北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ2022年45号の感想

 月曜に更新するとややこしい。

背表紙

 「このキャラだ~れだ??」。前回は凶一郎。表紙巻頭と連動させてたのですね。気が利いとる。
 次。このジャンプをコンビニで買ったとき、レジに持ってくまでの間に背表紙をチラ見したんですよ。大体その時間で分かるんだけど、このときは「ヤマト? いやそんなバカな……」と混乱してしまったw このジャンプ買ったときはまだ読んでなかったからね。この新連載。

表紙

 『夜桜さんち』。兄弟全員集合。あとゴリアテ。本編だとアレしちゃってる人たちも通常モードです。

読者プレゼント

 新撰組。ダジャレ的にかなり充実してるといか、かなり面白いですよ。個人的には当たりの回。「サイトをはじめ」とか普通に秀逸でしょ。「ネットデビューでござる」のなんかヤバそうな雰囲気込みで好き。

巻頭カラー『夜桜さんちの大作戦』149話

 3周年突破でいろんな企画。まずはベストペア人気投票。「なんとしてでも太陽に優勝してもらいたい」という強い意志を感じる。これで四怨とショタが優勝したら笑ってしまうが。
 あと、ゴリアテのぬいぐるみプレゼント。うわ、これ超欲しい。サイズが分からんが良すぎるでしょ。まぁ、10/25締め切りなので関係のない話ですw あと、この応募の要綱に「好きなキャラ」を書けとあるんだけど、これは人気投票企画とは別枠ですよよね。ガチの市場調査はこちらなのかもしれない。

 本編。本気の兄弟バトルが始まる、という雰囲気で煽られたけど、実際のところ、前半は作戦で洗脳を解くことのみを狙う。作戦は成功するが前提が間違っていて失敗。仕方ないのでプランBとしていよいよ本気バトル。前回の表紙回に向けた盛り上げも見事だったけど、今回の本気バトルに向けたお膳立ても良いなぁ。普通に面白かったから忘れてたけど、そもそも誰も開花してないんだからこれでゲームセットになるわけなかったですねw

ONE PIECE』1062話

 のじゃベガパンクは本物ベガパンクのアバター。ちょっとバ美肉vtuberみたいな雰囲気あるな。わざわざこういうデザインにしたってことは、こういう子が好きなんですね……みたいな。
 ホログラム。『ONE PIECE』世界には不釣り合いなほどSFになってて新鮮なんだけど、映画『STAMPEDE』にホログラムを生み出す悪魔の実の能力者出てきたよね。ベガパンクのホログラムがどこまで自由自在なのかは分からんが、完全に科学で再現できちゃう悪魔の実があるってすごい話だ。外れ中の外れの実と言えるかもしれない。しかも、ホログラムに触れる技術まであってワクワクする。現状グローブだから手で触るのがメインの用途になるだろうから、バーチャルの犬を一方的に好きなだけ撫で回せる、みたいないかがわしい妄想をしてしまう。いや、せっかくホログラムなんだから実在じゃなくて、それこそモルカーとか。良い……。

『呪術廻戦』200話

 軍事監修入ってて笑った。どうなってしまうんだ。
 スクナを殺したい天使。今までのスクナ絶対殺すマンと違うのは、除念の能力で完璧に殺せるから。そしてそれに伴う死を虎杖が一切躊躇しない……ことを伏黒が恐れてる。この入り乱れた思惑が面白いですな。前回うまいこと話が進みすぎてると劇中でも言われてたけど、作戦が終わったら虎杖は自らの死を選択してしまう。別のサスペンスが生まれたのが良い。天使に殺されるドキドキではなく、虎杖が覚悟してるから困った。
 からの大人たちの会議。メガネをかけたら隠された真実が見える、というのはちょっと『ゼイリブ』感ありますね。ただ、話としては軍事利用ではなく、エネルギー利用。まぁ、軍事にも使いそうな気がするけど。とにかく膨大なエネルギー源としての可能性。まったくの予想外で面白いのと同時に「そりゃそうなんだろうけどさぁ」という当たり前のことを言われたような気持ちが同居する。ここまで『空想科学読本』的な突き詰めをしてくるとは思わなかったなぁ。『HUNTER×HUNTER』でもしてないのに。
 さらに面白いのは、現状最もエネルギーを有してると思われる五条先生がモノになっている点。五条強くて困るから封印って目的かと思ってたけど、それだけではなく、取引材料として、輸出品としての便利な形にしたというわけなのね。
 素人が見た算出とはいえ、スクナより五条先生のがエネルギー量あると判断されたのはちょっと意外だったな。エネルギー量という観点から言うとスクナと火山のバトルが一番派手というか、エネルギー量ありそうなイメージ(かつ曖昧な記憶)。それぞれの術式をジュールで数値化したくなてくる。いかにも『空想科学読本』的な発想。

