北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ2021年07号の感想

少年ジャンプ(7) 2021年 2/1 号 [雑誌]

 いつもどんな心構えでジャンプ記事書いてたか忘れてしまった……。

背表紙

 ジャンプ名台詞 in Italiano。イタリア語ですね。いつかこの部分すら分からなくなると思うw
 グーグル先生曰く「どうやって生きようと決心したのか後悔したくない」。結構完璧な訳なんじゃないでしょうか。なんかこんなセリフあったよね、とは思い出せました。たぶん初回の奴だと思う。まぁてか大体初回からセリフ引っ張ってきてるのかな。
 ちなみに次回は『夜桜さんち』。古株順だと。終わっちゃった『チェンソー』を入れるのも面白いと思うけど、『勉強』がスルーだったのでないでしょうね。てか、千空以外みんな戦闘要員なんですよね。一時期はバトル漫画減ったとか思ってたんですが、最近はすっかり標準装備という感じある。『アグラビ』『モリキング』が終わったのもありバトル漫画、もしくはバトルもできる漫画の比率が増してる。いや、この両作も一応バトル要素あったか。どっちもバトル回好きでしたw

表紙

 『dr.stone』。石化装置の掌握。ちょうど今週の内容とも合致する感じでしたね。アニメとは関係ないと思う。観てないから今どこらへんなのかよく分からないけど、さすがにまだでしょ。

読者プレゼント

 釣り。うっすら『釣りキチ三平』ネタでもあると思う。矢口高雄追悼……ってタイミングではないと思うけど。正直「景流一本釣り」とか無理あるし、そもそも「景」の一文字だと何が言いたいのかも分かりにくいんですが(景品です)、とにかく手数でごまかす。その姿勢は好き。各グッズ紹介でも魚関連でダジャレ仕込んでてなかなか好印象です。ちゃんと渓流で釣れる魚に限定してるのが偉い。魚ダジャレだと範囲広すぎて何でもアリに思えるけど、実は選択肢はそれほど多くない。

 応募要項のページの方の4コマ、今週すげぇ面白かったです。読んでなかったら是非読んで。なんでサンズイは釣れるんだよw
 4コマの作者「平川もそ」なる人物なんですが、調べたら『静子ブルジョワジー』の人じゃん。面白いわけだわ……

巻頭カラー『Dr.STONE

 突然『ONE PIECE』のエースがいて意味不明だし、単行本どうするのか気になるんですが、とりあえずBoichi仕事の宣伝もしくは記念も兼ねてる。せっかくのアニメスタート記念の巻頭なのに『ONE PIECE』の宣伝割り込まされて少し可哀想、とは思う。あと、背景に謎のポータル越しのルフィと赤犬がいるんですが、あのポータルがマジで謎。あの場面からエースが飛び出して千空の手を握る、という状況が分かったようで全然分からない。むつかしい。
 本編。無数の石化装置を目の前にして君ならどんな使い方をするかな? と問いかけてくるような内容で楽しい。ブラックボックスの極みみたいな装置なんだけど、頭の良い人たちがそれにどう立ち向かうのか。
 数が多いから気軽に壊せる。この発想は面白かったし、面白かったからこそここで完結だと思った。そっからレーダー対策として再利用するので驚きました。しかもそれが地球全体を石化した日の謎にも迫る内容。休み明け、巻頭回にふさわしい話だったんじゃないですかね。
 ステルスの仕組み。基本は形らしいので驚きました。何かもっと素材とか、もしくはノイズキャンセリング的に逆にレーザーぶつけるみたいな仕組みかと思ってた。まぁ、劇中でもツッコミが入ってたとおり若干のやりすぎというか、スケールアップしすぎ感はあるんですが、その問題に対して「我々でも手に負えない超技術を利用するのでok」としたのも見事だったと思います。ぶっちゃけラストの見開き、印刷が潰れて装置がどのようになってるのか全然見えないんですが。最近こういうこと多い気がするんですが、私が気になるようになっただけなのか、向こうが「見たかったら電子版か単行本買えば?」と割り切ってるのか、判断が難しいです。

ONE PIECE

 おおっ、最高戦力同士のバトルが何の仕掛けもなく真正面から描かれてる。やべぇ。麦わらの一味集結ではなく、麦わら陣営の最高戦力の集結なのが熱い。今まででもありそうでなかったというか、かなり珍しいタイプの見せ場だと思う。
 こないだ……でもないか、映画の『STAMPEDE』のクライマックスがこんな感じで、麦わらの一味という括りを無視したドリームチーム展開でめちゃくちゃ熱かったんですが、それを漫画本編で実現するとこうなる。まぁ、『STAMPEDE』のボスキャラであるバレットの能力(ガシャガシャの合体人間)がキッドが似てるんじゃないか……とは当時も思って、今回『STAMPEDE』を連想したのはキッドの絵面に引っ張られた感もちょっとある。
 そんなキッド。ルフィと並ぶバカであり、そんな2人に振り回される形でローもバカになる。あのトリオ漫才面白かったですね。ライバルであり仲良し感。直情タイプのキッドもそうだけど、ローはギャップの要素もあるからずるいわw
 ローが体内から殺すって言ってて「たしかに殺せそう」とか納得してたんですが、実際には岩石を外からぶつけてるだけなのでそこは拍子抜けでした。医術的な攻撃やれよw さすがに次回以降何かあるとは思いますが。

