北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ2022年44号の感想

 気づけばもうすぐ『ブラックパンサー2』か。大事ですぞ。

背表紙

 「このキャラだ~れだ??」。前回はヤミ団長。
 今回。パッと見だと黒ベタで情報ゼロに思えるんだけど、よく見ると黒い服の上に黒い手袋。さらによーく見ると白い線。ここまで情報が出揃うと非常にイージー。印刷の限界に挑戦、みたいな回だったな。

表紙

 『アオのハコ』。3種のスポーツが並列に描かれてるのが本作らしくて面白いですね。本作はどこまで本格スポーツ漫画なのか、という問題はあるけど。

読者プレゼント

 リオのサンバカーニバル。へぇ~、こんな時期にやってるんだ~、とか思って調べたら全然違った。思いつきかよw
 とはいえ、写真でやるべき回というか、写真映え(?)するネタなので嫌いじゃないです。ジャンプのグラビア担当だからな。

巻頭カラー『アオのハコ』71話

 アバンであるカラー1ページが(だけ)完全に菖蒲主役なので笑った。どんだけ愛されてんだよ。三浦先生の秘蔵っ子か。実写映画とかだったら事務所に押されてるとかそういう邪推を呼びそうなレベル。
 本編。合宿開始。体育館で景色が変わらない、というのは笑った。笑ったけど、「体育館」こそ本作の核だと思うので、ギャグとしてでも言及されたのは重要だと思う。
 そんな地獄体育館から外を見るとバスケ部が走ってて、それをバスで颯爽と抜かしていく新体操部。この3種の部活が同時に描かれる場面が最高。先ほどの表紙についての話とも通じるけど、このいろいろ同時にある感じが絶品。
 健全王様ゲーム。実際にこういう商品はあるだろうし、実際の高校生もこういう遊びしてそうとは思うけど、こと漫画、ことフィクションの世界だと出てくる命令は作者の意図が剥き出しになるのでちょっと微妙な気もする。まだ劇中のキャラが言いそうな命令をしていく方が飲み込みやすい。まぁ、劇中のキャラが意図してない質問が出てくる、という話こそやりたいんだろうけど。劇中の誰かに「告白しろ」の命令はさせたくなかったんでしょうね。もしくは、そもそも自由命令制の王様ゲームに参加するほどこいつらはチャラくないわい、みたいなそういう意図。
 ゲームの必勝法に気づく菖蒲。もうほとんどパロディみたいな領域にまで到達してしまった。生き生きとしすぎだよ三浦先生……と菖蒲という新キャラが強すぎて作家のことをより強く意識してしまう。
 命令、大喜の好きな人。こういうデリカシーのないところがこういうゲームの嫌いなところ、こういうゲームを重宝する奴らの嫌いなところなんだよ……と突然キレ出す情緒不安定。そうだわ、こういうノリ嫌いだったわ。漫画のマジックですっかり忘れさせられていたw

『SAKAMOTO DAYS』89話

 佐藤田先生無双。ナイフでガンガン攻めるので意外。合気だから受けから始まるのかと思った。まぁ、彼女の真価はまだまだこんなもんじゃない、という強者演出か。
 殺しの技術はないが映画の技術で人を殺す。トラックバックとか笑ってしまったんですが、最後のカットが「意味ちげぇよ!」なので少し残念。ダジャレじゃなくてもうちょっと出来なかっただろうか。
  “佐藤田先生は常に生徒を1番に考えてる” 。先生アゲのセリフかと思ったら、敗因の説明であった。この反転は見事。実力では全然劣ってない。サシでは全然勝負は分からなかったものの、最も相性悪いのは生徒たちに対する集団催眠であった、というオチ。学校そのものを攻撃してるからこそ、佐藤田先生は弱みが剥き出しになってしまう、という良い理屈。

『呪術廻戦』199話

 久々の虎杖サイド。半分くらい私が悪いんですが、久々なので「そういや芸人いたな」と笑ってしまった。当たり前に同行してるあの温度が良い。今度どうなるのだろうか。楽しみが大きい。
 天使。要するに除念師を探して団長の鎖を解いてもらおう、という話。あまりに順調すぎて都合が良いし、劇中でもそう指摘されてたんだけど、それを補って余りあるほどの無茶が設定されてエンド。また虎杖は命を狙われることになるのか。ワンパターンとは言わないけど、物語の推進力として重宝しすぎなのではないかとも少し思う。ぶっちゃけ乙骨が狙いに来たときに比べるとインパクトも弱いし。とはいえ、「そもそもスクナ持ちってそういう設定だから」という話と言えばそれまでですね。それはそう。

