北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ2024年03号の感想

 次にジャンプフェスタに出る頃にはこのブログも完結してると思います。

背表紙

 「ジャンプキャラクタースマイルコレクション」。虎杖。たぶん1話のオカ研に別れを告げてるところ。そんな気がするそんな気が。

表紙

 『SAKAMOTO』。現在の坂本のワンショット。意外と珍しいのではないか。そんなコンセプトが微妙に本編とリンクしてるのかも。

読者プレゼント

 マリーアントワネットの例の言葉。グッズ紹介と相性が良いんでしょうね。以前にも見たことあるテーマだと思う。ざっくりとした季節ネタ以外だと有数の定番ネタなのではないか。一応今回は「パン」がメインなのですが、他のダジャレはほとんど「○○すればいいじゃない」となるのでちょっと手抜きも感じてしまうな。

巻頭カラー『SAKAMOTO DAYS』148話

 巻頭カラーの本編の方、「こんなとこカラーにして何の意味があるんですか?」とキレてそうなくらい淡白ですね。まぁ、たしかにコストがかかる割にカラーにする意味が見出しづらいページだ。極稀に新キャラの色設定が明らかになって熱心なファンが喜ぶくらい。
 本編。虎丸と推し論。有月への怒りというのもあるけど、やっぱ坂本が父親(しかも娘の)というのがデカいですよね。推しがすべてで自己肯定感が皆無の虎丸に対して心配しつつ、軽く説教する坂本のスタンスが良い。奇しくも同じ殺し屋モノである『キルアオ』と似たような状況になってて興味深い。殺し屋設定は大人主人公にしたくなる傾向が見える。とはいえ、ラブコメをする『キルアオ』と違って、本作の大人主人公というスタンスはかなり珍しいですよね。アンディも大人だけど、あそこは恋愛がメインなので、そういう意味では坂本が唯一なのかもしれない。
 忍者の鎖鎌。鎌を投げてないので安心した。トンデモ殺し屋アクションなので別にいいけど、今は美術館で戦うというのが大事なので正統派な使い方が適切だったと思う。
 絵画「殺しの神」と坂本が重なる演出はちょっとギャグっぽいんだけど、カミハテとの因縁(逆恨み)とも重なる描写に思えてちょっと今後が楽しみにもなる。

『アオのハコ』130話

 インターハイに向けた第1戦であり、トーナメント表。すぐに同じ学校の人とぶつかるのは可哀想なのでもっと分散してほしいんだけど、数が膨大だからそういう気遣いは不可能なんだろうな。つらい話だ。
 当面は夢佳との対戦。ブランクあるのに超強いのはちょっと都合がいいんだけど、まぁ敵として出てくるなら別にいいのか。これで味方キャラだったら少し萎えちゃう。普通に考えたら真面目に現役続けてた千夏の方が遙かに強いと思うし、そうじゃないと報われないんだけど、まぁそういう不条理は意外とリアリティの範疇なのかもしれない。
 千夏パパ、微妙に感じが悪い。「クソ親父一生帰国してくんな!」という場面として受け取っていいのか少し怪しいが、個人的にはそういう気持ちに近い。
 千夏パイセンの応援。練習時間を削る価値があるのか問題。匡の “気持ちの部分でいい影響受けられそうなら” 理論めっちゃ良いですね。まぁ、現実的には応援に行かずにウジウジしてることの悪い影響を避ける意味もあるのかもしれないけど、ものすごく前向きな解釈で送り出してくれるの優しい。

『呪術廻戦』245話

 秤パイセンと過冷却。秤パイセンは徹底した不死身戦法なんだけど、とにかく不死身であることが当たり前になってるというか、割り切り方が極端すぎるので強い。ちょっと『アンデッド』っぽいバトルでしたね。あの作品の不死身大喜利みたいな要素をなくした版。インフレが進んだ今の『アンデッド』ではもう見れないんだろうな、という基本的なバトルになってたので新鮮でした。
 日車裁判。「死刑でいいので早くしろ」というスクナの言い分は気持ちよかったですな。たしかにあそこに静かに突っ立ってるラスボスというのは見たくないw
 からの没収の対象が不発でした、というオチはちょっと拍子抜け。ろくに活躍してないアイテムの方が死んで、無駄な行程だったみたいな印象が強い。せっかく虎杖の罪の解消という大事な話をやってたのでもうちょっと建設的な展開になってほしかった。

