北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ2021年38号の感想

 先日、いつも聴いてるラジオに松井先生が出演してたので驚きました。いつでも聴けます。松井先生は話がうまい。

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背表紙

 ジャンプ名台詞 in English。『あやかし』よりすず。元のセリフ全然思い出せないんだけど、「save you two」という表現は何かものすごくうまいこと言ってる気がする。

表紙

 『マッシュル』。驚くほどに本編と合致した内容。夏休みの宿題を重ね合わせることも可能、みたいなことも考えたのかしら。

読者プレゼント

 トリコロール。何だろう、不思議なほどに既視感がある。イラストなのか、ネタが陳腐なのか。
 ただ、ワイヤレスイヤホンについての “圧倒的音質!言葉では言い表セーヌ!!” は普通にうまいと思った。セーヌ川! ココ! って指さしたくなる。

巻頭カラー『マッシュル-MASHLE-』

 勉強モード、というか先生を演じるモードのレモンちゃんとランスくんがメガネ。非常に嬉しいのですが、同時に「全編通じてかけてろや」みたいなワガママも少し湧く。まぁ、ちょっとしたポーズみたいな小ネタ的な描写なのでしょうね。
 勉強できる勢の言い分がめちゃくちゃまともなので笑った。ドットくんもそうだし、ランスくんの勉強方針も正論極まりない。
 巻頭なのに緩めなギャグ回やっちゃうほど本作はもはや巻頭に特別感がない……と思ったらフィンくんのくだりでちょっと印象が変わる。 “マッシュくんらしくないよ” “負けそうな相手でも後先考えず立ち向かっちゃうのがマッシュくんでしょ?” 、このセリフは前回校長が言ってた、マッシュの本当の強さは肉体ではなく精神性、みたいな話と重なりますよね。間違いなく本作の、そしてマッシュというキャラクターの本質なんだと思います。すげぇ大事な話だった……。
 あと、校長と同じ指摘ができちゃうフィンくんマジヤベェ、みたいな話でもありますね。校長は年の功とか強者としての経験で見抜いたわけだけど、フィンくんは友情のみによって導き出された結論。その2つが合致する。熱い。

ONE PIECE

 扉。カエルがめちゃくちゃ可愛い。ときめいてしまった。
 本編。忍法対決。忍法だからただのスキルなのでしょう。悪魔の実由来ではない。特に耳たぶの方とか「それアリなの!?」みたいな驚きもありました。『ヒロアカ』でも似たようなこと感じることありますね。個性なしでも結構めちゃくちゃなアクションしちゃってる人とか。
 ホーキンスの身代わり。理不尽な2択を強いるのは面白いんだけど、キッドの身代わりを作れた時点でキッドのこと殺してた方が良かったのでは……とか考えちゃう。もちろん、いつでも殺せるから最大限利用できるタイミングで殺すべき、みたいな考えも分かるけど。
 キングの種族。正直こういう情報をちょっとだけ出して、中断、詳細はまた今度、みたいな語り口、最近乗り切れないというか。そこまで興味を引かれないんだよなぁ。ただでさえ、キャラ多くて複雑なんだから、ぶつ切り的なことされるストレスが情報を小出しされるワクワク感を上回っちゃう。
 んで、ゾロ復活。マルコがあっさり降参したと思ったら……という展開が前回の『アメノフル』ラストとそっくりだ。メガネだし(そこかよ)。

僕のヒーローアカデミア

 校長の「ぼくのかんがえたさいきょうの防衛システム」。この手のオモシロ防衛システムの説明があると「それを面白く突破しちゃうんだろうな」とかメタいこと考えてしまうので良くない。映画とかでもありがちじゃないですか。それはさておき、「ぼくのかんがえた」感ある説明に対して “ロボアニメっぽくなったぞ!!!” とツッコミを入れられる本作(のキャラ)は強い。みんな当たり前に受け入れてたらちょっと引いてたかもしれない。違和感を抱いて当然だよね、と安心した。
 防衛システムそのものよりも士傑と楽に行き来できる点の方が重要な気がする。最終章だし、みんな出てほしいじゃないですか。
 民衆への説得。この民衆の描き方がやや薄っぺらい気もしないではないんですが、民衆も当事者である、と強調したのは本作の物語として重要だと思う。救う市井の人たちがいなければヒーローじゃない。ただボクがキミを救う話だったらセカイ系になっちゃう。
 んで、お茶子。ここでお茶子とは。これは普通に驚いた。それこそお茶子とデクの2人の話になると身構えてたので、外の世界との繋がりを担当する役になるとは。しかもそれが次世代ヒーローの理想型、雄英高校の最高傑作みたいな扱いで描かれてる。お茶子、思ってたより舞台のスケールがでかい。
 お茶子が民衆を飛び越えることで、デクとお茶子で民衆を挟むような構図になったのが良い。民衆が何かセリフを言わなくても「後ろを向く」というアクションをするだけで意味が生じる。あと、民衆越しにデクが、民衆越しにお茶子が、というのもエモい。