センターカラー『僕のヒーローアカデミア』368話

 カラー扉誰やねんとか思ったが、葉隠ちゃんか。そうだったそうだった。内通者じゃなかったんでした。疑ってたみんなは謝ろうな。まぁ、一番風評被害がすごかったのは塚内刑事だと思うが。
 本編。デク到着。真っ先に確認するのは弔の存在。デクのヒーローとしてのスタンスが明確に分かる。デクは敵を倒しに来たのではなく、あくまでも弔を救いに来た。「彼にはまだ善の心がある」というヒーローの最終決戦というのは『スターウォーズ』のルークも連想しちゃうな。弔の上にさらなる悪がいて見守ってる、というのも同じ。つまり、デクの父親は弔ということで間違いない(Noooo!!)。デクパパが今まで登場しなかったのはそういうことだったのですね。こいつぁ驚きだぜ。
 デクの秘密兵器。2代目の「変速」。ジャンプの看板はギアをモチーフにしないといけない縛りでもあるのか。まぁ、中身は全然違うけど。
 ぶっちゃけ、具体的に何が起きてるのかがいまいち分かりにくかったんだけど、漫画表現的に何やら面白そうなことをしてるのはビンビン伝わってくるのでワクワクしたのも事実。
  “100%中の120%” も正直よく分からんかったというか、これは過去の数値表現が謎なので「無理して続けなくていいのに」という気持ちもある。

『ギンカとリューナ』4話

 限界鉱山の悲劇、とうっすら回想で語られたドラマが個人的にはかなり面白かった。あくまでも背景程度の話なんだけど、救われてほしい。まぁ、本作の主人公サイドはそこまで積極的に人助けを第一にする感じでもないんだけど。
 新キャラ。ここまで女の子に偏るのは意外だった。落ちこぼれとエリートの話ってのはちょっと『ブラクロ』っぽくもあるかな。魔法ファンタジーだとそういう話入れたくなっちゃう、という傾向は興味深い。
 新キャラの強さを見せつつ、それのさらに上を行く主人公コンビ。精度の高いカット技術がいる、と冒頭の『考える人』の件が生きてくるのには唸った。正直「この世界にロダンいるのかよ!」とか引っかかりもしたんだけど、ちゃんと意味のあるギャグだったのですね。

『あかね噺』32話

 前座生活スタート。昨日の敵と再会し、新たな世界で新たな強者(かつ変人)と出会い、早速因縁を付けられる。すごい、めちゃくちゃ少年漫画だ。めちゃくちゃバトル漫画みたいな話をしてる。(たぶん)落語を描くにあたって特別なデフォルメはしてないだろうに。「落語と少年漫画は相性が良い」と目を付けた最初の部分がすごいわ。今回特にそう感じた。

『ウィッチウォッチ』79話

 映画。特撮ヒーローかと思ったら声が大塚明夫らしくて困惑。あんま知らないけど、ヒーローの声って普通に日常パートを演じる役者がやるものでしょ? 劇場版だからテレビシリーズがあると考えて間違いないと思うけど、声が大塚明夫。ずっとあの格好なのか? ……以前にも出てきたタイトルだったら今更な話でごめんね。
 一本歯下駄。伏線ドヤ展開なんだけど、普通に強度の問題で無理だと思う。どこまで真面目に考えればいいのか分からなくなる。まぁ、よくあることです。
 ただ、下駄がすごいのではなくカンシがすごい、という話にしたのは良い。下駄自体はロマンのために履いてるに過ぎなくて、本当にすごいのは才能を持ち努力を続けてきたこと。だから下駄は何でも代替可能、という理屈は好き。ただ、一歩目で粉砕すると思う。マジ危ない。

『大東京鬼嫁伝』5話

 愛火の性格に問題がありすぎるギャグが未だに新鮮。普通に笑ってしまうわ。このキャラができた時点でもう及第点というか、個人的には満足なところある。ギャグの瞬間は完全に「けど可愛い」というのを捨ててるのが最高。『ギンガとリューカ』の方が安定して面白いとは思うんだけど、このキャラ、このギャグの瞬間風速は強い。これはこれで抗いがたい魅力がある。

