北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

週刊少年ジャンプ2024年14号の感想

 ナプタくん復活に『ジモト』復活、と勉タメの方向性が謎だ。面白そうだけど謎。本誌熱心に読んでる層には向けてないだろ、あの雑誌。

表紙

 『あかね』が2周年。そろそろ本作もアニメ化発表がいつか震えて待つフェイズに入ってきてると思います。最強は『SAKAMOTO』。ただ、最近はアニメ業界におけるジャンプブランドが高まりすぎてるので、人気作なほど金がかかってしゃーない、みたいな問題も出てるらしい。ので、大作であればあるほどアニメの方も大作であることを強いられるので、アニメ化までの時間が逆に長めにかかる、みたいな現象もありそう。
 アニメ化というもはや誌面と何も関係ない話で脱線すると『ウィッチウォッチ』がどのような形になるのか、非常に気になる。クール制で作ることが当たり前になってる今のアニメ業界で扱いが厄介そう。サブクエスト的な日常ギャグ回が魅力の中心だとは思うけど、一応メインストーリーもかなりちゃんとした形で整ってる作品なので、

読者プレゼント

 天使と悪魔。このアイディア自体は平凡ですが、当選の枠の数で天使と悪魔を表現する。天使は豪華さでは劣るが枠の数が多く、悪魔は枠が少なく豪華。プレゼントページらしいアプローチをしてて普通に感心してしまった。懸賞ガチ勢がここにいるのかは知りませんが、そういう人の発想ですね。
 アマゾンカード3千円分が10名、クオカード1万円分が3名、とかジャンプ側の支出額が完全に等しくなってるのもガチ感あって好き。他にも対になったグッズで揃えててかなり凝ってる。

巻頭カラー『あかね噺』100話

 落語の世界に入るあかね。領域展開とか卍解とか、敵(客)をこちらのエリアに引きずり込むタイプのものではなく、あかね自身が入る。これこそが彼女自身の「仁」を武器にした落語。めちゃくちゃ腑に落ちる。あかねというキャラクターを紹介した上で、あかねの落語の世界を客に見せる形なので、たしかにこの描写が一番適切なのが分かる。納得なんだけど、めちゃくちゃ意外なアプローチ。前回もそうだったけど、理屈による快感がやばい。
 あくまでも「あかねの落語」なので、あかねの持ちネタが背景の方でちょくちょく出てくるし、途中からは脇道として出てくる。スターシステムではなくマルチバースらしい発想ですね。「落語ヴァース」より「あかねヴァース」の方が近い気がするんだけど、まぁそれだといろんな可能性のあかねが出てくるみたいでダメなのか。
 先週、本編で使われた表記は「マルチバース」なのに、今週出てきたのは「落語ヴァース」。どっちだよ。最近のエンタメ業界においては「バース」の表記が主流だと思うんだけど、なぜなのか。
 お堅い泰全にはウケが悪いのでは……と思ったらそうでもない。 “ガフッ” の瞬間の顔は見せず、大きく顔が崩れてる瞬間を描くわけでもない。ただ確実に「これは大丈夫」と分かる顔を描いてて相変わらず馬上先生の画力がすげぇ……と同時に絵に対する信頼がすごい。余計な説明的なセリフとか心配だから足しちゃいそうなもんだと思うんですが、必要ないという判断。

『キルアオ』43話

 十三の本音、というか答え。中学3年間は今の体でいたい。良い落とし所だな、と妙に納得してしまった。3年という絶妙。問題解決にそのくらいかかっても不思議じゃない数値。なのでゴネて無理矢理中学生の体に居座ってる感が少ない。
 んで、プロの殺し屋の襲撃。共通の敵を前にして一時停戦という展開は陳腐だと思ってたんですが、そこに「銃を出すかどうか」の2択を持ってきたのが良い。まぁ、その前の「友達を見捨てたら中学生活送っていいよ」の選択肢はいくら何でも悩む余地がないので無駄なラリーだと思ったが、十三が覚悟を決めて銃を持つ、という見せ場にしたのが熱い。正義がどうとかよりも銃そのもの。より話が具体的になったというか、完全に物質の話になったのが良い。いやしかし、ここでカムアウトのエピソードが出てくるのは意外だったなぁ。