『呪術廻戦』

 ちょっとアニメの話。最新話にメカ丸出てきたじゃないですか。そのメカ丸が喋る場面、アップで喋る場面、そこにおけるメカ丸の口。セリフに併せて口が動かない。リップシンク放棄。それによって生じる圧倒的メカ感に心打たれてしまいました。アニメ化したからこそ初めて描かれた細部というか、今まで想像してなかった部分だけど、見た瞬間に「そりゃそうだよね」と納得してしまう気持ちよさ。本当に衝撃でした。ぶっちゃけ、見た目がメカなだけでそういう人みたいな認識で見てる嫌いもあったんですが、あのアンチリップシンクの場面を見て「メカなんだ……」と猛烈な実感を得ました。アニメ化ありがとう。

 本編。かつての強敵が味方になるというバトル漫画では定番の展開なんですが、「お兄ちゃん」の字面が強すぎて笑えてしまうからずるい。「血」だからとロジックが多少補強されたのも良かったです。てか、この部分にちゃんとしたロジックを持ってくるのが少し意外というか、もうちょっと超常的な感じで済ませるとか思ってたわ。ごめん。
 そんなお兄ちゃんギャグに対して “東堂といいヤバイフェロモンでも出てるんじゃないのか?” は笑った。愛され弟フェロモン。
 氷結系最強が最強すぎる。本作は基本的にはフィジカルバトルの上に超能力があるんですが、その動きを完全に否定してくる。空飛ぶ箒を使ったバトルも本作らしくて最高でした。
 からの懐かしキャラ参戦大喜利。夏油(本物)との因縁というか関係はあるけど、今の夏油(仮)とはどうなんでしょうね。とりあえず知ってるらしいのですが。記憶って継承されるんだっけ? もしくは別ルートで知ってたのか。

『マッシュル-MASHLE-』

 最強クラスのバトルが関係ないところで行われてると思ったら、マッシュが接近するので笑った。それも超しょうもないロジックで。なんだけど、 ハウリングサウンドは反撃の呪文を唱えればゲームオーバー” というセリフで冒頭のほのぼのスゴロクシーンと連結させてるのですげぇ。対になってるのが見事でしたね。いつものノリだと「あーはいはい魔力のないマッシュなら余裕で勝てますね」となる展開だし、今回のフリの部分も明確にそれを連想させてると思うんですが、3本線だとそんなの関係なく圧倒できる。異次元の強さで打破、という意味では普段のマッシュとも通じる痛快さかな。ただ、事前にマーガレットが「3本線でも関係ない」と言っているので、「結局ダメなんかい」的なズッコケも正直あった。3本線のことを知らないような雑魚ならいいんだけど、3本線に対して警戒も賞賛もする強キャラなのに、というのが少し気になる。

センターカラー『ブラッククローバー

 攻撃無効をどう攻略するか。ナハトの「とりあえず攻撃はしのげる」「けど勝てない」というバランスが良い。頼もしさもありながら、あの性格でありながらサポートに回るのが良い。いつもの悪口でめっちゃ煽るんだけど、ナハトの狙いが分かってるので「そうやって限界を越えさせたいんだねうんうん」と微笑ましい気持ちになるw ヤミがアスタたちに圧力かけてるのと大体同じ。
 カマキリ回想。そのまんまカマキリが出てきてちょっと笑ったんですが、最後に現在に戻ってから「カマキリなめんな」という見せ場に繋がったのでアガる。それに対してナハトが素直に “君のこと” “ナメていたようだ” となるのも良い。
 ただ、「重力を裂く」のくだりは正直ちょっと意味分からなかったし、ちょっと飛躍しすぎだと思いました。

僕のヒーローアカデミア

 タルタロス。アメコミに限らずよくある刑務所設定だと思います。そこから脱獄で最悪の事態、みたいな話。『ONE PIECE』でもありましたね。あれは脱獄するメンツが必ずしも悪一辺倒ではないという点においてかなり独自性があったと思います。もちろん今回の『ヒロアカ』と比較するにはボリュームが違いすぎるのでアレですが、今更ながら『ONE PIECE』の脱獄エピソード面白かったなぁとか思いを馳せてしまった。懐かしキャラの再登場という意味では今回の『ヒロアカ』とも通じるところがありますね。再び世に放たれるだけではなく、刑務所だからこそのチームアップが生じてしまうさらなる悪夢。あそこでクロコダイルが出てきて一時的に仲間になるのとか面白かったなぁ……と完全に『ONE PIECE』の感想。