センターカラー『根暗闇蔵』山本元輝

 読切金未来杯の2つ目。コメディらしいです。今回の金未来杯、ぞれぞれジャンルがばらけてる印象がある。異種格闘技戦みたいなオモシロなんじゃないかしら。
 本編。ネガティブ侍が護衛をする。緩めの絵によるキャラコメディかと思ったんだけど、決めの場面が予想外にかっこいい。ネガティブキャラ自体はちょっと凡庸かとも思ったんだけど、別のところが非常に良かった。3回対決があるけど、それがそれぞれ違ったかっこよさになってるのも良い。1回目で「はいはい こういう感じね」と把握した気になってると、ちゃんと毎回目新しい見せ場になってる。
 相棒が凡人なんだけど、完全に支配してる感じもギャグとしては面白い(リアルにこういう人いそうで怖くもあるw)。ミラーの写真で奥行きを用意してるのもうまいですね。読切ならではの戦い方というか。
 あと、個人的に一番好きだったのは「ネガティブなのに励まされる」の部分。あの屁理屈なんだけど、正しいのかもしれない……と騙される感覚が好き。あのドライバーも過去にこのネガティブ発言に励まされたクチなのかもしれないですね、という余地も感じる。
 トラウマが毎回同じ女の子だったのは面白いっちゃ面白いけど、もっとバリエーションが欲しかった気もする。
 花火に関してはトマホークで終わらせてればよかったけど、核爆弾となると爆発しちゃダメじゃん、というマジレスがどうしても湧く。ハリウッド映画の雑描写みたいだ。最近はだいぶマシな作品も増えてきたというのに。

ブラッククローバー』339話

 アスタの絶望、からの希望。今回はひたすらにアスタの顔が良かった。演技が良い。アスタがこんな顔するとは……という驚き。絶望もそうだし、最後の次の伸びしろを見つけた際の希望顔も最高。アクション的な見せ場よりもこっちに重きを置いたのがナイス。
 今までずっと鍛えてきたからこそ “オレはもう” “強くなれないかもしれない” という絶望のロジックも良かったし、それに対する “やり方を知らなかっただけ” “すでに土台はしっかり出来とぉ!!” という返しが見事すぎるでしょ。ここがしっかりしてなかったら「簡単にレベルアップしたなぁw」ってなっちゃうけど、「土台は出来てる」と言われると納得しちゃう。

センターカラー『僕とロボコ』107話

 カラー扉が『アルマゲドン』で笑った。今『アルマゲドン』ってのが完全に予想外というか、ほとんど存在を忘れかけてた超大作という感じ。とはいえ、一目で『アルマゲドン』と分かるからすごいね。
 本編。隕石で地球滅亡。しっかり修行した成果が出る話になってて無駄に感心してしまった。ただ、ロボコと同等もしくはそれ以上の強者がいる世界ということが分かってしまった以上、ロボコが何もしなくてもその人が何とかしてくれるんじゃね? もしくは隕石に到着したら地球の強者が大集合で気まずい、とか。

『逃げ上手の若君』80話

 どんな強者でも戦ってれば疲れる。疲れれば子供でも勝てる(戦える)。理屈としてはもっともなんだけど、ぶっちゃけアイディアとしては凡庸というか、松井先生らしくない印象。普通だった。
 個では勝てないけど全員野球。これもアイディアとしてはよくある奴なんだけど、それが成立するのも “これが北条のもとに集った軍か” と若のカリスマ性の話になるので面白い。若がいない場面でも常に若が話の中心になってる。

『夜桜さんちの大作戦』148話

 兄妹喧嘩に向けたマッチメイク。因縁(ではないけど)の対決がいよいよ始まるという盛り上がり演出としてはバッチリだったと思います。話としてはそれしかなく、特に何かが進展したわけではないけど、読み終えると次回表紙&巻頭なのでブチ上がる。この盛り上がりで表紙は最高でしょ。当たり前に表紙が回ってくる位置にいる作品ではないので、表紙の重みが違うってのもあるけど、それにしても表紙号に向けた調整が完璧。
 あと、四怨が現地でのバトル要員として計上されてたので、「ごめんなさい!!」という気持ち。普通に後方支援だと思ってました。

