北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ2024年26号の感想

 遅くなりました。

表紙

 『鵺』1周年おめ。学郎メインというのは分かるが、鵺さんが「4人の中の1人」程度の扱いなのは意外。

読者プレゼント

 マッチョ。てっきりグラビア写真の筋肉スーツがプレゼントにあるのかと思ったら違った。具体的には知らんけど、(プレゼント的に)手頃な金額で手に入りそうな気がする。
 ネックスピーカーに添えられた「肩にちっちゃいスピーカーのっけられるんかい!!」はうますぎて笑いました。そりゃのっけられるよw

巻頭カラー『鵺の陰陽師』52話

 1周年記念で缶バッジの抽選があるんですが、5種類ある中で、まさかの狂骨ワンショットで1枠使ってるのでビビる。あの人そんなに人気があるという算段なのか。学郎と鵺をツーショットにまとめて何とか作り出した1枠だぞ。いずれあるであろう人気投票が楽しみになってきたな……(あと膳野くんが気になる)。
 本編。許嫁の爽やかメガネくん。先週めちゃ強引に調整してまで巻頭回でこれをやりたかったのか……とかなり意外。もっと普通に冒頭から学郎がアクションする話になると思った。とはいえ面白かった。誕生日(と翌日)が繰り返されてるのが良いですね。
 バトル自体は全然なくて意外なのだが、パイセンと一緒に決戦の地に移動するので、移動そのものがアクション的に見栄えがする。何となく2人のコンビネーションも良さそうな予感がするし、助走としてはかなり良いのではないか。
 あと、先週も似たようなこと書いたけど、学郎が助けてくれる仲間に対して “頼りにしてます!!” とか、 “頼みます!” と言ってるのが個人的にものすごく好き。コミュニケーションに難のあった学郎がリーダーとして成長してるのが感じられて普通に感動しちゃう。厳密に言うと、鵺さん相手にはリーダーとしての関係はないんだけど。
 んで、バトル開始直前でエンド。修行を完遂することなく実戦投入なので、味方同士が互いの成長を知らないってのが良いですね。いや、実際にはコンビネーションとかに問題があるんだろうけど、漫画的には「そんなに成長したの!?」というリアクションが味方相手にできるのが強い。

『ウィッチウォッチ』157話

 バンに添えられたアオリが「好きなおにぎり発表ドラゴン!」言うてて最高。完璧なハマり具合である。完璧すぎるのでちょっと本編で使ってほしいネタだった気もしてしまう。まぁ、ここまでネットミームに偏ったネタはやりづらかったりもするのかな。単行本が出る頃まで人気が続くかも分からんですし。
 バンがミームのループに入る。人の動画勝手に上げる時点でウンコなんだけど、その後勝手に美少女キャラ的な消費の方向に入る感じとか妙にリアルなイヤな感じがあってイヤ。リアリティあるんだけど。ただ、それだけでは終わらず、女子高生による解釈で別のバズが発生する。これらが交互に起きるのが見事なバランスでしたね。
 勝手に消費するのとか勝手に真似するの2つが悪魔合体したのが二次創作イラスト。「オタクに優しいギャル」の解釈がぶっ飛んでるけど、少しだけ納得できるので笑った。てか、実際に篠原先生的にも「ダメオジサンみたいなキャラクターの美女」という計算はしてただろうし。
 自分から発信すると滑る。勝手だ、あまりに勝手すぎる……とちょっとむかついてしまったレベルなんだけど、ここも妙にリアリティを感じてしまう。自分から発信するんじゃなくて、誰かに発見される(インタビューされる)、みたいな客演の形で本人登場したらもう少しは人気が維持したのかもしれないな……とか私の中の鬼Pが考えたくなってしまった。
 面白かったけど、よくよく考えたら一番大事な「火吹き」の真相はスルーしたまま終わったのですね。まずそこだと思うんだけどw

ONE PIECE』1115話

 相変わらずベガパンク大放送をシンプルに進めながら、世界中のリアクションと、島内のバトルを描く。「情報開示」があまりに味も素っ気もなく行われるのがちょっとどうかと思うんですが、『ONE PIECE』くらいになるとただ情報を開示するだけ、設定を説明するだけでもエンタメとしてしっかり機能しちゃうんだろうな。
 ほとんど賑やかし程度にしかバトルが意味してないというか、物語が進んでる感があまりなくて少しアレなんだけど、ジジイの島ごと一刀両断がアクション的な見せ場。ここまで1人が飛び出た活躍をするのは意外でした。ただ、生体反応が云々って話がちょっとだけ『SAKAMOTO』のタカムラっぽくもありますね。アクションを長々を描いてる『SAKAMOTO』の方がアクション的な魅力は当然上なので、これはちょっと不運ですね。
 ベガパンク説。世界は一度海に沈んだが、その規模の災害が100年で収まるはずがないので、自然ではなく人為的な災害、つまりは古代兵器、と展開していくロジックが面白い。ただの情報開示に思えたけど、ここにはベガパンクらしい知性を感じる。天才だからこそ世界政府が全力で隠したかった真実を暴いてしまった、みたいな。
 古代兵器は関係ないけど、グラグラの実が大暴れしたら津波で海面上昇的な災害は起こせる気もする。「グラグラの実も古代兵器ってことでいいだろ」とか少し思ったけど、まぁ違うのでいいです。元々古代兵器のつもりだったが東日本大震災を境に変更された、という可能性も少しだけ疑っちゃう。