『逃げ上手の若君』

  “北条の潔さが讃えられる事は皆無に等しい” は余計だったと思う。「正しいのは若の方なんだけどね」と念を押されてるようでちょっとクドい。
 若キレる。説教が “酔いは覚めましたか” から始まるのが良い。死にがたりを “自分に酔ってるだけだ” と言い切るのが分かりやすいし、「酒による酔い」という大人限定の話を出すことで、大人と子供の対立構図にしたのが激烈にうまい。そして “せいぜい無力な子が残るだけだ!”
 若のヒップアタック。ギャグなんだけど、やはり性的なニュアンスを感じざるを得ない。酔っぱらって記憶を失った翌朝、 “…頭と尻がなぜか痛い” って言うのもエロいよね。違う漫画だったらお察しセリフだよ。
 逃げの速度を利用して攻撃する、と言ったらマジメなバトル回でも使えそうだけど、それをギャグとして終わらせちゃうのが強い。このくらいのロジックはギャグとして使い捨ててしまう。

『呪術廻戦』

 熱に浮かされた人はおかしな判断をする。直前の『若君』に向けたようなセリフなので笑った。ちょうど若が水をぶっかけて熱を冷ます話だったよね。
 と思ったら酒の話が出てくるので笑った。休み明けなだけあって掲載位置がやたらと凝ってる。
 んで、そんな熱の話。虎杖に “できるだけ穏やかに暮らしたい人もいるんじゃ…?” とマジレスさせて、その件については反論せずに終わったのが良い。要するにこの熱についての説法もインチキ。もっともらしい部分もあるし、真実に迫ってる部分もあるのだろうが、あくまでも部分的な話に過ぎない。極端な話、冒頭の詐欺の例と大差ない。
 んで、虎杖の 高専の話をするのは最後だ” の見極め。ギリギリで失敗するので、かなり良いタイミングだったとも言えるんだけど、このギリギリの攻防が熱い。五条先生のブラフで逆転したように見えるけど、実際は(虎杖が話を切り出そうとしたタイミングで)非通知着信があった時点で秤の勝ちが確定なんですよね。惜しかったなぁ。もうちょっとだけ早く切り出してたら虎杖の説得が成功してたかもしれないのに。
 保守派についての説明。 “「呪術とはこうあるべき」みたいな思想があんだよ” だそうです。ぶっちゃけ、虎杖が初期に出会う伏黒、釘崎の術式が保守派好みの「術式らしい術式」ってのは漫画的な都合もあるよね。最初は読者に理解されやすいように「それっぽい」奴重視で、話が進むにつれて徐々に「こんなのもアリなんだ」と可能性を広げてく。それを「保守派好み」という物差しで語り直したのがめちゃくちゃ面白い。もう最近は何でもアリの念能力みたいになってるけど、そういうのは全部「保守派が嫌う」。
 五条敗北を信じてもらえない。これは笑った。こちらとしてはめちゃくちゃシリアスな話題だし、最大の絶望を感じる案件でもあるんだけど、相手としては飲み込みづらい荒唐無稽な話に思える。この視点はまったくなかったけど、言われてみれば本来の五条先生のことを考えたらそうなるのも当然ですわw 笑うと同時に納得が深すぎて気持ちいい。

センターカラー『SAKAMOTO DAYS』

 2号連続、連結カラー扉。今と昔、光と影でしたね。さすがに坂本不在の扉はなかったか。
 本編。当たり前だけど、ギャンブル。人生はギャンブルだもんな、と『呪術』連想不可避。今号はマジで掲載位置マジックが面白い。マジックが多すぎるので偶然ではなく確信犯なんだろうな。
 スーパーパワーでカジノ無双。ルール知らなくてもポーカーなら勝てる、という部分とか面白かったんだけど、ぶっちゃけこのパートは特に意味がない。最終的に「では直接対決で」なるのですっこけた。まぁ、両者ともにチート級の強さなので、そこで優劣つけられても納得できないか。
 ウータンの回想。要するにルーにホレる話……と思ったら案外それだけではない。彼が “私は私でいいんだ” と奮起するのはルーにほめられたのがキッカケだけど、その内容は “パパが言ってたヨ!” 。なので、彼は単なる恋心によって突き動かされてるのではなく、 “ルー家には数えきれないくらい恩がある!” という結論になる。このバランスは非常に良かった。あと、このセリフのコマ、横長のセリフが2段に配置されててめちゃくちゃ読みづらい。
 からの直接対決。ババ抜き。中国にもババ抜きあるのか。そして漢字表記がかっこいい。抽鬼牌とかめちゃくちゃ中二心くすぐられる。それに比べてババ抜きのダサさよw
 んで、ババ抜き開始。とにかくルーが弱すぎて困る。おやおや『デビザコ』ですか?? とか余計な連想してしまった。話それるけど、某ジャンプ映画もかなりオチに近い部分のネタが『デビザコ』でした。来てるぜ、『デビザコ』の時代。
 真面目な感想をすると、ウータンがルーの隣にいるのが重要そうですね。どっちの方向に回るか分からないけど、ウータンがルーの札取るなら自爆してくれる可能性。いや、そこギャグで済ませていいのか、と怪しくもあるかw

