよね? たぶん直接的なのはゼロ(中二詠唱とかはある)。これまた意外でした。この話(設定)を掘り下げるとどうしてもそっちに偏ると思ったんですが。まぁ、これも個人的には嬉しい。久保帯人の新作がただの『BLEACH』番外編だったのはぶっちゃけ残念でもあったので。まぁ、とはいえ、話が進んだらやっぱ出てくるんだろうな。アニメ化の件も久保帯人のネームバリューってのもあるけど、「実は『BLEACH』と同じ世界なんですよ」で大人たちがお金を出しやすくなったって側面も間違いなくあると思うし。
 関係ないけど、映画だったら実写版『BLEACH』の続きが観たいです。茶化しとかじゃなくマジで。あれ普通に面白かったですよ。日本のバトル漫画の実写化として分水嶺になる1作……でもおかしくなかったと思うんだよなぁ。
 最高意志決定機関。久保帯人の敵幹部登場シーンは最高だぜ!! という「久保帯人あるある」すら感じる場面で楽しい。手癖というか性癖とかそういう感じだろうか。残り3話しかないのにあんなに出して……。
 終わり。やはり久保帯人はいいな、と感じる初回でした。あまりに強いクセが久々に読むと「これこれぇ!!」と感動します。

『呪術廻戦』

 最強対決。火山戦を経てスクナの完全ステゴロファイトスタイルが終わったんですが、術とのバランスがちょうどいい。意外とこのバランスのキャラ、バトルは本作の中でも少なかったような。スクナが超人すぎるので「俺の能力は○○」みたいな感じじゃないのも独特ですよね。特に説明なくいろいろ出来る、当たり前にいろいろやってる。
 そんないろいろに対抗する後出しジャンケン。何にでも適応するみたいなノリだそうです。自動ではなく、考えて対応するみたいな感じかな。ゲームとかでプレイヤーがボスの弱点とか必要な耐性とかを調べてから挑戦するのと似てるんじゃないかな。あれ、ボス目線で考えるとなかなか不条理な話ですよねw

ONE PIECE

 動物園バトルかと思ったらその他にもいろいろ。改めてというか今更ですが、とにかく沢山いますね。ミンク族とジャックの因縁もドラマ的には熱いんだけど「あーそうだったそうだった」みたいな印象になってしまい申し訳ない。要素がめちゃくちゃ多い。
 モモ救出。透明サンジが活躍。これまた「そうだった!!」と思い出し興奮してしまったw 透明化解除の最中に蹴りを繰り出してて、その独特のフォームから「このシルエットは!!」となる展開も熱かったと思います。透明化はサンジ念願の能力なんだけど、遊女ではなく、男の、しかも子供を助けるために使うってのも熱い。ただ、ワガママを言うとスーツ脱いで戦ってほしい。強いのは分かるけど、ビジュアル的に従来のが好き。
  “何でも海外じゃあ…” とマムへの説明が入ったのが新鮮。そうか、鎖国だからマムの恐ろしさ知らないのか。四皇が2人とかどうすんの……と絶望してたんだけど、劇中では「カイドウの横のババア誰だろう」って人も多かったのですねw

Dr.STONE

 氷月のドリル槍。ドリルとはこういうものです、という説明なのは分かるけど、どう考えてもあれで掘れる気がしない。表面をカリカリやるだけでしょ。普通に突いた方が穴掘りとしてはチカラが伝わると思う。まぁ、ギャグみたいな場面だからどうでもいいんですが。
 んで、ドリルを大樹が運搬。出川イングリッシュばりにコミュニケーションが取れる。ルーナの名前とあとはバイブスのみで何となく通じる。何となく通じるからこそ大樹の良い面だけが強調される。おそらく多少はバカなのも伝わってるけど、何となく信用されるってのは大樹ならではのイベントだったと思います。からの縛り付けられて見てるだけ。どうせ言葉が通じないので見てるだけでも充分情報は読み取れる。というか見てるだけだからこそひたむきな姿とその成果に心打たれる、ってのはあるでしょうね。ここ良かった。まぁ、真面目に考えると「見えないように縛れよ」とも思いますがw(逃げてないから見張る意味もある?) あと、誰か少しくらい英語喋れたとも思う。

僕のヒーローアカデミア

 弔のヴィランとしての初期衝動。それが語られ、その因縁の近くにいたグラントリノへと話が移る。飛べるから、事情を知ってるから、などの意味でこの場に居合わせたんだけど、それ以外のドラマへと繋がるののが良い。まぁ、こんだけキャラの数があると自然と誰と誰を組み合わせても熱いドラマが生まれるってのも多少はあると思うけど、それでもこの2人は特に熱い。
 互いに出し惜しみナシを通り越してほとんど限界。そんな中、弔にさらなる一手が、というとこでエンド。物理的なアイテムというのは盲点だったなぁ。あの状況の打開策として非常に明快。