センターカラー『アオのハコ』150話

 千夏パイセンの大発表。ただ手繋ぎを見せつけるのではなく “大喜くんと話があるんだけど” の一言を添えるのが良い。直接は言わないけど分かるよなぁ!!? という浴衣美人からの圧力。怖い。
 一方匡と菖蒲。せっかく浴衣可愛いって話になったんだから「顔だけの2ショットはおかしいだろ」とか思いましたが、まぁ自撮りの2ショットだと普通に難易度が高すぎるのか。人混みだし。あと、菖蒲の方が「もはや浴衣とか関係ない」となってるのも味わい。
 からのラスボス登場。女同士のギスギス、恋愛関係のネガティブが要素が描かれるのが本作では珍しくてテンション上がるんですが、ここでの「見せつけ」が冒頭の千夏パイセンと重なるようになってるのが見事ですね。あくまでも優しさとして発表することを決意した人と、「ツバつけてんだから来んなよ」と牽制球を火の玉ストレートで放ってくる人。対極。
 その敵意を100%理解できて、全力で感情表現できるから菖蒲は良い。名キャラである。あんなん誰でも分かる圧力ではあるけど、菖蒲は元々の素行が悪い(言い方)ので、似たような経験が豊富って前提もありますね。
 正直菖蒲サイドが面白すぎるのでもっと見たいんですが、大発表カップルに戻ってエンド。まさか今時、高校生カップルで駄菓子の指輪でイチャつく話を見せられるとは思わなかったぜ……。あまりのてらいのなさに面食らうというか、強い。

『さいくるびより』3話

 夢オチ始まり。ことねの抱える問題の根源を改めて提示、それも端的に提示したのが良いですね。そして、母親代わりは言い過ぎだけど、少しだけ代替性のある年上女性と出会って救われる、という話へと続いていく。
 本音きょーこさん。読心らしい。本音が響くで「きょーこ」なのかな。
 読心自体はありきたり、というか今のジャンプにも複数人いるレベルなんですが、本作ではあくまでも脳内の考え事をテキストとして読み取る。先週もそうだったが、ルール設定とその運用が細かい。この数ページだけで、某巡査とか某殺し屋(違うか)と一線を画してしまった。すごい。
 無職だが金持ち。カジノのポーカーで大儲けしたらしい。普通にアウトというか、下手すりゃ犯罪だと思うんだけど、支配人に感謝されてるのでセーフらしい。ホントか? ただの完全犯罪だったのを嘘ついてるだけなんじゃないかと疑ってしまう。初回におけることねの過ちがあんだけ良い話になったのに何故……と少し引っかかる。
 んで、賑やかな朝食を思わぬ幸せを感じることね……の回想をこっそり盗み見る(読む?)きょこさん。漫画としては回想が絵とモノローグで描かれるのだが、おそらく彼女はモノローグの方だけ読み取ってるわけだよな、と妙に細かいところが気になってしまう。ことね母にも何かあったことは察してるが、入院してることはハッキリとは分かってないはず。物語的に特に意味のある違いではないんですが、人のデリケートなところに勝手に踏み込みすぎない感じがしてちょっと良かったな。いや、読んでる時点でイヤっちゃイヤですがw
 そして、何か直接的な解決をしてくれるわけではないが、 “一人でかかえこんじゃダメよってこと” “気軽に何でも相談しなね” 。めっちゃ良い。適切な距離感って感じのデクだ。学生キャラに対する理想の年上キャラ、理想の成人キャラ。