『アンデッドアンラック』129話

 心器。盾と剣らしい。いや、剣に装着した何かか。ぶっちゃけ、初めましての装備で活躍されても「知らんけど」になるんだけど、内容が驚くほどにシンプルなので全然楽しめる。これで特殊なルールのある能力とかだと萎えがちだと思う。今の『ヒロアカ』がこの問題抱えてるので次号どうクリアするか楽しみ。
 逆にシンプルすぎて、あと敵がデカすぎて面白いバトルが想像しづらい部分はある。ただ、リベリオンのチャージ演出は相当好き。ああいう漫画らしい演出には弱いのよ。コマ割りを生かした仕掛けというか。

『マッシュル-MASHLE-』126話

 レモンちゃん。来たか、レモンちゃん回。しかも結構ちゃんとバトルしてるのでビックリ。マジでどうするのか気になってたし、楽しみにしてたんですが、敵が使役する犬を手懐ける。「女は優しい」みたいなステレオタイプで少し陳腐とは思うけど、個人的にはそれよりも大して修行してないレモンちゃんが格上の相手と戦うロジックとして「敵のペットを奪う」が納得できて好き。
  “首の下を触っているだけなのに…” とあったけど、首の下というのはちょうど鎖で縛られていた部分なので、そこを触るのは単に気持ちいいだけではない。サクサク進む場面ではあるけど、レモンちゃんの優しさが犬に伝わる場面として結構ちゃんとしてたと思う。好き。

『PPPPPP』51話

 読切『ダダダダーン』をダイジェストで紹介してて笑った。こういうパターンもあるのか。いや、普通にナシだと思うけど、まぁ面白かったのでいいや。
 んで、運を主人公としたドラマの最終目標は音上6兄弟すべての完コピ。何だか『黒子のバスケ』みたいな雰囲気になってきたな。『黒子』だと6兄弟の中にコピー能力者がいるんだけど。
 てか、エゴラッキーという7人目が存在してることが明らかになった今となっては、運がエゴラッキーの音だけをコピーして文字通りラッキーと対になる主人公として君臨する、みたいな可能性もあるのかしら。まぁ、本章でやる話ではないか。
 んで、運の演奏がいよいよ……というところでラッキー。このグチャグチャした感じホント独特で面白いな。「とりあえず対決に集中しよう」という話が出た直後にコレだから不思議だ。

『すごいスマホ』21話

 すマホの存在を周知させることで所持者全員のリスクを高める。この作戦はかなり面白かった。『デスノート』とも似た展開なんだけど、所有権剥奪のルールが違うので同じ展開から別のオモシロに派生してる。
 若干話の進みが速すぎるというか、ダイジェスト感もあるんだけど、象徴的な決めゴマを常軌を逸したテンポで連発してきてて、これはこれでめちゃくちゃ面白い。作家としてのポテンシャルがめちゃくちゃ発揮されてる回だと思う。
 今週の全ちゃん。相変わらず憎めないというか(憎めるけど)、暴走状態の大味さが可愛く思えてくるんだけど、「気が大きくなると女遊びするんだ」というのも面白かった。そういう欲望は少ないタイプだと思ってたけど、「大金かけてはべらせてる」という状況に酔ってるのかな。本作で一番好きなキャラ選ぶとしたら間違いなく全ちゃんだなぁ。人気投票も気になるからやってほしい。

