北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ2023年12号の感想

 ジャンプGIGA買った。上木先生(と作画協力の先生)の新作が目当て。ウーパールーパーだったのね。こないだの読切『ルパ子』じゃん、と驚いてしまった。よく考えたら予告の段階で察せれたんだろうけど。どちらも「ウーパールーパーといえば再生能力!」という扱いが共通してました。そんなこと普通に知らなかったのでお馴染み感出してくることにビックリだぜ。あと、作画協力の先生、目次コメントもないのはちょっと可哀想。
 とにかく、電子でジャンプ定期購読してる人はGIGAが無料で読めるらしいので(噂)、是非とも上木先生の新作を読んでくんちぇ。『アメノフル』コンビも面白かったです。

背表紙

 「ジャンプキャラクター初登場シーン集」。坂本。初登場は回想(昔話)なので痩せてたのね。そして、またも表紙との一致。最近すごいな。

表紙

 こっちも坂本。ウィンタースポーツしておる。てっきり今回の表紙、ざっくり2周年記念だと思ってたんですが、違うのね。

読者プレゼント

 歌舞伎。すごい、写真の人、ちゃんと睨みが片方だけ寄り目になってる。ちょっと怪しい雰囲気もあるけど、それが逆に頑張ってる感にも見えてしまう。こんなページにそんな労力かけてくれたのか……。

巻頭カラー『SAKAMOTO DAYS』107話

 坂本過去編。南雲と赤尾の仲良しトリオの青春時代……に最後にスラーが出てくる。学園のイケ散らかしてる不良グループと、それを遠くから眺める陰キャって感じがあるな。ちょっと『ハリポタ』を思い出した。
 電車の屋上から車内へと移るアクションが圧巻。ほとんど本話ストーリーよりもアクション偏重でしたね。巻頭だからハデに、みたいな意図もあるのでしょう。前もそうだった気がする。長めの過去編なのでスタートダッシュってのもあるだろうが。
 とにかくそんな電車。電車の上(外)にのんびり座ってる画からかっこいいんですが、よく考えたら送電線がないやんけ。アメリカ映画憧れが強すぎてリアリティ無視って感じかしら。いや、日本の電車にも送電線のない車両はあるのかもしれない。地下鉄が地上に出るとない……? 自信がないな……。

『ウィッチウォッチ』97話

 魔石、黒魔女、モイちゃんの呪いとか細かい設定が改めて紹介されたが、ことごとく覚えてなかったでござる……。最後に自嘲してたけど、日常回が多すぎるのよw
 ハロウィンのいたずら。モイちゃんが歌舞伎で、まさかのプレゼントページとの一致。すごいな。ギャグセンスがあそこと同じって篠原先生のことが少し心配になってくる……。しかも睨みの解像度がプレゼントページの方が高い。異常事態が起こってやがる。
 個人的にはカンシが好き。もっと一話丸々それメインでやってほしかったレベル。篠原先生絶対こういうの得意でしょ。まぁ、いたずらのアイディアが異様に豊富、というのもさすがでしたね。羅列するだけで終わっちゃうのが惜しい。

ONE PIECE』1075話

 ロリハンコックにメロメロにされたまま石化するの、主に世間体的な意味でイヤだと思ってたんですが、ああいう子供に対する「可愛い」でもメロメロは発動するのか。知らんかったし、今回そういう描写があって本当に助かる。これなら石化の果てに死んだとしても何とかなりそうですね。
 ということで七武海キッズが暴走してるので、まさかの共闘。最終章ということでファンサービスみたいな展開が多いですね。逆に言うと、今まではそれだけ出し惜しみしてたということか。マジで焦らしてきたファンが見たがってるもの、順に羅列してくるのかもしれない。すごいことになりそうだ……。