『呪術廻戦』261話

 五条復活。ややこしいが、乙骨がケンジャクの死体乗っ取り能力をコピーして、五条の死体に入り込んだ、という感じ。煙の中の五条はスクナの幻視かとも思いましたが、普通に五条であった。そして、煙が晴れることで額の傷が見えてその正体が明らかになる。相変わらず設定厨的な展開ではあるんだけど、あくまでもあの見開きにおける「五条の頭部に縫い目」という絵一発で大体のことは説明しきってるのが偉い。
 五条をコピーしても、五条の強さは五条の特殊な肉体ありきなので無意味。そこに都合良く肉体を乗っ取る人がいて、計画ではそいつを倒すのが前提なので……とパズルのようにハマっていく。人の道外れすぎだけど、導かれるようにそのアイディアにたどり着いてしまう、という会議シーンが良い。高専2年組(もう3年?)の友情がさりげなく描かれてるのも熱い。直接感情的には言わないけど、真希さんがあの手この手で反対してくるのとか最高でしたね。しかし、こういうときにおにぎりは頼りにならないw
 なるほどねぇ、そんな方法で復活があるとはねぇ……と面白かったんですが、よく考えたら五条が負けた直後くらいに「五条の死体ちゃんと処理(言い方)しないとケンジャクに利用されちゃわない?」みたいな感想を書いた記憶があるわ。ちゃんと理屈が通るというか、それこぞパズル的に必要な情報が丁寧に配置されてたのですね。まさか味方サイドがそんなことするとは思わなかったけど、これは見事だなぁ。今回の五条復活のロジック、前回までの本編の情報でしっかり論理的に予想できるようになってる。まぁやってることはかなりトンデモなので実際に予想した人がいるかは分かりませんが、可能性としてはいてもおかしくないというか、いるべき。
 乙骨パイセンの “人間的ってなんですか” からの一連の反論、めっちゃシンジくんの声で脳内に響いた……。もちろん私の勝手ではあるんだけど、芥見先生もそっちに引っ張られる可能性があるんじゃないかな。
 んで、久々の “俺のは治してるわけじゃない” の人。そうだったな。医療班には彼もいたな。彼を見ると釘崎の件がどうなるのか改めて気になってくる。意図的に消化不良な扱いになってると思うんだよなぁ。最後の最後に伏黒の件をどうにかしようってなった際に、釘崎さんの件が改めて結論出るんじゃないでしょうか。そろそろ最終章としての「やることリスト」が少なくなってきた感がある。一時は『ヒロアカ』より先に終わるかと思ったけど、めっちゃやること多かったわw
 てか、五条の意志(ではないが)を乙骨が継いでリベンジマッチという流れ、トンデモではあるがめちゃくちゃ熱いですね。そして、死んだあとに死体を乗っ取られるのが夏油とまったく同じルートなので、改めて仲が良いなと。天国で「一緒じゃん」「さすがに漫才はしねぇよ」とか言っててほしい(天国行けるとは思わないので嘘)。
 ただ、めちゃ熱いのだが、「虎杖置いて勝手に盛り上がらないで……」みたいなものも少し感じた。まぁ、一旦五条復活を劇的に見せるのが漫画的に熱いってのは分かるけど、このまま虎杖放置でバトルが盛り上がったらちょっとイヤだな。てか、その虎杖の横には片腕ハンバーグ師匠がいるのか。絵面の温度差がすごい。
 それはそうと、虎杖のプリン喰うくだりは笑った。気持ち悪すぎるだろ。さすがスクナの指即喰いマン。

センターカラー『飛んで火にいる夏と蛍』里庄真芳

 読切。普通に連載作家ですな。読切はちょくちょく載ってて特別久しぶりってわけじゃないんですが、絵がめっちゃ良いな。うまいというか、漫画の絵としてひたすら魅力的。もちろん好みもあるでしょうが。
 そんなことより『ハイキュー』ですよ。今年は映画にハマって私の『ハイキュー』センサーが異常に働きすぎてるって前提はあるものの、それを抜きにしてもめっちゃ『ハイキュー』だったでしょ。低身長が不向きとされるスポーツってのは定番だからいいけど、そこに男女の幼馴染の話が出てきて、極めつけが中学最後の大会で主人公にトラウマを植え付けた相手と高校(弱小校)でコンニチハ。めちゃくちゃ『ハイキュー』だ。もうさすがに映画欲は一区切りついたつもりになってたけど、また観たくなってきてしまったじゃないか……。
 『ハイキュー』だけど『ハイキュー』じゃない点、主人公の方が王様パスをして味方に無視される。単に反転してるだけだけど、そこにちゃんとバスケらしい要素が加わってて面白かったですね。点数に意味があったのも良いし、繰り返されてた「嘘」がプレースタイルのことだっとと収束するのもキレイ。あと、「嘘」のキャラが「蛍」というのも『ハイキュー』とニアミスしてるのが笑える。嘘つきは蛍の兄の方である。
 『ハイキュー』じゃない点。女子プレイヤーの話が一応メインである点。全国大会での約束もベタながら良かったし、実はあっちも天才に魅了されてた、となる反転の構図も良い。それは男子の天才くんもそう。三角関係……と思ったら、幼馴染が両思い(憧れ)なのでちょっと違うか。とにかく主人公も他人を引き寄せる運命の男だったというのが良い。「主人公には実は隠れた才能が~」というのはクソ定番展開ですが、それが女子とボディコンタクトできないので培われた技術、と理屈が通るのも面白かった。そんな陰キャ由来の天才あるんだw
 その主人公が真価を発揮するフェイント無双。開幕のプレーが超かっこよかったし、漫画としての見栄えも最高。名前は知りませんが、自分の体とボールで相手の体を挟むやつ超良かったですな。かっこよすぎてちょっとえっちだ。相手の目の前でボールを予期せぬ方向に飛ばすのが屈辱的だし、何より全体を通じて何度も繰り返してきた「火の明かりに引き寄せられた虫」を今度は引き寄せるプレーになったのが最高。話のテーマがそのままプレースタイルにも反映されるのが美しい。ただ、よく考えたら「最強の囮」とも取れるのでやっぱり『ハイキュー』だな……。いや、この一致はちょっと苦しいというか、別にどうでもいいレベルですが。
 テーマとプレースタイルが一致したのも見事だったんですが、「ダンクと同じくらい周囲を魅了するプレー」としてフェイクを持ってきたのも素晴らしかったですね。それが子供だったらなおさら激うまフェイクの虜になっても不思議じゃない。陰キャ由来のテクニックが花形の天才たちを魅了する、という逆転構造。意外性はあるんだけど、納得度も高い。
 そんな「虫」の語りもそうなんですが、ちょっと語りがポエミーすぎるきらいがあるんですが、こういうとこも『ハイキュー』だな。何回言えば済むんだろうか、今回の感想。ひょっとしたら作品として最も核心的なところで『ハイキュー』してるのはこのポエミー語りかもしれない。
 あと、細かいオモシロとしては、ジャンプ漫画で寝取られ(BSS)的瞬間が描かれたのが好き。あの問題のインタビューの中でしっかり主人公の名前を出してくれたんだから誤解する余地もなかったはずなんだけど、あれは取材側は勝手に控えたのかな。知らない選手の実名出されるとめんどくさい、みたいな理由で。
 終わり。正直めちゃくちゃ良かった。『ハイキュー』すぎるんだけど、ぶっちゃけ本作に惹かれたのは特にそことは関係なかったので問題ない。いや、自分でも気づいてないだけで『ハイキュー』的な要素には好意的に見てしまってるかもしれないので説得力はないかもしれませんが。言葉遊び的な詰め方も異様に出来が良くて、練りに練った作品なんだろうな……という圧力を感じる。タイトルと慣用句は「火」なのに劇中で語られるのは「炎」で、おそらくこれは2人の火が重なることで炎になる……という書き方をすると完全にTIMだなw