センターカラー『キルアオ』34話

 笑ってはいけない……ではなく声を出してはいけない。申し訳程度に表現を変えただけだと思ってたけど、意外とちゃんと意味があった。「笑う」がアウトなのではなく、「声を出す」なので、それが「ツッコんだら負け」になる。ここが漫画として非常に良い改変だったと思う。漫画だと「我慢してたけど笑っちゃう」のおかしさは表現しづらいと思うので。
 からの天馬参戦。はっきりと自覚して全力で行動してる天馬はラブコメ的には本作屈指の強キャラ。ということで事態が大きく動く。そんなラストがなかなか面白い。「いいからサーフィンやれよ」とか思わんでもないけど、まぁ殺し屋関係の話に比べればユニコーンって緊迫度がそれほどないからね。このくらいでもいいんだと思う。

『あかね噺』91話

 あかねのツインテール(おさげ?)めっちゃ可愛いなオイ。毛先のピンクがより強調されるというか普段との違いが強烈になって魅力がやばい。
 んで、強面師匠たち。大役を任され、一生の話が出てきたけど、父親の件が先じゃなかったのか。いや、同時というのもあり得るんだけど、すごい意外であった。一生が出てきちゃうと本筋が大きく動くというか、下手すりゃ「えっ 終わるの?」みたいな感じにもなってしまう。まぁ、さすがに終わるわけはない、とメタ的な根拠で分かるんですがー。

『アンデッドアンラック』188話

 ジュイスの話かと思いきや、アポカリプスにがっつりスポットが当たるので驚いちゃった。超意外なんだけど、「何周もループ見守ってるんだから情も移るでしょうよ」と言われてみれば超納得。そんなアポカリプスの内心をそれほど説明的にならない程度に、それでいて確信が得れるように描かれてるのも良かった。完落ちしてベラベラと内心を語り出すのはふさわしくないというか、少なくともまだ早い。
 んで、次のクエスト候補に十理が2つ。ビーストとランゲージ。やっぱバベルの塔帽子してたのはランゲージってことか。それに比べてビーストのデザインのお手軽さよ。
 前にも書いたけど、ランゲージだったかは覚えてないけど、前の周、本作のかなり初期の頃に言語の統一が描かれてたけど、あれって今回のランゲージと関係あるよな。細かく覚えてないけど、雑魚なんじゃねぇの? みたいな印象だが。よく分からん。

グリーングリーングリーンズ』4話

 ドラコン対決……ってことでいいのだろうか(ゴルフ詳しくないので本編に出てないと不安)。勝ちに執着する主人公の向上心をハンデ大喜利で示したのが面白かった。劇中でもあったけど、ギリでクズではない、というキワキワを狙ってるのが面白い。まぁ、これでも引いちゃう読者とかいそうなくらいキワキワだったが。
 そんな「相手をどうやって弱体化するか」という話だったのが、最後の最後に「お前の飛距離を伸ばしてやる」と反転したのが面白い。てか気持ちいい。
 あとは、2人とも右打ちということもあってか、会心の一打を正面から描くとどっちらもボールが右に飛ぶ。敵はいいけど、主人公も右に飛ばすのは例外的だと思うけど、見開きの上段を横にぶち抜くことでボールが右に飛んで、右下のコマに移動する、という特殊な視点の順番を成立させてて面白かった。

