北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ2022年23号の感想

 先週発売の週プレ(今週休みなのでまだ最新)に稲垣先生のインタビューが載ってて面白かったです。ジャンプのアンケートシステムが性に合ってるというか、最大限利用してる感じですげぇわ。興味あれば読んでみるといいですよ、と思ったけどもうコンビニは置いてないかもしれない……。

背表紙

 「このキャラだ~れだ??」。ドラで正解。マジであの傷のこと忘れてました。漫画に限らないけど人の顔を覚えるのが苦手。厳密にはあんまり人の顔を見てないんだろうな。
 クイズ。坂本ですね。
 予言ですが、次次回はあかねか令助になります。前者は髪色だと思うんですが、後者の特徴ってどこになるのだろうか。分け目? まぁとにかく、主人公部門の最難関だと思ってたので最後の方で助かりました。

表紙

 新連載。スマホ画面に何か重要な情報が仕込まれてる気もしたんですが、ぼんやりした描写なので違うっぽいわ。

読者プレゼント

 バーチャルな配信。チューバーっぽいイラストが描かれてると思うんですが、何がチューバーっぽいと受け取るべきなのかがよく分からない。そんな詳しくないんだよなぁ。さすがにヘッドセットは分かるが。あと、ケモミミはたぶんチューバーっぽさだと思う。やたら搭載してるイメージ。
 ダジャレに関しては正直イマイチでしたね。まぁ、「チューバーといえば」みたいなワードがそもそも少なかったのかもしれない。

巻頭カラー『すごいスマホ』冨澤浩気 肥田野健太郎

 新連載。作者はそれぞれ原作と作画。
 本編。「グーググ」という間の抜けたネーミングがすごい。てか、タイトルもそうなんですが、あえての違和感。胡散臭さとか含め、都市伝説っぽさが出てると思います。結構好き。
 話としては、かなり『デスノート』。天才が超常的な能力を持つアイテムを手にし、その能力を把握し、自分の目的に当てはめていく。『デスノート』型と言って問題ないと思います。そんな初期『デスノート』的な、ルールの把握とその効率的な使い方の模索、というパートがめちゃくちゃ面白かった。音声入力で会話形式なので主人公のキャラクターも徐々に見えてくるし、リュークに相当するAIにも個性が見えてくる。本当にAIなのか? とか疑わしい感じも含め、魅力的なのではないでしょうか。そのルールの縛り方が意外と恣意的というか、不自然な感じもするのですが、まぁ『デスノート』の40秒ルール(だっけ?)とかも「40秒って何だよ」という話なのでこういうところは深く考えても損なのかもしれない。
 面白かったのですが、のんきに「Q」という名前を主人公につけるセンスは正直どうかと思う。というか、単純に終始余計なことがチラつく。都市伝説、陰謀論みたいな雰囲気が本作の魅力だと思うんですが、一番結びつけちゃいけないやつw
 追記気味の感想になるけど、「すマホ」って表記、思わせぶりというのとは別に、単に本作の略称として定着させたいって狙いもありそう。

ONE PIECE』1048話

 回想。やっぱオロチがクソすぎるというか、カイドウ以上の悪と言っちゃっていいんじゃないか。カイドウが「英雄」という言葉を使ったのとも通じるけど、カイドウはまだ話が通じる一面が多少はある。基本はクソだけど。カイドウのそういうとこ好きなんで、それを強調する形で今回オロチが出てきたのはなかなか面白かったです。燃える竜が重なるのとか見事な演出でしたね。
 んで、ルフィとカイドウが決着間際。たぶん。カイドウが上方向の攻撃で、ルフィが上から下になってるのが面白かった。ルフィのイメージ的に逆な気がするんですが、今のルフィは神入ってるので、みたいな事情もあるのかな。あとは天に昇る市民の願いと向き合う形、ということかもしれない。