『破壊神マグちゃん』

 酷暑の中でもマグちゃんは涼しい。なにそれ抱きたい……とページをめくったら笑った。普通に死にそうやん。破壊神をも殺せそうな酷暑すごい。ニッポンすごい。
 かき氷。マグちゃんのかき氷評が辛辣だけど正論。ただ、逆に言うとリアルにゼロカロリーなので人間にとってはかなり有益と言えるかもしれない。もちろん暑さで死にそうになってるときはエネルギーのとれるものを食べるべきですが。
 からのイズマ。序盤はマグ&流々ちゃんのすれ違いが面白かったんですが、今度はマグ&イズマ。序盤はずれた発想だったマグちゃんと同じことを考えてる、だからこそマグちゃんとすれ違うってのが面白い。そして、そこに流々ちゃんが戻ってきてツッコミ。良いな、イズマくん非常に良い。錬くんには悪いが圧倒的に面白い。
 からのイズマも暑さで死にそう。日本の暑さを知らない人はほっといたら死ぬ。日本ナメんな、ということで結構リアルでもありそうな展開かもしれない。今年オリンピック中止でよかったと思う。
 からの熱中症への対処としてのかき氷へと話が繋がるのも鮮やかでした。いろいろと話がこじれてるけど「暑いからかき氷」という一本道から外れてない。マグちゃんも食べるし、イズマくんも食べておしまい、というのがとてもキレイ。

センターカラー『マッシュル-MASHLE-』

 カラー扉。ちゃんとかっこいい系だった。本編が本編なんでさすがに……という感じかな。
 本編。仮面が割れる。「何本線かなー??」と期待してたんですが、肝は本数ではなく目。なるほど、そういうパターンもあるのか。仮面の仕掛け面白いですね。まぁ、新情報なので「知らんがな」ではあるんですが、面白いは面白い。
 アンチ魔法と矢印魔法の2本立てというのは話がブレる気がして微妙なんですが、まぁアンチ魔法は呪いなので、それが通用しないマッシュとは呪いから解放された状態でコミュニケーションが取れる。人生で初めての友達になれるかもしれない、みたいな関係性は感動的だと思います。
 からの矢印魔法。敵の体に下向きの矢印をセットすることで地面に押しつけて敵を拘束……だと思ったら違った。相手の速度を下げるらしい。ゲームにおけるバフデバフの表記みたいなイメージなんだろうけど、今までのベクトルの矢印と意味が違うので少しモヤる。別に常に地面に押し付けられる、だから動きにくい、で充分だった気がする。

『灼熱のニライカナイ

 リュウグウノツカイが竜宮の使い。ダジャレの説明は一切ないけど(てかダジャレではない)、あまりに分かりやすい。そのくだらなさがチャコの良いところ、みたいな感じですかね。
 そんなリュウグウノツカイ。美少女の新キャラなんだけど、その美少女性をそのままギャグに繋げるから面白い。人面魚はオッサンの方が似合うかもしれないw
 変身シーンでは美少女は脱げる、というお約束を人面魚ギャグに昇華してるのも最高ですね。そっから「ふざけてごめん」と言わんばかりに七瀬が水着。水着なるんかい。もう少し早ければ矢吹先生が参考にできた……と言っても特別な特徴はないか。
 んで、海底散歩。場面が大人たちばかりでイヤねぇと思ってたらちゃんとチャコ。溜めてから登場するチャコは可愛い。
 海底進出。何気に物語的に大きな一歩だ。てかアレですね。初回のカラー扉だ。あそこに繋がるとは、すげぇ……と見返したら微妙に違ったw サメは水中でタバコ吸ってる。煙があるのでタバコ。漏れた空気が煙のように見えてるだけの可能性もあるけど、液体呼吸の理屈的に空気は漏れないと思う。あと、チャコが何も持たずに海底にいる。チャコは特別だから不必要とも考えたけど、本話のラストでは普通に持ってる。ただのイメージだったか。

チェンソーマン』

 今日も今日とてワンコが可愛い。ワンコは「支配」の象徴だと思うけど、その割には自由気ままにしてて可愛い。家の中なら、命令を出さない間は自由ってことなのかな。
ja.wikipedia.org
 見開きの場面で印象的に写ってる絵画はギュスターヴ ドレによる『失楽園』挿し絵だそうです。「知らんけど地獄に堕ちるルシファーやろ」とググったら正解だった。『ダビデ君』のときに鍛えた山勘検索が役に立ったぜw 天界の奴隷より地獄の王を選んだルシファーですが、この場面だとマキマが地獄の王であることを示してるのは当然(彼女が飾ってるわけだし)だけど、それと同時に「奴隷のままじゃいかんよ」とデンジの今後を示唆しているようでもある。たぶん(絵知らなかったし)。
 本編の直後に載ってるスクエアの広告で『エグゼロス』のヒロインが「バン」のポーズをしてるので爆笑しました。可愛くねぇよ!!

