北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ2023年09号の感想

 『ブラクロ』映画延期で悲しい。というか、アニメ業界あっちもこっちも大変ですね。そんなニュースを本当によく聞く。アニメ人気が高まりすぎて制作体制が追いついてない、みたいな事情もあったりするのかしら。

背表紙

 「ジャンプキャラクター初登場シーン集」。マッシュ。おそらく巻頭カラーの見開きの部分。ここだけ切り取ってもちょっと面白いので普通に感心してしまった。

表紙

 『マッシュル』。マッシュのスーツがシュークリーム柄でなかなかキモいw

読者プレゼント

 悪魔とソロモン王。やばい、今回はちょっとシンプルにめちゃくちゃレベルが高いというか、ダジャレ路線としてはほとんど最高峰とかそういう内容だったのではないか。数も豊富で、そのクオリティもまぁそこそこ。かなりの傑作回だったと思います。タイトルの “飽くまで遊べるもん!! なんデーモン揃うモン王” からして良く出来てる。

巻頭カラー『マッシュル-MASHLE-』141話

 ベストバウト投票企画だそうです。めっちゃ細かく羅列されててそれ自体が圧巻。正直細かく覚えてはないんですが、票の偏りとかも気になるので票数も発表されるといいな。「これ一強だったんだ?」みたいな驚きを得たい。
 本編。長男との決着。勝利のロジックとかは前回までの方がしっかりしてたんだけど、代わりに今回は勝利の爽快さや、絵的な衝撃に重きを置いた感じですね。次々に埋められていく長男の、もはやホラー的な演出とか面白かったし、落ちた先の描写も良かったな。死屍累々。
 長男の “貴様に出会えたことを……” “心底光栄に思うよ” というのも良い。「感謝する」じゃないのね。感謝だとちょっと独りよがりな感じがしちゃうけど、光栄だとそれ以上のリスペクトが感じられて、「これはこれで悪い奴じゃなかったのかな」と少し思えてくる。まぁ、皆殺しにしようとしてたので普通に悪いんですが。

『あかね噺』47話

 あかねの『お茶汲み』。マクラから丁寧に見せることで、「どうしてくるんだ……」というワクワクが溜まっていき、そこからの爆発が良い。「いや出来てねぇよ!(出来てるけど)」的なオモシロで、まぁこれ自体は前話で感じた通り。あかねのキャラ的な魅力を打ち出すのは分かるけど、笑われるのも笑いという考えにはちょっと違和感がある。とはいえ、本話におけるそれの漫画的な表現はめちゃくちゃ面白かった。今までの落語表現から地続きでありながら、だからこそ今回のイレギュラーさが映える。まぁ、次話以降でもうちょっと理屈が用意されると思うので、そっちにも期待。
 とはいえ、今までのあかねの落語は内容と一体化するのが武器だったけど、今回のは明らかに「それを演じるあかね」を意識せざるを得ない、没入しきらない視点になってて、完全にフィクションというか、ウソとして楽しませる方向にシフトしてて、これによりあかねの振り幅が一気に広がっていく、という期待感は現状でも分かる。

ONE PIECE』1073話

 ゾロとショタミホーク。忘れてた、そうか、対ミホークの前哨戦という状況だったのか。これは熱いな。正直出航とか置いといてもらって、ゾロに好きなだけやってもらいたいw
 自称白ひげジュニアとかいましたね。いろいろと重要な情報が渋滞しててこのレベルのキャラがこのくらいのテンションになってしまってる自分にビックリでもある。マジでいろいろインフレしてるのよ。
 そんなウィーブルの件は割とアッサリ解決……とまでは行かないけど、マルコが “奴はヒーローだな…” と言ってるのである程度は満足というか、今後のハラハラみたいなものはなくなった。解決という感覚に近いか。緑牛には負けるんだ、的な部分も含め。
 てか、こんだけクローンの話が出た直後で、母親も科学者だと明らかになると、やっぱウィーブルもクローン技術でどうのこうのされた存在、という見方が自然なのだろうか。ガチクローンにしては出来が悪い……とは言わないが、今までのクローンと目指してる方向性が違うっぽいので、別ルートで生まれた存在って感じかしら。