『呪術廻戦』183話

 秤の領域。パチンコ。漫画に高い理想を抱く相手にぶつける上で最悪のメディアミックス、ということなのかもしれない。ギャンブルという秤の特徴を踏まえつつ、漫画家との組み合わせが最悪、という交点になってて笑った。ただ、パチンコは独自のファン層が存在するから、原作だけだと届かない人たちにも届く、という意味では最効率のメディアミックスなのかもしれませんけどね。まぁ、そういう人は原作に興味持たないだろうけどw
 パチンコ演出を踏まえたバトル。パチンコという要素は面白かったが、実際に行われるバトルが面白かったかというか、正直そうでもない。てか、相手との相性の良さ(悪さ)も含め、今回限りの出オチみたいな印象がすごい。秤は今後も頻出する重要キャラみたいなイメージあったんだけど、今後、ガチバトルとか可能なのだろうか。一切想像できないw
 パチンコの原作漫画。主人公の妹が遊ぶゲーム機が「DS」なので、結構昔の作品なのね……と伝わってくる感じとか好き。今の子はスイッチだから隠すの大変だろうなぁ(スマホだろ)。

『SAKAMOTO DAYS』69話

 カジ、リモートと見抜く(聞き抜く)。通話先の音まで拾うとか予想以上だったわ。そっからラグを利用して疑似的な未来予知に至るのも面白い。
 そこにシンが加わる。カジの言語化が遅いので、言語ではなくイメージそのものを読み取るように成長する……と思ったら微妙に理屈が違った。カジを未来視すればいい、ってのはちょっと飲み込みづらい。てか、単純に無理。まぁ、未来視って表現がよくないだけで、言語以外も高速&高精度で読み取るって話だから、そう考えればまぁ分かるんだけど。

『僕とロボコ』87話

 ジャンプが休みだったので……かと思ったらテスト返却。
 2人の勉強しない理由、彼なりに筋が通ってて好きなんだけど、そもそも小学校のテストなんて授業ちゃんと聞いてれば分かるよね……。いや、6年だとそろそろ蓄積も大事になってくるのかしら。小六のときのテストがどんなだったかとか思い出せねぇ。
 ラスト。急に集英社の宣伝が始まるので笑った。進研ゼミの漫画並みにクドいw 『ロボコ』史上最もマニアックな元ネタ漫画と言えるかもしれない。

センターカラー『あかね噺』12話

 テンシキ。もう知ってる落語ないと思ってたけど、知ってた。ズンドコベロンチョの奴。そう考えると『世にも奇妙な物語』は現代の創作落語と言えるのかもしれない。……現代の創作落語はただの創作落語ですね。バカすぎて我ながら面白かったので直さず放置します。
 一生は破門騒動で炎上したが、実力でねじ伏せたといか、逆に利用した形。というのが妙にリアルでイヤな話だ。クリスロックのチケットが売り上げ好調、みたいな感じ。いや、この例えだとウィルスミスに非がないみたいになっちゃうので適切ではないが。
 大体の部分は面白かったんですが、先生が結局のところ実力でねじ伏せられたみたいな着地になったのはなんかイヤだなぁ。そもそも先生の言い分ってあかねが落語家として成功する確率とは関係ない部分にあると思うので、別に「こいつは本物だ」となっても「じゃあ大学行かなくていい」とはならないと思うんだよなぁ。
 あと、21歳フリーターの元芸人を「あかねがこうなったら困る」のサンプルとして出してたけど、21歳ならまだ全然いいじゃん。お笑い芸人を目指したけど地獄見てる人は現役のままもっと年を重ねちゃったような人だと思う。錦鯉が高齢でブレイクするのを見て諦める理由がなくなっちゃったようなタイプ。本作、理屈っぽいところが好きだったけど、先生のくだりはちょっと雑な気がする。

『ウィッチウォッチ』60話

 子供モイちゃんの漫画。関係ない話で申し訳ないけど、伊原先生がこないだツイートしてた話が完全にモイちゃんの上位互換というか、事実は小説より奇なり。ギャグ漫画家はギャグ漫画主人公より奇なり。


 画風ギャグという意味ではこないだの英語の教科書が個人的に最高だったので、それと比べると……みたいな印象も少なからずある。ただ、「下手じゃんw」と笑うのではなく、「可愛い」と良さを認めるアプローチだったのはかなり新鮮。たしかにめっちゃ可愛い。モイちゃん、漫画再開してくれ。
 「怒る友達」に関しては、フリがちょっと雑だったとういうか、釣り針でかかったような気がする。まぁ、別にだから悪いってわけではないとも思うんですが。膝を叩かなくても「キレイに落ちた」感がある程度伝わればとりあえずおk、みたいな気がする。