Dr.STONE 4D SCIENCE』2話

 全3話中の2話。全部センターカラーだと思い込んでたけど、今回は違うのね。次回はカラー。しかも来週。年末の目玉企画。
 月に大量のものを運ぶ必要がある。マジでこの一点に集中したような回で驚きだった。宇宙に行くのがゴールじゃないんだけど、これでいいのか。全3話なので、2話目は繋ぎの回とも言えるが、文字通り地球と月を繋ぐ話であった。
 んで、打開策は原始組の考えた宇宙エレベーター宇宙エレベーターの構想自体は私も聞いたことあったんだけど、投げ縄のくだりでは「何を思いついたんだ……」と何一つピンときてなかったw 結論よりも思いつく過程の部分にオモシロを込めたって感じですね。宇宙エレベーターの計画がなぜ優れているのか説明としてめちゃくちゃ分かりやすく、面白かった。
 発想自体は現実にも存在するが、実行はできてない。素材が足りないから。からの石化装置を使っての大逆転。ここでようやく現実にはない超技術が出てくるのが良い。遅めの登場。「この一点がクリアできれば現実世界でも行けるのに~」という薄皮一枚向こうの世界、という距離感が魅力的。まぁ、石化した糸がそんなに丈夫なイメージなかったけどね(その言い訳も完備してあるが)。
 龍水の活躍は「人気キャラなんで……」という強引さも感じた。まぁ、蚊の石像の正体によっては多少納得できるようになるのかもしれないけど。
 てか、細かいほど強いの理論があるとしたら、あの蚊の石像めっちゃ強固なわけじゃん。誰かが足で踏んで「イテェ~~!!」ってなってそう。レゴブロックの比じゃないレベルの硬さ、強さだろうし。考えるだけで恐ろしい……。

センターカラー『鵺の陰陽師』31話

 水着の修復。がっつりちぎれたんだと思ってたので、「結べばおk」というのには少し拍子抜けした。いや、拍子抜けはしたが、正直水着が脱げてドキドキみたいな展開にはそれほど興味がないのでとっとと先に進んでよかった……とっととではないなw
 とっととではない。ひたすらラブコメ&セクシー回という感じなんだけど、それらすべてを学郎の迷い、コミュ症の(限定的な)克服という物語で包み込む。セクシー全振りみたいな話で「カラー回に安易だなぁ」とか少し思ったけど、最終的にはしっかり学郎の内面、成長の話になってて良かった。ここらへんのバランス、そして精度は本作かなりのレベルだと思う。「あざす」のくだりとか超好き。

『逃げ上手の若君』138話

 対貞宗。当然敵だが “弓の腕はまだまだよ” とか、 “だが こういう手は知るまい!” など、若のことを目にかけて先輩として優れた動きを教授するニュアンスが見え隠れする。それからのラストで “貴方を目指します” となるので気持ちいい。そこに顕家は天才すぎて真似しようがないが、貞宗は理論派なので見れば見るほど勉強になる、という理屈の補強がされるのも良い。まぁ、顕家と貞宗が具体的にどう違って、何が天才とそうじゃないのかはいまいち分からんのだけど、まぁそこはノリで。

『累々戦記』3話

 初回のカラーにいた女性の新キャラが登場。どうやら恋を求めてるらしい。願いを言うくだりで彼女自身の名前を名乗らせるのが地味にうまかったと思います。自己紹介してからお願いした方がいい、みたいな説聞いたことありますし。……と思ったら全然違った。まさか他人の縁結びをお願いしてるとは。そして名前も別の人。意図的なのか分からんけど、謎の引っかけで面白い。
 屋上から落下した子を救出。真面目メガネくんの怒りながら優しい言葉を必死で選択してる感じが最高だった。やはり私としては彼が本作の魅力の中心にいるイメージ。まだ。真面目キャラってよくいる属性だけど、その中でもなかなか輝いてると思う。後半の “人は斬れない 人は斬れない” も良いよね。 

ROCK THE JUMP

 年末の特別編。連載作家が選ぶ「読者に聴いてほしいアーティスト3選」。たしか去年もあったと思う。最高の企画だ。
 各3選に対して、当ページ担当編集、音楽には自信ニキ編集、そして当ページ担当ライターが軽い解説をしてるんだけど、さだまさし(権平先生選)の説明を基礎の部分から丁寧にしててちょっと笑ってしまった。「若い読者は知らないだろうけど」という編集部2年目(十分若い)からの優しさ。味わい深い。
 個人的にはヒップホップ勢を探してしまうんですが、R指定の人気にビビる。浸透度合いがすごいな。鈴木先生の「CREEPYじゃなくて梅田サイファーだから」というのも良い。私もそっちのが好き。
 馬上先生が、RHYMESTERCREEPY NUTSNONA REEVESとヒップホップ多めの選出で嬉しい……というよりただのラジオファンだろこれ。『アトロク2』聴いてそう。超聴いてそう……。ただ、編集部2年目解説だと「CREEPYの方がラジオでも人気を博した」となるのでこれまたちょっと面白い。宇多丸の立場よ……。
 あとは雨宮先生がKID FRECINO選んでてとても嬉しい。テレビとかラジオで有名な人じゃないのが嬉しい。まぁ、普通に有名の部類なのかもしれんが。
 名前の挙がった数を合計しても意味ないのは分かるけど、マジでRが優勝しそうな勢い。マジですごいな……。こんなことになってるとは。