『SAKAMOTO DAYS』

 遊園地。目次コメントでは後楽園の話してましたが、都会の遊園地という感じではなく、少なくとも郊外の、広大な敷地で魅了するタイプの遊園地。バトルフィールドとしては後楽園みたいなビルに囲まれたロケーションも面白かったと思うんですが、今回は違う。
 本作の魅力の置き所がいまいち分からないってのもあるんですが、個人的にはやっぱバトル漫画的な部分が一番楽しい。今回の遊園地での超能力ナシのバトルってのが最高に良かった。まずあり得ない状況でのバトル、アクションってのはそれだけでワクワクします。『名探偵コナン 純黒の悪夢』も良かったです。ただ、あれは観覧車の骨組みの上での格闘ですので、今回のジェットコースターは荒唐無稽の度合いでいったらさらに上。ちなみに、防弾メガネというアイテムは『名探偵コナン 世紀末の魔術師』で出てきたネタですね。あっちのメガネはレンズが割れることで弾を防いでましたけど。バルシェ肉買ったべか。
 面白かったんだけど、「何も考えなければいいじゃん」のくだりはちょっと飲み込みづらかった。てか、そんな簡単な話ではないでしょ。まぁ、これは来週以降あのキャらの特異性として改めて説明が入る可能性もあるのかな。

『僕とロボコ』

 ジャンプ休み明けらしいネタで笑ったんですが、さすがにそれは導入のみ。ちょっと残念……と感じてしまったのは本作への期待がデカすぎるせいだと思います。1話丸々「ジャンプのない月曜日」で来るかと思ってしまった。
 んで、その後はズボン忘れた件についてガチゴリモツオの2人が『HUNTER×HUNTER』的な攻防を繰り返す。突然ナレーションが饒舌に語り出す感じとか良かった。それっぽいという意味で。バトル漫画が安易に真似するとただ痛いだけ(もしくは退屈)になりかねない危険性もあると思うんですがw
 パズル的に情報を組み立てていくのは面白かったけど、モツオとメイコの2人の体重でガチゴリラをスーパージャンプさせるのはさすがに物理的に納得しづらい……とか現実的なことも考えてしまった。いや、メイコがドラえもんみたいな体重してたら多少は説得力も生じるんだけど。
 んで、ラストのは読んだことないけど『スラムダンク』で映画化記念なのだろう、と何となく感じた。何か見たことある。

『夜桜さんちの大作戦』

 花見。温泉効果があるらしい。四怨のカラオケがサービスショットなのは分かるし、四怨ファンなので嬉しい気持ちもあるんですが、あのカラオケの場面の主役はゴリアテだと思う。肩乗りが可愛いし、いちいちポーズ取ってるのが最高でした。
 3つの任務と4つ目の任務。家族総出で父に挑む話として「母の遺体」って目標設定は素晴らしかったと思います。スーパーパワーの源であり、故人を愚弄することへの怒り。それを長男が婿に協力を仰ぐってのも良い。あと細かい部分で良かったのは、 “この現実を背負うのは長子の俺だけで十分” というセリフ。「長男」じゃないんだよね。本作の世界だったら長男という言葉はふさわしくない。それを彼自身が認識して言葉を選んでるってのが素晴らしかった。炭治郎にも聞かせてやりたい(時代も状況も違うよ)。