『僕とロボコ』186話

 謎ゲームで爆笑。何やっても笑ってしまうエンペラータイム、たしかにあるよな……。特に子供時代。それが急に冷めるのも含め、男子小学生の生態としてめちゃくちゃリアル。ロボコの内心ツッコミ回はこういう心理や人間関係の解像度が異常に高くなりがちですね。本作が普段やってるギャグセンスとはまったく別の強みだと思うので、余計に驚いてしまうというか、ちょっと怖い。
 最後の「ダイナミックパンティ」も素晴らしかった。不条理爆笑みたいな話をしてるんだけど、本話に出てくるダイナミックパンティはすべて「たしかにこれは爆笑するわ……」と納得できるように描かれてるのですごい。ちょっとマジですごすぎると思う。

巻中解放区!WEEKLY週ちゃん

 まさかの声優インタビュー。別のページで同じことやってるんですが、週ちゃんのがボリュームが大きい。巻中と巻末で計4ページ。結構文字がぎっしり。
 インタビュイーは『怪獣8号』の主演……という本誌のアニメ作品で人呼べなかったのかよ、的な面白さがある。ちょうど『夜桜さんち』とか今期からアニメが始まってますし。まぁどういうキッカケでインタビューが実現したのか分からないので考えても仕方ないか。
 声優活動の始まりが衝撃的。声優のことを無知すぎるせいかもしれませんが、ネット上で素人声優が投稿するサービスがあって、そこでかなり本格的に、それでいて手軽に参加できるらしい。未知の世界すぎて面白い。そして、若手ラッパーで聞いたことあるようなエピソードなのであまりの一致に驚きました。ネット上にトラックが提供されててそれでラップしてみてネット上に発表したり交流したり、一時期の若手ラッパーでよく聞いた話だ。そっから「声優甲子園」なるものに参加して注目を浴びたらしいけど、これも「高校生RAP選手権」じゃん。声優とラッパーって同じなのか!?(『アゲ太郎』メソッド)
 残念ながら歴代の役がどれもピンとこない。アニメ弱者で申し訳ねぇ……とか思ってたら新人時代は吹き替えをやってたらしく俄然引き込まれる。思わず歴代の役を調べてしまったが、めっちゃお世話になってた……。
 『推しの子』のライブシーンにおけるモブオタクの熱演の話は笑った。人生の伏線回収って感じで超良い話なんだけど、そもそも「リアルなオタクの歓声」がまったく想像できないので二重に未知の世界w てか、モブオタク及びコール監修から一気に主演になる感じが成り上がり感あって最高のエピソードだ。

センターカラー『超巡!超条先輩』15話

 超巡、ヒーローになる。それもマスクドヒーロー。嫌われ者だけど有能なのでマスクで嫌われ度を一旦リセットする、という理屈が何気にしっかりしてて面白い。そこに前のめりになってしまう超巡のキャラクターも相まって、単純にマスクドヒーローモノとしてめちゃくちゃ良く出来てるのでは……?
 ウキウキでヒーローを演じてるうちに本性が役に飲み込まれていくことを「メソッド演技」でたとえたのも笑った。そして、本人をその気にさせるのは何よりもファンの熱気、というのがリアル。ここらへんはちょっと今週の『ウィッチウォッチ』とも通じるテーマですね。「考察ガチ勢」が勝手に「一人なのに戦隊」の穴を埋めてくれるくだりとか都合良すぎて笑ったが、たしかにファンって往々にしてそういうものだよな……。『ウィッチウォッチ』の解釈の飛躍とは方向性が違うものの、どちらもリアリティと説得力がすごい。
 んで、マルちゃんがさわれる。治安悪すぎて怖い。警官だぞ。まぁ、こういう「正体には興味ないけどヒーローの方に惚れてる」のも定番だし、そいつを助けるのも定番ですね。おそらく彼女を救出する際にうっかり正体がバレてしまうのではないか。あと恋愛感情が絡むマスクドヒーローモノというと『スパイダーマン』よろしく口元だけマスクを剥いだ逆さキスもやってほしい……けどこれは絶対にないなw
 てか、冒頭のマルちゃんの、後輩キャラだったのに警官という強さを感じる属性になってモテから遠のく、というエピソードがまた妙なリアリティ。あんま本作で描かれないタイプのリアリティだったのでのっけから引き込まれました。それが「ヒーロー」の助走として機能するのも良い。