『アオのハコ』89話

 努力家故の孤独、という千夏の悲劇。からの大喜。彼も同様の努力家であり、それ故に2人は出会ってお近づきになっていく……という本作の土台中の土台の部分が今の千夏のドラマとして語られてるのが熱い。大喜がなぜ好かれているのか、の最も根っこにある話かもしれない。
 からの松なんちゃら先輩とのシャトルラン対決。競技が違う2人の対決なのでフェアに思えるが、走量的にはバスケ部が有利。ただ、大喜の強さは地道な努力の積み重ねにあるので……とついさっき描かれた話がこういう形で再び出てくるのが面白い。(大げさだけど)千夏をかけての対決、というのも象徴的。ここで松岡先輩はただの天才で努力を怠ってきた人とかだと話は単純なんですが、普通に毎日10キロ走ってたらしい、という情報が加わるのも良い。そうなっちゃうと普通に負けちゃうじゃん、と早くも投げ出したくなるw
 メインイベントとして、千夏とユメカ。今度はサシ。どうなるのかと思ったら千夏の方が想像以上に病んでて、瞳が黒く濁る。ここまでだったのかw ぶっちゃけ親の離婚を言わなかったことくらい怒られる筋合いないじゃないですか。もちろん蓄積が爆発してるんだけど、ここで千夏の方がやや大人げない怒り方をしてるのが良い。今までは大喜の手前セーブがかかってたというか、「先輩」としての仮面が良い具合に機能してたんでしょうね。ユメカとサシだと先輩ではないので、ああなってしまう。
 心配になったりハラハラする場面なのは分かるけど、私はユメカの顔に魅了されてる状態なので、「その調子で目つきも悪くなってくれ」とか少しだけ思ってしまった。扉絵リクエストするしかないな。

僕のヒーローアカデミア』380話

 ジェントルと経営科の絡み、ズレてるのにどっちも真面目で良い話でもあって面白かった。ただ、撮影中にナレーションを入れる必要はないでしょ。まぁ、「こういうナレーション入れようかな」というシミュレーションをしてるとか考えれば違和感もないか? そもそも彼らは中継じゃないよね? 中継ならナレーション入れるのも分かるけど。
 AFOの “だが その僕に風は吹いている” 。ホークス相手に言うので普通に気の利いたセリフだと思ったけど、それはあの人登場の前フリだった、というオチ。AFOがちょっと可哀想に思えてくるw すげぇワクワクする助太刀ではあったけど、さすがにAFOの相手はまずいじゃろ。そもそもデク以外の生徒がぶつかること自体ちょっと違和感あるんだよな。
 あと、「満を持しての再登場!」だけど、実のところ「この人のことあんま知らねぇわ」という感じなのは面白かった。

センターカラー『僕とロボコ』125話

 アームズとのガチバトル回が普通にバトル漫画として好きだったので、その流れの回で子供たちを同行させるのはやめてほしかったな。まぁ、ガチゴリラとかすごい面白かったんだけど。「持ち方」が一番好き。
 「ロボロボのなんかすごいの」の描写がちゃんとJET仕様になってるのが細かくて好き。各ネタのクオリティというか、精度がたけぇ。

『あかね噺』50話

 うらら師匠の目標。自分の名を誰かに継がせる。真っ先に「あかねが目を付けられた?」って思ったけど、あかね自身はそれとは別のこと考えてたのが面白い。主人公らしいすっとぼけ。
 女性落語家として初めての偉業というのもあるが、すべては “女に落語は出来ないって言ったバカ達を見返すために” 。うらら師匠の徹底した男への復讐心いいなぁ。本来なら多少はあかねも抱くであろう念をすべてうらら師匠が背負ってくれてる感。
 からの声優。すっかり存在忘れてたけど、うらら師匠の「演じる」落語はたしかにあかねより彼女の方が適正ありそうですね。あかねは別のアプローチでモノにしたわけだけど、彼女だったらうらら師匠と同じ路線で行けるのかもしれない。

ブラッククローバー』351話

 アスタと巨大な龍。空中戦が迫力あって楽しいのですが、徹底してアスタが小さく描かれてるのが良いですね。龍の大きさ演出として正攻法であり、それでも派手さは落ちない。新必殺技を引きで描く、という目新しさもある。
 最強と将軍。短い回想ながら話濃いめ、寓話感強めで面白かった。将軍はアスタと違って自ら魔力を手放したのね。そして、迷わずに手放せることが将軍としての適正であった、という話。ライバル関係という、ユノとの関係を思わせる要素を入れていたのも面白かった。一世代上のアスタたち、という感じですね。

センターカラー『アンデッドアンラック』147話

 カラー扉。謎のパンダパン。マジで意味分からんけど面白かったw アンディが脳味噌からクリーム漏れちゃってるのがおいしそう。可愛いの意味ではビリーが優勝だな。あの人、可愛かったのか……。
 本編。ビリーが盲目なの忘れてた……。否定能力ない頃から何の不自由なく歩いてて、しかも戦地にいるの違和感がありまくるな。いや、別に否定能力で盲目を補ってるみたいな話じゃなかったので関係ないんだけど、何となく今の話はいつもよりリアリティ強めのつもりで読んでたので。