『アオのハコ』51話

  “時間は有限でしかも戻ってくることはない” の一見かっこいいけどちょっと考えると「ん?」ってなるバランスすごい。マジでこのセリフ出てきたら「三浦先生大丈夫?」ってなるんだけど、新部長が慣れないことしてる感としてこのセリフを持ってきてるのがすごい。このちょっとだけ変、ちょっとだけバカ、というバランスを意図的に出せるのめちゃくちゃすごいと思う。
 観察者だと思われたメガネくんの恋模様。想い人が別の人と結ばれたので失恋、というのは『ニセコイ』だっけ? でもあった気がする。『ニセコイ』だとすると、メガネ友人という点でも一致するな。メガネ友人はフラれる以前の段階で失恋しがち、というメガネあるあるが発生するかもしれない。
 そんな過去があるから、蝶野さんマジリスペクト。フラれることも叶わなかった、という不完全燃焼感は青春の失敗談としてかなり切実というか、大事なテーマだと思う。

センターカラー『夜桜さんちの大作戦』128話

 百の目的。亡き妻を求めるがあまりの凶行。それによって子供が大迷惑、というのは『エヴァ』的でもあり、『シャンチー』的でもありますね。その妻の名前がレイだったのは偶然にしては出来過ぎ。
 パパがただバカだった、という話なんだけど、彼の行動原理には血の繋がりを何よりも重要視する価値観が土台として存在する。 “赤の他人の犠牲などすぐに忘れられる” とか彼の狂気を端的に示してて見事なセリフだったと思います。家族という関係性の大事さ、というのはほとんどの人が「まぁそうだろうな」と納得しそうになってしまうものであり、今までの本作がそもそもそういう美しさを打ち出していたのに、家族愛の狂信者が現れることでその価値観が根底からグラつく。めちゃくちゃ面白いテーマ取りだと思うし、めちゃくちゃ挑戦的だとも思う。今まで良きものだと思っていたものに疑問が投げかけられるってすごいことしやがる。

『逃げ上手の若君』61話

 ウィルスミス&クリスロックパロディは安易かつ薄っぺらい、それでいてウィルスミスを純粋な善とする見方が雑すぎるので、何から何まで滑ってると思う。あの事件は「ついに」行われたものでもないし、とにかく雑。上辺だけすくってんじゃねぇよ。

『PPPPPP』31話

 「-2P」というサブタイ、記号すぎてビビるんだけど、まぁすぐに意味が分かって事の重大さに気づかされる。なかなか面白い。
 ミーミンの自由行動。コマ進行がアバンギャルドすぎてミーミンらしい、と同時に状況が把握できなくなる一歩手前って感じでハラハラする。いや、順序逆か。基本的にはめっちゃ好きな場面。
 ミーミンの質問責め。ラッキーの返答がいちいち具体的なのが良かった。いくらでも抽象的になれる題材だからこそ「なぜこの演奏ができたか」のロジックは丁寧。
 ソラチカの介入でまた物語が動き出すんだけど、そっちに気になってたのにミーミンが出てきて終わってしまい、気持ちよくテンションが上がりきらない感じがある。

『高校生家族』84話

 普通に春香の方が強い。強敵との対局って感じにしなかったが意外かつめちゃくちゃ面白い。相手のイカサマに動揺はするも、それすらも圧倒。春香だけは気づいていた、という “いつもそんなことしてるの?” もかっこよかったし、このセリフがあるからこそ葵ちゃんの “今さらわたしに普通の将棋なんか” “できっこない…” という悲哀に繋がるのもめちゃくちゃうまい。将棋部を嫌う理由が分かると同時に、彼女に対して「ほっとけない」となる展開がコンパクトかつスムーズ。めちゃくちゃ面白いな。

