北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

『ドラクエ10』遊び人クエが傑作でした

ネタバレあるよ

 ついに解禁となった『ドラクエ10』ver.4.3。真っ先に新職業「遊び人」クエを終わらせた人も多いと思います。ワタシもそうです。作業くらいのつもりだったんですが、これが意外なほどに面白い。感動しました。
 思えば、前回の新職「天地」の時も面白かったですね。アサヒちゃんとかいう傑作キャラが生まれました。ゆーえーにー!

今時の遊び人はユーチューバー

 こう考えるのが正しいよね?
 最初はイヤでした。「ドラクエでそういう現代ネタ入れないで……」と。ただ、進めれば進めれるほど良く出来ていてですね。
 まずは、ユーチューバーともう1つ、大きなネタ元となっている「インスタ映え」。これを掲示板に写真を投稿するから板映え、「イタ映え」と翻訳したのがスゴイ。節操ない流行ネタに見えるけど、すげぇちゃんとしてる。イタ映えの写真、投稿したことなくても毎週日曜にチェックしてますよね。いいねをして福引券もらってるよね。めちゃくちゃ『ドラクエ10』の日常に馴染んでた……
 そして、もう1つ面白いのが、「昔の遊び人とは違う」というのを何度も強調してた点。昔というのは当然『ドラクエ3』ですね。旧作ネタでありつつ、本作でユーチューバーという突飛なネタを放り込む言い訳として機能してて素晴らしかったと思います。

ペアレンツは賢者

 さらに素晴らしいのがペアレンツの存在。今時の遊び人を毛嫌いするマジメな両親は、賢者。『ドラクエ3』ですね。ユーチューバーが親世代に毛嫌いされる、というのも説得力あります。うまい。
 話を進めると、ペアレンツの正体が明らかになります。実は両親は遊び人でした。ある日突然悟りに目覚めて賢者になりました。徹底的に『ドラクエ3』だ……すごい。しかも、格好が原作の完全再現なんですよね。感動しました。再現を優先するあまり種族が変わってるのは爆笑でしたが、大丈夫、『ドラクエ10』の世界には種族変更券があるw しかも、その24時間縛りというのもちゃんと物語に落とし込んでるから素晴らしいです。

パイセンの正体

 新旧遊び人のくだりがあまりに秀逸だったので、ラスボスに関してはちょっと見劣りしたかもしれません。まぁ、最後はまんまと感動してしまったんですがw
 一見ムダに思えていた新遊び人の行動が、愛が形となって……というのはまんまとやられました。しかも、その機能を加えたのが父親であるってのも良いよね。みんなの善意が絡まり合ってる。


 ということで終わり。キャラ萌えぶっぱで魔法少女モノみたいなことやってた天地クエから一転、現代ネタをぶっ込みつつ、未だかつてないレベルで旧『ドラクエ』ネタが詰め込まれて、どちらを否定することもなく、互いに認め合うことの大切さを説いた傑作クエだったと思います。果たしてメインストーリーver.4.3はこれを越えられるのか……(まだやってない)
 最後に、「遊び人は定職への引け目があって憧れさえしてる」というのが出てきたのも好きでした。ユーチューバーとしても当てはまるんでしょうが、こうなるとニート感がすごいw

できるキッズ 親子で楽しむユーチューバー入門

できるキッズ 親子で楽しむユーチューバー入門

『アントマン&ワスプ』の感想

 あの陰鬱な気分にさせられたMCU10周年記念作『インフィニティウォー』から数ヶ月、MCUの中でも屈指の明るさを誇る『アントマン』の続編です。新作も素晴らしく、キャラ萌え、アクション、ギャグ、てんこ盛りでした。

 いきなりネタバレになりますけど、問題は『インフィニティウォー』とどう折り合いをつけていくか、ですよ。どうするサノっさん。

 『インフィニティウォー』鑑賞前は「サノス戦に駆り出されないらしいけどアントマンさん元気?」みたいな感じもありましたが、鑑賞後は「ひょっとしてアントマンが打倒サノスの秘密兵器になったりして……」という期待も正直ありました。
 それは半分くらい正しくて、残りはまだ分からない。
 本編があまりに楽しいのでサノスの件すっかり忘れてましたが、ポストクレジットで現実に叩きつけられました。よりによってアントマンが単身量子世界に行った時に指パッチンしなくても……。半分こどころかアントマン以外みんな消えちゃいましたよ。そもそもアンドマン量子世界に取り残されてどうなんの……。
 と、どんよりした気分になりながらクレジットを眺めていたら最後にアリドラマーが出てきて救われました。ひと笑いで大分救われたぜ……。ただ、テレビ放送が不全になってたりして世界は大混乱っぽいですね。そりゃそうだ。