『マッシュル-MASHLE-』144話

 イノセントさんの変身。変身シーンがめっちゃゲームっぽい。ここだけムービーになるイメージ。別に変身シーン自体はよくあるものだと思うんだけど、何がゲームっぽかったのが自分でもよく分からん。
 親父の心臓抜き取り。「キルアだー!!」と思うと同時にめっちゃ深刻。本作、大抵の危機は「マッシュなら大丈夫」という感覚でいれたけど、心臓抜き取られちゃうとさすがに絶望感ある。というか、肉体由来の強さを誇るマッシュだからこそ、肉体的に、物理的な死というのをシンプルな画で表現してて見事ですね。

『逃げ上手の若君』98話

 鎌倉奪還後の挨拶な事務処理。大きなイベントは何もない回ですが、若の知られざる一面が見れるようで面白い。知られざる一面だけど、同時に「そもそもこっちが本来の姿なんですけど」という話でもある。それを奪われていたということで、これまた感慨もひとしお。
 コロコロと統治者が変わって大変かと思ったけど、足利は北条の丸パクリだったが故に引継はスムーズ。これはちょっと目から鱗だった。乱世あるあるなのかもしれないけど、丸パクリにも大きな利はあるのね。

『暗号学園のいろは』12話

 「ケツ奥歯」の訂正めっちゃ笑ってしまった。そこまで興味がなくどうでもいい、そしてくだらない話題、だけど真面目でもある話。
 お嬢様との対決。それほど重要な話には見えないんだけど、本作なりの日常回ってノリなのかしら。まぁ、一応勝負なので大事ではあるけど。
 ワンポイントレッスンが本編より先に重要な情報を出しちゃった気がするんだけど、あの程度なら問題ないってことなのかな。
 初めての出題。学生同士の話なので当然いろはも出題しなきゃいけないんだけど、頭のどこかでいろはは常に解く側だと思い込んでた。主人公特権じゃないけど、そういう先入観良くないですね。

『一ノ瀬家の大罪』13話

 母の回想。普通に初回より過去まで出てくるのでビビった。いいのか、翼が知ってないことが当たり前に出てきてしまったが。何を見せる、見せないの判断が複雑になってきて大変ですね。もちろんそれが面白いって側面はある。
 マックのナゲットを巡る一連のやりとり、最高でしたね。あそこまで全否定するのも怖いし、持ってこなくなったらそれはそれで文句言うのも理不尽だが、そこにキレるのは浮気が原因であって……と心理が入り組んでて良い。
 かと思ったら母はほぼ全部の記憶を取り戻してしまったらしい。「翼に言うわよ」的なこと言ってたけど、そんな駆け引きはいらないからすぐに翼に伝えてほしい。こういう謎の引っ張りはあまり好きではない。今後「あのときすぐに翼に教えてればよかったのにー」的な話にならないといいな。

『人造人間100』10話

 ぶっちゃけ前回危惧した「もうサスペンス要素も葛藤もなくない?」という件はその通りだった。もう何も怖くはないし、「人間を殺さなくちゃいけないのか?」という問題もない。あしびが覚悟を決めるという意味では重要だったが、それもちょっと事故的に達成された感があって、期待してた感動はなかった。
 が、ロキシー本人が死ぬ間際に本当の歌を客に届ける、というのはシンプルながら感動的。あしびの説教が「感情」についての内容だったのも利いてる。客たちが喜んでたのは上手なだけで感情のこもってない歌であった、というのは見事な指摘ですね。まぁ、それだったら普通に評価されないと思うんだけど、「感情がこまってる風の演技」が驚くほどうまかった、それでも違いは分かる、という話なのでしょう。

『夜桜さんちの大作戦』166話

 ラスボスとの挨拶と、「今日はこのくらいにしといてやる」の別れ。つぼみが思いの外可哀想な善玉として振る舞ってて驚いたが、話がとても単純になり、盛り上がりやすくなったのも間違いないと思う。
 が、さすがに百も完璧に善玉みたいな雰囲気になるのにはちょっと違和感があったな。今までしてきたことがどうたら、ではなく、単純に百は悪役として超魅力的なキャラだったので。「彼にも事情があるのよ」と話を単純にされると魅力が薄まる気がする。