Dr.STONE

 コンピューターは分からないなりに理屈が説明されてて面白い。分かってないのに面白く感じてしまう欺瞞性というか、自分の都合の良さも感じるが。「分かった気になってるだけ」と紙一重の状態。
 ガチFAX。これまた飛躍を感じるというか、コンピューター以上に分からない話なんですが、そこから「集合写真」というエモみの極みみたいな話に移るのがずるいよなぁ。いや、うまい。そっからSAIのトラウマについての話にシームレスに繋がっていき、最終的に「いざ出発!」みたいなアゲ感が出て終わる。飛躍が多いんだけど、何やかんや印象レベルでは違和感なく続いてて、気づいたら驚くほどサクサク話が進んでる。
 兄弟の確執の話とかめちゃくちゃすぐ解決しちゃったんだけど、ゲンがいて、適切なカウンセリングしてくれたから、みたいな納得材料も用意されてるのがうまいですね。んで、猛スピードで話を展開させといて、最後の4ページはほとんど絵のみで進行するのでエモが極まる。ぶっちゃけ、
「一緒に」の件とか方便も感じるし、本人が嫌がってることが「一緒に」だったらクリアってのもおかしな話なんですが、読んでる際の印象としては騙されちゃう。

『NERU-武芸道行-』

 受験者狩りは “作戦としちゃ確かにアリか” となってしまうのか。これは私の勝手な裁量なのかもしれないけど、これは普通にルール的にアウト、みたいな扱いになってほしかった。あれで合格になっちゃ学校イヤだよ。もしくはあんなズルを見抜けない学校。
 一対多。一列になった瞬間を狙って1人ずつ潰す。文字通りこの戦いを俯瞰してるキャラの、上からの視点で説明されたのもあってめちゃくちゃ分かりやすい。「相手が一列になるようにして、一対一の瞬間を作り出す」みたいな言葉の説明ではなく、絵で端的に見せたのも良い。
 一対多。相手は受験者狩りの最中なんだけど、多人数。つまり、1人分だったらクリアできる頭巾を持ってる。まぁ、これで行きずりのあの子を合格させちゃうのはそれはそれでずるい気もするんだけど。
 からの滑り込み。武芸の学校だからそりゃ馬の1匹くらいいて当然だよね、という納得が気持ちいい。と同時に、持ち込み1つの武器以外は反則なんじゃない? とか思ったりもする。まぁ、持ち込みじゃないからいいのか。あと、馬は道具じゃない(突然の動物愛護精神)。

センターカラー『フレンチ・オブ・ザ・デッド』乾修太朗

 読切。太朗の朗は月の方。ちなみに矢吹先生もそう。尾田、稲垣は郎。ややこしい。
 そんな修太朗先生、GIGAで4度掲載とかすごい。熱心なGIGA読者的には超お馴染みの人じゃないか。既存のファンも多そうだ。
 本編。当然ゾンビもの。「フレンチ」はフランス料理の意味。冒頭の見開きが圧巻というか、ゾンビものとしての王道、格、美しさのようなものを感じた。店の内外のギャップもあるし、この1枚で『フレンチ・オブ・ザ・デッド』ここにあり、という雰囲気。その下段のコマで人物紹介済ますのもスマート。この状況でこの冷静さ? みたいな驚きが良いよね。もちろんゾンビものという型を利用してるんだけど、この冒頭の見開きの時点で一定数の満足度は得たというか、もうこの時点で勝ちは確定した、みたいな印象。
 主人公、普通に女の子だと思ったけど、どうやら男の子っぽい気がしてきた。フランス語圏における「ユリス」の性別とか分からんのよ。どっちでもいいってのが前提だけど、もう股間をパンパンしないと性別が分からない……(結婚フラグ)。
 回想。天才的な嗅覚で料理を再現するうしろシティみたいな見せ場かと思ったら、意外と店長側の見せ場、キャラ紹介みたいな要素もありましたね。ゴミを漁ってる少年が食べてるものを、ゴミ捨て場でそのまま食べちゃう。ここまで同じ立場に立ってくれる人が悪い人なわけないよ、という圧倒的なまでの善人性。『ONE PIECE』のサンジのピラフじゃないけど、こういうメシ関連の場面は善人性を示しやすいんだろうな。この場合、食べる側も善人というのが興味深い。
 ある種の謎解き的なオモシロ。緊急の放送によってかなりの情報が明かされたのは少し残念だったかもしれない。ルール説明としてかなり雑というか。まぁ、その分話がサクサク進むので悪いばかりではない。
 ルールが明かされてから、本題。各客の好みを推理する話になるのかと思ったら、常連さんだったようで推理の必要がない。まぁ、常連だと見抜くことが店長の強キャラ感というのは分かる。ちゃんと推理していく楽しさみたいな部分はエピローグで出てくるしね。そんで、その好みが分からない客は店の前ではなく、店の裏にいた奴を適当に捕まえてきたゾンビ。だから常連ではない、と論理が整うのも気持ちいい。
 んで、究極の飢餓状態を味わった主人公だからこそ導き出せる人間よりも魅惑的な香り。一見ゴミに思えるものにこそ究極の香りは秘められていた、という直球のメタファー(矛盾)は面白いんだけど、意地悪な見方をすると、ゴミ漁ってた奴が惹かれる匂いがゴミ由来って当たり前の話じゃねぇか。そもそもゴミ捨て場にはゴミしかないので、そこに究極の匂い(のする料理)があると考えるのには無理があるのではないか。まぁ、テーマは分かるし、料理を題材にした作品の醍醐味はまさにここですよね。『食戟』でも、毎回とは言わないが、こういうテーマ性と料理の内容が合致する回は多くて、やっぱそれは面白かった記憶。
 んで、店をオープンして、おあがりよ。入店するゾンビ、主人公たちに見向きもせず席へと走っていくゾンビ、というアクションのある絵がめちゃくちゃかっこいい。匂いに惹かれる表現も決まってたと思います。細かいことを言うと「ゾンビは着席しねぇだろ」ってなるんだけど、あれは作品を象徴するような絵面なので仕方ないかなとも思う。生前の記憶が働いたんだよね、と理屈を通すこともできるかもしれない。
 終わり。面白かったです。ジャンプでも普通に面白いゾンビものって成立するんだ……という驚きもありました。まぁ、『カメラを止めるな』で市民権を得たみたいなところもあるのか。あとは、主人公がなぁ、女だと思ったんだよなぁ。いや、女の子が好きな女の子と考えることも可能なのかもしれない……(どうでもいいよ)。