『あやかしトライアングル』

 ニノクルとすずが接近。最終的にニノクルが「俺には祭里という心に決めた人が……」と恋して終わるのかと思ったら、案外そうでもない。ちょっと自信ないけど、恋ではなさそうだよね。恋ではないけど「女神」と認識して終わる感じが新鮮でした。言われてみりゃ当たり前だけど、そういう感情も当然あるよね。
 ポノスケが主様の恋の予感を察知(勝手に)、そしてシロガネがぐずぐずしてる祭里を観察して面白がる。この「人間って面白」という観察の視点が良かった。
 ニノクルのコミュ障ギャグになると思ったら、すずの前では案外普通にコミュニケーションが取れる、というかすずの受けの技術がエグい、となるのが良い。緊張して知識を詰め込んだ独り語りをしてしまう……が、普段祭里がそういう話をしてくれないすずにとっては貴重。優しいと言われるのはポノスケ以来なんだけど、となるとやっぱすずは妖怪……という不穏さもゼロではないですね。とはいえ、こういう妖怪と仲良くなる話は『ボーンコレクション』でお腹いっぱいというか、思い出すと精神が不安定になるのでやめてほしいw

『森林王者モリキング』

 王の器にふさわしいか対談。もしくは面接。 “より多くの民を救い導く者だ” とあるけど、多くの民を導くだとスズメバチが現状では最強な気がする。救ってるかは微妙だけど。女王蜂としての資質がそのまま王の資質になってる。というか、この話するとき女王蜂って設定ややこしいですねw
 挑戦は置いといてゲーセン行こうぜ、からのゲーセンの戦利品でお礼、というエピローグは非常にキレイだったと思います。物語の結論としてふさわしいし、そこからのおまけエピソードの連結が鮮やか。

センターカラー『ブラッククローバー

 カラー扉。これジャンプのモノクロ印刷だったらとてもじゃないが見てられない代物になってたと思う。黒一色で印刷が潰れちゃう。本編でそういうことになってる作品たまにありますね。逆に言うと、田畠先生はそこらへんをちゃんと分かってて「せっかくのカラーなら!」とこの扉を完成させたのではないか。
 本編。ゴーシュの治療は変身魔法ではないかもしれない。万能細胞的な理屈で治療したのだから変身魔法の一環だと認識してましたが、どうやらそうではないらしい。副産物としての変身ってのは面白い。気になる。細胞の組み替えっていうと、『HUNGRY JOKER』でそんな能力のキャラいた気がする。メンデルのエンドウ豆だっけ? 懐かしい……。
 からのアスタ。ヤミソードも魔導書に収納可能らしい。常に帯刀することになるから、ビジュアルの変化として楽しみにしてた部分もあるんですが、まぁ戦闘のバリエーションとしては収納可能な方が強いか。
 副団長エンド。暴牛の影魔法、副団長かよ。そんな人いるなら早く紹介してよ、とか思わんでもないけど、絶望のどん底にいる今のアスタの指導者としてこの上なくふさわしいのでワクワクもある。ヤミより強い人が突拍子もなく出てきたらさすがにご都合主義だけど、ヤミよりは弱い(副団長だから)、けど悪魔持ちだからアスタの師匠としての適正はひょっとしたらヤミよりも上かも。このバランスが良い。

『僕とロボコ』

 ネコ(ライオン)。ちゃんと金玉があるので評価できる。可愛い。『あやかし』も偉い。ディズニーの超実写版『ライオンキング』はそういうとこがダメ。超リアルなのにタマタマだけど削除。プライドランドみんな去勢済みかよ。
 まぁ、飼い猫であるマカロンちゃんが去勢してないのは少し問題があるのかもしれない。完全家猫ならいいけど、お散歩するみたいだし。
 ママの包丁。突然ベンズナイフ出てきて笑った。主婦が毒入りナイフ使わねぇだろ。せめてゴンたちが見つけた方なら分かるけど(分からねぇよ)。