センターカラー『ブラッククローバー』340話

 アニメ映画の描き下ろしティザーがカラー扉代わり。ネットフリックスでやるなら観るわ。オリジナルだし。オリジナル大好き。『呪術』も『鬼滅』もオリジナルやってくれ……という主義主張を持ってたんですが今年の『ONE PIECE』すっげぇイマイチ派なので複雑な気持ち。
 本編。実戦形式の特訓。「ワノ国行ったら竹林でバトルやりたい!」という田畠先生のリビドーがどくどく伝わってきて最高。超かっこいい。基本的に体術(のように見えるもの)で構成されたバトルだったのも大きいかな。前号のベスト本作にしちゃったけど、これは困ったことになった。圧倒的に面白い。

『SAKAMOTO DAYS』90話

 あああああ、坂本が戻ってしまった。なんてこったい。
 ただ、生徒(業界)の平和を望む佐藤田先生が太った坂本に対して “しばらく見ない間にいい男になったわねぇ” と言うのはめちゃくちゃ良い。美しい。現役時代を知ってる人からはいつも「なんだそのザマは」的なことを言われてたけど、佐藤田先生は違う、というのがキャラクター表現として最高。
 映画監督の行動原理は笑った。スラー側もそれを承知で引き入れたんでしょうね。
 からの佐藤田先生最後の一撃。正直状況がよく分かってないんだけど、死んでるけど強すぎる意志によって死後の体が動いたってこと? さすがに分かりにくいが、まぁ次話読めば分かるだろうことだからいいのか。あと、それよりもアレやられて監督が死なない方が不思議かもしれない。「脳味噌には届かないギリギリなんですぅー」みたいなことなのかしら。無理がある。

僕のヒーローアカデミア』369話

 OFA全部乗せコンボ。変速はハデではあるが、それ単体ではまだまだ大したことない、という盛り上がり。正直「ただのスパイダーマンでさすがに怒られるぞ」とか思ってた危機感知もこのコンボに組み込まれると多少は飲み込みやすくなる。慣性を無視した攻撃に対する敵の予測行動を察知することで常にメタに立てる。
 弔側の「ずるい」の言い分が最終的に「連なり」というヒーロー側の本質に繋がる。この語りも素晴らしかった。絶対とも言える敵に対して人々の連なりによって勝利する、というのはちょっと『鬼滅』的なテーマでもありますね。まぁ、炭治郎も継承系の能力だったけど、さすがにデクほどはもらってないからその点は全然違う。
 からのスピナー。「お前かよ」と言いたくなるくらい意外だったんだけど、それ以上にほとんどアメコミみたいになってるビジュアルが最高だった。今までのも可愛くて好きだけどね。

『大門寺と問題児』佐世保太郎

 最強ジャンプからの出張。特別番外編「廊下」。
 さすがに最強ジャンプのギャグ漫画はきついじゃろ……と苦手意識すごかったんですが、めちゃくちゃ面白かった。正直本誌連載のギャグ漫画の平均点と今回の1話を比べたら本作が勝つと思う。落ち着きつつもちょくちょくフックの強いワードを混ぜ込んでくるツッコミとか絶妙だったし、ボケも変人ぶりを前面に打ち出してこない感じもすごい好き。面白すぎるだろ、何だよこれ……と思ったが、よく考えたら最強ジャンプでこんな低温のギャグ漫画やってるという事実に驚いてしまうな。もっとウンコチンコ言ってるのがあるべき姿なんじゃないの?(イメージが古い) てか、最強ジャンプの読者層が変化してきてるという可能性もあるか? じゃないと説明がつかないというか、ひたすら不思議な気分。これが載ってる最強ジャンプもすごいけど、これがヒットさせてる(させてる)読者もすごいよ。ちょっと最強ジャンプどんな雰囲気なのか気になってきた。ついでにコロコロとボンボンも読みたいな(片方はもうない)。