ブラッククローバー

 ノゼル回想。ノゼルのことが好きになるような話だったのは間違いないんだけど、正直「話したら死ぬ」の呪いはちょっとずるいというか、物語的に都合が良すぎる気はした。後付け臭いというか、便利すぎる。
 誰にも話せない孤独の話なんだけど、母親が死ぬ間際に “アナタは… アナタ達は いつか私よりも強くなれる………!” と「アナタ達」なんですよね。わざわざ言い直してる。この「アナタ」ではなく「アナタ達」というのがこの物語において最も重要な点であり、それが本話のラストでしっかり描かれる。ノエルの決めシーン「人間」と書いて「ワタシ達」とルビが振ってあるのが激アツ。
 そんな回想明けがクライマックスで、ここが圧巻。攻防とかはあまりないのでバトルロジックを楽しむような内容ではないんだけど(最低限はある)、見開きが3連続するバトルシーンがかっこよすぎる。アゲ感がすごい。
 とにかく濃い、圧がすごい。インクの消費量がすごい、からのラスト2ページ、急にページ全体が静かになってじんわりと勝利を噛みしめるような構成。正直前半の回想部分がかなり駆け足というか、それだけで1話やってもおかしくないと思うんですが、あそこをギュギュッと圧縮したおかげで、圧巻のバトルシーン、そしてソフトランディング的な余韻の強いラストになる。今週の『dr.stone』の感想とも重なるけど、駆け足からのラストはゆっくりにしてエモさを強調、という展開がめちゃくちゃ効果的だったと思う。

センターカラー『あやかしトライアングル』

 カラー扉。線香花火がエモい。まぁ、自動的にエモくなるようなアイテムなのでずるいとも言えそうなんですが、手前にバケツに突っ込まれた花火を配置することで「これが最後の1本」というのを強調したのがエモい。
 本編。正体。ご本人そのものではないけど、本人の中に存在したダークサイドが具現化した存在。悪意は紛れもなく本物、というのがなかなかショッキング。
 まぁ、平たく、単純化して考えるならば、ピッコロ大魔王と分離したみたいな話でしたね。これは神コロ様フラグ……!(神様の方がいねぇよ)
 片腕チョンパするのがなかなかにグロい。ちょっとビビった。まぁ、当然のように腕はまた生えてくる……んだけど、それと同時に巫女服も復活、という流れが良かった。事前に「裸は通用しないのか」と確認した上でのあの変身は熱い。てか、変身は基本的に熱い。

鬼滅の刃』複製原稿セットについて

 何だかよく知らんけど、かなりマジなトーンで謝罪してておらワクワクすっぞ……となった自分の醜さを痛感。
 問題の中心は4万弱の代物らしいんだけど、ついでに最終話掲載時の応募者全員サービス(約4千円)の方も作り直すらしい。これは『ゆらぎ荘』とかでもやってた奴だよね? 一時期やたらやってた奴。『鬼滅』だけ問題になって他は泣き寝入り、みたいな話じゃないといいんだけど。