『夜桜さんちの大作戦』

 1周年を前に太陽の覚醒。この盛り上がり、スケジュールの管理は見事なんじゃないでしょうか。それなのに表紙がもらえないのが可哀想。鬼かよ。てか、それなら『ミタマ』も表紙なしの1周年迎えてほしかった。
 太陽は親の仇を探してる最中だけど、今回の敵は夜桜家の親の仇でもあるらしい。「冬ごもり」は敵の計画としても見事だし、同時に親の因縁を感じさせるのでうまい。
 からの太陽覚醒。清々しいくらいの、まさに「覚醒」という展開なのでアガる。めちゃくちゃ理にかなってるし、ちょうど今の敵が偽物のドーピングなので「本物のチカラ見せてやるよ」的なアゲもある。そして、もちろん太陽が文字通り夜桜の一員になる、血の繋がりを持つ、という意味でも最高のブチアゲ展開。これで1周年突入はマジで熱い。表紙くれ。

『アクタージュ act-age』連載終了のおしらせ

 今回の事件、本当だとして、実際の法律上の罪ではない部分で一番許せないというか、「それはないだろ……」と絶望した部分が被害者が中学生という点。ただの犯罪ならまだいい(ダメだよ)、薬物でもいい、性犯罪だとちょっとイヤだけど、それでも中学生相手ってのがもう最悪で心底「うへぇ……」ってなる。ジャンプのターゲット層じゃないですか。裏切りという表現は適切じゃないと思うけど、とにかくイヤ。てか、自分が中学生だとして、被害に遭って、警察に捜査してもらい、無事犯人が見つかったと思ったらジャンプ作家だったとかもう最悪じゃないですか。その人がジャンプ読んでたかどうか知らないけど、読んでなかったことを祈る。ただ、それでも友人の中にはジャンプ読者いるだろうし、クラスの中だともうほとんど100%いると思う。
 なので、ジャンプからの発表には被害者へのケアというか、被害者に寄り添うような内容は必要……とは言わないが、あってもいいんじゃないかと思う。てか、あってくれよ。中学生の味方でいてくれよ。


 なので宇佐崎先生のコメントがとても誠実だと思った。


 からの「私もそう思ってました」的な謎ツイートをした編集部への信頼が激しく落ちた。クソダサい。不幸中の幸いで先週ジャンプ休みだったから、少しはまともな反応があると思ってました。私が間違ってました。
 ちなみに、連載中止に関しては、賛成も反対とか以前の話で「そりゃ無理だろ」。すべてが落ち着いたら続き描いてほしいという気持ちも分からんではないけど、マツキ単独作ならそれもいいが、もう1人いるし。性犯罪者とコンビ続行してくださいってのはちょっとリクエストとして乱暴すぎると思う。宇佐崎単独で続き描けってのも理屈としては分かるが、まぁ無理かどうかは宇佐崎先生が判断することだし。ただ、そもそも権利があーだこーだあるのでそう単純な話ではない。
 たぶんアニメ化も発表してないだけで決まってたと思うし、その他諸々の中止案件に関しては同情はします。が、一番怖いのは舞台のリモートオーディションですよ。性犯罪者に値踏みされるとか相当怖い。まぁ、リモート関係ないか。
 出版停止はまぁ分かる。出荷停止もまぁ分かる。分かるんですが、そこに電子版の配信停止が加わると途端にややこしくなるというか疑問が生じる。理屈としては出版停止と同じってのは分かるんですが、出版停止だと「今出回ってる分は知らん」じゃないですか。それが電子版だと即ゼロ(実際は多少のタイムラグはある?)。紙でいう「販売停止」「回収」とイコールじゃないですか。電子版を今まで買ってた人の分は問題ないけど。よくミュージシャンの逮捕騒ぎでもなる話題で、あれは薬物の場合は「曲の利益が裏社会に回るから良くない」という理屈もあると思うんですが、まぁそれでも回収とかになると違和感もあります。電子は物理の代替という認識では済まないケースがあるのだなぁ、と思う次第。特に結論はない。

