北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

『サイボーグ009 BGOOPARTS DELETE』21話の感想

 今月のチャンピオンREDには『8マンvs』の掲載があって、よりによって本作の掲載が『8マンvs』の直後。広告ページとか挟まずにマジで直後から始まるので不思議な感覚に陥りました。しかもどっちお姫様だっこの構図w

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神話復活編㉑

 最近はバトル漫画として面白かったんですが、今回はかなり本作の物語における主軸の部分に言及されるので面白い。009がレオーンに「黒い幽霊団は既に壊滅させた」と告げる場面とか読みながらレオーンと一緒に驚いてしまいました。てっきりバトルになると思ったので、こんな興味深い話が飛び出てくるとは。
 オーパーツについての言及もあって、「この世界にも」なんて気になるフレーズも出てくる。そうでしたね、本作の初期はこういう「本作はどういう立ち位置の作品か」の部分を小出しにして、その設定が魅力になってることが多かったです。最近はミュートスとの対決が面白いので気を取られてたというか、本作の特殊な設定、続編として特殊な形をしていることの魅力を思い出しました。
 ブラックゴースト壊滅の話の中で「地下帝国ヨミ編」のラストがちょっとだけ描かれたのもファン的には嬉しい。てか、『8マンvs』も「地下帝国ヨミ編」を下敷きにした続編なんですよね。やっぱ『サイボーグ009』といえば、最高傑作といえば、ということなのでしょう。「天使編」「神々との闘い編」は扱いが難しいですからね。
 ちなみに、今月の『8マンvs』の中には、002の “ジョー! 死ぬ時は一緒だと言ったじゃないか!” という「地下帝国ヨミ編」のあの名シーンを踏まえたセリフが出てきて最高でした。

 んで、レオーンとのバトル。こっちも普通に充実しておりました。まずはレオーンの厄介な攻撃への対処。これは009が単身でクリア。加速装置を使った理屈がしっかり用意されてて素晴らしかったです。ここであっさり勝っちゃうとさすがに興醒めなんですが、熟練の加速装置使いによってとりあえず相手の攻撃は無効化する。どう倒すかはまた別の話。
 ということで倒し方。009だけでは勝てない、というのが実に『サイボーグ009』的な良かった。004とのコンボというのもファン的には歓喜の内容なのではないでしょうか。ここでもうまいこと加速装置が使われていて面白い。火力は004だけど、009のスピードとコントロールによってそれが最大効率の威力を発揮する。
 そんな一計を003が授けてくれたんですが、あれっ、003って今……という話ですね。本話のラストにはヘラも出てきて物語のフェイズがまた1つ進んだ感じがするんですが、ヘラの他にもう1人、戦況のキーとなる女性が……という感じですね。来月が楽しみだなぁ。


 終わり。来月が楽しみですが、来月はお休みですw もう単行本準備の時期なのですね。これは仕方ない。意外と早くてびっくりしてます。
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