『願いのアストロ』6話

 前話でバトルは終わったと思ったら、負けを認めないので決闘が終わらなかった。ちょっと冷めるのだが、決闘のルール的に今後も問題になってきそうな話なのでこれはこれで面白いのかも。ヒバルはさすがに殺すまではやらないだろうし。
 回想入って勝手にエモくなってるコウに対して問答無用でパンチを続けるヒバル。こういうドライなところもルフィっぽい。そもそもこの場の誰よりも「決闘」の運用にこだわってるのもヒバルだし。
 からの横槍。一瞬幻想かと思った出来事がアストロによる現実の現象だった、という展開が気持ちいい。それでいて決闘の勝敗がハッキリとつく。良い展開かつ良いロジック……だったら今後はまったく使えないので不安も残るな。いや、変身能力で敵の手下のフリして決闘に介入すれば戦うこともなく勝利を収めることもできるのか。絶対にしないけどw
 ということで変身。コピー能力で死者を再生、再現するの今週流行ってますね……と思ったら直後の作品でもすげぇ大ネタが飛び出るので笑った。急に被りすぎだろう。

『SAKAMOTO DAYS』167話

 楽が謎に強い。歯だけでタカムラの刀折るとか今回のタカムラ戦で一番の活躍じゃん。それも特別な策にハメたわけでもなく。「強いのはタカムラで刀自体は普通の強度」みたいな扱いなのかな。
 んで、ハルマ死亡はほぼ間違いない。楽も死んだ……と思うけど、本話の描写が「体が真っ二つになったら死亡」というラインが徹底されてる気がするので、その法則で考えるとまだ死んでないのかもしれない。
 まぁとにかく、そんな2人の状況にスラーやら有月が絶望。同じく坂本も実力差を痛感して絶望、敗北を確信したが、スラーもしくは有月は絶望の淵で何かが発動。精神的な現象というよりは、もうちょっと超常的、そして外部によってもたらされた何かっぽいのでやっぱ殺連がクソって話に繋がるんだろうな
 ということで赤尾リボーンの秘密が明らかになる。と同時にとりあえずのラスボスであるスラーの強さがどうしようもないレベルに達してしまう、という絶望感溢れるイベントになってて素晴らしかった。たしかにタカムラ無双は面白かったけど、前後のストーリーを考えると「今何やってるところなんでしたっけ?」という感じもありましたね。それが一気に本筋に戻って、主人公サイドからするとマジで絶望しかない状況へと発展してしまう。今週はどうしても「乙骨じゃん!」と連想しちゃうんですが、ジャンプ的に「ラスボスっぽいキャラが作中最強キャラの強さを手に入れる」という展開は『ONE PIECE』の黒ひげがもっと近いですね。いやけどなぁ、本話の中には赤尾の話が1ミリも出てこないのに、その話が同時に、決定的に進行したのが本当に見事だったよなぁ。
 赤尾の件。「有月が再現してるにしては有月が知らないことも再現してない?」と気になってたんですが、今回の人格コピーがかなり超常的なものとして描かれたので、コピー対象の記憶を丸ごとスキャンしてる可能性も出てきましたね。こうなるとやっぱ「ずっと赤尾でいろ」作戦が有効なのかもしれない。てか、この話だと、今週は某警官の “この人「ごっこ」でメソッド演技してんの…?” のツッコミも響いてきますね。
 坂本(と南雲)死ぬじゃん……と思ったが、強さの再現ではなく人格こと入れ替わるので瀕死の2人が倒れてればタカムラは無視してその場を去るのかもしれませんね。殺連からのミッションまでコピーはしてない気がする。してたら死ぬw

『極東ネクロマンス』5話

 死霊術、ネクロマンシィ。死霊が使う超能力で、ネクロマンサーが使役を通じて使うこともできる。「死霊」言い過ぎて字面が大変ややこしくなってきたが、まぁ言ってることは驚くほど普通。基礎からじっくり進めてる感じが本作独自のリアリティで好きです。
 バトル開始。敵の術に手も足も出ないが、困ったときのシシ。 “漸く” “こちらを見たな” がシンプルながら良いセリフ。頼もしくもあり、薫の反省点でもあり、「勝手に助けてはくれないのね……」というルール説明のようでもある。
 ということで、シシに戦ってもらうのではなく、シシのチカラを借りて薫自身が戦う。戦闘フォームがやたら画になるのは元々空手をやってたから。なるほど、本作のバトルは基本こんな感じで行われるのね。良い初仕事(初バトル)であった。
 薫はトドメを刺せずに終わるが、死霊の逃走に対する対策はバッチリ。実力差を考えればわざわざバトルを描写するまでもない……というラスト2ページがクールでかっこいいぜ。