 『インフィニティウォー』不参戦だったのは自宅軟禁だったから。『シビルウォー』での件が原因。
 だとしたら、ホークアイが『インフィニティウォー』出なかったのも同じ理由なんですかね。指パッチンでは『アベンジャーズ』初期メンを残す、という神の意思を感じましたが、だとすると次の『アベンジャーズ』ではホークさん復活ある??
 てか、『シビルウォー』のラスト、キャップが刑務所から助けてくれた風でしたけど、あの後フツーに捕まったんですね。まぁ、家族を守ること考えたら逃げるのは難しいのかな。単身だったらピム親子のチカラで何とか出来そうな気もしますが。

 そんなピム。親の方。マイケルダグラス。めっちゃ出番あるので驚きました。超頼りになる裏方、『ホームカミング』風に言えば「座ってる人」だと思ってたらめちゃくちゃ前線についてくるし、最後にはまさかの量子世界入り。つまり、スーツですよ。初代アントマン再び。これはビビりましたね。
 もちろんミシェルファイファーが満を持して登場したのもアガりました。量子世界での暮らしを経たミシェルファイファーは、なんつーか超常的というか謎の神感あって面白かったです。強そうなドヤ顔。本作の悪役が抱える問題を手をかざすだけで解決したのには思わず笑いました。万能すぎるやろ。そして、理屈が分からんw(ミシェルファイファーの佇まいに丸め込まれた感)
 まぁ、そんなスーパー老夫婦も仲良く指パッチン消失というね……。

 本作は父と娘の物語です。大体のキャラクターが父娘のドラマを抱えている。
 前作は師弟のドラマであり、親子のドラマだったと思うんですが、続編では少し限定的になった感じですかね。
 前作、本作どちらの悪役も師弟もしくは父娘の問題が原因でヴィラン化します。事情がこじれた結果、憎しみの矛先は大体ピム博士に向くのが特徴ですね。スコットではない。本作は特に顕著ですけど、物語的にはスコット、かなり影薄いです。スーツも常に不調でもごもごしてます。
 ひょっとしたら『シビルウォー』にジャイアントマン解禁を奪われたので扱いに困ったのかもしれませんねw

 父娘の物語が幾重にも紡がれてるのと共に、本作は「閉じ込められた人が外に出る話」ですね。スコットの自宅軟禁、初代ワスプの量子世界、などなど。悪役が治療のために不思議な個室に入ってましたけど、あのアイテムも意図的なんでしょう。
 そして、それぞれが外の世界に飛び出してハッピーエンド。やったね!!と思ったらスコットが量子世界に閉じ込められる……


 ウウッ……ということで終わり。結論としては、サノス許すまじ。キャプテンマーベルはやくきてくれー!!(クリリン)

コミックホットミルク2018年10月号の感想

 Komiflo登録したんで感想やるよーシリーズ第2弾。
 どうでもいいけど、雑誌の正式タイトルがよく分からないです。「ホットミルク」「コミックホットミルク」「HOTOMILK」どれなんだろう。検索とかの事情を考えると「ホットミルク」はくっそ不便ですね。

 Komifloの話になりますが、配信時期が紙版の発売から少し遅れます。全部同日だと思ったんですが、そうも行かないんですね。
 あと、収録内容も少し違う。紙版と見比べたわけじゃないんですが、公式サイトには書いてある1本がない。理由は分かりません。あと、目次もないし、読者ページもないです(後者は元々ない可能性も)。
 ホットミルクを目当てにがKomifloに引っ越しを考える際は注意が必要です。

 短い連載は拾おうと思います。

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『生徒会役員共』486話の感想


 ぐへへ、水曜更新ですよ。嬉しい。ぶっちゃけ時間かかる記事じゃないから腰さえ上がれば楽なんですが。

#486

 ※マガジンと単行本掲載の話数では1つズレが生じています。当ブログではマガジンに掲載されてる話数に準拠しますが、本来正しいのは単行本の話数です。上記の話数に+1したのが単行本版の話数になります(この段落テンプレ)。

