- 背表紙
- 表紙
- 読者プレゼント
- 巻頭カラー『呪術廻戦』240話
- 『アオのハコ』123話
- 『ONE PIECE』1096話
- センターカラー『キルアオ』27話
- 『SAKAMOTO DAYS』141話
- 『ツーオンアイス』6話
- 『あかね噺』84話
- センターカラー『魔々勇々』8話
- 『夜桜さんちの大作戦』200話
- 『僕のヒーローアカデミア』405話
- 『カグラバチ』7話
- 『逃げ上手の若君』131話
- センターカラー『僕とロボコ』159話
- 『鵺の陰陽師』24話
- 『ウィッチウォッチ』131話
- 『アンデッドアンラック』181話
- 『暗号学園のいろは』46話
- 『アスミカケル』19話
- 『一ノ瀬家の大罪』47話
- 『アイスヘッドギル』18話
- 巻末解放区!WEEKLY週ちゃん
- 次号予告
- 目次
- 愛読者アンケート
- 総括
コロナワクチン打ってきたぞい。突然「今何回目?」と聞かれても5秒以内に答えれない。
背表紙
「ジャンプキャラクター初登場シーン集」。隼馬。なぜか子供時代。先週のチヒロは現在の初登場シーンだったのに、なぜ……。まぁ、ショタ隼馬の方が可愛かったのでヨシ(論理破綻)。
表紙
『呪術』。割とシンプルだと思ったらGIGAと繋がるらしい。
読者プレゼント
ハロウィン。ダジャレは相当しょぼいけど、グラビアが謎の充実を見せる。人数も多いし、衣装も多い。とにかく「頑張ってる」という印象を受けてしまう回。
個人的には「生活タスケルトン」と「買い物籠マンパイヤ」の2人が好きですね。他はそこそこハマってたのに、ここだけ脳味噌使ってない感。
巻頭カラー『呪術廻戦』240話
高羽選出の裏側。ケンジャクから奇襲かけられるのが嫌なので、こちらから奇襲。しかし戦力を分けるのは論外。無理ゲーかと思いきや高羽。勝たなくても時間稼ぎや足止めができればいい、という感じだろうか。死んでも爆破オチで済んで次話にはケロッとしてそう、っていう。誰かと組ませてコンボという線はないらしく、高羽の真価が隠されてるとか何とか。
高羽バトル。開幕に彼の強さを象徴するギャグを放つのだが、元ネタが分からない状態でケンジャクがさらに掘り下げてくるので笑う。『遊戯王』らしいです。『笑う犬』発言もそうだけど、世代が出るの良いね。
先週の時点で違和感あったが、ケンジャクが詳しすぎる。普通に考えれば夏油の記憶の影響ってことだろうか。M-1とか審査員目線で観てそうなタイプで衝撃。いや、夏油に乗り移ったのは最近なので、夏油の先代がお笑いファンだった可能性のが自然か。『ボキャブラ』とかいくらなんでも夏油は世代じゃないだろうし。
とにもかくにもケンジャクくんめっちゃノリノリ。普通に楽しそうに見える。立場がなかったら普通に友達になれそうなレベル。まさかこのマッチメイクでケンジャク側の掘り下げが行われるとは思わなかったぜ。高羽が触媒として機能してる。タカケンのカップリング成立だろ。
その場にいる人をロジカルなお笑いファンにする、というのが高羽の真の術式の可能性もあるかもしれないけど、たぶん違うだろうな。話的にもそうだが、高羽が可哀想すぎる。
“よく考えたら塩顔のイケメンがロン毛で袈裟着てるだけでちょっとおもろい……” が夏油ピンポイントで打ち抜いてるので笑った。とんでもない流れ弾だ。今回のバトル、夏油の体が好き勝手される、という意味で芥見先生らしいドライさがあると思うんだけど、シンプルにキャラデザに対するツッコミまで入っちゃったよ。
『アオのハコ』123話
遊佐弟の兄コンプレックス。悲劇としても面白かったが、個人的にはまだ兄の方の興味が大きすぎるので、「今後大喜の元でコンプレックスが解消した弟が兄と仲良くする未来もある……?」と想像してしまった。ワクワクするぜ。何なら兄弟で大喜の取り合いをしてもいい。たまに兵藤兄が妹の件で絡んできてほしい。