センターカラー『怪物事変』藍本松

 アニメ開始記念の出張。それと同時に藍本先生の凱旋ですね。このドラマが熱い。本誌でそこそこのヒットをして、別誌に移動し、そこでアニメ化まで繋がる大ヒットを決めて、本誌に帰ってくる。正直ちょっと泣ける。さらには短編集が2冊同時に出るんでしょ。ジャンプ作家として勝ち組すぎる。てか、『保健室の死神』が全10巻っていうの、今の価値観で言ったら相当なヒットですよね。ここらへん時代の違いを感じる。
 本編。めちゃくちゃ面白かったんじゃないかしら。出張版として理想的な仕事をしたというか。まぁ、作品の外の部分で少し残念だったのはカラーページのアニメ情報(声優情報)のおかげで、今回の読切の主人公に対して「あっ この子出張用のオリキャラだ」と分かってしまった。これは知らずに読みたかったなぁ。普通に魅力的なキャラクターなので「この子が出てこないの!?」という衝撃をフルで味わいたかった。
 そんな今回の主人公。フルチンギャグからの “男の子の… ドラゴンボールが……” だけでもう魅了されるというか、もう好きになっちゃうでしょ。この時点で「この子好きかも」となって、先ほどの声優情報のページを見返して「今回限りだったのか……」と絶望した次第w
  “『鉄骨が落ちてきた』って” “どこから?” のコマで絵的な情報のみでホラー展開をやってのけるのもうまい。言葉による説明がいらないから話がサクサク進む。さらに言うと、絵によるトリックという意味では今回の大オチである「なぜ彼女が狙われたか」についてもそう。ちゃんとフルチンギャグの場面でチラッと見えるんですよね。アレが。フルチンに読者の視線が誘導されてるコマにネタを仕込む。チンコによるミスディレクションw まぁ、正直「パーカーの柄で恨まれちゃたまんねぇよ」とか思わんでもないんですが、漫画としての仕掛けとしては面白い。
 んで、主人公が『怪物事変』の世界、キャラクターたちを文字通り覗き見る。この構成が見事だったと思います。見事だとは思うんだけど、彼女のことが好きになってしまったので『怪物事変』のレギュラーメンバーが登場した際に「いやコイツらもいいけど……」という気持ちにもなりましたw 出張版として優れているからこそ、優れすぎているが故の悲劇w
 事件現場に戻って本題。 “絶対に線を越えたり大きな声を出してはいけない” 。まぁ、当然のように線を越えて大声を出すことになるんですがw ただ、それが少年を助けるためってのが感動的ですよね。文字通り「一線を越える」んですが、それが彼女のドラマとして非常に端的でありながら、現実的に可能な範囲の中でありながら、とても勇気のある感動的なアクションになってるから最高。やっぱカバネくんより優芽子ちゃんの方を好きになってしまう読切だと思うんですよw いや、カバネくんも可愛いし、他のキャラも可愛かったり「何か楽しそう」とは感じられたんだけど、話として成長があるのは優芽子の方なのでやっぱそっちに魅了されてしまうよなぁ。
 ということで終わり。出張版としてすげぇ面白かったので、作品に対して普通に興味が湧いたし、とりあえずアニメは観てみようかなと心動かされましたよ。なんだけど、アニメには優芽子ちゃんが出ないんだよなぁ。つらいw 終盤の記憶を消されるくだりで「あぁぁ……やっぱり……」と落ち込んでしまった。漫画としてうますぎる。出張版に対して本気を出しすぎたが故の悲劇や。
 まぁ、とりあえず藍本作品はやっぱ良いな、めっちゃ好きだな、という確信は得られました。得たというか思い出したというか。出張版でここまでの満足度を得られたのははっきり言って異常だと思います。出張読切としての完成度が高すぎて原作への興味が相対的に下がってしまうのではないか、と不安になるレベル。

センターカラー『ヴァティ・リペペ』高畑悠

 主人公の殺し屋がメガネ。ただし、仕事時のみ。このオンオフが物語において重要でしたね。ボスのために生きていたが、初めてそれ以外の価値を見つける、みたいな。
 んで、不思議少女と出会う。『チェンソーマン』の銃の悪魔もこんなのがよかったw とにかく、その銃少女の設定が突飛であり、おそらく本作の魅力の肝。だとは思うんだけど、正直ルールが厳しすぎて「さすがにこれ無理ゲーだろ」と興味を引かれる前に諦めてしまった。1つの感情を継続させる、という発想は面白いんだけど、そもそも1日中食べ続けるなんて不可能だし、劇中にも出てきたけど味にも飽きるし。この一見無理な設定を乗り越えたなら文句ナシで感動なんだけど、ぶっちゃけそこは無視して終わったじゃないですか。銃を1回使えたってのは大きな進歩かもしれないけど、このまま2人で共同生活するってのが想像できない。トイレとか、風呂とか、寝るとか、いくらでも失敗する要因が考えられる。主人公への「好き」を四六時中感じるようになったので、好きでいる間は人間モード安定、みたいな抜本的な解決策が劇中で提示されないとモヤる。そもそもオモシロ設定をどう運用するか、が作品の魅力だと思うので、そこから目をそらして何かバトルと感動風の決着で終わったのは残念だった。
 あとは、主人公がボスに依存してる理由とかも希薄だし(想像の余地なのかもしれないが)、そんなボスが裏切るのも意外性ないし、逆にボスが凄腕の殺し屋をわざわざ殺そうとする理由もよく分かんない。全体的に「それっぽい」でごまかしてるので個人的には乗れない。絵的な魅力とかはまぁたしかに感じるし、2人とも可愛いとは思うんだけど、それよりも理屈っぽさを重視してしまうんだなぁ、と自分の好みを改めて痛感しました。
 細かい部分としては、ボスへの復讐の場面で、主人公が銃で殴るのが面白かった。ボスに対しては従来の銃で殺さないんだよね。モブは殺す(殺そうとした)けど。あとは少女の拘束を解くために使う。悪役は銃である少女を拘束し、ヒーローは少女を銃で解放する、という対比は良かった。銃で殴ったあとの銃口が血でベトベトなのも決め絵としてかっこよかった。まぁ、難を言えば殴る瞬間をもっとはっきり見たかった気はする。たぶん雑に読んでると銃で殴ったことに気づいてない人もいるんじゃないかしら。まぁ、銃を撃って対象が吹っ飛ぶというのはおかしいので気づくかも。
 あとは、モブ側近たちが防弾スーツだから殺せないみたいな話になったけど、普通に頭狙えば殺せるし、主人公のスキルなら余裕だと思う。こういうとこが雑ですね、本作。というか、そういう部分にまったく興味がないタイプの作家なんだと思う。まぁそういう人がいるのは分かりますけど。