ONE PIECE』1109話

 ベガパンクの緊急放送(録画)。思ってたよりも大事というか、マジで「世界中を巻き込む」という描写になったので驚く。変に焦らしたり、隠したりせずにそのまま真実が世界にばらまかれることになるんじゃないかしら。じゃないと今週の描写が大事すぎる。
 同時にルフィのバトル。黄猿がマジでやる気なくしてて大好きなんですが、サターン聖が誰かとテレパシー的な会話をし、追加の召喚。4人なので五老星集結だろうか。だったら焦らしたりせずに顔出しまで今週やりそうなので、別の可能性も怪しい。明らかに今までの常識の外にあるムーブを連発するので楽しいですね。『FILM RED』に魔王が出てきたときは心底萎えたのですが、やはり本編は、そして五老星ならしょうがない。と納得できる。結局偉い人は強い。

センターカラー『僕とロボコ』175話

 一日署長がロボコ。グロい交通事故パフォーマンスとかオーダーメイドでしか出来ないことをしてて少し真面目に感心してしまった。まぁ、この世界におけるオーダーメイドの価値観だと普通に炎上したりするのかな。あそこまで凄惨な事故じゃないにしても「ロボなら事故らしてok」みたいな前提が問題視されそうなイメージ。
 ツッコミが入らないけど、ロボコが当たり前に銃を人に向けてるのが妙に面白い。普通に超ダメだし、一日署長ならなおさらダメだし、相手が小学生だと問答無用でダメだと思うんだけど、ただ単に「逮捕しちゃうぞ」的なポーズを取る分には誰も止めないのね。
 警察署への爆破予告。事前にあったガチゴリラ逮捕の小ギャグがオチに使われるのも良かったし、何のてらいもない爆破オチだったのも最高。あまりに駆け足のまま急に終わるのでペース配分間違えたのではないかと心配にもなるのだが、正直めっちゃ面白かった。本作だと結構珍しいと思ったんだけど、どうだったろうか。

『アオのハコ』139話

 針生戦。戦術の話しててビックリした。本作のスポーツ描写が徐々にガチに近づいてきてる。スポーツ漫画になっちゃいそうな雰囲気がじわじわと。
 善戦、どころか1セット先制。試合自体も気になるが、それよりも重要そうなのはモブ生徒の中で高まる大喜のプロップス。2年になってモテの気配が出てきたのと地続きな話ではあるが、今回デカかったのは、 “ほら大喜って 朝1番に来てるじゃん” 。朝のコソ練が、千夏パイセンとの2人だけの尊い時間が周りにバレ始める。今は、試合とは別に「2人の関係を公表するべきでは」のストーリーも進行中だと思うのですが、今回その2つが完璧な形で結びついた。これはバレる、もしくはバラすのが不可避かもしれませんね……。どうせならバラした方が良いと思うが、それだと話として面白くないので、イヤな予感がする。

『呪術廻戦』252話

 クラウチングスタートで突撃する真希さん。大真面目かつかっこいい場面だが、絵面が完全に『マッシュル』ですね。てか、クラウチングスタートって本当に効率的なモーションなんだなぁ、と改めて思った。体育レベルの経験では立ちスタートとの違いがよく分からなかったので。
 よーいドン。極限の緊張と一瞬の行動が運命を左右する時間感覚の表現として絵が荒くなってる……と数秒マジで思ってしまった。『ブラクロ』でよくなった、これはこれでかっこいい演出なのでは……という現象。
 こりゃ来週は休載か、残念ですね、とか思ってたら来週表紙なので笑った。絶対に休めねぇ!! 逆に考えると、だから今週のうちに妥協したってことなのかな。とはいえ、3ページ半だけで、その後は普通。こうなるとなんでこの部分だったのかが気になってくるけど、こうなるとやはり「演出っぽく見えるのがココだったから」説を考えてしまうw