センターカラー『LIFE LIAR FROM HELL』林守大

 読切。金未来杯の3本目。最近、林先生が多いね……。
 扉。エモみが強すぎるので面食らってしまった。ジャンプの扉でこういうタイプは珍しいな。割とベタすら感じるタイプの扉(ポスターアート)なんだけど、ジャンプで見るとひたすら新鮮。
 本編。謎ファンタジーから始まり、入院中の女性に対する謎のナンパ男。2人の掛け合いが普通に超楽しいので「なにこれギャグ漫画じゃん」とか思った。思ったけど、扉が例の激エモ路線なので「あーこれがフリなのねー」と。まぁ、ネタバレというよりは、ただのギャグじゃ終わらないことへのワクワク感とも言える。
 ただ、個人的にはこの2人の掛け合い、生き生きとした会話劇の部分が一番好きだったかなぁ。徐々に彼女の置かれた状況が説明されていき、それに従って男のウソ話の意味合いが変わっていくのも含め、非常に味わい深かった。ただの軽薄さの現れだと思ってたら、病室という狭い世界にしかいられない彼女を空想の世界へと連れ出す優しさに溢れた、それでいてロマンチックなものへと変容していく。そのウソの間にめちゃくちゃ重苦しい背景が語られる、というメリハリも良かったし、テンポとしても心地よかった。
 先ほどのワクワクでもあった「これがどうなるんだろう」の部分。これがなぁ、個人的にはそれほど響かなかったというか、前段落のウソについての話の部分で食らった感動を勝ることはなかった。「まぁ分からんこともないけど」くらいの感じ。いや、別に積極的につまらなかったわけではないけど、個人的な読書時の感動の高まりとして尻すぼみだった、という感じ。『君の名は』もかくやという感じだったけど、『すずめの戸締まり』より『ブラックパンサー2』派なんだよなぁ。ようこそジャバリパークへ。
 ちなみに『君の名は』でいうあの階段にあたる場面、新宿アルタ前ですね。本作が映画化されたら聖地になるけど元々人多すぎて再現できなさそう。
 どうでもいい細部だけど超好きだったのはコイントスする場面の、 “絵柄が表 数字が裏だ …行くぞ?” 。これ大事。絶対揉めるからちゃんと事前に確認しとかないと。自然な流れでサラッと説明してたのがスマートで好き。私は「数字が表に決まってんじゃん」と後からゴネるタイプです。手にとってまず最初に見るのが表だろ。

センターカラー『高校生家族』105話

 天才小学生(高校生ではない)。読んだことないからアレなんだけど、『ヒカルの碁』ってこんな感じなのだろうか。ぼんやりと伝え聞いた情報だとそんなだった気がするんだけど、自信がない……。
 現実的に考えると、こっそりイヤホンしてるとか、靴の中に振動する装置を仕込んで不正してるとかがありそうですね。最近チェスで実際あったらしいし。ただ、個人的な第一印象としては子供特有のウソ、キャラ作りじゃないかと疑ってしまった。漫画の主人公になりたくて変なことして、誰かに気づかれたい、ってあるじゃん。ウソが常態化するにつれ本人もウソに飲み込まれちゃったりして。子供の行動として可愛くもあるけど、あまり関わりたくはないな。
 まぁ、実際はそんなことなかった。そういや、以前から各部活では他ジャンル漫画の住人が出てくる、みたいなギャグが続いてたので今回もその流れなのでしょう。たぶん『ヒカルの碁』イメージだと思うんだけど、不安ですw