奇しくも大嫌いな兄貴と同じことを言ってしまい、それを機に大喜が兄を倒した人だと気づき、同時に先輩と気づく。からの大喜が苦し紛れに「学年差なんて関係ないよね」発言をして遊佐弟にブーメランとして返る。からの大喜が考えるなくなってほしい学年差というのは当然千夏パイセンで……という連鎖がすごかったな。怒濤のように今まで積み重ねてきたぷよぷよが消えていったような快感。逆にキレイすぎて「遊佐弟のドラマはもういいかな」みたいな満足感まで発生してしまったレベル。まぁ、今後は愉快は後輩くんとして日常感のある脇役に落ち着くのかしら。
『ONE PIECE』1096話
すごいな、気づけば千話を越えてさらに百話到達しそうなのか。感覚がバグる。本編。くま過去編だけど、やたらビッグネームがずらずらと出てくる。ロックス海賊団が本話のメインだった印象。1人知ってそうで知らない人がいるけど誰だっけ……と思ったらシキか。『STRONG WORLD』の竹中直人。セリフあったけど、アニメどうなるんだろう。『長ぐつをはいたネコ』は竹中直人から変わっちゃったんだよな。
てか、ギア2もないルフィにシキ負けたんですよね。普通に全力で戦って。まぁ、コソコソやってる間に弱くなったってことか。現役で第一線張り続けることの意義と難しさを感じる。
センターカラー『キルアオ』27話
シン回かと思ったら新キャラであった(初登場ではないらしいけど)。藤巻先生の日常ギャグ回、良いよね……。絶品だと思う。ほぼ初登場のキャラがあれだけ大暴れして魅力的なのも最高だし、既存キャラとの絡みでそちらが輝くのも良い。あとやっぱ言い回しが良いよなぁ。ここは完全に好みになるけど、「オモシロ言い回ししてやんよ」感が適度にない……と私は感じる。デフォルメされたキャラのギャグに対して、言い回しのこねくり回し具合がちょうどいい。
まさかの既存キャラで解決。「そういやいたな」と笑ってしまった。説明的に彼女の背景を語りはしないが、疑いようのないレベルでセリフににじみ出てくるのとかうまかったと思う。 “可愛い女の子に生まれたかった” とか相談への正面からのアンサーであると同時に彼女の自己紹介にもなっててナイス。
からの回想と同じ技で輩を撃退してるのに笑ったんだけど、おそらくだけどあの技、玉田先輩の悩みである「頭なでなで」と対になってるのだと思うw
『SAKAMOTO DAYS』141話
助っ人はカジ。コミュ障陰キャぶりがシンとの対照的でめっちゃ良い関係性だ。周との絡みも良い。小声で試されてショック受けちゃうの可愛すぎるだろ。フォローに入ってくれるシンも良い。人見知りが傷つく出来事としてミニマルならリアルで笑った。シシバ。ORDERの中ではかなりまともな方なのでいてくれると安心……とか思ってたけど、周からしたらそんなことはない。これも既存キャラ同士の掛け合わせとして見事だったなぁ。まったく考えてなかった。
『ツーオンアイス』6話
キリンクくん普通に可愛く見えてきた。(本作が)人気出たら普通にグッズ化されそう。
闇綺更の確変が終わってしまったが、隼馬の基礎連がこれはこれで面白い。やっぱフィギュアの基礎的な勉強をしてくれるだけで全然魅了されるわ。基礎中の基礎であるスケーティングが極意にもなり得そうなのがバトル漫画脳としてもワクワクしますね。ただ「滑り続けるだけ」に実力が如実に現れるってすげぇ面白い話だ。今後テレビでフィギュア観ることがあったら注目しちゃう。
2人の実力差をスケーティングの位置と距離ではっきりと視覚化。物理的な数値として示してみたのも最高。スカウターみたいなことを現実のスポーツで行っている。 “(監修の高橋さん調べ)” という謎の一文も面白いな。距離感が不思議だ。あと、そもそもいらない一文だと思う。
基礎連が退屈で飽きちゃうかと思ったら、野生のスケーターにとって理論と、それを実行できる環境は面白さの固まりであって……という話も良い。才能的な天才という要素はまったく出てこないが、隼馬がメキメキと成長していくことの説得力は次々と感じられる。
そんな「現在地」の話から、男女平等にスコアが出るシニア部門に出場決定。シングルで滑ったら『ツーオンアイス』じゃないじゃん、とか思ってたけど、点数を比べられるってのは良い。独りで滑ってもちゃんと2人感がある。
そして、それに振り回される大人は地獄という点も忘れてない。大人のサポートが欠かせないスポーツというのもフィギュアの特徴ですね。そして、女子のシングルでは若い年齢でしかトップは狙えないのでコーチとの年齢差がエグいことになってしまい……というのも構造的に抱えてる問題なんだろうな。奥と闇が深いスポーツ。