『超巡!超条先輩』4話

 ガストで働いてそうなロボット警官登場。先々週に続いて『ロボコ』とニアミスしてるので笑う。猫探しはまだ偶然として分かるけど、「ロボットと警官」に関しては『ロボコ』サイドが寄せすぎなのよ。本作の方は読心術メタとしてのロボット、は理屈として分かる。
 ローボくん。あくまでも綺麗事を前提としてプログラミングされてるのでセリフがいちいち癪に障る……というかキラキラした感じになってて面白い。ディストピアSFとしてのリアリティを感じてしまう。そのチグハグさを指摘するポンちゃん“こんな澄んだ目ェして産湯ドス黒いな” が秀逸すぎて……。ちょっとウットリしてしまう。沼先生帰ってきてくれて本当に良かった。ここまでツッコミの言い回しに特化したタイプのギャグ漫画も珍しいと思うのですが、たまらなく好き……。
 ロボコと同様に人類への恨みを募らせる。ただし、攻撃対象を拡張し、ポンちゃんまで敵にしたのが運の尽き。ロボットは超能力のメタだが、ロボのメタはゴリラであった、という三竦み。驚くほどにキレイなオチ。単に腕力で勝るのではなく、「礼法」でローボくんの根性を叩き直すことも可能。強すぎる。てか、柔道(道場)の負の面を容赦なく描いてるのも良いですね。ポンちゃん、ただ強いだけでなく、武道の持つヤバめな側面も漏れなく兼ね備えてる。やばいな、本作安定して面白すぎるというか、大した事件が起きてない回の方が面白い、というギャグ漫画として強すぎる風格を感じる。『ロボコ』より面白いかはさておき、明らかに私の好みに寄り添ってくれてる感が……。ギャグ漫画がここまでスタートダッシュ的にぶっ刺さるのも珍しい気がする(そもそもギャグ漫画が珍しいだけです)。

『SAKAMOTO DAYS』157話

 ハルマがスポーツにこだわる理由。 “ただの殺しだと” “あまりにもフェアじゃないからだ” 。これは面白かった。スラー一派のORDER(てか殺連)に対する恨みとも通じるものがあると思う。ただ、この理屈だと自分と同格、もしくは格上の相手にはスポーツ無視になるはずだが、そういうイメージが湧かない。
 一計が浮かんだシン、相撲で勝負。シンノ丸相撲だ。1番面白いからに決まってるだろ! スポーツでありながら初の格闘技、そして “お前の土俵” というのが面白い。

センターカラー『カグラバチ』23話

 当主、妖術使う雰囲気なので戦うかと思ったら戦わない。妖術によってアクセスする倉庫を見せるために必要だったらしい。これは意外で良いね。そしてこの妖術倉庫、めっちゃ欲しい。ドラえもんひみつ道具みたいなワクワク感がある。
 そもそも倉庫の説明をしてくれるのが怪しいのだが、当主は当主でリスクを背負って今ある危機を乗り越えようとしてた、と徐々に分かってくる。説明臭いのにもちゃんと理屈が用意されてるのが嬉しい。倉庫の中に人がいる(既存の情報)ので、それを人質に交渉できる、という展開もクズらしくて良い。

『Dear Anemone』3話

 本作の「(たす)ける」という表記、おそらく『ヒロアカ』オマージュですね。もしくはフォロワー。思えば初回の出来事であり、おそらく本作全体に通じる「主人公の足が勝手に動いちゃう」というのも『ヒロアカ』だ。3話になるまでここに気づかなかったのが悲しいくらい。松井先生が昔載せてた読切、モロに『ヒロアカ』の影響が色濃い絵だったんですが、影響は絵だけじゃなかったわけですね。
 水中バトル。語りは多いのだが、戦況の説明みたいな要素は全然ないまま、絵のみでバトルが進行する。なかなか面白いバランスだが、濃密な絵が魅力の作品というのは一見して分かるので、これはかなり良さそう。具体的に何がどうして、どう勝った、みたいな部分が特別分かりやすかったわけではないけど、それは今後良くなっていくだろうし、今回は水中なので難しめなシチュエーションだったと思う。
  “わ…分かんないけど” “多分そうだよね” “ありがとう” という主人公からの一方的な感謝。今週ここが一番良かった。主人公のキャラクター、2人の関係性が象徴的に現れてる。

『ウィッチウォッチ』146話

 絵本の世界に入り込む。「絵本入りこみぐつ~!」と猫型ロボットの声が聞こえてきそうな魔法だ。そして入った結果、絵本の内容が変わってしまうというオチまで同じなので不安になる。まぁ、本作は一応その変わった絵本の内容をもう一度見せる、という構成なのでそこは違うのだが。だが、正直いかにも篠原作品らしい構成なので新鮮さは少なかったかな。安定して面白い、というのはある。
 ただ、最後に「マッチ売りの少女」を出して “いや死んじゃうよ!” となるオチは笑った。たしかに死にオチは珍しいなw そして、それが無垢な子供が言ってることに若干の恐ろしさを感じるというか、軽いノリじゃ済まないような不安もある。幼稚園からあの本を撤収しないと怖いw