『イチゴーキ!操縦中』11話

 新キャラのマッドサイエンティスト、シーズン。ド直球の下ネタで入ってくるのでビビった。そこまで直接言わなくても「イチゴーキ総受けかよ」みたいな感想は抱くから大丈夫だよ。
 3ヶ月に一度現れるのがシーズン。あまりに軽く、ほとんど出オチ的に勝負が決して次の対決に移るので、「なるほど サザエさん時空であることを開き直ったメタ的なギャグか……」とか感心してたのに、普通に時間が経過してて笑った。一気に3年とか思い切りすぎだろ。いや、まだ若い作品なので、そもそも3年スタートだった、と考えればそれほどおかしな話でもないんですよね。なんだけど、やはり「もう3年!?」というショックは間違いなく発生するので、これは一本取られたぜ。
 シーズンの最終形態。マーベルのキャラにあんな悪役いたような気がするなw

『ギンカとリューナ』22話

 扉。リューナが花畑の修繕手伝ってて良すぎる。そりゃストーリー的にそういうアフターケアを描く余裕がないってのは分かるけど、そこを無視して進めるのはリューナというキャラクター的にあり得ないので……という見事な扱いだったと思う。
 んで、ノスフェラトゥの回想。悪役のオリジン。友人の飼い犬が死に、彼は悲しんでいたが、しばらくしたら犬との思い出を美談として消化し彼の成長を実感する。ものすごく分かりやすい成長のドラマなんですが、それの上辺だけをすくって自分で実行してみる、という不気味さが良い。自身が絶望し、成長を遂げるために周囲を殺しまくるし、最終的には化け物を復活させようとする。なんてしょうもない動機で……。せめて世界征服とか言ってくれよw ここらへんの悪役の不気味さ、イヤさも本作やたら凝ってて面白い。たまに不気味さや怖さが度を超してるときもある気がするけど。
 んで、人々から絶望を引き出して復活のエサにする。急に『まどマギ』みたいな話になったというか、ワルプルギスの夜感出てきたな。まぁ、主人公たちが希望を振りまくことになるので、ストーリーがとても直球で面白くなりそうではあるんだけども。

『大東京鬼嫁伝』23話

 愛火失踪の真相。そしてカチコミの決意。あれだな、『BLEACH』めいた感じになってきましたね。まぁ、あれも超典型的な姫様救出の話ではあるんだけど、その中でも決定的に『BLEACH』っぽい型が出来ているのも事実だと思う。やっぱすごい作品だったんだな。
 現実性とか難易度はさておき、言われたまま黙っていたら愛火が悲しむんじゃないか、という指摘は面白かった。まぁ、裏の裏の裏みたいな話なので「そうか?」と思うところもあるんだけど、「そうか?」と「まぁそうか」がグルグル交互する感じ。どっちも分かる。

『影と主』辻田大誠

 読切。ジャンプショートフロンティア。ショートフロンティアまだ生きてたのか。嬉しいじゃないか。
 何だかすごそうな忍者と、幼くして将軍になった徳川家継。「えっ これホントに15ページで終わらせるつもりなの?」という雰囲気があって面白い。普通に長めの読切、それもそのまま連載化も視野に入れてるようなタイプの設定に思える。クライマックスでは超絶アクションが描かれそうな予感はするけど、実際にそのような気配は全然しないまま、2人のキャラクター描写が丁寧に積み重ねられていき、そのままぬるっと終わっていく。なるほど、そういうコンセプトね。ショート読切へのアプローチとしてとても面白い。かなり前、ショートフロンティアの初期の頃だけど、小野先生が姫と忍者の話で、本作とかなり似たような「すごいバトルモノになりそうだけどバトルが始まる前に終わる」という作品をやってましたね。それと同系統と言えそう。小野先生の作品の方がバトル的な気持ちよさの排除が徹底されてるんだけど、逆に言えば本作はバランスが良い。ちゃんとバトル漫画としての片鱗というか、バトル漫画としての気持ちよさも感じさせてくれる。
 バトルとなるとやはり忍者が活躍するんだけど、本当にすごいのは将軍の方、というオチがつくのが良かった。ある種どんでん返し的な意外性の気持ちよさが味わえる。将軍としての資質であり、「よく考えたら『水戸黄門』って変な話だよな……」と流れ弾が飛んでいくw いや、私はまともに観たことがないので知らないだけで、実際にはちゃんと正しい落とし前をつけさせるくだりも描かれてるのかもしれないんですが。