『みゃくなし』川口勇貴

 ということで読切。何度も言うが幽霊の話はやめろw 幽霊とのラブコメはもっとやめてくれ。そこらへんまだデリケートなんだよw
 川口先生、とにかく印象に残る絵なので覚えてます。ギャルなんだーという意外性も良かった。幽霊はやめてくれw
 ギャルの幽霊になぜか取り付かれてる話。果たして死因は、生前はどうだったのか、という謎で引っ張るタイプ。あーはい幽奈さんと同じだ……だからやめてほしいんだよなぁ。
 ただ、男視点で謎を解いてく話かと思ったら、案外そうでもない。 “だったら告白しとけばよかった” で根底からひっくり返るのが最高でしたね。信用できない語り手とはちょっと違うけど、生者はすべて知っていて、死者の記憶は曖昧。このすれ違いが面白かった。ここは幽奈さんと違う。ありがとう。
 そんな謎解きチックな要素をラブコメに織り交ぜたのが本作の魅力だと思います。別に気の利いた伏線があるとかそういうタイプの謎解きではないけど、秘密を持った語り手というのが楽しい。
 ただ、大問題として「萩原(草冠に秋)」はハギワラだからな。オギワラって書いてあるけど。秋に咲く花だから萩なんだぞ。おいしい月でお馴染みの萩な。オギワラはケモノヘンだから。マジふざけんなよ。絶対これ作者の落ち度じゃねぇだろ。「オギとハギややこしいよねぇ」という話なんだから気をつけるだろ普通。
 いや、わざわざルビがカタカナなのでひょっとしたら作者の意図? だとすると途端に意味が分からなくなる。だって彼は普通に正解を知ってるし、「萩と書いてオギと読む」に何の意味が生まれるのか分からない。せめて彼女が「よく覚えてないけどオギワラだった気がするわ」とか事前に言ってるなら納得できるけど。ないよね。謎。

『アンデッドアンラック』

 今更だけど、不治攻撃で切り刻まれたアンディって痛くないのかしら。いや、痛いか。というか、死なないのか。今まではどんな目にあっても「死ぬより先に再生する」で納得できたけど、今回バラバラになっても再生しない絵を見て「そのままでいるなら死なない?」となった。まぁ、実際にバラバラになった瞬間、人間の脳がどの程度働くかなんて分からないんですが。
 初出時から1ミリも納得できてなかった不治のルール、範囲。それが今週のクライマックスに関わってきたので個人的には無理。分からないです。殺すのが治療行為になるから殺せない。そもそも不治ってのが本人の意識の話ってのがおかしいんですよ。そんなルールだと何も知らない第三者が治療行為するのがアリになっちゃう。分からない。人のために動いてるから動ける、みたいなヒーローらしい結論にしたかったのは分かるし、それが感動的なのも分かるけど、そこまでの理屈が謎すぎるので「コレありきで無駄にややこしいルールにしたんじゃない?」とか「そもそもルールになってねぇけど」みたいなことを考えてしまう。
 対角線上に来た瞬間を止めて、それをアンディが撃つ。つまり銃弾が不動くんに当たる……と思ったら風子が頑張ってたw ぶっちゃけそんな一瞬でできるわけないと思うんだけど、セリフではノータッチだけど絵で気を使ってる感は好き。

ぼくたちは勉強ができない

 ものすごく鈍かったんですが、縫うことが「できない」浪人の教育係になる話だったのか。ぶっちゃけ浪人って「教える」関係が希薄なので他の3人(4人)と同列に考えるのが無理があると思ってたんですが、だからこそこの未来では教育係を通じて仲良くなるのか。これは良いね。
 てか、筒井先生はたぶん細かい歴史の分岐のロジックとか興味ないタイプの作家だろうから、これだけ本編から時間も距離も離れたエピソードになった方がいいのかもしれませんね。ぶっちゃけ「なんでこうなるんだよ」の連続だったんですが、ここまで場面がすっ飛ぶと細かい部分はどうでもよくなるというか。
 ただ、味の濃い新キャラ(それも女性キャラ)を出すのは寄り道になるからやめた方がいいと思う。ボーナスステージみたいな話だから「知らん奴より浪人出せよ」ってなっちゃうというか。関城さんですら「なんでコイツが」ってなった(人多いと思う)んだから、完全新キャラだと余計に。
  “脈絡” のツッコミはマジで面白かったんだけど、よく考えると漫画の展開として本当に脈絡がなくて、ツッコミがその言い訳でしかないから残念だよな。まぁ、照れ隠しでメイド服とかそういう心理もあったのかもしれないけど、本編から窺い知ることはできない……と思う。

『AGRAVITY BOYS』

 OMOポイント。これは発明だと思う。ギャグをやりたいけど、物語も進めたいというジレンマ、それを解消するのがOMOポイント。ふざけたことをやればポイントが貯まってポイントを適切に使えば物語(タイムマシン作り)が進行する。これは天才……まぁ都合丸出しなんだけど、コージくんが何でもアリなのでそんなに気にならない。
 ガチャに詳しい2人、は笑った。ガチャ文化にそれほど馴染みがないので、たまに始めたゲームでガチャがあると「ピックアップ?? どういう意味??」と混乱しすることがあります。「あの大手ゲームと比べて本作のガチャは良心的」みたいな評判も聞いたりするけど、「確率で出るだけで違いなんてあるの?」というレベル。難しすぎるよね。こうしてガチャへの苦手意識、そして嫌悪感が増していく……。
 生主への誘惑。何で攻めるのかと思ったら生主なので笑った。カウンセリングになってるのツッコミも笑った。心理的に追いつめられてる印象だったんですが、それを生主は「カウンセリング」と表現するのが良い。言われてみればそういう捉え方もできる。