 扉はパリィさん。マフラーに衝撃を受けるも「秋だからね!」と納得も出来る。本作に「実際のところ秋ってほとんどないよね」とか言われたくない。季節ネタ欲しい。
 てか、アオリがパリィさんのこと「天然系」と言ってて少し驚きました。誤解によるズレが主だと思うので天然とはニュアンス違う気もするんですが、ざっくり紹介するならまぁ天然ですね。それも分かる。

 今週は十五夜。月見です。マック以外で月見を意識したことがなかった。偉い。
 てか、1本目から4コマの方法がぶっ飛んでるのでひっくり返った。1コマ目の導入でスマホを持つ会長を描いたら、あとは全部スマホの画面。のみ。LINEっぽい連絡アプリの画面のみ。すごいアバンギャルドである。文字とアイコンのみなんだけど、それでもいつも通りの生徒会の日常が描かれてる。文字だけでしっかり起承転結あって4コマっぽい風格も感じる。それでいて、オチ(ボケ)の内容は文字会話ならでは。すごい。
 よく考えると、LINEの場合は自分の発言は右側に表示されますよね。今回描かれてる発言はすべて左側、つまり自分以外。会長目線ではないのか? だとしたら次に怪しいのはタカくん目線だが、タカくんの発言も当然左。では、視点がコロコロ入れ替わってるのか……というマジレスは野暮なのかなw 無理矢理理屈を付けるなら、誰目線でもないって感じでしょうか。
 細かい発言を拾うなら、パリィを誘おうと提案してるのがスズってのが良い。パリィさんとの繋がりが特別強いんですね。

 パリィさん登場。月見会場はおそらく津田家。
 パリィさんがカタコト由来のボケを投下。他の人がこのボケやったら「ベタだなぁ」ってなりますけど、パリィさんだと違和感ないですね。そして、何気にこのネタ、今週のラストに向けた布石という見方も出来るから秀逸です。構造美を感じる。
 あと、横で「ハイハイ」みたいな顔してるスズが最高ですw

 満月といえばオオカミ男。映画が怖かったという話をしてるのに「フィクションでしょ」と切り捨てるスズはちょっとやりすぎだと思うの。これは当たりが強いスズさん怖いというよりは、マジで怖がってるから平静を保つために過剰に否定してると考えた方がいいでしょうね。てか、よく考えると映画がフィクションなら怖くないってのもちょっとズレてる。
 「満月」「オオカミ」で会長がオチ。男がオオカミになるってのは割と思いつきやすいけど、「満月」の方は予想外で笑ったなぁ。月の満ち欠けをひどい例えに落ちたのも良いし、頭ごなしに否定しないタカツッコミも最高。

 団子。何気に会長の「月」のネタが連続してるんですね。実は見えちゃう危険性かなりあったのではないか。
 ということで、月と団子の他にー??ということで会長がオチ。なんだけど、これめっちゃエロいと思うんですよ。ちょっとオオカミになってしまいそうなレベル。そもそもスカートの下からシッポが見えちゃってる状況が大好き(細かい)というのもあるんですが、単に「この下に……?」と想像をかき立てられるのがヤバイ。会長の、見たい……

 スズとパリィさんに場面は移って、改めまして月のウサギの話……そうは行かないとアリアが乱入してきてオチ。前のネタから続くんかいw これは不意打ちであった。まさかここでアリアの聞き違いネタが飛んでくるとは。聞き違いの方法もトリッキーで面白いですし。何より、会長なら突きたい……(オオカミ)

 ラストページは8コマ。前半4コマはかなりカチッと起承転結してて、そのまま連歌のように4コマを加えていく形。それでいて後半の4コマだけ切り取ってもきれいに起承転結してるのでスゴイ。
 ボケはタカくん。たまに飛び出るタカくんの天然ネタ。調子に乗るタカくん可愛すぎるw
 お題は「月が綺麗ですね」。当然夏目漱石のアレですね。二次創作というか、月が綺麗ですねのエピソードだけが一人歩きしてるような印象すらあります。そんくらい有名。実際、本作の中でも夏目漱石の説明は一切ナシ。知らない人は置いてくスタイル。こういうの珍しい気もする。柱アオリとか知らなかったらマジチンプンカンプンですね。アンサーのフレーズが「死んでもいい」です。物騒だw
 気になったのはパリィさんの存在。2本目のパリィさんのネタはここへの布石だと思うんですが、パリィさんはさすがに「月が綺麗ですね」知らないんじゃないかしら。ラストに小さく顔が映ってますけど、パリィさんは驚いてないようにも見えます。ただ、パリィさんはキャラ的に意味を知っててもそこまで驚かない気もしますね。
 関係ないけど、「月が綺麗ですね」大喜利としては『聲の形』が結構好きです。先日の映画、録画はしたけどまだ観てません。出てくるといいな。