『あかね噺』84話
こっちもサブタイが「現在地」なので笑った。現在地好きすぎだろ。成長をロジカルに考えた際に頻出してしまう意識高いワードってことなのかな。そして、それを見過ごさない編集部も怖いよw
ただ、真面目な話、「現在地」というキーワードの使い方は『ツーオンアイス』が圧倒的にうまかったので、それで比較すると本作が見劣りしちゃいますね。一応本作でもあかねたちの人気を数値化する話にはなるんですが、『ツーオンアイス』はそこがちゃんと「位置」であり「距離」の話になってるのがうますぎるんだよな。……まぁ、現在地大喜利のうまさがすべてじゃないのは分かってます。関係ない枝葉の比較だからここまで「あっちのが良かった」なんて意地悪なこと書けるんですよ。
本編。勉強会で50人集める。あかねは話題性はあるから有利なのでは……と思ったら全然違った。ミーハーな人はああいう小さい勉強会に来ないってことなのかしら。
SNSでの宣伝もNGなのは驚いた。伝統って言うけど、昔はSNSなかったわけじゃん。それなのにわざわざ新しいものにマイナスの意味で対応してるわけで、ちょっと謎だったな。昔のツレとポスターはアリなのにSNSがダメってのが分からん。普通にちょっと引いてたところに、あかねがスポ根的に “4人もいる” とか前向きになってるので困った。そもそも会場の人数が実力のパラメーターというところに(素人としては)まだ納得できてないので、現状のシステムを無思考に内面化してるあかねが普通に厄介な人にも思えてくる。もちろん、からしとのコントラストが利いてて魅力的ってのはあるんだけど。
センターカラー『魔々勇々』8話
カラー扉。普通にポップな感じになってるので「嘘つけぇい!」ってなっちゃった。ただ、今週の本編は結構普通にバトル漫画してて「案外嘘でもなかったな……」という感じ。
スパルタおじさんの見守り。見守りはいいけど、エリシアの負傷はおそらくガチだからのんきに泳がして余裕こいてる場合じゃないと思うんだよな。まだすべての状況が分かったわけじゃないけど。強者ムーブとしての後方腕組みがちょっとズレてる気がする。
助っ人魔王はアイドル。ファンタジー世界のカルチャーギャップみたいなことはやるのにアイドル文化があるってよく分からないな……とか思ったけどコルレオの “はわわッ” が急におかしいので吹っ飛んだ。この状況でなんであんなにノリいいのよw(素でアレなら可愛すぎる)
アイドル魔王と影魔王のバトル。めちゃくちゃ良い! 超見応えあって驚いちゃった。おそらくだけど、実力者同士のバトルなので、コルレオみたいな必死に考えながらの進行がなく、エモを高めるよりもサクサクとバトル描写を続けていくからテンポよくて異様に楽しかったんだろうな。キャラとか物語とか関係なく、シンプルのバトルシーンとしての楽しさが現れて、それが最高に良い。センターカラーにふさわしい回だったと思います。たまげた。
『夜桜さんちの大作戦』200話
太陽の開花レベル2。まったく別の変身を遂げるのかと思ったら、レベル1と逆の性質を身につけることでレベル1の質がより向上する、というロジックが良かった。もちろんソメイニンとか知ったこっちゃない話なんだけど、それでも「ありそう」と思えてしまう。現実の格闘技でも脱力とかよく言いますもんね。編集長の真のトラウマという回想も良かった。こういう括弧付きの「オネエキャラ」ってさすがにどうかと思うところはあるんだけど、意外と丁寧な掘り下げがなされる。『キルアオ』も今週あったけど、あれは初登場のときから扱いがうまかったと思う。
『僕のヒーローアカデミア』405話
真幌ちゃん!! 真幌ちゃん出てきたぁぁ!!!! そうか、ヒーローとしてのかっちゃんのファンというのは貴重な存在というか、そこでなら真幌ちゃんが出てくる余地ありましたね。メリッサと比べると出しにくい映画キャラだと思ってたけど、これは予想外だったなぁ。個人的には完全に活真派なので、今回の「出ただけ」の扱いは少し残念ではあるんですが、まぁ仕方ないよねw 出れただけありがたいですわ。てか、やっぱこうなると本作の最終回は『ヒーローズライジング』以上のものを作れるのか、というのが結構なハードルだよなぁ。キレイな最終回だったもんね。あの映画。