『あやかしトライアングル』

 全裸ギターが意味不明すぎて笑ったんですが、本編で描かれなかった場面として考えれば、操られてる状態の奇行の1つと考えれば納得できるかもしれない。できるか? いや、そもそも全裸ギターの絵面に何か元ネタがあったりする可能性もあるのかな。そっちのがすんなり飲み込めるというか。
 心霊ハウス。詳しくないけど、ホラーとしてはかなり王道のジャンルなんじゃないでしょうか。『呪怨』とかそういうノリでしょ。直接お化けが出てきたり、命の危険が迫るわけじゃないんだけど、じわじわと「このままじゃマズい」と怖くなっていく感じはなかなか良かったと思います。砂嵐のテレビを見て爆笑してる場面とか不気味だし、徐々にレトロなアイテムが増えていってそれに飲み込まれていく感じも何とも言えぬ恐ろしさがある。当の2人は笑顔ってのが気持ち悪くて良いんですよね。
 そして、2人が「このままでもいいかも」となるのも怖い。ここらへんから虚ろだった目が通常に戻ってるんですよね。完全に落ちる寸前、というのが絵として伝わってくる。
 外部的な要因で解決したんですが、要するに祭里じゃどうすることもできなかった、普通に任務失敗してた、というのも良いよね。すずの超人性に助けられた形だけど、そのすずの底知れなさが別の意味で不気味でもある、という余韻。

『BUILD KING』

 家ネタ続くなぁw あっちの「ほむ~」が相当可愛かったのでちょっと本作が可哀想にも感じます。
  “レンガくん” “普通に天才だった” は『トリコ』の小松のことも思い出しました。天才じゃったか。
 そんなレンガの活躍。ビガーソウが見れたのは嬉しいけど、ぶっちゃけかっこよく薪割りしただけなので、もうちょっと建築士としての活躍が見たかったかな。指示を出す場面がそうなのかもしれないけど。まぁ、絵的なハッタリを重視する作風と知の職業の活躍が相性悪かったのでしょう。とはいえ、料理人も同じことなので、それに比べるとやっぱパンチが弱いと思う。
 あと、夕日が沈むのが怖いんじゃなくてそのあと暗くなる(そして1人な)のが怖いんだから、「夕日は昇るのだ」とか言われても問題が解決してないと思うの。こういうこと言うといろんな人に嫌われそうな気もするんですが、普通に「屁理屈じゃねぇ?」とか思ってしまった。

『灼熱のニライカナイ

 隊長が呼吸する理由。特殊な体術であった。戦闘の部分に関しては魚人空手とか魚人柔術みたいなイメージで大体あってると思うw まぁ、格闘術の説明にシフトしたせいで「いや呼吸とか喋れる理由になってないんですけど……」とは思うけど、まぁどのみち不可能な話なので、何かかっこよさげな雰囲気をキープしてごまかしたのはうまいのかもしれない。
 あと、隊長のビジュアルとして特徴的だった細くて超長いツインテール。あれは水中でバトルしたときにめちゃくちゃ映える要素だったのですね。水中ならではの三次元の動きであり、動きの線を物理的にビジュアル化してくれるし、水の流れとかも見せてくれる。最近は廃れた風習だと思うけど、家電量販店でエアコンとか扇風機にビニールテープくっついて風を可視化してるのと同じだと思う。懐かしいなぁw
 んで、敵陣営の紹介。突然ギャングランクとか数値化されて笑ったんですが、最後に出てくるのがセイラ。このサプライズが良い。ぶっちゃけこの手の数値化ってよくある奴じゃないですか。陳腐でもあるので、それ自体が魅力になるものではないと思うんですが、ギャングランクという別の角度からセイラが紹介されるという意外性。新キャラの羅列かと思ったら知ってる人出てきた、という良さ。服装の驚きもありますね。正直名前が出なかったら普通に別人だと認識してたと思うw

J新世界漫画賞大募集中

 田村先生のターン。「かけあい」についてなんですが、これがめちゃくちゃ面白い。前回もそうだったけど、田村先生、自らの技術の言語化がめちゃくちゃうまい。めっちゃ理論的。ただ、最終的には「匙加減」が大事になってくるので、ここらへんは天性のもの、もしくは長年の経験によるものなんだと思います。かなりしつこく「やりすぎ注意」と念を押してくるので笑いました。たしかに、バランスが崩れると目も当てられなくなる奴だわw
 過去の感想で何度も「ギャグが繰り返されてるのにいつの間にか物語が進行してる」みたいなこと書いたことあるんですが、今回語られてるのはまさにそれ。やっぱ田村先生、自覚的にやってたんだなぁ、と激しく納得しました。