 ということで終わり。今週はとにかく会長のことをやたらと意識してしまうというか、無駄にそわそわしてしまいました。あんなん言うのずるいやろ。言うだけで見せないとか最強やろ。
 なので、一番好きなネタは会長の団子なんですが、ネタ的な意味で好きなのは冒頭のLINEになりますかね。トリッキーな見せ方が最高でした。ラストの8コマも相当攻めてると思いますけどね。

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週刊少年ジャンプ2018年40号の感想

 台風がとんでもないですが、お元気でしょうか。

 ジャンプ40号です。もう40か。

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『検察側の罪人』の感想

 いえーい、久しぶりに映画の感想。「これは書かずにはいられなかった!!」というわけではないです。フツーに好きな映画。好きすぎると逆にブログ書くの億劫になるタイプです。あれもこれも、になりやすい。

 観る前、初めて知ったのは映画館での予告かな。「キムタクと二宮共演!!」みたいな押し出しされてて「じゃあワタシは関係ないです」とか思ってました。狂気の犯罪者の狂気っぷりがなんかデフォルメされてるようで嫌な感じもあった。……この点に関しては観た後も同じ印象なんですが、そもそもアイツそんな大事じゃなかったのでトータルでは問題ないです。まさかアイツが終盤空気になるとはなぁw
 しばらくして、予告が新しくなりました。公開直前の予告かな。これが一気に面白そうで、「ちょっと観てもいいんんじゃない……?」とか上から目線。ツイッターとかでも良い評判聞くので行くしかないな、と。

 行ったら、良かったです。どうでもよかったキムタクと二宮の件に関しては、キムタクがすげぇ良かった。おいおいキムタクの今後が楽しみじゃねぇか……とかマジで思ってしまった。けど、この時に予告でやってた『マスカレードホテル』のキムタクはあんま興味引かれませんでした。なんでや。
 二宮和也に関しては、そんなに。熱演なのは分かるけど、大声で見せ場にする場面が多すぎてちょっと引いた。
 逆に、キムタクは静かな場面での、静かなキムタクが予想外で良かったです。特に、かっこよくないキムタク。最初から「憧れの先輩検事!!」という感じで出てきたけど、徐々に小物っぷりが明らかになってきて、そのにじみ出る小物感、悪に染まることへの抵抗感がすんごい良かった。友人の自殺を電話で聞かされた際のオロオロぶりとか最高でしたね。分かりやすく光と影がキムタクの顔に浮き上がってるのも面白かったです。分裂、分断感。
 あと、やっぱ初めての殺人の場面も良かった。何とか頑張って一発目を撃ったのに相手がなかなか死ななくて「当たっただろ……?」とつぶやくのがマジ最高。人殺したことないですけど、分かるわー!!ってなりました。殺したことないですよ。
 あの場面、キムタクが文字通り「一線を越える」場面なんですけど、立ち入り禁止のロープがかかってて、その向こうで殺すってのが面白かったですね。映像のダジャレ。キムタクが立ち入っちゃいけない一線を越える。

 期待も不安も半々くらいの気持ちで観始めたので、しばらくは「えっなにこの映画……」と不思議な気持ちでした。セリフ量が多く、そのセリフ回しがヘンテコなんですよね。無駄に回りくどかったり、演説臭いというか。
 それでいて、編集のテンポ、カット割りがものすごくヘンテコ。観ながら何度も「そこで切る?」と驚いてました。その度に現実に戻るので良くなかった。まぁ、独自の味が出てるのは間違いないのでプラスの意味もなくはないのでしょう。