センターカラー『僕のヒーローアカデミア』379話

 カラー扉。「やっぱジェントルは最高だな!」ってブチ上がったんですが、本編は特に出番がないのであった。逆に言うと、本編との連結を無視してでもカラー扉に出したいキャラであった、と。いやけどなぁ、ナガンも好きなんですよねぇ。こう考えると更生ヴィランに魅了される確率が100%ですごいな。まんまと。
 本編。「やっぱナガン素敵」とか思いながら読み始めたんですが、意外とそこは大したことなかった。本題としては「AFOvs弔」。弔に隠し玉があって奪還。弔の主人公的なドラマが展開されてて非常に熱い。熱いが、これでAFOとの件がすべて終わったとも思えないですね。今は実際にAFOが動き回ってるので。まぁ、まだ山があるということで楽しみにしておきましょう。
 んで、弔とデク。弔が自らの手でAFOに打ち勝ったこともあり、もはやデクの救いは必要としてない気もしてくる。実際に弔が「救い」について言及してる。彼的にもデクが勝手に「救ってあげる」スタンスで迫ってくるのがイヤだったんでしょうねw

『ウィッチウォッチ』94話

 葬式と結婚式のダブルブッキング。このシチュエーション自体は相当面白そうだけど、カンシがそれに参加せざるを得ない土台の部分と、実際の運用方法にかなり無理があって企画倒れは言い過ぎだけど、「アイディア出しのときが一番面白かったやつかな……」みたいな虚しさがちょっとある。タイトルのコマでの「これは絶対に面白くなる!」という期待感がデカすぎたのかもしれない。ちょっと無理矢理なところが多くて、オチありきな印象が目立つ。最後のビデオも普通に「そうはならんでしょ」でしかなかったし。
 んで、次号表紙で過去作コラボらしい。「これは懐かしい!!」と思うと同時に「いやよく覚えてないな」とテンションにごまかされてる感。まぁ、そもそも大人にしてきたので、この時点でしっくりくる方がおかしいのだと思う。期待感に襲われるのは分かるけど。そもそも『SKET DANCE』最終回が「数年後」的な話だったと思うので、その具体的な内容、ビジュアルをいまいち思い出せない。『SKET DANCE』ってもうそんなに昔の作品だったのか……とちょっと落ち込むw
 こないだ『デビザコ』が似たようなことやってたけど、別にあれは何年後って感じではなかったからね(多少は年数経ってそうだったが元が大人だし)。逆に言うと、今回のは「大人になった一同」を描くことを勝負ポイントにしてるので、それは普通に楽しい。現状の2人もそういう意味ではめっちゃ良い。

『呪術廻戦』211話

 各陣営の連絡が行われ、まとめに入った感があるというか、話のステージがグッと押し進められた印象。いきなり真希さんいるのでビビったぜ。
 いろいろやりたいことはあるが、とりあえず最優先は姉黒。これまためちゃくちゃサクサク進むのでビビる。ドンピシャ転送とか理屈なしに起きちゃいけないと思うんだけど、当然それはイヤな予感、不穏さとして機能していて……というラスト。最後の顔、良かったなぁ。キャラデザは同じだけど「誰やねん」感がしっかりある。

『SAKAMOTO DAYS』104話

 JCC編のまとめ。というか報酬という感じか。データバンク爺の本領発揮が非常に楽しかった。新聞を毎日読んでると便利、とか超能力の掘り下げとして見事だったし、人力プリントが記憶能力と全然関係ないスキルなのも強引で好き。リアルに考えたら全部ジーチャンが頭の中で情報を整理して教えてくれる、って感じだろうけど、プリントアウトの方が絵的な面白さはあるわな。
 スラーの正体。二重人格説が出てきたけど、そうなると坂本との因縁もチャラ(因縁があるのは普通の学生の方)ってならない? スラー人格が発現してるときに坂本との因縁イベントがあった、という感じかしら。