『大東京鬼嫁伝』6話

 スーパー戦隊風のヒーローを現実だと勘違いし、ヒーローショーのキャストと出会ってしまう。このすれ違い劇はまぁ鉄板で面白いじゃないですか。愛火の独り相撲というか空回り感、初めてのお使い感も可愛らしかった。なんだけど、その勘違いが割とすんなりと、地味めに解決するので意外。どうなるのかと思ったら、そっから帰る家があるのことのありがたさの話に着地。すごい良かった。まぁ、すれ違いコントを延々やるのも見たかったけど、これはこれでとても感動的。独特な構成で新鮮だったし、帰る家の感動を愛火が得るだけではなく、そっからシームレスに進太の話へと繋がっていくのもとても良い。本作、こういうのもあったのか。

『アオのハコ』72話

 王様ゲームの好きな人命令、匡による救助が鮮やかすぎてホレたにゃん。匡と菖蒲の視線のやりとりも最高。菖蒲が乗っかることで初めてあの場の空気が「もういいや」になるんですよね。物語が大きく進展する場面ではないし、何なら前話の引きに対して「なーんちゃって」となるので肩透かしでもあるんだけど、あまりに自然で、かつ「これならみんなスルーしてくれそう」という説得力がヤバい。

『ギンガとリューナ』5話

 アネモネとの和解。リューナが実力で大きく勝る事実は変わらないし、リューナが何かアネモネに対して特別なことをするわけではないんだけど、 “俺は どれだけ寝ていた!?” の一言でリューナに対する姿勢が一変する。素晴らしいほどに鮮やかでしたね。結構マジで感動しちゃった。小さな叙述トリックという感じでもあるけど、そのインパクトを利用して「意地張ってる場合じゃないだろ」という改心に説得力を持たせる。
 そんなリューナが “それより背中頼めるか?” と、アネモネのことを頼りにするのがまた良いんだよなぁ。こういう細かい善人性、ヒーロー性、「良い人」らしさの精度は間違いなく少年漫画において重要。
 その後の「泣くな 笑え」というセリフがトラウマと反対……ではなく、まったく同じ言い分というのも面白かった。私だったら絶対反対のセリフを持ってきちゃうけど、薄っぺらくてつまんないんだろうなw

『あかね噺』33話

 定席の雑用。人それぞれにこだわりがあり、それを把握、対応するのが大変。80cm指定はいざ言われるとたしかに混乱するけど、いかにも言われそう(指示としては的確)なので好き。「72cmじゃねぇか」とキレるのではなく、 “アレ72cmだったよ” と笑いながら伝えてくるのも確実に次を良くするための一手というのを感じる。8cmくらい別にいいじゃん、というのはさておき。
 てんてこ舞いだが、何とかついていける。が、ついていくだけではダメであった、という発見。勉強の場であり、コネ作りの場。この反転は面白かったが、初日を終えただけで「買い被り」言われてしまうのはちょっと意地悪すぎる気がする(誇張もしくはデフォルメだよ)。まぁ、初日から仕事覚えようともせず芸を盗もうとする猛者もいたりするのかな。常識とかのレベルで問題がある気がするが、この手の世界ではそういう方が良しとされそうなイメージある。偏見。

『ウィッチウォッチ』80話

 同人誌制作。原作との矛盾は絶対にイヤ派。一見すると普通のことなんだろうけど、二次創作の世界ではそれがある種の「私原作の理解深いですよ」アピール、もしくはマウントみたいなノリもあったりするのかな。何でも無邪気に誇張して宗教にたとえたりするけど、普通に宗教のイヤな部分も再現しちゃってるケースも世の中にはありそう。てか、多そう。そんなイヤな予感の入り口に立ったような気がした。
 デジタル時代の原稿紛失。こんなに技術が進歩しても手塚治虫の時代から何も変わっていない……という事実が面白くもあり、「人間はどこまで愚かなの」という絶望もあるw まぁ、漫画に限らず、「停電で卒論が消えた」とかよく聞いた話ですね。ノーパソが主流だと今はほとんどないと思うけど。
 痛いあとがき。今回一番笑った。おじさん構文も今回出てきたけど、篠原先生はこういう文体模倣みたいな部分のレベルが異様に高い。
 ただ、篠原先生だって単行本とかであとがきに近い文章書くこともあるだろうからあながち他人事ではないぞ……とか少し怖くなったw まぁ、キモいけど微笑ましくもある、みたいな話ですけどね。