 あと、良かったのは終盤になるにつれてめちゃくちゃ分かりやすく盛り上がるのが良いです。物語の理解度は人それぞれだと思いますが、どんな人でも「いよいよ盛り上がってきましたー!!」とアガるのは間違いないというか、盛り上がってるのは分かると思います。
 複雑な話をしているようで、意外と分かりやすい、シンプルに楽しい作品だったと思います。場面もいろいろ動くし、車、バイクの移動も多く、何より殺しますね。正体がバレて、みたいな部分も分かりやすいです。


 ということで終わり。文字数1.5kくらい。このくらいだったら週一で書けるかもしれない……書けるといいなぁw
 あーあと、キムタク検事ということで『HERO』との比較も楽しかったですね。意外と『HERO』組の役者が多い。ただ、キムタクと対立したり、キムタクを悪に引きずり込むような役なので「因果なもんですなぁ」とニヤニヤしてました。

検察側の罪人 上 (文春文庫)

検察側の罪人 上 (文春文庫)

検察側の罪人 下 (文春文庫)

検察側の罪人 下 (文春文庫)

快楽天2018年10月号の感想

 Komiflo登録したんですよ。その後初めて配信されたということで、通しで読みました。なんか驚くほど面白かったので感想書きたくなりました。
 続けるかは分かりません。連載以外は全部読みましたが、続けた場合全部読むかも分かりません。

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『生徒会役員共』485話の感想


 本編は2学期だけどリアルはまだ夏休みだよ!!ということ書きたいので8/31までに書けてよかった。

#485

 ※マガジンと単行本掲載の話数では1つズレが生じています。当ブログではマガジンに掲載されてる話数に準拠しますが、本来正しいのは単行本の話数です。上記の話数に+1したのが単行本版の話数になります(この段落テンプレ)。

 扉はアリア。アオリのフォントが何やら変わってて驚きました。「なんか違う」くらいだったけど、見比べたら縦書きから横書きに変わってるので大改革でした。書体とかそういうレベルじゃなかった(節穴)。

 最近の食事の固さについて。柔らかいものが増えたのでアゴが云々。とはいえ、本編に「あご」いう単語は一切なく、サブタイでのみです。オチを含め「あご」の話なのは間違いないですが。
 下ネタとしては割と定番な感じではあるんですが、言い方、シチュエーション、そして誰が言うか、でこれだけ豊かな味わいになるからスゴイ。もちろんそれを補強するツッコミも見事ですね。そもそも、会長は定期的にくわえてないだろう、という点もあり、いろいろとおかしいw

 割れ物を箱に入れる時のライフハック。なんだけど、オチはかなり飛躍するので笑った。アリアの聞き違いシリーズではあるんだけど、出てくる場所がおかしいし、聞き違いもなかなか強引であり、「なぜそこに」の件についてはツッコミでもスルーされるから面白い。あれだけエクストリームな場所から出てこられると聞き違いも多少無理しても違和感ないというか。それどころじゃないというか。

 津田家。動物愛護週間らしいのでコトミがムラサメくんと遊ぶ。何気にムラサメくん結構な出番である。最近は置物みたいな登場が多いですからね。食べるし、アクティブに動く。あんなゴロニャーンみたいなポーズするんだ、となかなか新鮮でした。
 んで、オチ。どうなるのかと思ったらコトミの中二ネタ。ただ、ボケよりもフリの部分がフツーに和むので‥‥というタカツッコミが良い。読者の総意としても正しいのではないでしょうか。兄として、飼い主としてああ感じるのもよく分かる。

 スズたちが水泳の授業。「しっとりスズ」というサブタイがなんか良い。すごく好き。
 学校のプールあるあるになるのかな、トイレ問題。個人的にはプールが嫌いすぎたのでそういう記憶かき消されてるんですが、言われてみればたしかにこの問題はありそう。よほど充実した施設の学校じゃなければ身に覚えある人多いんじゃないかしら。
 オチは轟さん。後半の2コマはぶち抜きなので実質3コマなんだけど、コマの枠線は残ってて、ちゃんとオチの部分は4コマ目に収まってるのが面白いです。ただ、視点の順番、セリフの順番は「3→4→3」なんですよね。最後のツッコミは3コマ目なんだけど、一旦4コマ目のオチを見てから‥‥になってて、それが違和感なく読めるからスゴイ。4コマ漫画って面白い。
 轟さんのヘルプ。一応全身が隠れるのでスズの要求には100%クリアしてるようにも思えるのが良いですね。そこに轟さんの解釈が加わることで途端に「謀ったなーっ」になる。