『レッドフード』

 教官のデザインには堀越先生のDNAを感じる。具体的に言うとミルコ。ミルコ直系のキャラだと思う。私はミルコよりもバーニンが好きだし、アネゴレオンが好きです。違いはよく分かりません。
 今時ベタな試験展開だなぁと思ったら、意外と試験っぽくない。移動に3ヶ月かかる列車の中でめちゃくちゃスパルタな特訓を受ける。試験ではなく特訓、合宿。ただ、おそらく最後、降車の際には試験があるらしい。チルチルミチル兄妹のこと覚えてたの、嫌みっぽく描かれてたけど、受験者の顔を覚えてるってのはむしろ良い人なのかもしれない。現状、どっちかよく分からん。
 とにかく3ヶ月間は試験ではない。この意外性が良かった。リアルというか、このくらいだったら実際の世界にもありそう、みたいな感じ。ネイビーシールズとかやってることをファンタジー世界にデフォルメしたらこうなる、みたいな。あれは試験ではなく「選抜訓練」。
 合宿参加者のボンカースさん。ハンマー使いそう。おにごろし火炎ハンマーできそう。
 からのブレーメンさん。名前の時点で強キャラ確定やん……と思ったらアッサリ脱落なので笑った。いや、笑ったというより困惑。一体何だったのか。ちょっとしたサプライズで終わりの役なのか。今後何かあるとしたら、実は試験官とかもありそうだけど、そういう伏線的なことにしても出番が少ないw
 デボネアもそうだけど、実は本作で読者の性癖にぶっ刺さる、もしくは性癖を開拓してるのはベローなのではないか……とムキムキの背中を見て思った。まぁ、若君ほど露骨でないのは新人作家らしさだと思う。松井先生だったらもっと露骨にセクシーショットぶち込んでる。節操がないぞw

『夜桜さんちの大作戦』

 人殺しそうな目でお茶飲もうとしてて笑った。1ページ目で良いインパクト。ぶっちゃけ、1ページ目の段階で “確信のある目 試験は通過だね” と言い切ってしまうのはどうなのかと思った。合格できるかどうかのハラハラが消失したじゃないですか。なんだけど、読み進めたら本題はそこではなく、まさかの回想なのでした。これは意外。二刃の親心。
 二刃の親心なんだけど、それは太陽に向いてるだけではなく、長男に対しても向いていたのでは……となるラストが良かった。太陽と六美の馴れ初め、それを見守る二刃、という趣旨の回想だと思ったら、実は最初からちょこちょこと登場していた長男へとスポットが移動していく。そんなラストの展開がスムースかつ劇的でめちゃくちゃ良かった。回想挟んでエモ爆発って安易な方法でそれほど乗れないことも多いんだけど、今回は「実は長男が大事だよ」という仕掛けがあって面白い。
 ちなみに、お茶の試験に関しては二刃の動作を逆になぞることで解除。そこに気づければあとはイージー。爆弾解除みたいな緊張感があって面白いし、地雷だらけの夜桜家でサバイブするどころか、むしろ一家の希望の明かりとなってる太陽のドラマそのものメタファーになってるようで面白かった。だからこそ長女のお墨付きを得て、ラスボスとしての長男に挑む展開が熱い。

『アンデッドアンラック』

 いざ突撃。敵の罠&奇襲対策としてアンディが先頭を走る、という作戦(フォーメーション)がめちゃくちゃ合理的なので笑った。とりあえず敵の攻撃を全部受けちゃう。もちろん実際は、直接攻撃以外のことをされる可能性もあるので、どこまで有効なのかは分からないけど、とりあえず読みながら「こりゃ便利だわ」と納得しながら笑ってしまうくらいの魅力は溢れてる。
 不動を発動しながらの移動。不動本体は動かずに、彼が乗っかってる玉が移動してるってことなのかな。理屈は分かるし、絵的にその理屈が伝わってきて面白いんだけど、有名な『キャプテン翼』のワンシーンを思い出した。「セグウェイドリブル」で検索してね。
 てか、数えてみたら今週の『アンデッド』、見開き(ページを跨ぐコマ割り)が7回もあるのね。全19ページ中14ページが見開きの構図ってすごい。中央に大きくコマを配して、その両端に縦長のコマみたいなのが本作多い印象はあったんだけど、単純にめちゃくちゃ見開き多用する人だったのか。ちょっとこれから意識して読んでみよう。

『ウィッチウォッチ』

 公園での魔女戦。単純なバトルではなく、頭脳戦……なんだけど絵面はアホ丸出し。それでいて過去のギャグ回の魔法をうまく再利用してて、ものすごく篠原節を感じる。普通に天狗がバトル的な活躍を見せると思ってたので、これは意外。彼の強さはニコとの絆にある。それもモイちゃんとは違って、ニコと一緒にバカやれるタイプの絆。この扱いはすごく良かった。男女の関係は恋愛だけじゃないし、恋愛以外の関係だってそれに負けないほど強い。
 からの付与の魔女の正体。ギャグとして面白かったし、ものすごくギャグ的に「バチコーン」と決着がつくのも痛快だった。正直、あのあと小さい魔女との対決で第2ラウンドとかなってもおかしくなさそうだし、何なら『鬼滅』でそんな話あった気もするんだけど、そこまで延ばさずに「バチコーン」で終わる。良い。まぁ、モイちゃんのシリアスバトルがメインイベントだからね。
 てか、モイちゃんよ。モイちゃんの方の決着が付く前に付与の魔女倒すとはマジで予想外でした。これで来週モイちゃんが大したバトルもせずに話が終わったら拍子抜けなんですが、さすがにそんなことはないんだろうな。付与の魔法は残るのだろう。よくルール覚えてないけど。