『PPPPPP』52話

 いろいろあったけど、ついに運の演奏が始まった。長かったなぁw
 勉強によるファンタジーの再現。その過程をものすごくロジカルに、そして文章のみで説明する場面が今回のハイライトでしょう。過去のいろんな取材などもサンプルとして学習して……というのは最近何かと話題になる学習型AIとも近い話とも言えそうですね。画風を学習させてAIに新作を描かせるのはどうなのか、みたいな話があるけど、今回はその演奏版。演奏、演奏者に対するアナリーゼというのが面白くて、アナリーゼ自体は昔から取られていた手法ですよね。その現実と、本作が掲げるファンタジーというウソとの組み合わせが面白い。

『僕とロボコ』108話

 世界の終わりを前にやらかしてしまった人々。滅亡は免れたとしても各所で不可逆的な変化が生じてそうですね。たぶんこの話は本話のみで終わるだろうけど、この路線は今後いくらでも続けられそうなくらい面白い。
 告白とその返事。忘却ハリセンが出てきた時点でまぁオチは想像できるんだけど、もはや様式美のような楽しさがある。「待ってました!」みたいな高揚感。
 ただ、どうせなかったことにするんだったらガチゴリラの返事(ガチゴリラとの結論)は普通に「付き合おう」で良かったと思う。なんでわざわざ将来の結婚にまで飛躍したんだろう。今の交際について語れよ。……何かのパロディをしてる可能性はある。ガチゴリラの告白の場面もそのバイブスのみは感じられた。知らんけど。

『逃げ上手の若君』81話

 都合のいいところにだけ正義心を使え、という回想は面白かった。そもそも子供と戦ってる時点で正義もクソもないと思うので、子供を殺そうとしてることからは目をそらして勝手に正義による怒りを高める、というコントロールの話が出てきたのは腑に落ちるものがある。
 後半。吹雪の計算式。鎧付きの死体2セットが「兜1つと刀2本」とほぼ同レベルの防御と言ってたけど、素人のイメージ的に全然ピンとこない。普通に死体セットの方が断然強そう。

『アンデッドアンラック』130話

 冒頭の回想、ジュイスのメット誕生譚。2人がちゃんと若く描かれてるのがすごいですね。特にヴィクトル。少し若いというよりデフォルメが強いという気もするけど、不死のヴィクトルが若いってどんだけ昔の話なんだ……と途方もないスケールを感じる。
 ジュイスが攻め、ヴィクトルが守る。話としては分かるんだけど、具体的にヴィクトルが何からどう守ってるのかが分かりづらい。不死を使ってるのかすら分からないレベルなので「さすがにヴィクトルの無駄使いなんじゃ……」とか考えてしまう。まぁ、ここそんなに丁寧にじっくり描き込んでも仕方ないとも思いますけどね。ある程度サクサク進んでくれないと。時間も表示されてるし。

『マッシュル-MASHLE-』127話

 レモンちゃんサイドの話から始まるんだけど、サブタイがランス、ドット、そして長男。「どういうこと?」と思ったらワンパンで終わった。やっぱ兄弟じゃないとこんなもんなのか。ワンちゃんにめっちゃ懐かれてるのは笑った。ここらへんの抜きが本作は良いですね。
 そして、サブタイの人たち。さすがに勝てへんやろ、という感じだし、実際手も足も出ない。 “少しは根性を見せてくれよ” “神覚者諸君” という決めゼリフで終わるんだけど、今倒した2人は神覚者じゃないよ! 神覚者じゃない割には強かったとホメてあげてw