 ムツミ。水泳の話だとムツミの出番多い気がします。とりあえず、泳ぎの部分はムツミに任せとけばおk、みたいな感じある。
 そんな運動系どんとこいなムツミに対してパリィさんが比喩。人魚ではなくスポーツカー。同じ泳ぎのうまさに関してでも美しさではなく、単純にスピードですね。パリィさんといえば比喩表現、みたいな感じが出来上がりつつありますかね。まぁ、シチュエーションも同じなので狙って同じこと繰り返してるって話だと思いますが。
 からのオチ。話を聞いてないムツミがオチ。これめちゃくちゃうまいですね。非下ネタでありつつ、3人の個性がしっかり出つつ、ちゃんとムツミが落とした感がある。会話と無関係だったムツミが落とせる、というのがスゴイ。まぁ、ムツミの元々語られてるキャタクター(大食い)に基づいたネタなので、初めて本作を読んだのが本話、という人には飲み込みづらいネタなのかもしれない。とはいえ、そのリスクの代わりにファンには説明の部分が省略されてるので「そうきたか!」という驚きが強いんじゃないですかね。すごいよかった。

 保健室。ムツミとパリィさん。何気にこの2人の絡み多いですね。直前のネタではムツミのペース(非下ネタ)でしたが、今回はパリィさんペース(下ネタ)。
 てか、ムツミが保健委員とか初めて聞いたんですけど?? えっ、初めてだよね。あまりに当たり前のように出てきたので忘れてるだけなのか心配になってしまったんですが、多分初めてだと思う。本作たまにこういうことあるからな。突然まったく新しい設定をしれーっとぶっ込んでくる。
 んで、保健委員と聞いたパリィさんが反応してオチ。パリィさんお得意の日本文化の誤解ネタなんですが、やっぱムツミ相手にド直球に下ネタぶつけられると背徳感というか単にハラハラがありますねw あまりにド直球すぎて1ミリも理解できないので逆にセーフ。ムツミ強い。てか、オチの内容も「よりによってムツミにそれやらすなよ」という感じがあって面白いと思います。2人の個性が相乗効果になってるというか。

 ラスト。生徒会室でタカくんスタディ。会長に数学を教わって、「あーなるほど」。そのフレーズはダメだ‥‥と思ったら案の定アリアw こちらの想像を超えるレベルで聞き違いしてたので笑いました。強引かと思いきや結構うまくもありますよね。言葉が近い。
 てか、聞き違いネタ今週2回目なんですけど、登場の仕方でオモシロを狙った1回目と比べると今回の登場は至ってシンプル。シンプルというか何もないと言っていい。これはアリアの心の動きと連動してるんでしょうね。「○○って言った!!?」とテンション高く突っ込んでくるのではなく、「分かり合えたね‥‥」と静かにしみじみと。
 そもそも、その話の流れで手さわりたくないw


 終わり。久々に金曜更新となりました。もちろん理想は水曜だけど、個人的には金曜あたりが楽かな、と思います。もうちょっとジャンプを早くできたら木曜、水曜と早めたい気持ちもあるんですが。
 今週のお気に入り。ムツミのネタですね。プールの方。驚きとしては保健委員なんですが、ネタとして好きなのはプールの方です。フリの部分にオチの説明を入れない、読者の事前情報に頼ることで「そうきたか!」という膝ポンがあったと思います。

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昨日の感想の感想

 このタイトル気に入ってないわけでもないけど、考えるのめんどくさいってのが第一です。

今週のジャンプ

 なんか面白かった気がするんですよ。全体的に。「めっちゃ良かった!!」って作品が多い。いつもは1つあれば万々歳だと思うんですけど。まぁ、期待度との兼ね合いもあるので面白い作品はそりゃ常に複数ありますよ。『ゆらぎ荘』と『ハイキュー』で毎週2はまず間違いない。