『アオのハコ』86話

 千夏過去編。少女千夏がちゃんと少女してて感動。まったく同じ顔してるのに、ちゃんと少女らしくチューニングされてる。こういう味わいは実写作品だと出せないよなぁ。まぁ、ハリウッド超大作だとCGで若返りとかさせるんだけど、あれはまだ「かがくのちからってすげー!」という印象が勝っちゃう。
 逆にユメカの方は割と今と大差ないというか、「相変わらず顔が良い!」という印象。さすがに三浦先生的にも千夏の方が解像度が高い、という感じか。
 話としては意外と凡庸というか、特に意外性のある内容ではなかった。「千夏過去編とかマジか!!」と勝手に盛り上がってたけど、そういう感じではなかったのねw 過去編っつっても大喜に対しての伝聞に過ぎなかったので、「ここから千夏の物語が始まる」という感じではなかった。勝手に盛り上がりすぎて前につんのめることがある。毎話感想書いてるとたまにある現象です。

センターカラー『一ノ瀬家の大罪』10話

 今号から一番新しい組が二度目のセンターカラーを一巡ですね……と思ってたけど違った。マジか。本作だけなのか。最近はとりあえず二度目のセンターカラーは回ってくる印象だったけど、さすがに4作あるとやりづらいのかな。
 本編。家族旅行と思ったら記憶喪失のオリジンだった、という叙述トリック……と本気で誤解しかけたw まぁ、これが2周目という保証もないのでその可能性もなくはないだろうけど、どちらにせよ誤解。
 完璧な家族旅行から一転、心中という転換は驚いたし、まぁ面白かったと言える(好きではない)。だけど、こういうループモノ的な展開は正直最近のエンタメ作品でやたら多いというか、そこまでワクワクしない。食傷気味というか、何度も見るもんじゃないかな、という印象。
 ただ、記憶喪失することで翼の立場が読者と完全にシンクロする、とういある種ゲーム的な前提がここで崩れる(読者だけ記憶が多い)という捻れは新鮮だったし、面白そう。
 あと、これは次回以降情報の補足があるかもしれないけど、新しい父の見た目による年齢がいまいち分からない。二十代くらい(前半)に思えたんだけど、「なんでこんな若い人が?」という困惑をするのが正しい姿勢なのか自信がないw まぁ、これは前回の「中学生を成人と間違えるわけねぇだろ」という話とも通じるかもしれない。

『アンデッドアンラック』144話

 否定者ボクシング。謎のイベントが始まってしまった。やっぱ本作には前からあったけど、風子2周目でより顕著になったのは一般人の軽視だな。結構深刻についていけないところがある。内心どうでもいいと思ってるのは仕方ないにしても、ここまでどうでもいいのが露骨に出ると結構引く。
 あと、否定者ボクシングもよく分からなかった。ただのバトルと違ってボクシング要素が分からん。テープ使うのがアリならもう蹴りとかしちゃえよ。
 良かった点としては、ほぼ初めましてに近い存在だったボイドが普通に魅力的なキャラに思えるし、「頼もしいアイツが戻ってきた!」という錯覚もあるw

『人造人間100』7話

 次のターゲットであり、課題であるロキシー。声で人を操る美少女らしい。と思ったら、というビックリ展開がひたすら楽しい。あまりにキレイな鏡像。
 「声を操る」というのは催眠能力が主かと思ったら、スーパー腹話術でもあった、というアイディアも良いですね。好きな場所から音を発信できる、みたいなスキルがないと舞台が成立しない。この設定のおかげで途端に『オペラ座の怪人』っぽくなっていく。てか、明確になぞってるわな。顔の傷もファントム感に思えてくる。せっかくだから仮面とマントしてほしかったわw ファントムに魅了され、契約してしまったクリスティーヌ、という感じ。あしびたちの鏡像だけど、2人は「美」で繋がっているのが大きな違いで、それが大人っぽくもあり、復讐のために命を張るあしびからしたら “そんな理由で” ともなる。

センターカラー『僕とロボコ』122話

 ファミマコラボらしい。すごい、完全に案件だ。ジャンプの連載でこういう戦い方があるとは思わなかったな。極端な話、どんなに人気がなくてもコラボの方でお金が動くから連載は続く、ほとんど企業の宣伝しかしてないテレビ番組は視聴率に期待してない、みたいな。まぁ、実際はそれでも本作は人気あるだろうし、人気なかったらコラボする価値がなくなっちゃうんだけど。すごい新しいとは思うけど、私の中の老害マインドが「そういうんじゃない」と囁き続ける。
 本編。困ったことに(全然困らない)めちゃくちゃ面白かった。何なら最近の中でもぶっちぎりの面白さだった気がする。個人的には序盤の扱いにくい高圧的先輩が超好きなので、良い人にならないでほしかったけど、良い人になってからも面白かったので困る(困らない)。
 これ自体はギャグではないんだけど、支払方法が多すぎてコンビニ店員がパニックになるくだりは「いつもごめんね……」と読んでてちょっと落ち込んだw 商品読み取ってる最中に「スイカで」とか言って、そのあと「お支払い方法は?」とか言われると少しイラッとした日もあるけど、すべて私が悪い。セルフレジは使い方覚えるのがめんどくさいから有人レジ行きがちだったけど、それも改めます。本当にごめん。そしてありがとう、すべてのコンビニ店員。