てか、活真くんは窮地からの回復、ブースト要員として超便利キャラなんだけど、今回ので出番は終わりっぽいですね。中継を観てるっぽかったし。
そして、こうなると期待しちゃうのはロディだけど、これまた出しづらそうだなw 無理して海外を舞台になんてするから……(正直それほど機能してなかったと思ってる)。まぁ、最悪中継を観ながらデクを応援、あたりが現実的か。
『カグラバチ』7話
体術のみで十分強い新キャラ登場。警察的な人らしい。昼行灯に見えるが実は……的なイメージも込みで『SAKAMOTO』の南雲あたりを連想した。まぁ、どの作品にもいるタイプだっと思う。強者ムーブとして定番なので。そういう意味では “私服ってことは大佐以上か…” のくだりとか新鮮で良かった。読者はまだ何も分かってない状況でのこのセリフ、すごく良い。難を言えば、徽章のコマの解像度が足りない。
大ボスの紹介とタイムリミットの説明。言われてみれば場当たり的に話が進んでる感じもなくはなかったので、ここではっきりとルートが示されたのは良いね。そんで次号センターカラーだしね。
あとやっぱガラケーも好き。舞台設定のウソの部分が現実から少しずれてるだけなのが面白い。
『逃げ上手の若君』131話
刀匠の話面白い。寝取られたとか、柄にストラップ付けて手首の負担を軽減とか。おそらく刀に関しては歴史資料が充実してるってことなんじゃないかしら。寝取られ事情とかなかなか分からんでしょ。まさかこんな後世にまでネタにされるとはな。刀ストラップ。あれもおそらく事実だからこその緻密さだと思うんだけど(あの時代にあったかは知らん)、今見るとスマホに付けて持ちやすくするあれやこれやって感じがしますね。スマホリングは仕組みが違うけど、ストラップを指に通してスマホ握りを固定する人とかたまにいるし。
センターカラー『僕とロボコ』159話
カラー裏。マルチバース編のおさらい解説なんだけど、「カノンイベント」という例の用語が当たり前に使われてるので笑った。やっぱ本編で掘り下げるには『アクロス・ザ・スパイダーバース』未見者に厳しすぎるが、明らかにカノンイベントという概念を元にしたギャグということだったのね。穏当な落とし所。本編。敵船へカチコミなのだが、正直真面目にやるには作者の資質に合ってないのでイマイチだったな。昭和ギャグ漫画ロボコも先週までのが面白かったと思う。たまに本格(風)バトル回とか全うに面白いこともあったけど、やはり苦手な分野もあるのね。
ただ、オチの敵ボスの正体に関してはマルチバースSFとして王道って感じでちょっとワクワクした。下手すりゃ今後の『魔々勇々』で似た話が出てきてもおかしくないかも……(てか1話がそうか)。
『鵺の陰陽師』24話
また1ページ目で「前回までのあらすじ」やってる。カラー回の措置かと思ったけど、これは単純に作者の手癖なのかもしれない。もしくはこだわり。
今週も舌戦。鵺さんの戦術が普通にしっかりしてて、自ら身を切ってるのが良い。最終的にあり得ない大勝利を果たすんだけど、そこに無理を感じないというか、鵺さんが払った代償を考えれば当然と思えてしまう。そこが良いよ。鵺さん偉い。
ただ、鵺さんの全体、暗すぎて何も見えなかった……。まぁ、これは何が何本も刺さってる、とかろうじて見える程度で充分なんだろうな。そう思いたい。
『ウィッチウォッチ』131話
敵が子供化したニコには用がないと帰ってったけど、普通に戻れる可能性あるんだから持ってった方がいいと思う。まぁ、ランが暴れて厄介なので、できるだけかっこよく立ち去りたかった、と内心ヒヤヒヤしてたのだと思うと可愛いな。
敵幹部、しばらくは仲良くするのかと思ったら普通に解散だった。まぁ、ランあたりは再登場が事実上確定してるようなもんだけど、他のメンツも魅力的なので出さないのはもったいないと思う。
抜けた歯を見て戻った年月を推定。めちゃくちゃスムースな展開でうまいとは思うんだけど、若干モイちゃんがストーカーっぽくてキモいなw まぁ、最近たまたまそういう話をしてってことなんだろうけど。