『僕とロボコ』

 私もオランジーナ飲みたい。
 話としては、ロボコが膝に爆弾を抱える(物理)。重圧がすべて膝に行ってしまったらしい。最初に壊れたのは右なので、おそらく右が利き膝。利き膝って言葉初めて使った。
 本話は何といってもラストが最高で、爆弾と言えば……ペル!! ギャグ漫画特有の何があってもケロッと帰ってくる展開がギャグ漫画特有ではなく、『ONE PIECE』のパロディとして成立してしまうからすごい。あそこで「生きてるのかよ!」みたいなツッコミが入らないのはO先生への忖度なのだろうか。まぁ、この件は『恋するワンピース』でも言及されてたと思うから、それほど「ネタにしていいのか……?」みたいにハラハラするような話ではないはず。
 ちょっと話それますけど、私も例に漏れずペル生存に関しては「なんでやねん」と思ってたんですが、2021年、『ワイルドスピード ジェットブレイク』が公開された今となっては「ペル生きてて良かったじゃない」と素直に喜べるようになった……かもしれない。少なくとも「ハン生きてるとか台無しだよ!」とは1ミリも感じなかったんですよね。てか、ルフィもクロコダイルと仲良くしてたので、今になって思えば #JusticeForPell 案件だわw
 てか、ペルの英語表記調べようとググったんだけど、ペルめちゃくちゃかっこいいですね。出てきた画像がいちいちかっこいい。尾田っちすげぇわ。

『アオのハコ』

 珍しく随分と後ろの方ですね……と思ったけど、これ『ロボコ』の直後に載せたかっただけなのではないだろうか。話がめちゃくちゃ『ロボコ』と似てる。期待の重圧に雛が押し潰される話。まさか雛の膝も爆発してしまうのか?? とハラハラして読んでたら最終的に足首が爆発したので笑いました。惜しい!
 てか、マジで似たような描写まで出てくるし、三浦宮崎の共闘説を疑ってしまうレベル。間違いなく今週一番笑ったの本作の雛なんだけど、正直読む際の雑念というか、邪魔になってたのは確かかなぁ。前回の話めちゃくちゃ好きだったけど、今回は「雛と膝で踏めるw」とかふざけた考えで頭がいっぱいになってしまった。まぁ、面白かったからいいか。とはいえ、せっかくなら足首じゃなくて膝を怪我してほしかったなぁ。

『破壊神マグちゃん』

 邪神、無人島に打ち上げられる。がっつり前回の続きになってるので笑った。続くんかい。
 遭難。これはマグちゃんが天に向かって破滅ビームを撃って、それに流々ちゃんが気づいて助けにくる。漁師のオッサンがいるので移動手段はバッチリ……と予想したんだけど、全然違った。いや、漁師とサメでニアピンかな(自分に甘い)。
 ポンコツ化が著しいミュスカーがツッコミ役として機能。ポンコツぶりが可愛いですね。ガス欠の影響が大きいってのもあるし、天敵はナプタくん、と改めて強調されたのも良かった。ミュスカーはマグちゃん大好きで、ナプタくんのことはバカにしてるんだけど……という負けっぷりが可愛い。あと、マグ愛を隠さないあたりも非常に良いですよ。新生ミュスカー、着々と魅力を積み重ねてると思う。まぁ、前の姿も捨てがたい……というのは未だにありますけど。
 ウネさんも参戦。一夜明けて無人島生活に順応しすぎてる三邪神(ミュスカー以外)。三邪神それぞれが独自の方向に可愛い。嬉々としてコスプレするウネさん、それを疑わず流されるマグちゃん、邪神としてのプライドが皆無のナプタくん、と変貌ぶりにそれぞれの個性を感じる。ナプタくんが大オチなのも良いし、丸焼きにされる図が可愛い、という発想がすげぇよ。丸焼きにしたら可愛い、って普通思いつかねぇよ。
 んで、サメオチ。なんだけど、流々ちゃんの頭上にちゃんとヤドカリがいたのが嬉しい。ここらへんの小ネタ大事。原住ヤドカリも良かったよね。