『ボーンコレクション』

 最終回。たった2コマで処理される早見さんが泣ける。ジャンプシステムの被害者である。いや、そういうの込みで意図的にやってる可能性もなくはないのかしら。どこまでふざけるのか把握し切れてないw
 白羅との恋模様がついに決着……だけど、かわのしん。あくまでもカザミの物語として決着をつけてるのが素晴らしい。「河童→川→捨てられたエロ本」という連想ゲームもくだらなくて笑いました。
 あと、かわのしんに対して “ギモン形ばっかうるせーな” とカザミの物言いが乱暴なんですが、ちょっとこの2人のやりとりはカザミと白羅っぽいよね。逆転してますが、カザミの中にある乱暴(だけど良い奴)な部分が抽出されたような存在が白羅。
 からの “これからも友達だよって意味の…” “おでこにチューです…” 。これも良かった。優柔不断とか結論を先延ばしにしてるようでもあり、だからこそ女性たちから非難があったんですが、これはあくまでもカザミの妖怪との物語であり、カザミの妖怪に対するスタンスはかわのしんに象徴されるように、友達。だからここで「白羅さん好きですよ」と恋愛のチューをしてしまったら話がブレる。恋愛としてのチューをしてしまったら「じゃあ白羅以外はどうでもいいよね」という話になってしまう。カザミにあるのは妖怪に対する友愛なんだけど、そこにこそ白羅は愛情を抱いているわけですね。キスの場面で “妾がホレたのはそういう所じゃないからの…” と言っていて、本話のラストに本当にホレた所が語られてるんですが、そもそもカザミがあの場面でおでこにチューしようとした行為こそカザミの優しさの現れであり、そこに白羅はホレたから唇にキスをした、という話。すれ違いのようだけど、筋の通った話で、何なら作品全体を総括するような場面になってる。
 からの九尾の末路。これまた突拍子もないギャグをやっているようだけど、テーマ的には筋が通ってる。人間と妖怪の共生。立場は違っても仲良くするんだよ、敵対してるお前は独りのまま死ぬけどな、というオチ。まぁ、妖怪がべぇちゃんとミルクボーイしかいないので妖怪との共生を示すには少々パンチが弱いんですが、もはや妖怪という線引きすらもあまり重要ではなく、大事なのは仲良くすることですね。このあと5年後に場面が飛ぶんですが、そこで白羅が最初に発する言葉が “仲良くせい!” 。カザミと白羅の目標がそれですね。ちなみに本話のタイトルは「共に暮らしたい」なんですが、結婚のことを示しているようで、結婚に限定されない言い回しですよね。それがすべて。
 小さい描写なんだけど、二次会のどんちゃん騒ぎの大コマ、侍がミルクボーイを抱いてときめいてるんですよね。まぁミルクボーイは可愛いから納得なんですが、何気に秋冬に続いて四天王をもう1人「妖怪と仲良く」陣営に取り込めたのも大きいと思います。べぇちゃんも、ミルクボーイのエピソードもめちゃくちゃ重要なテーマを描いていたのが分かりますね。てか、ずっとテーマが一貫してるから自然とそうなるってだけの話なんですが。
 んで、ラストは「あやかしファーム」で子供たちとドッジボール。ファームはミルクボーイ要素で、ドッジボールはべぇちゃん。さらに芸が細かいのが妖怪を怖がる女の子にカザミが “でも俺は伝えるんだ” “この妖怪術で!” とフワフワの妖怪からぬいぐるみを作り出す場面。このフワフワの妖怪、第1話に出てきた奴ですね。Eランク妖怪の「ケモラ」。カザミが妖怪術を使おうとしたらりのちゃんにドロップキックで止められました。要するにあのときは社会に妖怪は受け入れられてなかったけど今は……というドラマでめちゃくちゃ熱い。ここまでキレイに計算されてることを考えると、早見さんはあえてのギャグだったのかも、という気にもなってくるw