『PPPPPP』69話

 ダダ先生の回想。楽音に出会った絶望と、ヤケになってバイク乗ったら事故。自暴自棄になってのバイク、からの事故ってこないだ『スラムダンク』の映画でも観た(原作未読)んですけど、昔から今に至るまでずっとあるんですね(本作だと本人の非が少なめ)。バイクでそういう感覚になったことないので、正直「そういうことらしい」程度の理解しかない。一度原チャリ乗ったら「体むき出しで怖くね!?」と衝撃を受け、それ以来二輪は怖くて乗れない。
 強烈な体験を得た状態で弾くピアノではファンタジーが発生し、客に事故を体験させる。再現性のない勝利、という話としては納得度が高い。高いが、このまま連載が今後も延々と続くとなると、「事故れば勝てるぞ」みたいな乱暴が論理が発生しそうで怖くもあるね。それこそ今号の『ギンカとリューナ』みたいな話。そして困ったことに私は未来人なので次号で本作がどうなるか知ってしまった……そうだったのか……。

『高校生家族』122話

 最終回。卒業式である。いきなりのことで驚いたが、「光太郎はもうこの異常な高校生活を受け入れ折り合いを付けてしまった」と理屈がつくのには笑った。こないだの記憶喪失もそうだけど、本作の異常設定をより面白くするアイディアが豊富で本当にすごい。「光太郎はもう大丈夫」という話、突拍子もない話なんだけど、「たしかにな……」と納得してしまったから悔しい。めちゃくちゃなことやってるのに、どこか真面目に感心してる自分がいる。
 からのアンドロイド高校生。まさかの胸アツ継承劇にするのかよw ただ、本作の設定が一番輝くのは初対面の第三者が「なにアレ!?」という視点を持つ瞬間だと思うので、最終回でこうなったのも必然とういか、最も本作らしい形で物語が締められた、と納得してしまうな。家族をそれぞれ紹介するにあたって卒業式という舞台がめちゃくちゃハマってたと思うし。まぁ、部外者が覗くのはちょっと無理あるけど。
 からの光太郎。光太郎はもう主人公の資格を失ったんだけど、「高校生家族」を受け入れた光太郎は超人であったと再確認させてくれるエンディングでこれまた良かった。アンドロイド程度ではビクともしない鋼の平常心w
 終わり。本作の主人公としての光太郎が好きだったので、まさにその点を深堀りするような最終回で大満足でした。満足であり、「これしかなかったな」という納得。本作だったらどんなに無茶なことやっても成立しちゃいそうだけど、話の筋がキレイに通ったかのような気持ちよさがありました。

巻末解放区!WEEKLY週ちゃん

 2/22は猫の日ということで、ジャンプ作品に出てくる猫キャラ。猫に類するキャラも含む、と入念に注意してるのが何だかおかしい。こないだのツインテールの定義についてもそうだったけど、生真面目というか、何かを恐れてるようにも見える。
 個人的に好きなのはやっぱカリン様でしょうか。可愛さのレベルが一つ上にあるような印象。あとはネコマムシの旦那……と思ったら入ってなかった。
 和テイストの化け猫は作品が違ってもデザインが似通う、というのも発見であった。参照元があるので仕方ない、という感じだろうか。
 あと、個人的に「猫といえば」なイメージのある三毛猫が意外なほど少ない。

目次

妻が背中が痒い時かいてあげると、毎度「最高に上手い!」と褒められる。誉れ!
(『ブラッククローバー』)

 ゴールドロジャーに「この世のすべてを田畠家に置いてきた」って言われたら納得してしまう。

愛読者アンケート

 テレビのバラエティ番組。どう観るか。リアルタイム、録画だな。
 観てる番組。選択肢だと『笑ってコラえて』『ダーウィンがきた』『博士ちゃん』あたり。『ダーウィンがきた』ってバラエティって括りだったのか。ドキュメンタリーだと思ってた。
 映画。一年で何本。8回以上。同じ作品を複数回、ある。あるが、ここ1年の間だとないかな。『スパイダーマンNWH』を2回観たのが最後。なぜ複数回観たか。選択肢だと「ストーリーが面白かった」「映像や音楽が美しかった」「結末が分かった状態で楽しみたかった」あたりか。ただ、時間がちょうどよかった、というのが一番多い理由だと思う。何か映画観たいけど初見でめぼしいのがなくて、みたいな。

総括

 借金2にしがみついてる状態ですが、ちょっと更新が遅れると思う。てか、今号のも既に遅い。1週間かかってる。ラストスパートなのは分かってるんだけど、明日から旅行なのよ。旅行先にジャンプ持ってけば、めっちゃ捗るだろうけど、荷物が邪魔なので無理です(そこじゃない)。家族旅行なので、マジで書く時間はかなり作れそうではある……。

 今号のベスト作品。『高校生家族』だよ。
 次点。読切と『マッシュル』『イチゴーキ』。
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