『アンデッドアンラック』197話

 ビーストがレベルアップして古生物を出せるようになる。古生物なら強い、という前提がよく分からないというか「人間を苦しめるために存在していた古生物」ってのが全然分からない。初めてに人間(魂)ありき、という設定がまず飲み込みづらいのに、余計にややこしくなっちゃった。
 風子の先代たちが出てきて「OFAっぽい」と先週書いたけど、否定者全員がOFAらしい。マジか。風子1人で「知らない人いっぱい出てきて戸惑うんですけど」という感じだったのに、否定者ごとに知らない人が出てきたら少し困る。メタな部分だと、いちいちキャラデザ考えなきゃいけないの大変そう。

『夜桜さんちの大作戦』216話

 ひふみの開花、内容が事前に分かっていたらしい。マジか。過去の事例って大した数じゃないだろうに、すごいな。この理屈だとあるふぁの開花ももう分かってるってことだよね。今回の「無限」と同じくらい旦が恐れてたものになるはず。
 無限。螺旋のイメージから無限というのは絵的にしっくりくるので、改めてのあのビジュアルは見事だったと思う。そっからヨーヨーという子供が好きそうなものに結びつけた(逆算)のも良い。
 正直ポテンシャルはひふみが最強だが、凶一郎おじさんに最強の座を譲るつもりはない。なぜなら最強は大変だから。ひふみ、説明を聞いても何も分からないんだけど、それでも印象として “おじちゃんがかわいそう” と真理にたどり着く。ここも良かった。最強の重みを分かってくれる同士が思わぬところにいた、という感動。

『逃げ上手の若君』147話

 攻撃をあえて馬で受ける。刃が抜けなくなり敵は転倒、当人はアクロバットで馬に着地。なかなか面白かったが、直後に馬を代える描写がないと違和感というか、馬のダメージ無視で走り続けるのが引っかかる。まぁ、馬上戦でこれだけ展開し続けることには本作の独自性を感じるのでそこは好き。
 若、峰打ちで戦うのには無理がある。さらには元々の怪我と疲れがあるので……。一応理屈の補強はしてるのだが、若がサシで戦って殺される(仮)のは結構なインフレを感じる。まぁ、吹雪は仲間という認識なので逃げの本能がいつもよりも発揮しづらい、みたいな理屈を勝手に付け足すと多少は飲み込みやすいかも。
 三途の川。本作で「死んだら光輪」システムが採用されるの無茶苦茶で面白いな。宗教色が強い描写なのに、別の宗教そのものみたいなキャラに採用される。一応言い訳は入れてたので、松井先生の中でも「かなり強引」というつもりなんでしょうね。

『鵺の陰陽師』40話

 兄妹は勝利。移動して狂骨に合流だが、既に優勢らしい。狂骨の方は省略か~残念だな~、とか思った瞬間に即合流するのでアガる。目まぐるしく事態が変化するのも面白いし、気になってた狂骨のバトルが早速見れるのも嬉しい、と思ったらバトルが大盛り上がりでさらに楽しい。あと、化け物の背中に若い女性(デカい武器を持った女性)が乗ってるという絵面もロマンですね。コンビネーションと、そもそも戦闘経験値が違うので圧勝、という展開も良い。
 まぁ、『HUNTER×HUNTER』団長から流用(たぶん)した『呪術廻戦』の東堂からの流用(たぶん)というのはいくら何でもやりすぎだと思うし、サポートに向きすぎてる能力なので戦闘経験とか関係なく勝てそうではある。