 ↑これの3つ目の画像。かわのしんの名前の表記調べようと読み返してたら見たことあるの出てきてびっくりしたw

 ということで終わり。前回は無茶苦茶なギャグに爆笑したので忘れかけてましたが、とにかくテーマが一貫していて、それを繰り返し丁寧に描き続けた作品でしたね。最終回として完璧だったと思うし、話数が少ないことで逆に「全部大事やん」みたいな気にもなってくる。個人的に大好きな(最高の傑作回だと思う)ミルクボーイが出てきたのがやはり嬉しいです。単に好きなキャラという意味だけではなく、全体の物語としてとにかく大事なキャラでありエピソードだったと思います。それだけに早見さんが意図的なのか不本意なのかは気になる。
 はい、ということで来週からジャンプがつまらなくなります。非常に残念です。また、つまらなくなる。悲しい。

『タイムパラドクスゴーストライター

 『サイボーグ009』の「結晶時間」だ。もしくは夏ということもあり『涼宮ハルヒの憂鬱』の「エンドレスエイト」。まぁ、どちらも呪いとして閉じ込められてる意味合いなので違うんだけどw 修行の場としては精神と時の部屋が近い?
 まぁ、そんなこんなで時の止まった世界でオモシロ漫画を描き続ける。前回秘密にしたことがあっさり、特に盛り上がりもなく明らかになった。ちょっと意味が分からないんですが、まぁ週刊連載のサガなのかもしれない。少なくとも1週(今回は2週)多少なりとも興味を持続させることができたのかも。こすいから私はそういうのあまり好きじゃない、と前回書きましたが。
 ルール。触れてるものだけ静止する。「結晶時間」や『X-MEN』のクイックシルバー、映画『ソニック』はどれも「超速いから止まって見える」ですので、手を離したらゆっくり静止していくんですが、本作の場合は離した瞬間にピタッと止まるんだと思う。100から一気に0。ものをゴミ箱に捨てる際、投げても手から離れた瞬間にその場で静止するので超不便だと思う。投げなくても落とすこともできないのでゴミ箱の底にゴミを置かないとゴミがゴミ箱上空で浮遊し続けるというか。大変。
 経過した日数を記録するんだけど、壁に貼った紙の前にペンが静止してたりするの良いよね。あの空間をうまいこと使いこなしてる感。終盤の作画シーンでも宙に浮いた鉛筆と消しゴムを持ち替える描写とかあって、あの世界における時間経過、彼のレベルアップが窺い知れる。
 あと、飲食と睡眠は不要。「奇妙なことに」で済ますのがずるいんですが、体を動かしたり脳味噌を使ったらエネルギーは消費するので解せない。あと、単純に睡眠時間がごっそりなくなると1日の活動時間が一般のものと違ってきますね。極論1日24時間働けることになるので。たぶんトイレも行かない。飲まないから。
 インフレ的に「○○完成」が飛躍していくのは楽しい。ぶっちゃけ精神的に無理だとは思いますが。好きなときに時を動かし始めることができるので「これで完成でいいのか?」という悩みが生まれるのは面白い。当然こんな経験はないんだけど、絶対そこ悩むよね、と確信が持てる。時間を費やせば費やすほど、時を再始動したあとの時間経過が比較として無に近づくので「本当にこれで大丈夫か?」と追い込まれるのは分かる。怖い。
 あと、これ『ゆらぎ荘』の感想でも書いたんですが、精神年齢。『ドラえもん』でのび太無人島生活して最後に帰ってきたのび太がタイム風呂敷で若くなってハッピーエンドになる話あるんですが、「もう子供じゃなくない?」ってなるのと同じ。本作はインフレがすごいのでもっとひどい。最低で分かってるのが12,472日。34年。1日6時間睡眠、2時間食事だったとして、その分の時間が浮くと考えると佐々木の1日は普通の世界の1.5倍。18,708日。51年。その後「時計はもう必要ない」モードに入ったのでさらに年数はかかってる。完全におじいちゃんです。まぁ、肉体の衰えがなかったら精神も衰えないのではないか、みたいな哲学的な問いも生じるんですが、それはさておき、あの頃の佐々木とはとてもじゃないが別人。物事の価値観がものすごく達観したような人になってるんじゃないかしら。
 そんなことを考えると、一度記憶をなくしてから記憶を取り戻す、という行程を経た『ゆらぎ荘』はそこらへんの問題を回避したかったのかもしれない。理屈っぽいなぁ。千紗希も幽奈さんも一度記憶を失ってますね。あそこで精神年齢がリセットされたと考えられる。まぁ、記憶を取り戻したときに精神年齢も戻るんじゃないか、という哲学的な問いは残るw
 とにかく、完成。満足、これで終わり、と佐々木の迷いが消えてエンド。それを示すのに出かける度にすれ違ってた少年が落としそうになってるアイスクリームを用いたのが最高にオシャレ。今までは周りが見えてなかったけど、悟りの境地に達することで周囲のことばよく見えるようになった、みたいな。もしくは漫画のターゲット層である子供の気持ちに立って物事を考えられるようになった。そして、アオリがちょっと雄弁すぎるんですが「運命に逆らう」ですね。その象徴として、落としてしまったアイスクリームを戻す。当然「失われるはずの命を救う」のメタファー。さっきも列挙した超加速描写のある作品でもこういう落としそうなものをどうこうするってのは定番の描写なんですが、それをドラマと絡めたのがマジ秀逸。