蝶を集めれば戻る。『ドラゴンボール』かつ『どろろ』みたいな話だ。前者の考え方をすると、離散する蝶をその場で捕まえちゃえば巨大魔法も使い放題ということになりそう(絶対にならないが)。
『アンデッドアンラック』181話
アンディじゃ楽勝すぎてつまらないので、シックさん退場。正直「因縁の敵再登場」をやるほどシックが魅力的とは思えてないんだけどな……。マスタールールは他にもいっぱいいるのに、こんなとこで温存して大丈夫なのだろうか。駆け足なのか牛歩なのか分からん。普通に「奴はマスタールールの中でも最弱……」でよかったのに。
アンディの登場、突拍子もなさすぎてエモが発生しなくて残念とか思ってたんですが、アンディの登場によってまったく新しい話へと展開していく、という今回のラストは良かった。これならアンディのもったいない登場も浮かばれる気がする。
『暗号学園のいろは』46話
バグで進行する匿名さんは面白かった。ここらへんマジでゲームだな。『ブレスオブザワイルド』でも壁抜けて剣の試練ショートカットとかあるらしいですね(怖くてやってないけど)(本当はやりたかったけどビビった)(剣の試練嫌い……)(けど2周目のマスターソードはたき火で抜いた)。なので、1階くらいズルで通過する描写が見たかったな。地面でもすり抜けるのだろうか。
『アスミカケル』19話
壁レスリング。なるほど。言われてみればリングで戦う柔術ありの格闘技ってのはこういう特徴もあるのか。『ツーオンアイス』もそうだけど、ぼんやりと存在は知ってるけど……程度の競技について深堀されると面白いですね。実感として知識が伝わってくるのが最高に気持ちいい。路上の喧嘩ではまったく活かされない、スポーツとしてのMMAが発展させてきた特殊な技術、というところにロマンを感じる。二兎がピンチになりながら「なるほど」を連発してるのが独特なんだけど、焦りと同時にMMAという競技に対するリスペクトが高まっていくあの感覚が良いよなぁ。
今までにも描かれてきたけど、セコンドの存在感が強く描かれたのも面白い。ちょうど先週描いたのがそんなセコンドの話でもあったからその気持ちよさもありつつ、セコンドの意味、活躍というのが実感できる。
冷静すぎる兄貴のプロデュース。どうでもいい試合の内に負けの経験をしておくのもアリ。言い分はまったくその通りなんだけど、あまりに血が通ってなくて恐ろしくもある。「めっちゃ甲斐甲斐しいじゃん!」と思うこともあるキャラなんだけど、やはりトラウマの対象でもあるなw
んで、体力を奪われてからの脱力の境地。脱力からの何かが覚醒。以前から語れてきた、兄貴が呼び起こそうとしてる(たぶん)二兎の中の野生ってことでしょうね。準備運動としてピョンピョン跳ねることで顔がコマの外に見切れてしまう演出も良かった。長年じいちゃんに、一狼扱いされてきたことで発生した一種のオルターエゴであり、二兎とイマジナリー一狼が混ざった人格って感じだろうか。
『一ノ瀬家の大罪』47話
みんな目覚めて一気にエピローグ感のある回。じいちゃんの謎技術とか気になるから掘り下げてほしかったんだけど、「秘密の謎技術」くらいの扱いで終わってしまうのかしら。
ここ数週ずっと同じこと書いてるけど、翼が何かして問題が解決してほしい。ので結構モヤモヤも残るんだけど、現実での家族旅行の際、翼(と妹)が有無を言わせぬことで颯太が居続けることになる、というのは良かった。現実的にできそうなことであり、「兄にわがままを言う」で状況を変えていくのがものすごく家族っぽい関係性になってて面白かった。
からの無限地獄みたいなオチなんだけど、発端の猿が子連れの「家族」だったのが良いね。
『アイスヘッドギル』18話
あ、扉がない。今までに抜けがあったかどうかは記憶に自信がないけど、終盤(おそらく)だからこそ扉は入れてほしかったな。「毎回扉やっててすごいよな」というキャラを期待してしまったというか。水りんごで給水してギルver.2。斧の復活もそうだけど、攻撃がハデになってて良いよなぁ。飛び道具にもなるし、基礎的な斧技の補強にもなってて素敵。