『あかね噺』111話

 まいける落語。とにかくウケない。ウケ待ちの間を丁寧に見せるのが見事ですね。絶望感もある場面だが、まいける的には客の様子を窺ってる意味合いもあると思うので、まいける側の技術も感じる瞬間。
 悪い空気を一新するために長唄を使うが、客がジジイを恐れるので拍手できない。面白いな。客は好きにリアクションすればいいんだけど、ジジイのことが脳裏をよぎって控えてしまう、という心理がリアル。ちゃんと客側の反応にもロジックがある。バトル漫画的な進行。
 その後も重い空気を打開するために策を講じるが、 “軽過ぎるよね” と全生ニコニコ。事前に仕掛けた全生の策がハマりまくる話でもあるが、なぜそこまで全生の目論見が当たるかというと、いざというときに大衆(と組織)が求めるのはエンタメ性ではなく本格派。その苦しみは全生自身がイヤと言うほど味わってきた、というまさかの同族嫌悪。よく考えたら全生とまいけるって直接的にに因縁があるわけじゃないんだけど、全生の一方通行とはいえ「お前の成功は絶対に許さない」という本気度が急に生まれてて面白い。組織内の政治とかは関係なく、全生の落語家人生が反映された恨みなので今までの対立とはひと味違う。もっと深い。前回司会に絡んで空気を悪くさせたのも全生の落語家としてのキャラクターが反映されたものだったけど、そこに彼の恨み、卑屈さが既に現れていた、というのが最高ですね。正直本作で今一番面白いのは全生。

『逃げ上手の若君』157話

 開戦。顕家陣営は矢が足りてないのでいじっくり耐えればすぐに勢いが落ちる。なるほど、連戦で、今回の戦の準備期間から矢の在庫が予想できるのか。開戦前から戦いが始まってて面白いな。そして、矢の不足は顕家も重々承知で、矢の代わりに使うのが石。野蛮ギャグはちゃんとしたフリだったというかただの演習だったのか。うまい。野蛮ギャグの段階では「死ぬこともあるならやめたら?」だったけど、その理屈がそのまま今回「石を投げれば殺せる」となるのがキレイ。よく合戦時の槍は突くんじゃなくてぶっ叩く方が相手を殺しやすい、みたいな話あるけど、今回もそれと同じで「絵面は野蛮だけどリアルはこう」という意外性。
 からの神力。「神力は面白くなる気がしない」と前から気になってたんですが、即退場したので笑う。やはり有効な扱い方は存在しないんじゃ……。まぁ、最終的に尊氏との戦いになったらもっと出てくるだろうから、そのとき用に何かとんでもないアイディアが隠してる可能性はありますね。現状、面白くなる気がしないという認識に間違いないけど、万が一面白くなるのだとしたら楽しみです。
 んで、総力戦。マジで9割くらい忘れてたけど、このあと吹雪の件が残ってるのか。そうだったわ。ホントならそこが一番重要でもおかしくない話なんだったわ。

『夜桜さんちの大作戦』227話

 旦陣営の隠し玉。なるほど、ここで金スパイ大集合か。たしかに、本作って序盤はスパイ設定が大事だったのにいつの間にか夜桜家の話に終始しててアレだったけど、この最終決戦(たぶん)でスパイのトップ層と戦うことになるのか。勝てばスパイとしてのトップになるので最終章にふさわしいって感じのデクだ。安易な裏切りはそのキャラの格を落とすことになりそうだが、まぁその理由はちゃんとしてるんだろうな。わざわざ超頭の良いキャラもいるわけだし。
 そんな会長。カッターだけ持って戦地に来るのが超かっこよかったわけだけど、わざわざカッターを持ってきたことで「お気に入りの武器だったんだ……」みたいな印象も湧く。その場にあるのものを何でもうまく使う、ではない。

『キルアオ』54話

 マジでミステリー漫画みたいな情報の羅列なのでびっくり。普通の感覚で読んでたらめっちゃ目が滑るんだけど、一旦腰を据えてじっくり読もうか……とスイッチを変えると楽しい。ミステリー漫画は何本も読んだことあるけど、最初からミステリー漫画だと思って読んでるわけで、そういう読む側の気持ちの切り替えを意識したことがなかった。読み方が根本的に違う、と言っても過言ではないくらいまるで別物ですね。
 仮面の笑う仕掛け。あのくらいは漫画的なハッタリとして全然通用すると思うんだけど、ここで「笑う仕掛けです」と提示することで今エピソードのリアリティレベルが一気に上がるというか、「漫画的な誇張に逃げないのでしっかり考えてね」というメッセージのようでもあるな。
 ただ、本格的な雰囲気を作りつつも、しっかり『キルアオ』のいつものキャラによるギャグもしっかり挟む。「いつもの『キルアオ』だ……」とちょっと安心しますね。 “犯人はこの中にいる!!” はマジで笑った。決めゼリフのはずなのに、なぜか絶対的におかしいセリフ。
 そんなおしゃぶり。マジでギャグしか担当してない。安心もするんですが、意外とミステリーを真面目に頑張ってることを踏まえると、シンにも何かしら活躍、もしくは重要な意味のある場面が絶対あるはずですよね。ミステリー漫画的には無意味なのが逆に怪しい。急にジャンルシフトしたことによる弊害というか、変にメタな読み方になってしまう……。