『アンデッドアンラック』

 こないだある映画を観てたら劇中に国連だか国連軍のヘリが出てきたんですね。ピンチに現れる結構アガる場面だったんですが、そのヘリにでかでかと「UN」と描かれてて「否定者だ!!」なんて思ってしまった。与太話。
 本編。知識の部分は否定由来じゃなかったでござる。意外。スーパーGペンってのは面白いけど、よく考えるとなんでそれがGペンに宿るんだよ、みたいな違和感もあるかな。漫画家キャラという結論ありきの設定というか。
 あと、これは本作に限らずメタ展開全般に言えるけど漫画のキャラがその作品のことを「何これおもしれぇ!!」って言う場面、「すごい自信だなこの作者」とか変なこと考えてしまうw 戸塚先生は自作のこと “すんごいSFスペクタクルだあぁ!!” と思ってるのか。いや、いいんだけど。というか、自分で面白いと思ってない方がおかしいんだけど。
 ペンネームのくだり、アンノウンでドヤってくるのは意外。基本的にダジャレで名前をつける作品なので「いや他の子もみんな……」とか思う。まぁ、ペンネームはキャラクターの意志で決めたものだから一線を画すってのは分かるんだけど。
 病室で九能さんが普通に認識されてるのが謎だったんですが、普通に良い場面として出てくるのでたぶん私が何か読みこぼしてるんだと思う。
 漫画界でたまに聞く「至急連絡を!」のエピソードを否定者の物語として組み込んだのはかなり良かった。この場面がやりたくてこの設定を考えたんじゃないかって疑ってしまうレベル。現実でもたまにある珍事だけど、今後はそういうのを見て「否定者なのかな……」とか思っちゃいますね。そういうの好き。

ROCK THE JUMP

 フィロソフィーのダンス。アイドルだかアイドルポップスのファン界隈ではかなり有名らしい、と何となくは知ってました。ほとんど名前だけ。このコーナーの中ではかなり知ってる方です。ただ、顔は初めて見た(話題を聞くのラジオなので)。

センターカラー『破壊神マグちゃん』

 クリスマスのときに書いたことの繰り返しだけど、ウネさんは扉と本編で2種類のコスプレを披露しがちよね。コスプレみたいな俗っぽいの好きそうだから納得なんですが。
 カラーの裏が名場面すごろく。12の場面が出てくるんですが、その中の1つにチヌが採用されてて私としては大満足です。登場回数で考えるとイズマくんと同じくらいの重要キャラということになる。納得です。
 本編。正月です。あけおめということで初詣 with 母。さっきの話とも被るけど、意味もなく流々ちゃんが振り袖着たりしないのが良いよね。もうちょっと美少女を打ち出した作品だったら是が非でもぶっ込んできたと思うんですが、そういう作品ではない。そういうことするのはウネさんだけ。
 んで、マグちゃんを探せ。流々ちゃんが “間違い探しかよ” 。流々母が 七福神巡りみたいで楽しそうね” 。この2つが連続した2コマにある。同じことをはずなのにこうも見え方が違う。真実は多面的なものなのだ(突然ケノービ)。
 ウネさん。羽根突きしてるんですが、顔に墨入ってるんですよね。ハートマーク。ウネさんに描くのはイズマくんだと思うんだけど、彼がハートマークを描いた?? ウネさんのリクエストですかね。気になる。
 餅つき。ごめん、餅と渾然一体となったマグちゃんはちょっと気持ち悪かったかもしれんw てか、そこにイズマくんが本気の突きをかますとか、意外と暴力の度合いがすごい。漫画だと全部白で区別がないからそれほど気にならないけど、行われてることをよく考えるとグロいw そういう意味ではこの場面はアニメ化不可能かもしれない。色が付くと暴力性が気になりすぎるというか。
 餅喰って爆裂が危ない……からの凧揚げで回避。初日の出。いつもながら、うまい。安定したうまさがある。すごい勢いでいろいろ展開していくんですが、なんかキレイにまとまった感がすごい。
 からの反省。 “気に入るな!!!” でオチがついて今週分は終了……だとマジで思いました。たぶんこれは作者も意図的だと思う。このあと2ページだけ続くんだけど、そこはガラッと雰囲気が変わって母との別れを湿っぽく、ただし以前の流々ちゃんに見られた依存の危うさは感じられない適度にカラッとした雰囲気で終わる。この別れのエモくなりすぎない、感じが流々ちゃんの成長としてじんわりと感動する、みたいな良さがあったと思います。大感動!! 泣いた!! みたいなものではないんですが。

『高校生家族』

 テニス部。長男。雨に敏感に反応して即刻中止するくだりとか独特のおかしさで好き。帰り際の駄話が妙に青春っぽい爽やかさがあって、休む方に全力という不思議さ。
 からの廃部。顧問に嫌われてる件が生きてるので笑ったわ。忘れてたw からの廃部を知らない長男とのすれ違いコントも良かった。そして、先ほどの雨の話に戻る。この挟み込むような構造、見事でしたね。部活が続くなら風邪引かないように即休むけど、それは部活に消極的なようにも見える(実際そうだけど)。ただ、部活がもうなくなると思ったら風邪引こうが関係ないので雨中テニス。その様があまりに青春なので……と話がねじれながらも物語にキレイな決着を見せる。それも本人たちは何も知らないってのが良い。長男は二重に知らない。