センターカラー『カグラバチ』14話

 あれ、話数及びサブタイが見当たらない。頭ではなく劇中で演出として組み込むパターンかと思ったけど、ない……よね? カラー回なので、扉に載せるつもりだったが、連絡ミスとかで忘れ、誰も忘れたことに気づいてない、みたいな感じかしら。
 本編。卍解的な話。いや、あそこまで極端に別物になる感じではないか。スーパーサイヤ人とかの方が近そう。
 双城がするかもしれないので気をつけてね、という始まり方だが、その後はチヒロの方が覚醒しそうな雰囲気。こちらは視線をくぐり抜けるというよりは単に瀕死の体で無理してる。最初から死線というのが面白い。
 そもそも出しゃばったのが間違いだったかもしれない、という後悔からの回想を挟んで、卍解(違うって)。まだ何だか分からんけど、金魚が無数にいてキレイでかっこいい。水中っぽいけど、あれは単なるビジュアル的なイメージなんだろうな。これで水中戦とかなったら珍しすぎて面白いけど、普通に戦った方がかっこよくなりそう。

『ウィッチウォッチ』137話

 バンが家に馴染む儀式。王様になる魔法を使う。思春期男子空間に成人女性いたらアレだろ……と思ってたが、最初にそれを否定し、しかも王様魔法のくだりで逆にバンが男子たちに対して少しだけ性的な目を向ける。計画的な進行も感じるんだけど、男子高校生に性的な目を向ける成人女性という図は別の意味でやばいなw そして、モイちゃんはもはや正統派イケメンみたいなポジションが当たり前になっててちょっと戸惑う。
 逆にミハルは性的なニュアンス強すぎるんだけど、彼の場合はそう見られることも十分自覚してるので頼もしい。いや、年齢的には彼が一番ヤバいんだけど。
 ケイゴはイケメンエピソードやることもあるんだけど、今回はド腐れサブカル野郎としての立ち回りをしててこれはこれで面白い。男女比を考えると一番これがリアルな現象かもしれない。
 カンシは正統派ギャグキャラとして逆方向に頼もしいんだけど、最後のオチ担当、ウルフ。ワンちゃんだから主従関係にはうるさいという理屈も面白かったが、それ以上にその言い分としての “オレの主人はモリヒトと決まってる” 、これ完全にBLの香りじゃないですか。一応バンは普通のギャグとしてツッコんでるけど、BL匂わせはまったく別の意味で男子グループに対する性的な視線なので、本話の中の隠れテーマが一貫してる。直接そういう話ではないものの、意図的に整えたんじゃないかと疑ってしまうな。

『夜桜さんちの大作戦』207話

 双子が分かれて、それぞれ開花を目指す。インフレって感じだが、よく考えるとやっぱ開花もしてない2人が秘密裏に暗躍するのって無理のある話だよな。そこらへんのチグハグさも感じさせつつ、そのギャップを埋めるような話。
 からの夫婦チーム。今回はここが良かった。双子メインだったり、双子と太陽の絡みがメインであまり描かれてこなかった六美の妻としての顔、そして当主としての顔、プロとしての顔が描かれてて超好き。黒のクソデカ帽子に黒のワンピース、そこに栄える髪の白い線というのが決まりまくってたぜ。最高。