グリーングリーングリーンズ』13話

 オリバーくん、落ち込む珀のメンタルケアもしてくれるし、おそらく別の意味でメンタルに不調を来してる王賀さんの面倒も見てて良い子すぎる。こんな世話焼きな子だったのかよ。キャラ変わりすぎというか、どんだけ巨大な仮面被ってたんだよ。
 ゴルフは欲をかいた分だけリスクが高まるスポーツ。それと同時にメンタルのスポーツ。という今週の教えを踏まえた珀の一計が面白い。短めのPAR4のホール、一打目を全力で打つのではなく、ある程度コントロールが利く中くらいの距離を二度打つ。面白い。クラブにも珀の技術にも制限がある状態ならではのアイディア。今後うまくなったらこんなことを考える必要はなくなるし、最初に思いっきり飛ばして近づけた方が(木を越えれるなら)絶対に良いんだろうけど、このあれこれ戦術を考えて一つずつ実行していく感じにゴルフの醍醐味を感じる。そしてそれがすべて自分一人で完結するというあたり。まぁ、アドバイス程度だったら別にもらってもいいんだろうけど便宜上。
 ダブルボギー記念。王賀さんと次のホールで対決。たしかにダブルボギーを出した今だったら「絶対に無理」とまではならないギリギリのリアリティを感じる。別にプロでもボギー以下になる可能性はあるわけだし、珀はこの調子で成長を続ける可能性もある(そもそもバーディが目標)。めっちゃ良いタイミング。
 次回センターカラー。良いね。本作かなり好きなので嬉しい。できればアオリかどこかで本作の推奨略称みたいなものを用意してほしい。ツイッターアカウントとか作ってくれれば早いんだけど、それはまだっぽいので。勝手に「グググ」とか使い出したいんだけど、今回はめちゃくちゃ我慢して毎回全文字打ってるんですよ。めんどくさい。

『魔々勇々』24話

 魔王城にカチコミ。数々の頼もしい仲間と共に到着したが、「ここは俺に任せて先に行け」が連続して主人公が単身ボスの元へ、囚われの姫と再会……って急すぎない!? 再来週あたりに最終回が控えてます、みたいな勢いを感じるのだが、本作はまだ終わらないと思う。『ツーオンアイス』よりも遙かに終わりそうな雰囲気でマジ謎。グリシャはラスボスに見せかけて実は「奴は我々の中で最弱……」となるのだろうか。
 コート姿のコルレオかっこいい、とか思ってたらそのコートをミネルヴァにかけてあげるヒーロームーブ決めるので最高。グリシャの相手をパンネロが受け持ってなくてよかったなぁ……。
 修行の果てにエヴァンのチカラを少し使えるようになる。出た、内側に進むコマ割り。初回以来大人しいからマジ不安だったんですが、久しぶりに見れて良かった。ただ、コルレオが戦う度にあそこまでのギア入れられると読むの疲れるので悩ましいところだw

『累々戦記』12話

 メガネくんが死ぬ(死にかける)とメガネが外れる。ありがてぇ。誰もメガネ拾ってなさそうだけど、あれで生存したら視力大丈夫なのだろうか。心配になっちゃう。
 ブチギレで変身。卍解というよりは虚化の方が近いですかね。主人公が暴走状態に陥ったが故のスーパーパワーなのに敵陣営が2人同時に同じことをやってるのも良い。景気が良いし、単純に「こりゃ勝てないなぁ」という絶望感。
 お経の書かれたタイヤのバイク。当然のように『AKIRA』の金田スライドしてるので笑う。漫画でやってもしょうがないでしょうがw まぁ、「好きだからやんだよ」というのは分かる。
 そんなバイカー。メガネで嬉しいのですが、ヘルメットのデザインも凝ってて良かったですね。何ならバイクそのものよりも魅力を感じたかもしれない。

『ツーオンアイス』22話

 たっくんのペア転向発表。それによる社会の混乱と、きさはゆの2人にとってはタイムリミットとして4年後のオリンピックが設定される。
 たっくんのペアはトライアウトで選ぶらしいが、ほとんど逆シンデレラみたいな状態になっててたっくんらしいキモさを感じる。いや、トライアウト自体は普通の方法らしいけど。
 前から本作にはうっすらあったけど、女性ファンダムの有害性とか厄介な面を割と容赦なく描く節があって、あまりに容赦ないので読んでて少し不安になる。まぁ、たっくんが狂った大きな一因はマスコミやファンの受け止め方にあるからそこを描くのは理にかなってるんだけど。
 たっくんのマネージャー、相変わらず良い。同時に彼に好き勝手言わせる関係性を築けてるという点において、たっくんはまとも。やはり男性との人間関係は普通なことが多いんだよな。マネージャーによるヤバい人認定を彼自身が納得してみせるのとか、「意外とまともじゃん」ってなる。ただの全面的な悪人としないのは本作のすごいところだと思う。
 2人の結論。動揺はあるが外の世界のことは置いておいて、 “私たち二人だけの世界を 皆に見てもらおう” 。めっちゃ良い。大人すぎる。二人だけの世界にこもる話にも思えるけど、そこから “皆に見てもらおう” と結ぶ。外の世界との繋がりも残っててすごいバランス。めっちゃ感動的なのだが、二人がこうしてキラキラしてるとたっくんがまた狂ってしまうw