『暗号学園のいろは』9話

 ダンス暗号、メガネによる補助線は手。あの簡略化されて手の一覧には思わず「ヨークシンのオークションだ!!」と思ってしまった。ちょっと似てない?
 一瞬一瞬が切り取られた漫画だと「重要なのは手」と分かりやすいけど、実際に一続きの動画だったらめちゃくちゃ分かりにくいし、暗号を表現するのも難しいと思う。実現不可能なんじゃないかと疑ってしまうレベル。決めポーズを連続するだけのダンスだったらまぁ分かるけど、そんなのダンスとして気持ちよくないじゃん。あのポーズ一覧以外の動きは一切してなかった、というのはダンスとしてまずあり得ないので、どうなってるのだろうか。
 あと、暗号が突然日本語という都合の良すぎるオチがついたのもあんま好きじゃない。読者に対する暗号クイズとして楽しさとしては親切なのかもしれないけど、国際的な話だと思ってたのにスケールが小さくなるようなガッカリもあるし、そこのリアリティ(本格さ)には興味がないのも、何かなぁ。とはいえ、これで全然知らない言語が出てきてもついていけないので、そもそも詰んでる。

『逃げ上手の若君』95話

 乱世における出世と勝ち馬とやましさ。本話の中でテーマが設定され、その上で起承転結のある素晴らしい回だった。見方が偏ってしまうのはブログを長いことやってる弊害だとは思うけど、こういう一話単位の完成度が高い作品に非常に弱い。それが続き物だと驚きもあって余計に食らってしまう。
 やましさを浄化してくれるのが若の無垢さ、というのは今まで描かれてきた若像と一致して納得できるロジックなんですが、それと同時に「それもあるけど若が可愛いからが一番だろ」と思わんでもない。アイドルじゃん。そういう風に描いてるじゃん。

『夜桜さんちの大作戦』163話

 結婚一周年の紙婚式。「へぇ~くだらねぇ~」と一瞬思いかけたが、ラスボスのワイン婚が「なんでだよ」過ぎてちょっとそれどころじゃなくなったな。語呂が悪い……。あと、85年の実現ハードルやばいですね。結婚年齢によるところが大きすぎる。100越えが当たり前なのに酒かよ。まぁ、ワインくらいだと100オーバーでも飲みやすかったりするのかな。けどダイヤモンドとかのがラスボス感あるのも飲み込みづらい……。
 夜桜家はプレゼントがマウント合戦になりがち、というのはいかにもありそうで笑ったし、話の決着も面白かったんだけど、2ページ目に出てくる初手がアイさんによる似顔絵で、「これが優勝に決まってんだろ!!!」としか思えなかったのが揺るぎない現実。勝てる要素がないよ。

ブラッククローバー』349話

 アスタvsシスター。戦いの中にシスターの正気を見出す展開が熱い。片方は殺そうとしているバトルが心をさらけ出すコミュニケーションとして機能しちゃってる。バトル漫画かくあるべし、という話だったと思う。バトルによってキャラクターとドラマを描く。
 前回のバトルがあるから「アスタが斬るのはアリ」と分かってるのが良いですね。事前情報としてコレがないと「アスタどうするつもりなの?」となっちゃう。それだとちょっと感動がブレる。