『アスミカケル』26話

 お嬢様はフェンシング上がりのMMA。まさかの『アンデッド』とのフェンシング被りだ。ジャンプのバトル漫画でもそれほどフォーカスされることの少ないフェンシングがこうも同時に出てくるとは。せっかくなら『ウィッチウォッチ』にミハルのバトル回やってほしかったですね。知らんけど、あれもフェンシング系だと思うので。
 MMA転向のキッカケは執事との恋……ではなく、ブルース・リーへの恋。ここも良い。執事との関係性は既に魅力的だったけど、直接のラブコメとかされるのは違うかなって気がしてたので、リー様というワンクッションが入って超気持ちいいトライアングル。
 ジークンドーは見栄え重視のエセ格闘技みたいな言説も多いし、私もちょっとそう思ってた節あるけど、そこに「フェンシングの要素の入った本格格闘技なんやで」と解説が入る。フェンシング由来という知識が加わることで「なんか強そうだな」と説得力が湧くよね。やっぱマイナースポーツ漫画のこういう蘊蓄パート好きだわ。みんな頑張ってくれ。
 縦拳のくだりも最高だった。「縦のが距離伸びるってマジ?」と一気に惹かれるし、何なら家で試してみたくなっちゃう。
 今まで描かれてた可能性ありそうで恥ずかしいんですが、奈央さんのマウスピース、いわゆるギザ歯のデザインなんですね。やば、超可愛い……。なんちゃってコスプレグッズとして流行りそうな気もするんですが、さすがに実写だと見た印象も変わるのかな。お嬢様ルックもそうだけど、オシャレする要素が意外と多いのですね。そういう意味でも世界の見え方が増えて面白い。そのうち痛マウスピースでオリンピック出場する人とか出てきてもおかしくないw

『僕とロボコ』166話

 ファミマ。ファミチキ先輩だ、やったー!! とか思ったのだが、最後にちょこっと出るだけだった。残念。
 話としては、おでんの具何買うか論争。あまりコンビニで買わないから何がうまいとか知らんけど、おでん一般論で言ったらちくわ、ちくわぶのどちらかだな。どっちもでもよい。最後にロボコが出てきて計4つの選択肢になったけど、4つの中に選ばれないことが少しショックであったw(宮崎先生も入れると5種)
 オチとしてはママ。包丁持ちながらコンビニ入店の絵面が強い。
 おでんの魅力はあれこれ選べること、と今回のプレゼン大会を総括するような結論に納得もしたんだけど、同時に「金があったら苦労しないよ!」というのも感じたな。特に今のモツオ貧乏だし。

『魔々勇々』15話

 魔王4人のカチコミ。コルレオは倒さない指令なので、彼は自由行動かと思いきやガッツリ狙われたでござる。ちょっと意味分かんないけど景気がいいのでヨシ。
 んで、バトル開始。と思ったらかっこよくサブタイが出てそのまま回想。ちょっとこのパターンつい最近も見たので単調かな……。まぁ短かったからいいし、サブタイが指してるのがエリシアだけでなく、相手の魔王もそうだった、というラストとかは面白いんだけどね。
 改めてバトル。氷雪系最強魔王と、怪力エリシアと、紋章のデパートのコルレオ。とりあえず氷の拘束はつまらないので炎で解除しときますね~、というあまりに読者にとって都合のいい展開で助かる。そこまで器用じゃないから炎攻撃で敵の弱点を突ける、みたいな単純なことにはならなそう……ってことなのかな。とはいえ、コルレオがちょっと欲張りセットだな。まだまだ基礎力は低いけど……というのをポテンシャルでカバーする形か。

『暗号学園のいろは』53話

 死に覚えの味方が登場。事前に「味方の犠牲込みのスキップは論外」とあったので、この死に覚えスタイルがいろは的にアウトなのは明白なんですが、いくら効率プレイをしたからといって同じ時間で十倍以上のフロアをクリアして回ることなんて可能なのかしら。通常階の問題が毎回同じならまだ分かるけど、そうじゃないからなぁ。まぁ、通常の暗号くらいだったら常に初見でも余裕、ってことなのかな。