『ゴーストインザ箱』大川カズヒコ

 読切。ジャンプショートフロンティア再開ですね。嬉しいです。
 今週の読切、「オブザデッド」と「ゴーストインザ」なのが面白い。あと「箱」のルビが「ハコ」なのでハコブームも感じる。『24時のハコ』もあるよ(TBSラジオ)。
 本編。河原でいじめられっこが邪神と出会う。海で少女じゃなくてよかったです。まぁ、神の概念としては『あやかし』の方がかなり近いとは思う。 “宅地開発に伴って自治体に封印された” とか、『あやかし』だったらもっと悲劇っぽく描けるw
 てか、よく考えたら「ゴースト」じゃねぇのな。「ゴーストインザ」が言いたかっただけなのかな。
 とにかくボーイミーツ邪神。この2人の漫才的とも言えるような掛け合いがひたすら楽しく、本作の肝はここなのでしょう。15ページしかないショート読切なのに、あんな物語が前に進まないやりとりを延々繰り返してるので不思議な感覚にもなりました。むしろそのお喋り自体がメインイベントだったというわけですね。
 そんな会話のオモシロはバッチリだったし、それと同時に、ぬいぐるみにしか見えないハンザキが可愛い。登場シーンにおける尻尾のシワがもう最高なんだよなぁ。肉感、ナマ感であると同時に、閉じ込められて窮屈そうな印象も喚起する。ただ、最終的には「可愛い」がすべての印象に勝る。
  “いざという時アレコレ考えてしまうタイプ” で笑ったんだけど、そのあとしっかり感動させてくれる。復讐でもなく、願いを叶えてくれるからでもなく、 “一緒に探してよ” というのが泣ける。泣けるんだけど、その先の展開における「一緒に」の意味が違うんだよなぁw
 本当なら、鍵の捜索は暴力では解決しない問題なんだけど、犯人が “投げてねぇのによ!” とさらなる悪意を見せてくることで、翌日鍵の件が解決する根拠になってるのもうまい。いや、服と一緒に鍵も吹き飛びそうなもんなんですが、まぁその場合はアイツらが必死に探したと考えればいいか。そんな彼らの服の破れ方が芸術的なので最後にクスリと笑いました。静かな小ボケなので「よく見たら……」と笑ってしまった。
 終わり。掛け合いのパートがやはり良かった。本人が自覚的にボケてるわけではないんだけど、というボケが良かった。時間を確認するくだりとか。からの少年が心を通わせるくだりも最高。たぶん個人的にああいう話に弱いんだろうな、と気づかされた。ひょっとしたら『マグちゃん』にあそこまでハマったのもそういうのが一因かもしれない。あの手のエモに弱い。

『アメノフル』

 ツムギちゃんが “迷わず助けに出るべきでした…” とシリアスに謝るのが良い。普通にこの点忘れてたので、「めちゃくちゃ誠実やん……」と感心してしまった。そんな感心からの「ツムジちゃん」がくだらなすぎて最高。この感動させるのかと思ったら真正面からボケてくる緩急、このリズムが本作好きよ。
 そして、それを離れて見ている三悪党。 “お前…野暮じゃない?” とギスギスしてるので笑った。疑心暗鬼が広がってるというか、「そういうとこだぞ」的な展開にもなってるので良い。2対1での入江戦の余波を感じる。単発のギャグとしても面白いんだけど、大きな流れの中の1つという意味でもしっかり機能してる。そっからの “いいよ” の顔も最高。複雑なものを抱えた表情w
 からの回想。世界の秘密に関わる内容なんですが、劇中に出てきた「100万再生のねこ男爵」の絵本が気になる。有吉のことなのでしょうか。『内村プロデュース』なのでしょうか。
 バトルが始まるまでの盛り上げ演出が普通にかっこいいし、アイスとペロキャン、2人の決め絵も最高だったので、バトル本番が省略されたのは演出として普通にアリだとは思う。人質救った時点で勝ちは確定してるようなもんだし。先ほどの回想は瞬殺され、気絶した際に見たもの、という扱いもスマートで自然な展開だと思うんだけど、ジャンプだとどうしても別のことも考えてしまいますね。

『高校生家族』

 高校生家族と一緒に保健の授業。地獄すぎるので笑った。というか、男女共同での授業って家族がいなくてもこっ恥ずかしいんじゃない? 男女別じゃないんだ? まぁ、高校生にもなると男女で知識を分ける必要もないので、みたいなことなのかな。ちなみに、私が高校のときは出産の様子を克明にとらえたビデオを見させられました。クラス中が阿鼻叫喚でした(私も含む)。
 親の隣で保健の授業を受けるのはつらい……と思ったら小学生の妹がいることがそれ以上につらい。ほめほめ係をここで活かしてくるのはやめてくれw てか、メンタルとしてはまだ思春期に突入してないけど、知識としては既に持ち合わせてる、という認識でいいのだろうか。そんな妹にほめられるのはつらいな。てか、ほめほめ係の被害は家族関係なくクラス中に飛び火するのでマジで地獄絵図だ。
 メガネ学級長と授業を抜け出して……とか急にエモい。そこから秘密を共有することになるのでエモを通り越してトキメキだろ!! と思ったら嬉し泣きなので笑った。まぁ、たしかに初めて理解者と出会えた、という意味では涙も分かるんだけど。
 ズッコケで終わるのかと思ったら “私より恥ずかしくなってくれてありがとう!” とうまいこと着地するのがまた見事でしたね。ちょっとこれはマジで感動してしまうかもしれん……とビビりました。本作は急に良い話ぶっ込んでくるから油断ならない。直前の『アメノフル』は突然ギャグぶっ込んでくるので対照的と言えるのかな。
 からのオチ。保健の授業だからそっち系の話題も飛び出たのか?? だとしたら恐ろしすぎるんですが、 “結婚までの馴れ初めとか” なのでさすがに子作り的な話はなかった……と思いたい。