『カグラバチ』34話

 蔵の継承は仮面で行うらしい。最終的にはあの仮面を奪ってハクリに使わせるって感じのデクか。ちょっとデク使いすぎだな。
 キモ兄貴、 “あの女にほだされた瞬間から” とチヒロはただの戦闘員くらいの認識でいるらしいので面白い。彼の中で「女が悪い」的な先入観があるというか、兄弟愛を邪魔するのは異性愛みたいな認識があるんだろうな。ゴリゴリの家父長制から派生した女性蔑視。まさか家族(兄と父以)外の男に惚れ込んで家族を裏切るなんてあり得ない、を通り越して選択肢すら浮かばない、みたいな。逆説的にチヒロのヒーロー性が輝く。
 そんなチヒロは柴さんの元へ。 “あの武器の効果は時限式の可能性もある こっちの体勢立て直す為にも一旦退いて……” と柴さんが恐ろしくドライなこと言い出すので笑った。前回の感想で「ツメゲリ部隊の豪水」と書いたけど、柴さんが完全にクロコダイルw

『受験抗争』柴田将希

 突然の読切。17ページ。イヤな予感がする……と思ったら『アンデッド』が休載でした。まぁ話的に区切りがついたとこだったので比較的良いタイミングでの休みとなったのではないでしょうか。それより最近の目次ページを見てると「コロナになっても休載しないの!?」と驚くことが多い。休ませてあげて……というか強引にでも休ませた方がいいのではないか。
 本編。ヒットマンやってる女子高生は勉強したい。殺し屋設定マジで流行ってますね。ショート読切だと「とりあえずバトルが担保される」みたいな感じで重宝されるんだろうな。
 勉強したいが時間も場所もない……と悩みながら標的のアジトを襲撃。考え事しながらの無双が痛快でしたな。からの、静かな空間、そしてちょうどいい教師役(生き残り)をゲット。腐れ縁発生となってもおかしくない関係だと思うんですが、主人公としては相手のことをマジで何とも思ってなくて、だからこそ安心して勉強できるんでしょうね。殺される危機意識とか全然ない(勉強の邪魔になるから困る程度)。
 からの教師役の裏切りで最終ミッション。教師役がしっかり悪役やってるのが良かったし、そのことに対して主人公が殺意を抱いてないのが怖い。怒りはするが、やっぱりあくまでも「勉強の邪魔しやがって」でしかない。相手を同じ人間として見なしてない、という可能性すら感じられて怖い。ほとんど狂気。
 40m四方の倉庫の対角線の長さを求めよ。「進研ゼミでやったとこだ」をやるんじゃないよw 考え方は分かっても、2の平方根が分からない……と呟いてるとモブが反射的に答えてしまう。互いに緊張感がなくて良い。そして感謝しながら殺すのがやっぱり狂気なんだよな……。
 シンプルな一つのコンセプトで最後まで突っ切る感じがショート読切独自の良さですごく好きです。驚くほど意外な展開が待っている、とかそういうわけではないんだけど、逆に起承転結の美しさが際立ってるのでむしろ良い……みたいな気持ちになる。

グリーングリーングリーンズ』24話

 オリバーに誘われてコース。てっきり打ちっ放しの練習だと思ったので意外。ハーフだったら思いつきでサクッとコースに出れる、というのはゴルフ門外漢としては驚きの情報。まぁ地理の問題とかはあるんだろうけど。
 オリバーのダブルクオォテーションマークのハンドサインめっちゃ可愛いのだが、心の声でハンドサインするのは少し変な気もする。誰に向けてやっとんねん。けど可愛いのでヨシ。
 とにかく、珀の「不調」の核心に気づいたオリバー。今の珀の問題は、身の程を知らない。王賀に感化されすぎて彼女を追いすぎてる。ゴルフで再現すべきは過去の自分……というのは前にも出てきた話なんですが、マジでゴルフの神髄なので何度でも出てきますってことね。もっと劇的な物語を期待してると「前にもやった話だよ?」みたいな感じにもなるんだけど、この地に足着いたバランスが本作の良さだと思うし、今回の打開、個人的に超好き。珀の成長度合いは十分あり得ないレベルだと思うんですが、それでもリアリティのある存在に思えるからナイス。
 過去の自分の再現自体は前にやった話の繰り返しだけど、そこに「心を救うクラブ」という概念が加わる。打ち込みすぎたため、いつでも心をフラットにして再現性の高いショットが打てるクラブ、みたいな感じか。もっと劇的に言うなら、意図的にゾーンに入れるスイッチ。