『仄見える少年』

 悪役の惨めったらしい泣き顔が最高。ここまで悪役のかっこわるい面にフォーカスする作品も珍しい気がする。その、意外と感じてしまうほど、あっけないほどの惨めさ、小物感が本話のオチへのフリになってるのもうまい。悪役として厄介だったからどこか超人的な印象を受けていたけど、その正体は実は……。
 小町ちゃんレスキュー。ここでも3人がそれぞれ不可欠な活躍をする。まぁ、ぶっちゃけ火はなくても成立した話な気もせんではないですがw
 とにかく小町ちゃん復活。ひと昔、ふた昔前のアニメの変身シーンみたいな裸なので正直ちょっと笑った。いや、感動的だし美しい場面だとも思いますけど。
 ただ、この裸関連で一番良かったのそのアフターケア。次ページへとめくると裸の件はすべてクリア済み。裸の女に上着をかけてあげるかっこいい俺、みたいなダサい男のロマンは一切ない。裸ギャグもなければ、裸について照れるみたいなラブコメ展開もない。裸から目をそらす伊織くんマジ紳士、みたいな押しつけがましさもない。そもそも伊織の上着ではない。年長者が当たり前にやったのだろう、と想像できる。普通に、事務的に対処するだけで、当たり前のことなので漫画としてわざわざ描くまでもない、というバランス。女性の裸が出たら何かひとくだり用意されるもんだと勝手に身構えてしまった自分が恥ずかしいというか、このスマートさに感動してしまった。

『森林王者モリキング』

 最終回。やっぱ巻末から1つずらすのが慣例となってますね。かなり数たまったのでもう「そういうもん」として認識して問題ないと思う。最近のジャンプ読まない人は知らない特徴でしょうね。ジャンプあるあるとして「打ち切りは最後に載ってる」みたいな話してる人いたらニヤニヤすることにします(腐った性根)。
 モリキングたちが元気に登校してる様子を描く『鬼滅』&『エヴァ』パロみたいな展開を身構えてたんですが、違った。普通に良い話というか「どうなったのか」と興味を持続しつつ、情報を小出しにする語り口が普通に面白かったです。最初にモリキングの思い出に語られて、虫たちとは別れたのかと思ったら、普通に虫たちが出てきて「あれっ?」となる感じ、面白かったですよね。
 んで、記憶は消えたが、翔太だけ残ってる。「僕だけが覚えてる」というのがエモいんですが、それがあるから最後のモリキングとの再会(?)がまた面白い。姉の方は完全にギャグ漫画としてのリアクションなんだけど、翔太だけは感動の再会。「これを待っていた」な瞬間ですよね。正直最終回はもうちょっとギャグに振れてほしい気持ちもあるんですが、良い話としても結構レベルが高いというか、普通に感動してしまったので悔しいw

『ぼくらの血盟』

 前回の落とし穴は能力とか術かと思ったけど、家の方に理由があった。建材に血を混ぜてモンスターハウスを作るってのはなかなか面白かったです。途方もない話だけど、理屈は分かる。
 んで、悪人に仕返ししてザマァ。それでいいのか問題。まぁ意地悪なことを言うと “俺も彼を助けたい” となるのは想像通りというか、「どうせこんなもん」的な印象だったんですが、そこに一捻り入ってくる。その捻りがコウくんという実に子供らしい要素ってのが本作らしくて好き。まぁ、どうせ何か裏があるとは思いますが、このワンクッションが良い。あそこでワガママを言い出すコウくんが可愛いので甘やかしたくなってしまう。くそぅ。可愛いので彼のワガママを一瞬で飲み込んでしまう恐れがあるんですが、そこで説得することで “今行くの!!!” とさらに可愛くなるのが良い。駆け引きって大事(そういう話ではない)。

巻末解放区!WEEKLY週ちゃん

 1/18はいい部屋の日。「いい○○の日」って全部11月にあると思ってたんですが、違うのね。
 ジャンプ作品の部屋特集。すげぇ面白いし、こういう特集好きなんだけど、直前の『血盟』がちょうどオモシロハウス回だったんだよ!! ともどかしい気持ちになるw