『地球の子』11話

 愛さえあれば数キロ先の蚊も見つけられる。一応人混みの中でもいち早く見つけられるのと同じ、というロジックが提示されてるのは面白いし、ここにロジックを差し込んできた意外性に感動すらしたんですが、数キロ先の蚊と駅前の人混みってのはフェアじゃない気もするw まぁけど、赤ちゃん経由のロジックじゃなかったのとか好きだし、良い場面だったと思う。
 「いないいないばあ」のくだりもロジックがしっかりしてて驚くばかりなんだけど、子供を道具扱いしてる感もちょっとあるな。自分の顔を隠す、が赤ちゃんの目を隠すになると途端に感じ悪くなるというか、不穏な雰囲気になってしまう。
 赤ちゃんは着ぐるみを生物と認識できない、って部分もめっちゃ好き。ミッキーは好きだけど、舞浜に生息するミッキーの着ぐるみは怖くて近づくと号泣不可避、という子供だったので気持ちは痛いほど分かる。この子供あるあるを埋め込んだのが見事だわ。
 てか、次号カラーなのか。今週『あかね噺』がカラーだったのでまったく同じタイミング。仲良しかよ。

センターカラー『アンデッドアンラック』109話

 元々「不治vs不死」のロジックはよく分からないし、それは私じゃなくて本作に落ち度があると思ってたんですが、今回のアンディの「バカになればいい」作戦はわりかし納得できた。ただ、アンディの戦闘の際の不死の使い方ってめちゃくちゃ複雑で頭使うもの(経験値無限のアンディだからこそ使いこなせる)だと思うので、脳味噌いじってバーサーカーモードになったら殴る蹴るくらいしかできなくなる気はする。まぁ、事前に “数度の戦闘でお前は不治の理解を上げすぎた” と丁寧に前フリ入れてる構成とかめちゃくちゃ好きなんですけどね。理屈が複雑すぎるんだけど、意外と分かりやすい親切設計でもある。
 あと、あの状態のアンディに対して不意打ちを決められるのがおかしいと思う。ただ、いつの間にかアンディが完全に悪役になってて、そのツイストを初読時普通に飲み込んでしまったのには笑った。

『バトルフリークアイカ』佐藤子馬

 読切。15ページなのでショートフロンティア用だったのを持ってきたんだと思う。内容もショートフロンティアっぽい感じあるしな。……最近この「ショートフロンティアっぽい」の定義がガバガバになってきてる気はするんですが、まぁそこはどうでもいいや。
 本編。明らかに別の漫画の住人が飛び込んでくる感じとか大好物だし、あとよく考えるとシリアルキラーが普通に可愛い。あくまでも「よく考えると」なので、その可愛さがギャグの邪魔になってないバランスも大事だったように思う。彼女のことを可愛く見せすぎないというか、本作の第一ジャンルをラブコメにしすぎないバランスが絶妙。これがただのラブコメになったら途端に没個性ですからね。いや、シリアルキラーは全然没個性ではないけども。
 5年前の空手体験でぼんやりとしたアドバイスをしたのが悪い、ってのは少しあるよね。だから彼に責任があるとかそういう話ではないけど、ぼんやり良いことを言ってその場をしのごうとすることの欺瞞。
 どんな優れた空手家でも銃には敵わない、という部分には少し『ドラゴン怒りの鉄拳』みを感じる。強さの追求という意味でも意外と興味深いテーマだと思う。あと、銃をかまえるコマめっちゃ可愛くて好き。
 あと、「み」ではなく、ラストのコマはレクター博士ですね。シリアルキラーを拘束するときはアレに限る、ということなのでしょう。いや、彼女は別に噛みつかないからマスクの意味はないんだけどw
 終わり。面白かった。意外とヒロインの言い分(行動原理)がしっかりしてるというか、「真面目に掘り下げたらめちゃくちゃ面白いテーマなんじゃない?」という感じがあるのが良かった。ナンセンスギャグのようで、意外と理がある。

『ドロンドロロン』21話

 ナオトラ、既存キャラ(ヘイスケ)と絡む。かなり単純なキャラクターだし、類型的とも言えると思うんだけど、彼女とは別の意味でコミュ障というヘイスケを絡ませることで独自性が生まれてたと思う。
 それはドラとの絡みでもそう。セカンドデートでのドラの良い奴超人ぶりがどうかしてるし、それを知ってるからナオトラのことを応援するクサナギ、という構図が良い。というか、クサナギは天使か??(今更)
 結局のところ、「キャラが良い」でほぼ一話丸々突っ走れるんだから本作強いわ。