『イチゴーキ!操縦中』8話

 イチゴーキ初恋中。初恋の相手がいきなり出てくるんですが、これが普通に可愛いので衝撃を受けてしまった。「おいおいこんな美少女どこの読切だよ」とか思ったら本作だったという。本作、普通にみんな顔良いのよね。今回のは特に刺さったというだけで。こうなると前回のOLAが恋しくなってくるぜ……。
 そんな彼女が正体現して強力なギャグキャラ、というのは分かるけど、その姿も普通に可愛いのな……。マジで侮れないよ。こまった、ちょっとかてない。
 ミサオがコミュ障発揮して、かすかに相槌入れるだけで限界、というくだりは痛いほど分かる。「会話に参加してる」というのをギリギリのところで保ってるんだよね。あれやこれやと鮮明に思い出してちょっと落ち込んだw

『PPPPPP』66話

 レイジロウ無双。この回がもうちょっと早くあれば人気投票の結果も変わってたと思うの。
 からの長男ドン。兄弟の中ではラスボス的な立ち位置かと思ってたけど、まさかのベートーヴェンガチ勢で笑った。言われてみればキャラデザもベートーヴェンっぽいのかもね。ドン自身が寄せたという可能性。
 『ダダダダーン』があるので本作においてベートーヴェンが重要ってのは言わずもがな。まぁ、その『ダダダダーン』のキャラが直接出てきちゃってるのでこの考え方ももう古いのかもしれないが。

『大東京鬼嫁伝』20話

 カイドウの性別については保留のまま終わった。これは意外。「実は男」的なギャグが絶対来ると思ってたのに。
 見覚えのある半魚人。この半魚人のデザイン、本当に面白いよなぁ。『ONE PIECE』のルフィが書いた魚人以来の発明な気がする。この半魚人が好きなので、最後までこのままボス戦に突入してほしかった気持ちも少しある。「無理だろ」と言われれば、それはそう。
 背中合わせでのバトル。シンプルに熱いし、バトルの途中でちょくちょくギャグ的な会話が繰り広げられるのもすごく良い。何なら本作の良さが最も出たバトル回と言えるのかもしれない。豊洲のくだりとか好き。

『ギンカとリューナ』19話

 少年の回想。田舎社会の生きづらさ、魔術師への憧れ、からのすべてに対する絶望。特別意外なことが起きるわけではないんだけど、押さえるべきところはしっかりしてるというか、少年の感情が大きく動く瞬間を印象的に描けてて結構な満足感。
 リューナたちが動くが少年はまだ信用せず、少年単独で動き出す。そこで後悔のように回想するんだけど、そこでの回想の中のフキダシに回想のナレーション “あんなこと言うつもりなかったのに” を重ねる演出がめちゃくちゃかっこよかった。これマジですごすぎない? 大発明だと思うんだけど、シンプルな方法なのでたぶん過去にどこかで使われてる手法なんだろうな。私は初めて見た(たぶん)ので心底驚いてしまった。漫画演出として最高すぎる。

『高校生家族』119話

 バレー部。州崎くんが部長に指定されるが……。ここでの州崎くんの葛藤は中学時代の苦い思い出によるものなんだけど、その内容が完全に『ハイキュー』の影山なのね。マジで同じすぎるんだけど、 “ハリキってたから” とか、 “言っちゃってたんですか!?” とギャグでコーティングされてるのがすごい。アプローチによってここまで描き方が変わるものとは。まぁ、『ハイキュー』はほとんどサイコホラーみたいな描写を隙あらば入れてくるからあれはあれで極端なんだけど。

巻末解放区!WEEKLY週ちゃん

 2/2はツインテールの日ということで、連載陣のツインテールキャラ。連載陣だけでめっちゃいるのね。そして、そのキャラクターにどう考えても偏りが発生してる。ぶりっこというか、極端もしくは意図的なガーリーさ、という感じ。ここまで記号として強力とは思わなかったな。キャラデザの一要素が示す記号性としてトップクラスなのではないだろうか。

愛読者アンケート

 応援してる声優。いない。「好きな声優」じゃなくて「応援してる」なのが若干キモいんだが、これはジェネレーションギャップなのだろうか。
 小説。全然読まない。数年レベルで読んでないと思う。むしろ最後に読んだ小説が何だったか思い出せない。

総括

 やっと終わったが、また週末になってしまった。借金が減らない……。あともう少しのところまでは来てると思うんですが、ダメダメだな。

 今号のベスト作品。『人造人間100』ですね。『オペラ座の怪人』好きですので。
 次点は『逃げ上手』。あとプレゼントページも出色の出来だったと思います。
gohomeclub.hatenablog.com