巻末解放区!WEEKLY週ちゃん

 8/26は日英修好通商条約の締結日。ということでUKロック特集、って無理ありすぎだろw
 正直UKロックには嫌な思い出というか、苦手意識がある。なんか音楽聴くならUKロックくらいは知っとかないと、みたいな認識で聴こうとした時期あるんですが、びっくりするくらいハマらなかった。「これが良いらしい」と自分に言い聞かせてた。勝手にコンプレックスにも近い感覚に陥ったのをよく覚えてます。今になって思えば、心底どうでもいいし、むしろ不誠実な向き合い方だったと思います。興味持ってから聴いた方がいいよ。
 とはいえ、小山イラスト山盛りなので眼福な回でありました。良さしかない。
 特集とは別に、カレンダー。8/29はジャッジメントデイらしい。『ターミネーター』のね。知らなかった。というか覚えてなかった。どうやら1997年の8/29らしい。あれからもう24年か……(存在しない記憶)。

次号予告

 『若君』3度目の表紙。てっきり『アオのハコ』のが優勢と思ってたんですが優征の方がゆう……ごめんなさい。
 てか、『ONE PIECE』100巻記念で『ONE PIECE』表紙だと思ったけど違うのね。代わりに100巻記念として古味先生が凱旋してビビちゃん描くらしい。ただ描くだけでなく、いつぞやのカバーコミックプロジェクト。あれはBoichi先生みたいな変わり者しかやりたがらないし、そもそも企画として無茶苦茶すぎると思ってたんですが、まさかの第2弾。古味先生が編集部に弱みを握られてないことを祈るばかり。48ページなので話をめちゃきゃ引き延ばすことになるのは必至だと思います。大丈夫なのか……。いや、今度から数話分を読切としてカバーする、みたいに企画内容が変更されてるといいな。
 てか、こないだの『食戟のサンジ』もビビだったし、ビビちゃん人気がすごい。この偏りはちょっと気になる。

目次

 編集コメントで麻生先生の子供が産まれたことを知りました。めでたい。

ぐーちょきぱーなにつくろーなにつくろー右手はパーで左手もパーで北斗剛掌波!!
(『マッシュル-MASHLE-』)

 しっかりした一発ギャグなので笑ってしまった。テレビで芸人とかがやっててもおかしくない。

ジャンプ立ち読みしてる方を見ると未だにソワソワします。ブラクロ読んでた。
(『僕のヒーローアカデミア』)

 『ヒロアカ』も読んだあとに『ブラクロ』読んでたんだよきっと!!
 と思うと同時に、コロナ以降でも立ち読みという文化(?)は途絶えませんでしたね。普通に立ち読みできるコンビニでは立ち読みしてる人が以前と同量いて驚く。誰かが触ったジャンプ買いたくないんだけど……ってなる。

本田さんから誕プレで剣士ゼータ頂いた!アルガス騎士団が揃ったやったー!!
(『アンデッドアンラック』)

 相変わらず戸塚先生がワケの分からない話をしている。と調べたらSDガンダムなのね。SDガンダム、一時期めっちゃ好きでした……懐かしい……。

時々肛門が痛むので肛門科に行くべきか?こうも座ってりゃ肛門もこうなるもん。
(『ウィッチウォッチ』)

 漫画家にとっては職業病なのだろうな……と真面目に心配してたら何かふざけだしたので心配して損した。いや、痔は普通に怖いんだけど。

愛読者アンケート

 特別読切についてと、付録の『ヒロアカ』シールについて。一応映画のシールなんだけど、ロディ以外に映画要素ない、と今見て思った。
 ボイスコミック動画について。存在は知ってるが見たことない……。なんか『デビザコ』で作られて平方先生が喜んでるのをツイッターで見かけたけど「よかったねぇ」という思いになっただけで肝心の動画を見てない。誰が喜ぶのか分からないけどとりあえず作者が喜んでるならそれでいいや、という段階で止まってた。

総括

 何かと掲載位置が面白い号でした。休み明けだからいつも以上に凝っちゃったのかな、とか想像。

 ベスト作品。ゾンビの方の読切でもいいと思ったんですが、読切にするのもつまらない気がしたので(知らんがな)、『若君』。酒の扱いがうまい。
 次点はゾンビ、『箱』、あと『ロボコ』。『アオのハコ』を台無しにしたという意味で今週の『ロボコ』マジですごかったと思う。

 今週のベストコマ。ゾンビ読切、序盤の見開き。やっぱあそこ最高よ。強いて言うなら扉とネタが被ってたとは言えるかもしれない。まぁ、最高なので2回使いたかったということなのでしょう。分かるよ(勝手)。

 最後に今週のベストキャラ決めます。こちら。

  • 夜桜凶一郎 『夜桜さんちの大作戦』
    • あっ、こっちが重要だったの?? というラストの展開が鮮やかでした。やっぱ本作面白いですよねぇ。

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