『INVADE』カムラコウ

 ジャンプショートフロンティア。作者は以前、バド漫画が載ってた人ですね。かなり面白かった記憶。
 オカルトホラーっぽいオープニングがめちゃくちゃかっこよかったんですが、直後に出てくるヒロインがめっちゃ可愛いのが困った話だ。可愛いのはいいけど、もうちょっとハラハラワクワクしたかったというか。まぁ、15ページしかないから無理な相談か。
 ……と思ってたらめっちゃ怖くなったので普通にビビる。ただのフリかと思ったけど、これはマジでホラーやるパターンか。ごめん、いろいろ察しが悪かった。悪かったけど、おかげで振り回されまくって楽しい読書体験になってる。
 てか、ホラーパートがちゃんとしてる。ホラーはちゃんとしてるだけで引き込まれるからずるいよなぁ。強いジャンルだわ。トイレの便座の上に座る(こう書くと普通だw)場面とか最高に緊張感あったし、コマとしてめちゃくちゃかっこいい。「どこからタコは入ってくるでしょうか?」とあれこれ考えちゃう余白が意図的に作られてるのが良いよね。いやマジで本作ナメてた。予想の数倍面白い。
 印象的だったタコ語の表現についてもラストにもう一捻り加わってくるのも良かった。ヤバいな、ちょっと衝撃的に面白い。全ページ面白かった。これは年間ベスト級の来たなぁ。来ちゃったなぁ。金未来杯優勝しなかったとか冗談だろ。

『マッシュル-MASHLE-』106話

 2人ともプライド高いから気まずい、からの恥ずかしいで笑った。ドットくんの苦労人という側面が出たのも良かったし、それが報われないのも良い。ものすごく当たり前のことを核心を突くかのように言うけど、本作はギャグが良いな。ギャグが良いと読んでて楽しい。
 一方マッシュ。こっちもギャグ混じりなんだけど、唐突にマッシュが “みんなでこうしておやつが食べられなくなるのはちょっとさみしいかな” と良いことを言ってくるので油断ならない。深く考えてないバカだからこそ真理にたどり着ける、みたいな良さ。ルフィも似たタイプですね。食べ物という意味でもルフィっぽい。
 名言だったと思うんだけど、たった4ページ先にまるっと同じコマを再利用して「名言でござい」という風にしたのはちょっと好きじゃない。言われなくても良いセリフだと分かるよ。

『守れ!しゅごまる』22話

 人類には解読不可能な龍。名前分からないけど、たしかにあるな。そして、めっちゃ心惹かれるのも分かってしまう……。人生において何度か出会ったことのある不思議龍、とものすごいピンポイントを突かれて笑ってしまった。名前が分からないから検索もできないw
 本物スカル。 “でも…どんな子どもも成長しちゃう…” は好きなショタが成長する漫画を許せないタイプの読者って感じでリアリティを感じた。私的には成長してもokです。渚くんは成長しても良い。むしろ成長するドラマが良い。

『アヤシモン』22話

 金玉ホテル内のバトル。敵も味方も客を守ろうとしてるのが面白い。面白いし、実際のバトルも無理矢理隠してて楽しい。「いや隠せてねぇだろ」とはなるんだけど、そのシュールさ込みで好き。『ジョンウィック2』のコモン戦みたいな面白さ。
 からのたいまん。からの特大サプライズ。唐突ではあるんだけど、よくよく考えたら理屈は通るというか、敵陣営的に実行する価値は大いにある、という一手に思えてくる。マジで見事だったなぁ。いや、タヌキキツネなので「うっそぴょーん」オチもあり得るんだけど。