『ALIENS AREA』18話

 助っ人殺し屋によるバトル。分身なんだが、全身しっとり濡れてて良い感じに気持ち悪い。後頭部を撃たれたと思ったら……という分身の登場シーンの流れもそうだけど、不気味さもある絵がかっこいい。分身を使ってどう戦うのか、という部分が端的な絵のみで表現されてるのも好き。短いページ数ながらかなり良かったと思う。せっかく分身で2人いるんだから両耳を一気に切り落としましょうねー、という意地悪な決め絵も良かった。
 んで、因縁の相手と再会。ここも極端なアップ、引き、アップ、全身という見開きの4コマがかっこいい。たぶん残りページ数のことを意識しながら駆け足になってるし、だからこそ決め絵を見せ場にしてその他を省略する方法を選択したんだろうけど、とにかく登場シーンがかっこいい1話だったと思います。

『すごいスマホ』22話

 全ちゃんとの直接対決を決意。それを申し出るも、全ちゃんが返事をするまでに回りくどい。体裁が欲しいというか、格下の申し出に無条件でイエスと言うのは死んでもイヤ、という全ちゃんのキャラクターが現れてて最高。そこは「待ってたよ」でさっさと行けよw
 その後も決め絵、決めゼリフを連発する全ちゃん。「今日も全ちゃんキレッキレだねぇ」とファンとしてはニコニコしちゃうんですが、それに対した究に “全一郎はマウント取りたさに大統領などと言いだす 子供以下のコドモだ” と言われちゃう(モノローグ)ので笑った。感情表現豊かすぎる全ちゃんがもはや可愛くもあるんですが、それに対して子供っぽいと評するのは実に的確。そもそも全ちゃんがああなってしまった原因は父親にあるので、「子供」というのはとても正しい。
 んで、究の一手。バレたらアウトルールを利用して自爆覚悟。事前にヤバくなったらすマホが光る、と説明してたのが良いですね。究が必殺技を放とうとすると手の中から光が溢れ出す、というめちゃくちゃ少年漫画っぽい絵が漫画的な誇張ではなく、「この世界ではホントに光る」と説明される。

巻末解放区!WEEKLY週ちゃん

 10/14は鉄道の日というおkとで、ジャンプ作品に出てくる鉄道特集。面白い! 王道って感じですな。
 最近の人気作品に多い。さすがに『ONE PIECE』海列車、『鬼滅』無限列車ほど個性の立った列車は少ないけど、それぞれ印象的な場面に出てるので面白い。『食戟』とか、単なる移動手段として出てきただけだと思うんだけど、それにしては印象深いんだよなぁ。フィクション作品の中における列車という存在のオモシロ発生力みたいなものを感じる。

目次

好きなフルーツ、1位梨、2位スウィーティー、3位パイナップルです。3位は最近変わりました。
(『アオのハコ』)

 私としては、桃、梨、その他という感じです。大体好きだけど、桃梨がずば抜けてる。けど、「ブドウがなかったらワインもないよ?」みたいな屁理屈こねられると非常に困ります。それが通用するなら泣く泣く1位にするけどさぁ……。

ライフの鯛の刺身がまあ美味い。自社で育ててらっしゃるようでおそれいります。
(『逃げ上手の若君』)

 こ、これは……買うしかないだろ。めっちゃ興味ある。

愛読者アンケート

 読切についてと、スマホタブレットの利用時間。何のアプリ、何の機能を多く使うか。これはスマホの機能で調べられるので正確な答えを用意できるんですが、『ドラクエウォーク』、ツイッター(非公式)、ブラウザ(galaxyの奴)の順。この3つが極端に多い。動画はパソで観るし、ブラウザでできることはなるべくブラウザで済ませたいので。最近『ドラクエウォーク』のイベントに食らいつくだけで必死です。今回の村人探し、クソゲーじゃない? 正直何も面白くない割に途方もない量要求されてて投げ出したい。けど無料ガチャでクリフト杖当たったのでウキウキです。くそぅ……。

総括

 今月中に借金なくなるといいなぁとか思ってたけど、無理な気がしてたなぁ。現実的に考えて。まぁ、今月はもうジャンプ記事以外何も書かないと思うので、なるべく進めたいと思います。

 今号のベスト作品。最強ジャンプよりの出張。マジで面白かった。びっくり。
 次点は『ブラクロ』です。
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