巻末解放区!WEEKLY週ちゃん

 8/28は民放テレビ放送開始の日。ということで、週ちゃんチームと井坂編集が観てる民法の番組紹介。
 15番組も紹介されてるのに私が観てるのが1つもなくて絶望するんですが、小山イラストが大量なのでまぁ個人的に嬉しい企画でもある。とはいえ、1つも重ならないとはなぁ。まぁ、バラエティはほとんど観ない、とはいえゼロではないからなぁ。衝撃。

 あと特集ではないけど、記念日リストの中に8/29、映画『ターミネーター』の審判の日が入ってて笑った。延期になったりいろいろあるけど、最初の奴ね。

次号予告

 新連載。2/4本目。同名の読切ありましたな。原作/漫画形式なんですが、漫画の方の松浦先生は『トーキョー忍スクワッド』でお馴染み。コンビを変えて連載2つ目ってのは最近のジャンプでは珍しいケースだと思います。というか、原作の後藤先生としては読切で好評だったのに『トーキョー忍スクワッド』の連載で後藤先生を奪われて悔しい、けど成功してほしい、みたいな葛藤があったんじゃないかしら。
 あと、さっきも書いたけど、『夜桜さんち』が1周年なのにセンターカラー。可哀想である。

目次

 ジャンプマイベスト3。久保先生の作画中に聴いてたアルバム。このノリいかにも久保帯人って感じがして最高だぜ。

前号、恩師のお二人の新作が載っていたのになんてアホなコメントを…痛恨!
(『僕とロボコ』)

 どうしてもコメントしなきゃいけないような内容でもなかったからねw

こんにちは、川口です。大変な時期ですが少しでも楽しんで頂けたら嬉しいです!
(『みゃくなし』)

 おいおい随分と踏み込んだコメントするじゃないの……と思ったけど大変な時期ってコロナのことか。

愛読者アンケート

 『BLEACH』読んだことありますか? って聴いてるので『BTW』のラストはやっぱ『BLEACH』ネタなんだろうな。
 ゲームの話。おそらく腰を据えてやるタイプのゲームの話。『ポケモンGO』とかの位置情報ゲームが選択肢にない。
 スマホゲーム。『ドラクエタクト』は一応始めたんですよ。ただ、ぶっちゃけ飽きたというか、早くも「損をしたくないから最低限やる」モードに入っててこんなんだったらキッパリ辞めた方が健全だよなぁと悩みながらもオートで放置してる。
 家庭用ゲーム。選択肢にないけど……と書こうとしたら『ドラクエ10』あるぅぅ!!! ありがとう。なんかめっちゃ嬉しい。プレイ時間でいったら完全に『ドラクエ10』一強です。ただ、大体ながらでやってるので真面目にゲームを楽しんでいるかといったら少し怪しい。netflixで映画観ながら『ドラクエ10』の単純作業(金策)をシコシコと続ける、みたいな感じなので。おかげでプレイ時間でいったら最強。アホほど時間費やしてる。

総括

 『ボーンコレクション』終わっちゃったなぁ。また来週から楽しみが減る。まぁ、情熱が減るのはブログの書くカロリーも減るから楽っちゃ楽なのかもしれないけど。

 ということで今週のベスト作品は『ボーンコレクション』。ごちゃごちゃっと詰め込むタイプの最終回になるかと思ったけど、意外なほど丁寧。本作がずっと描いてきたテーマについてキレイな結論を描いていて感動しました。前回のアレからここまで良い話になるとは思わなかったよ。
 次点としては、読切と新連載と、『夜桜さんち』。主人公覚醒回すごく良かった。

 今週のベストコマ。5年前の最後のコマ。一緒に仲良く暮らす、という本作の結論として象徴的な場面だったと思います。

 最後に今週のベストキャラ。せっかくなので同じ作品。

  • 迅内カザミ 『ボーンコレクション』
    • 最終回が良かったという話と通じるんですが、本作はカザミの物語だったなぁ、と改めて感じさせられた素晴らしい最終回でした。

gohomeclub.hatenablog.com

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