巻末解放区!WEEKLY週ちゃん

 5/15は景品表示法公布ということで、第4回プレゼントページアワード。久保先生が当たり前にいるのが笑える。そろそろありがたみを感じなくなってきた……。
 久保大賞。コメントの “全然芥川龍之介じゃないモデルも良い” で笑ってしまった。笑うんだけど、プレゼントページの良さはこういうとこだよなぁ。ただのツッコミではなく、プレゼントページの良さ(楽しみ方)としてめちゃくちゃ全うな指摘だとも思う。
 当たり前だけどどれも覚えてるんですが、コンセプト賞の「ヤマタノオロチ」。たしかにこれは面白かった。MCバトルの回も個人的には好きだったけど、それよりもライムしてたな。まぁ、ラップというよりハライチって感じだけど(作り手のイメージもそうなんじゃないかしら)。
 4ページと豪華なので、景品紹介文特集があるのも嬉しい。もはや本文よりこっちの方が面白いことあるよね。ヤマタノオロチもそうだけど。ここで特集したからには、ここでのダジャレも義務化してほしいくらいだ。

次号予告

 『ウィッチウォッチ』が表紙かつ2号連続カラー。超人気作の最終回ムーブなんですが、まぁ本作は違うでしょう。てか絶対違う。
 あと3号連続で豪華作家陣によるショート読切。たぶんカラーではない。一発目の来週は筒井先生。動物ものらしいです。『勉強』連載中に、動物が可愛くないとしつこく書いた記憶があるんですが、主役になったらどうなるのか……と楽しみ。あと、残り2人も普通に楽しみな人選なので嬉しい企画。
 そして、『マグちゃん』の4コマも載るよ。予告ページの扱いが小さくてキレそう。
 となると自動的に一番楽しみなのはそれになります。冗談抜きで『マグちゃん』終了後のジャンプに対する喪失感がヤバい。読み始めるワクワク感の減少が深刻。終わったショックでなら『ゆらぎ荘』とかもあったけど、終了時には次点じゃないけどその次のお気に入り作がちゃんとあったんだよね。『マグちゃん』終了時、から今までにはそれがない。『マグちゃん』に支えられてたんだな、と今更痛感してます。

目次

自分が特別だと思っていた事の大半はただの若さだった事に気づきました…
(『アオのハコ』)

 やめて、急に真理を突くのやめて。つらすぎるから。てか、『アオのハコ』の作者が言っている、という事実により破壊力がより増している。

周りを気にせず素直に好きなものを好きというようにしたら結構気持ちがいい。
(『地球の子』)

 ド偏見ですけど、神海先生は元からそういうタイプの人だと思ってた……。

学生時代からの友人と同時期にジャンプで連載!感慨深い!おめでとうヒダケン!
(『ドロンドロロン』)

 めっちゃ良い話。それぞれ2度目の連載でやっと巡り会えた、みたいな良さもある。

愛読者アンケート

 『すごいスマホ』に関して、すマホを手にしたらどんな使い方をするか。まずは金儲けだよなぁ……と言いたいところなんですが、「平和や安全に貢献する」になるわ。なってしまう。
 人にすすめられて漫画を読み始めることがあったか。範囲が指定されてないので人生に一度でもあるかどうかだと思う。そうだたったらさすがに一度くらいはあると思うんですが、最近とか、日常的にという意味だったら全然ないなぁ。というかマジでいつも読んでるものしか読まない。つまらない人生だな。

総括

 終わり。水曜深夜更新になってしまいました。まぁ、しゃーない。来月以降、別マガ発売と被ったらどっち優先するかは悩むんですが、さすがに来月以降はジャンプを先にやることになるのかな。週刊誌の方が賞味期限短いし。

 今週のベスト作品。これは『INVADE』。ぶっちぎりっすね。『バトルフリークアイカ』もかなり好きで、読んでるときは「今週のベストはこれだな」とか思ってたんですが、そのはるか上空を『INVADE』で突き抜けていったような印象。
 ということで、次点は『バトルフリークアイカ』と新連載。連載陣だと『高校生家族』かな。前号もしたっけ? それなら『ドロロン』。

 今週のベストコマ。『INVADE』のトイレですね。あれは文句ナシの決めゴマでしょ。

 最後に今週のベストキャラ。こちらー。

  • 独鬼龍アイカ 『バトルフリークアイカ
    • めっちゃ可愛かったよね。こういうのに弱いんだよなぁ……(どういうのだよ)。

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