『ルリドラゴン』7話

 連載再開。おめでとー。連載形式の話、先週のブログに書いちゃったけど、誌面での発表は今週だったか。先走ってしまった。とりあえず、私としては紙ジャンプから撤退したあと、感想を書いた方がいいのか悩む。いや、理屈としては今まで電子版限定の作品は当然スルーだったんですが(読んでないし)、今回のプラス掲載は私みたいな紙版の読者に向けた配慮だとも思うので、悩ましいところ。まぁ、大変だから書かないと思う。
 本編。すっかり忘れてましたが、クリフハンガーで中断してたんでしたね。あまりに直後から始まるので笑った。改めてだけど、あそこで終わったのすごいな。
 雷の件は一旦保留。話としては、本作においておそらく初めての拒絶。嫌いとか仲が悪いとも違う、関わりたくないという感じ。めっちゃイヤだし、つらいけど、こういう距離感の人はリアルだな。実際にもこういう人いそう、てか多そう。つれぇ。
  “話しかけないでくれる?” を受けてルリが感情爆発させるわけでも、反論するわけでもなく、何も言えずに終わる。これまたリアルだ。分かりやすく劇的に絶望したりするわけでもなく、確実に傷ついてるが何もすることもなく黙って帰宅。つれぇ。ああいう傷つき方あるよな。リアルだ。てか、本作はこういうところが魅力な作品だったか。たぶん。あの “うす” からの1ページ素晴らしかった。その後、拒絶の件は保留のまま別の話になるのも面白い。

巻末解放区!WEEKLY週ちゃん

 炭焼きの後編。モノクロページに戻ってくるので写真は控えてよ。マジで何も見えない。テレビだったら放送事故とか疑うレベルの画質。まぁ、週ちゃんはツイッターに毎週公開してるから「そっち見てね」ということなんだろうけど、それだったら誌面はテキスト多めで、おまけ画像としてツイッターに上げるとかにした方が良かった気もする。暗い中で強烈な光を放つ様子の写真だから、ただでさえ見にくいんですよね。何も見えない。

目次

 JUMPマニアッククイズ。『キルアオ』ノレンがバイトしてるラーメン屋の名前。良い。絶対目に入ってるし、おそらく読んだその場ではちゃんと名前も認識してそうだが、今は名前までは思い出せない。絶妙なライン。やはり若い作品になってから出題が面白い。これで『ルリドラゴン』の超細かい固有名詞とか聞かれたら別の意味で面白いですね。本誌載ってたのいつだよ。

愛読者アンケート

 プレゼントページについて。これは熱い!! と思ったが聞かれてるのはプレゼントの内容についてであって、プレゼントページについてではなかった。要望としては、切手の無料を当たり前にしてほしいというか、した方がいいと思う。プレゼントいらないけどアンケート出したいって人もいると思うので。
 部活。帰宅部だよ。
 SNS。投稿、よくする。他人の投稿に対するリアクション、たまにする。

総括

 『ルリドラゴン』が復活したけど、今週は『ヒロアカ』が休みで、来週は『ONE PIECE』休み。今週の様子から察するに来来週は『呪術』が休みだと思う。ボロボロですね。まぁ、みんな計画的に休んでください。

 今週のベスト作品。『あかね』が圧倒的。巻頭に向けてすごい回ぶつけました、という気合いを感じる。
 次点は『ルリドラゴン』。平然と続きなので面食らったが面白かったです。

 ベストコマ。『魔々勇々』のエヴァンの再現。やっぱ『魔々勇々』はコレよ、という高揚感。

 最後に今週のベストキャラ。あかね。圧倒的主人公感だった。バトル漫画の覚醒エピソードでもあそこまでの主人公感はなかなかない。
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