暗殺者の正体とか一話の中にコンパクトにまとまってて面白かった。父親に「一緒に皇帝を倒そう」と誘われる『スターウォーズ』展開なんですが、その誘いに説得力が生じてしまう、王国内の政治のクソさ。ただ強ければいい、では済まないバトル漫画とは思えない生きづらさとか敵ながらにちょっと同情してしまった。
そこから “青い男だ” と本話冒頭で出てきた「色」の話で落としたのもキレイ。
巻末解放区!WEEKLY週ちゃん
日本シリーズ開幕ということで、非野球漫画の野球回その2。今回は古めの作品多め。
『Dr.スランプ』が出てきたけど、『ドラゴンボール』にもあったよね。ただ、今回の特集でいう野球回は原作よりも『ドラゴンボール超』でやった野球回の方が突拍子のなさがふさわしいと思う。2週連続で『ドラゴンボール超』の話しちゃった……。
なんでこの作品が野球やんだよ、という意味では『磯兵衛』が強いよなぁ。まさかの野球の発明w
次号予告
『SAKAMOTO』が3周年で表紙巻頭。そういえば本作ってアニメ化の話がありませんね。現連載陣における主力中の主力、上から5本は間違えないような位置にいる作品なのに未だにアニメ化の発表がないのは意外。まぁ、大ネタすぎて気軽にアニメ化しづらくなってる、もしくはものすごくデカいネタを仕込み中、という感じなのだろうか。最近アニメ業界におけるジャンプブランドが大きくなりすぎてコストがかかりすぎてお得物件ではない、みたいな話をどっかの雑誌で読んだのを思い出した。いや、間違いなくアニメ化はするんだろうけど。
本編後には書いてなかったけど『カグラバチ』がセンターカラーなので、次次号は『ツーオンアイス』がカラーでしょうね。
そして、しれっと発表された『dr.stone』の復活。全3話で、最終回後を描くらしい。リーチローがツイッターでがっつり本編だって言ってるのに、予告ページでは「スピンオフ」という言葉が使われててスピンオフの定義が分からなくなる。
目次
空の色は何故青いのか。子供の僕は「それが一番綺麗だから」と言えました。
(『魔々勇々』)
聞いたんじゃなくて答える側だったのか。
CaOI行きました!半年ぶりのりくりゅうペアにミスサイゴン、最高でした
(『ツーオンアイス』)
取材として有益なのは分かるけど、めちゃくちゃ行きまくってるな。毎週のようにどこか行っててすごい。編集部が行くように調整してくれてる可能性もあるのかしら。と希望的なことも考えてしまう。
愛読者アンケート
GIGA読んだか。買ってない。どうするか悩んでる。『ブラクロ』はまだなので興味はないんだけど、思いの外新連載陣にハマってきてるので番外編読みたいな。あと稲岡先生の新作。
カプセルトイ。ほとんどやらない。やると欲しいの出なくてストレス溜まる方が大きいんだよな。性格的に。たまにどれが出てもいいと思えたとき(キャラとか)にはやるけど、数年に一度だな。
口コミ。漫画を有料で買うときに口コミを参考にするか。しない。そもそも雑誌以外の漫画を滅多に買わないので、まったく新しい出会いというのはないな。無料で読み始めるときに事前に評判を確認するか。微妙に質問文が違ってニュアンスの違いを汲み取ろうとしちゃうんだけど、一旦無視すると、多少はする。「○○さんがツイッターでめっちゃホメてた読切ってこれか」みたいな感じで読むことは年に数回くらいある。
総括
水曜更新できた。それもそこそこ早い時間。すごいぜ。偉いぞ。まぁ、理由ははっきりと分かってて、今号読切がないからですね。ものすごく気が楽でした。なので、『dr.stone』の続きは読みたいような、めんどくさいような……という感じ。
今週のベスト作品。『魔々勇々』かな。引いた目線のバトル回めっちゃ良かった。
今週のベストコマ。『ヒロアカ』より島乃姉弟登場コマ。こんな適切な形で登場できるとは思ってなかったので感動しちゃった。やっぱ可愛いんだよなぁ。映画のオリジナルキャラ、毎回マジで想像を超えるレベルで好き。この調子でロディも頼むよ。
最後に今週のベストキャラ。『呪術』のケンジャク。夏油の死体を愚弄してやる、という芥見先生の強い意志に震えた。あとはやっぱ物語的には最大のラスボスなのにキャラ立ちがあまりに足りてなかったケンジャクの掘り下げとして「そういうアプローチなの?」という驚きがあった。
gohomeclub.hatenablog.com