『忍野さんは堪え忍ぶ』川村和

 読切。ジャンプショートフロンティア。「くん」「ちゃん」「さん」系のラブコメだって一目で分かりますね。ただ、「忍ぶ→忍→おし→推し→アイドル」という連想ゲームはかなり面白かった。このワンアイディアである程度満足してせいまったレベル。
 本編。有名アイドルの忍野さんは、彼女に対して平然と接してくる武田くんに超警戒。自意識過剰的に被害妄想膨らませていくのが面白かったし、「好きなのはお前の方だろ」と分かりやすいのも良い。短距離読切らしい瞬発力。武田くん側の好意(恋愛感情)がハッキリ描写されないのも適切だし、そもそも彼が特別良い奴という程でもない、割と普通の範囲の良い人という感じだったのも絶妙。忍野さんの独り相撲感が大事なので、これで両片思い的な話になったら全然違う。
 答えの英文教えてくれたくだり。英文の内容に対して「卑猥よー!!」ってなると思うじゃん。露骨にそういう文章だったじゃん。そしたら縦読みし出すので爆笑した。ちゃんと紙の折り目で縦読みが強調されてるのも漫画的に(見栄え的に)良い。
 この手の「悪い人がいない」という意見を良しとしてそうな作品全般に言えそうだけど、オチが弱い。『ロボコ』もたまにそう。すげぇ面白かったのに、そのオモシロの盛り上がりが静かに下がっていって終わる。忍野さんが自分の恋心にようやく気づく、もしくは気づき始めるという物語的に重要なのは分かるけど、正直分かり切ってたことだし、その気づくキッカケも正直パンチが弱いというか、「そんなのでいいんか」という感じだった。まぁ、これは私の好みも大きいんだと思います。最近マジで多いから私が老害化してるんでしょうね。ただ、ギャグと良い話のバランスとして普通にうまく行ってなかったとは思うんだよなぁ……(往生際が悪い)
 前提すぎて言及するのも馬鹿らしいのかもしれないけど、アイドルの恋愛禁止を当たり前に受け入れてる世界というのは見ててなかなかキモいものがあったし、そこにもはや疑問を持たないことにはヤバさも感じる。
 終わり。とはいえ、面白かったです。短いページでこんだけキャラの魅力が出たんだから十二分。何より「愛してる」のくだりが好きすぎるんだよなぁ。

『ALIENS AREA』17話

 カチコミ。久しぶりにバトル漫画という感じがしてきましたな。これはこれで面白い。超能力を防ぐ超能力、というのは定番のネタだけど、「兵装を防いで銃で撃つ」が身も蓋もなさ過ぎて好き。そりゃ強いし、厄介だけどさぁw
 とにかく厄介ではあるけど、初見殺しという強みはなくなっているので……というラストも良かった。敵討ちというドラマもそうだけど、一対一(片方2人いるけど)の戦いながらその背景にはいくつものキャラが潜んでいる。

『高校生家族』104話

 生徒会長選挙の勝者と敗者。それぞれのその後を並列に描きつつ、徐々に春香のストーリーラインにまとまっていく。なかなか良い構成、流れだったと思います。最終的な話としては、春香に天才小学生棋士というライバルが現れるという分かりやすく熱い展開なんだけど、それまでに至る助走が良い。特に光太郎側はギャグ薄め(あるけど)で平和な日常という感じだったバランスが好き。あれだけで終わったらさすがに薄味だと思うけど、サブプロットとしてのアレはとても好き。

巻末解放区!WEEKLY週ちゃん

 10/10は目の愛護デーということで、メガネ特集。もう4回目らしい。ちなみに私のメガネ記事は全部で3回だったと思う。
 週ちゃんのメガネ特集はオシャレ側面が強すぎて「好きなテーマなはずなのにピンとこない……」ともなってたんだけど、4回目となるとさすがにネタ切れなんですかね。方向性がかなり変わってて、メガネキャラの傾向、特殊メガネ、定番メガネ演出とかなり私の守備範囲に近づいてきたように思う。先生キャラはメガネかけがち、というのはマジでステレオタイプ極まってますね。作品自体の評価には疑いようがない作品でも「けどメガネはテンプレ……」という感じで面白い。一概にテンプレが悪いというわけでもないけど、そこはめっちゃ記号に頼り切ってるというのが面白い。

目次

足の爪が縦方向の巻き爪に変形してきて、めり込む前に切るレースが続いてます。
(『ウィッチウォッチ』)

巻き爪がだんだん酷くなってきてそろそろ治療の必要ありかと思ってます。
(『逃げ上手の若君』)

 謎の巻き爪シンクロ。特に根拠のないイメージだけど、巻き爪って生まれつきか、慢性的に運動してる人がなるものだと思ってたので、運動量はそれほど多くなさそうな漫画家がなるのは意外。誰でもなるって話なんだろうけど。

愛読者アンケート

 読切(金未来)についてと、アプリ『ジャンプNAVI』について。この手の質問っていつも「名前は知ってるが入れてない」だったけど、今回は名前も知らない。最近漫画ページ以外をほとんど読んでないからそのせいなのかな。

総括

 できれば今月中に借金ゼロにしたいのですが……と毎月言ってる。『モンハン』出た影響をいつまで引きずってるんだ。

 今号のベスト作品。なんだろ。特にぶっちぎりという感じはないけど、『ブラクロ』かな。
 次点は読切2つ。
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