『Dear Anemone』14話

 せっかく「すっぽんぽん」や新キャラと同行して楽しげな雰囲気になったのに、すぐ分断。ウサギ文明も面白そうだったが、すぐにバトル。急がなきゃいけないのは分かるのだが……と非常に悩ましい気持ち。すぐにボス戦やった方がいいのは分かるけど、町長が敵だったのには少し安易な印象も受けてしまう。
 ただ、そんな町長の能力(?)。無数のウサギ、と有無を言わせぬ絵の圧で彼の強さを見せてきたのは良かった。「こういう能力だから強い」みたいな理屈ではなく、とりあえず絵一発で黙らせる、みたいな迫力。
 善生くんはウサギたちに感謝されてたが、ウサギたちが知識を得るに従って欲望が生まれ、集団の組織内のパワーバランスを考えて善生くんを邪魔に思うウサギも出てきた。正直この部分の話が超面白いからもっとじっくりやってほしいのだが、とっととバトルしなきゃいかんのだろうな……。まぁ、そういうのは『猿の惑星』シリーズでも観て満足するとします。現行のシリーズ(『創世記』以降)は神懸かって面白いのでオススメです。今回の話に一番近いのは『猿の惑星 新世紀』かな。
 すっぽんぽんと優柔不断が出会うまさかの来訪者。激ヤバなんですが、2人はまだ彼女のことを知らないのか。このまま襲われる可能性もあるが、何もなくすれ違って終わるのも面白そうではある。
 あと、 “…訴えた方が良いですかね…?” の優柔不断ギャグは笑った。超好き。

次号予告

 サプライズで『超巡』が表紙になるかと思ったけど、普通にセンターカラーのままで、表紙は『SAKAMOTO』。誌面外の発表ですが、アニメ化だそうです。まさか月曜日に発表になるとは思わなかった。もはや誌面は解禁の場としてふさわしくない。
 正直な話、もうちょっとだけ「いつまでもアニメ化されない人気作」みたいな扱いで遊んでいたかった気持ちはあります。あと、アニメ化の難易度めっちゃ高そうではある。同じくらいめっちゃ面白くなりそうとも思うが、及第点くらいのクオリティだと「漫画の方がダイナミズムあるよね」ってオチになりかねない。
 んで、休みだった『アンデッド』はセンターカラーで再開。カラーが控えてるから休みをとった、みたいな考えもあるのかな。カラーは本編と関係ないものになりそうだから突然休んでも問題なさそうだし。

目次

 JUMPマニアッククイズ。『さいくるびより』の舞台は何県。ちょうど、今週の、本編、それも冒頭に出てきたよ!!

ヨーグルトを食べると花粉症が治ると聞いて毎年三日坊主のヨーグルトブーム
(『極東ネクロマンス』)

 ヨーグルトにオールブラン入れて、オリーブオイルかけて毎日食べてるけど良いですよ(治りはしないけど)。ほんとはヨーグルトを軽くレンチンするともっと効果的らしいのですが、そこまでは面倒。

愛読者アンケート

 読切について。男2人については質問あるけど、同じくタイトルロールである花火ちゃんはスルーなので悲しい。回答欄ちょっと増やすだけじゃん……。
 この作品を連載で読みたいとかそういうタイプの質問。そういう余地もある作品だったのか。読切特有の完成度の高さを感じたけど、まぁ面白いのでせっかくなら連載になるといいな。
 連載作何本読んでるか。全部。読まない漫画の理由。読まない漫画はジャンプにはないけど、あったときの理由は絵の好みがほとんどだったと思うな。パッと見の快楽ってあるよね。大事だよね。
 ジャンプを読む順番。『ツーオンアイス』が終わったので、真っ先に読む作品は今はない。選択肢無視するけど、1周目、頭から7本はとりあえず読む、それ以降は瞬間的に読みたいと思ったやつ(半分くらい)を読む。頭の7本は初日にそこまで感想書くのが目標なのでとりあえずそれは読んじゃう。んで、ブログ書き始める。読みながら書くのでここで2周目。読んでなかったやつはブログ書く気力が湧かないときに読んでブログのモチベーションを高める。読むと大体の場合感想書きたくなるので。

総括

 遅くなりました。てか、めっちゃ長いのよ。全体的に長いのもあるが、読切の感想もいつもより長かったんだろうな。面白かったのもあるし、『ハイキュー』の話をする分余計に長い。

 今週のベスト作品。そんな読切。超面白かった。年間ベストクラスだったのではないか。
 次点。短い方の読切と、『呪術』と『SAKAMOTO』。

 今週のベストコマ。『呪術』より、見開き(の左ページ側)で明らかになる五条の縫合痕。正直今週の『呪術』はあの1コマに集約されたというか、マジであの1コマだけでも成立してたレベルだと思う。

 最後に今週のベストキャラ。乙骨だなぁ。偏りすぎるから『SAKAMOTO』から出そうとも思ったけど、コマ単位とキャラ単位で考えると『呪術』が圧倒的。主人公だけど主人公じゃないから出来るトンデモ展開って感じで好き。
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