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『八乙女×2』4話の感想

八乙女×2 - 氏家ト全 / 【第4話】海水浴と民宿の8月 | マガポケ

 『モンハン』のアプデが来るぞ。ブログの更新ペースが元に戻らないままアプデを迎えることになってしまった……。

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第4話「海水浴と民宿の8月」

 予告通り海水浴。それよりもまず「4コマじゃない!」と驚かされる。冒頭数ページだけかと思ったら最後まで、計20ページ。相当なレアケース。
 ただ、あくまでも4コマ作家が描く通常漫画と意識させられたのがリズム。小さな場面転換とか区切りが多く、4コマ漫画のような羅列を感じる構成。見開2ページで区切られる場合もあれば、ほとんど1ページ漫画になってることもある。

 「子供会による1泊2日の海水浴」らしい。子供会がそもそも分からないんですが、たぶん自治会的な奴だと思う。たぶん。
 仲良しグループではなく子供会というのがポイントで、人選に大きく関わってくる。八乙女2人の他にクラスメイトは本木アユムのみ。まさかの結果であった。例の男子2人が登場するか気にしてたけど、それどころではなかった。まぁ、「私参加してないんですけど……」とエピローグがつくのには笑った。
 鈴木兄妹が初登場。冒頭から当たり前のように登場してるので「モンハンに夢中で先月の分読み忘れた!?」とか一瞬焦りました。てか、小6から見た年下の子供が本編に登場するのも意外。そんな子供のグラデーションを丁寧に描いてくるとは。めちゃくちゃ仲良さそうだし、引っ越してきたばかりのハルルとも馴染んでるので、ひょっとしたら再登場の日も近いかも。学校に比重を置きすぎないシリーズ展開ということになるんですかね。

 本話を通底する大きな(比較的大きめな)ストーリー展開としては、ハルルの水泳練習。練習の際のモンタージュとかいつもの4コマではやりづらいペース配分になってて好き。他にもエモに偏るような場面も多くて、それも4コマのときとは違う味わいですね。
 犬かきでなら泳げるようになった。成長のドラマは間違いなくあるし、ラストのオチも成立する。ただ、ハルルの「泳げない」というキャラクターはかろうじてキープ、という両得のバランスだと思う。
 最後のオチもそうだけど、「犬かき」だけで複数のボケが生じてるのもすごいですね。 “まるで魚になった気分” とかうまくて笑ったわ。

 民宿。小学生で、子供会だからこそのわちゃわちゃ感であり、距離感。子供会って設定もそうだけど、小学生ならではの話が毎回生じるので感心してしまう。

 子供部屋でトランプ。子供会と言っても子供は5人だけなのかしら。もしくは、子供会の中でもグループ分けされてるのか。
 本木アユムがAのカードを2枚出して勝利するコマ、最初大富豪やってると思って「エースのダブルで抜けるとか強者の余裕を感じる……」とかなってしまったけど、冷静に考えたらババ抜きですね。普通だったわw


 終わり。とにかく4コマが一切出てこない構成に驚きましたね。たぶん日常は4コマ、という区分だと思うので、2学期が始まる次回は普通に4コマだと思います。予想だけどね。
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