次号予告

 新連載が4つも。松井&篠原のカムバックがまぁ目玉だとは思います。個人的には稲岡も嬉しい。一番楽しみかもしれない。残りの1つはコンビだけど、たぶん新人。
 松井。『暗殺』終了後も描く気ありそうな発言してたので意外さはあまりないんですが、題材が史実らしいのでびっくり。まぁ、どこまで信じていいのかも分かりませんが、かなり珍しいと思う。
 篠原カムバックにも当てはまる話だけど、ある程度物語のサイズが決まってて、どんなに人気が出てもここで終わり、というのを事前に決められるのだとしたら、有名作家の腰も上がりやすいんだと思う。てか、最近のジャンプの「どんなに人気があっても終わるべきときに終わる」という流れを作ったのは『暗殺教室』だと思うので(点では語れないけど象徴的な1作として)、そういう目で見てしまう。
 あと、松井カムバックとしてはやっぱ『暗殺』終了時の尾田っちの目次コメント「また一緒に連載しましょう。すぐ」を思い出してしまう。尾田っち的にこのスパンは「すぐ」なのだろうか。ただ、困ったことに来週『ONE PIECE』休載。空気読めよーw
 篠原。こっちはプラスで大ヒットを飛ばしてからの本誌。『怪物事変』の出張もそうだったけど、この変遷がすごい面白い。プラスの方は読んでないから分かんないけど、世間的には『SKET DANCE』を越えた的な評価でいいのかしら。ぼんやりそんな認識なんですが。だとすると「それでも本誌なんだ」と面白い。
 稲岡。これまた特殊な変遷で、電子版限定の短期連載を経ての本誌連載。2度目なのか3度目なのかよく分からない奴や。おそらく短期連載の評判が良かったのだろう、と想像できます。あと、今回の新連載群の2本目ってのが意外。どう考えても松井&篠原の2本柱だと思うので。まぁ、だからこそ分散したということなんでしょうね。
 あと、全体的な話。最近のジャンプは連載陣が若すぎて、その若すぎる布陣が割と普通にたのもしいヒットを飛ばしたり、歴史的なことになったりもしてたんですが、矢吹、しまぶーあたりから徐々に有名作家も増えてきたって感じですね。いや、田村、仲間もそうなんですが、この並びに入れていいか悩んだ。まぁ、とにかく有名作家も増えてきましたね、という話。ただ、まだ矢吹しまぶーが始まったばかりというのもあるけど、連載陣のトップに早々に躍り出た感じではない(矢吹はそもそもそういうノリではないけど)ので、そういう意味でも松井篠原の新連載は興味深いです。10話20話くらいで表紙を飾る、みたいな作品は最近ないですよね。
 まぁ、そんなことを考えてると、稲垣もすげぇ、みたいな話にもなる。『dr.stone』が今のジャンプの中で相対的に見ればベテラン(上から4番目)って事実はちょっと受け入れがたいんですがw

目次

 ジャンプSBS。『夜桜さんち』のゴリアテは連載開始直前に足されたらしい。言われてみれば「たしかにそうかもね」みたいな納得はある。マスコットとしてもあまり機能せず、背景で終わってる期間長かったですよね。いわゆるゴリアテ回もなかなか出てこなかったし。

充志、アグラビ連載お疲れ様!たくさん笑わせてもらいました!またの帰還待つ!
(『ブラッククローバー』)

 非常に熱いコメントで感動もするんですが、同時に「やっぱ前号は『ONE PIECE』に言及するよう圧力があったんだ……」とか思ってしまう。

遅くなりましたが明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします
(『僕とロボコ』)

 事務的、丁寧に挨拶することで文字数すべて埋めるパターン。新年号名物だったんですが、前号は『ONE PIECE』という大人の事情……と改めて感じる。他にもあけおめコメントしてる人は多いんですが、「遅くなりましたが」と触れたのは宮崎先生だけ。

愛読者アンケート

 読切についてと、『怪物事変』について。アニメはマジで観ようと思いました。藍本作品めっちゃ好きだわ、と痛感しました。スクエアまで追っかけなかったのを後悔したレベル。
 あと、お年玉について。これは気になる。今年は特に気になる。そもそも帰省してない人も多いよね。郵送でお年玉もらったりしたのかな。そんで親に「お礼の電話でもしなさい」とか言われてるんじゃないかしら。

総括

 久々のジャンプでした。これからジャンプ的には日常に戻るのか……と気が重いw いや、重いというか、どういう気持ちだったかを思い出しきれない。

 今週のベスト作品。これは『怪物事変』。ちょっとぶっちぎりでした。マジ面白かった。
 次点は『モリキング』と『あやかし』と『ONE PIECE』かな。

 今週のベストコマ。『ONE PIECE』の見開き。ぶっちゃけ前回は1,000話用の仕掛けのための1話という印象もあったんですが、今回はそういう事情から解放されて、単純にめちゃくちゃ楽しいバトル回。やっぱ『ONE PIECE』めっちゃ好きだわ、と反省したレベル。いや、別に嫌いになってたわけではないんだけど。

 最後に今週のベストキャラ。こちらー。

  • 伊藤優芽子 『怪物事変』
    • 脇役でいいから本編の方にも出ててくれ頼む!! という気持ちでいっぱいです。

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怪物事変 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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藍本松短編集 青 下巻 (ジャンプコミックス)

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  • 作者:藍本 松
  • 発売日: 2021/02/04
  • メディア: コミック