『ツーオンアイス』13話

 大学生の元恋人カップル。演技がエロい。なんか分かる。ペアの演技ってそんなに見たことないけど、エロい雰囲気重視みたいな印象ある。今までのお手本となるペアが双子だったのであまり気づかなかったけど、芸術性を狙うなら当然こういう方向にもなるよな。男女でペアを組むのが前提になってる世界なので、そういうものを期待されてるんだろうし。
 からの技術的に難しく、単純に体力的にもハードな投げ技とかするようになると恥ずかしがってる余裕ない、という身も蓋もないアドバイスには笑った。笑ったけど、めちゃくちゃ納得だな。たしかに投げ技にはエロさとか微塵もないもんなw いや、一応ロマンチックな雰囲気を出してるのは分かるけど、その他の演技に比べると。
 そんな元恋人カップル。男の方の不憫キャラで押してくると思ったけど、意外と2人とも仲良く年下カップルのことを見守ってくれる。まぁ、よく考えたら当たり前か。初々しくて可愛いもんな。現在やってる他のスポーツ漫画もそうだけど、周囲の年上(主に成人)キャラが主人公たちを優しく見守って、適切にサポートしてくれる感じがリアルでもあり、優しい世界で好き。特にマイナー(めな)スポーツの世界だと若者が始めてくれるってだけで基本嬉しいよね。
 そんなエロい大人の前では不出来な隼馬と綺更に大した差などなく、五十歩百歩。このバランスも良かった。
 恥ずかしいのは仕方ない。それどころか武器にもなる、という解釈は良かった。具体的な解決法は何一つ教えてくれないんだけど、演技中に技をキャンセルするのは危ないからダメ。この当たり前だけど見落としてた指摘が鮮やか。隼馬自身も危ないけど、相手も危ないってことなんだろうね。それを大人が、子供に対して教えてあげるのが「全う~!!!」って感じで超好き。マジで30万円の価値があるかもしれんw
 そんな全うな大人たちに愛されててほっこりするんですが、1人あまりに大人げないラスボスがいるので……と予告されるのも良い。からのラブコメ(たぶん違う)的なクリスマスイベントの予告でエンド。やっぱりセンターカラーであった。みんな仲良く3回目だ。クリスマス当日発売号には本作がピッタリだぜ!! という編集部の判断もありそう。これでクリスマス関係ないカラー扉用意してきたら笑う。

巻末解放区!WEEKLY週ちゃん

 12月にはラーメン食べたいということで今年にあったラーメン描写特集。もはや記念日関係ないなw
 羅列されるとたしかに多い。そして「放課後ラーメン」という用語が生まれてるのも面白い。若者(主に学生)にとっては最も身近な美食ってことなのかもしれませんね。ファミレスだとお喋りがメインって感じになっちゃうんだと思う。少なくともフィクションの中では。あと純喫茶もありましたね。
 次回予告。まさかのフライング・ロータス降臨らしい。たまにある謎に豪華すぎるゲストだ。正直久保先生のありがたみが消失してしまいそうなレベル。

次号予告

 合併号。巻頭は『呪術』。センターカラーは特別作品の『dr.stone』を除くと『ツーオンアイス』と『アオのハコ』。クリスマスをテーマに何か可愛い感じでお願いします!! という圧を感じる。

目次

 JUMPマニアッククイズ。『呪術』の黒閃、発動するための誤差の猶予。なるほど、こういう細かい数値系のクイズが出されやすいのか。こうなると記憶のみで答えるのは難しいな。そういう知識にあまり興味ないから。とりあえずpixiv事典とかで調べれば簡単に分かりそう、というとこが限界。
 調べたら載ってた。バカみたいな数値でちょっと笑っちゃった。ゲームとかじゃ再現不可能な世界。

愛読者アンケート

 付録のシールは買うきっかけになったか。ならない。
 ジャンプの公式SNSツイッターだけ知ってるけどフォローしてない。
 ゲームセンター。よく行く映画館がショッピングモールの中にあって、駐車場のすぐそばにゲームセンターがあるのでよく通り過ぎたりはする。クレーンゲームのぬいぐるみに目を奪われたり。好みのキャラがいないか物色はするけど、実際に遊ぶことはないなぁ。取れないのがストレスだからやらない。

総括

 更新が遅い。ネットフリックス会員に無料配信された『グランドセフトオート』やってたせいです。時間が無駄に消えていきます……。

 今週のベスト作品。何だろう、ないな……とか思ったけど、強いて言うなら『ウィッチウォッチ』。新キャラを馴染ませようとする計画性が感じられて良かった。既存のキャラに対する性的な目というのもちょっと心配にもなるが、新鮮な切り口。
 次点は『アスミカケル』と『dr.stone』。あとROCK THE JUMPも良かった。

 今週のベストコマ。『魔々勇々』のザザザザザ。正直「まだまだこんなもんじゃねぇだろ!?」という気持ちもあるんですが、最近大人しかったので久々にヘンテコなのが見れて嬉しい。

 最後に今週のベストキャラ。『あかね噺』のあかね。髪型が可愛い!! 髪色の魅力爆上げで最高でした。
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