なぜ面白かったか

 各作者が頑張ったからだろって話ではあるんですが、ちょっとその原因がワタシの方にあるのではないか、とか考えてしまうのです。
 特に今年の夏は暑くてですね、夏バテがひどいんですよ。またこの話です。自分史上最高の夏(バテ)。
 バテるとですね、心と体の相互関係を実感します。体が悪いと心も悪くなります。今年の夏は陰鬱としたり、意味なく落ち込んだり、意味あって落ち込む際の落ち込みレベルが許容しきれなくなったりしました。
 つまり、単に体調よかったからジャンプ面白く感じただけじゃねぇの??という疑惑ですね。まぁ、こればっかりは分からないですよ。『勉強』あたりは今週の面白かったって人多かったと思いますが(明らかに珍しいことしてる)、他の部分に関してはアレだなぁ。
 あと、『鬼滅』感想で『アナ雪』との一致について書きましたけど、あれ、たまたま読んでた本にそういう話が出てきたからですw 話も面白かったと思いますが、偶然の一致にテンション上がったのも少なからずあります。

スクリプトドクターの脚本教室・初級篇

スクリプトドクターの脚本教室・初級篇

感想なんて後付け

 こないだの桑田佳祐インタビューでも出てきたし、その時の感想にも書きましたが、何かを言葉にして語る時、大体は後付けだと思います。頭の中に、心の中に芽生えた思考や何かを正確に言葉に出来てる自信はない。言葉にしやすいようにズルズルと偏っていく……というのは間違いなくあると思います。少なくとも、ワタシの感想にはあるよ。
 よく言ってるんですが、『銀魂』の感想ってよく何書いたらいいか分からなくなるんですよ。それは面白くないからではなくて、言葉にしにくいからです。


 終わり。感想の感想、別の記事にしないで本記事に組み込めよって気もしたんですが、まぁ本編の感想って感じではないからいいじゃないですか。放送後記みたいなノリです。放送したことないけど。

週刊少年ジャンプ2018年39号の感想

 雑誌の定額サービス、サブスクリプションサービスを最近始めたんですよ。なかなか快適で気に入っております。
 ただ、ジャンプの電子版に手を出すかというと、話はまた別です。電子版も便利だとは思うけど、『ニセコイ』ケンティーの写真見たいし……(大嘘)。電子版に手ぇ出したらブログの更新がさらに1日か2日遅れると思います。紙と電子両方買うのも1つの考えなんでしょうけど、貧乏性なのでめちゃくちゃ抵抗ある……

 dマガジンと楽天マガジン、果たしてどっちが良いのでしょうか(前者にしちゃった)。ジャンプ39号スタートです。

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『生徒会役員共』483話484話の感想


 一挙2話です。休み明けなのでプラマイゼロ。ありがてぇありがてぇ。

 ※マガジンと単行本掲載の話数では1つズレが生じています。当ブログではマガジンに掲載されてる話数に準拠しますが、本来正しいのは単行本の話数です。上記の話数に+1したのが単行本版の話数になります(この段落テンプレ)。

#483

 扉は古谷さん。浴衣。突然アオリが「納涼!キャラクター浴衣シリーズ」と言い出したのでビックリした。たしかに連続してたけど。今までも扉の格好がシリーズ化することあったと思いますが、こんなこと言ってこなかった気がする。

 1本目。コトミとトッキー。コンビニのお会計にて、ゾロ目が出ると嬉しい。2人とも「嬉しい」で共通してるし、下ネタとか、トッキーの感情が台無しにされた、とかそういうオチではないんだけど、いかにもコトミらしいオチなので面白い。数字の解釈の違い。もちろん同級生に対して「今の若いコってそーなの?」となるトッキーも良い。

 古谷さんと会長。この2人の仲の良さはまた魅力的ですね。アリアと会長が仲良いのとはちょっと違うニュアンスがある。部屋決める時も一緒で、遊びに行って、今は世話してる。
 夏のカレー事情。暑いからこそ辛いもの、というのは分かるが夏は薄着をしてるからー??というオチが良い。結構目から鱗というか、盲点でした。色っぽいオチになってもいいんだけど、女2人きりなのでカラッとした感じになってるのも良い。ここにタカくんいたらかなり違うよね。

 泊まる。これだけで1話やってほしいくらい興味あります。めっちゃ面白そうですね。
 予定にない泊まりなので、服問題。こういうやりとりも同性ならではですね。
 前のネタでは上の話でしたが、今度は下。古谷さんの「何で持ってんの」的な言動も面白いし、会長の下ネタ的なフレーズながら語気の強いツッコミ、というのも新鮮で楽しいです。

 七条邸。橋高さんと出島さんとアリア。橋高さんと絡む時は出島さん、うっかりミスしがちよね。橋高さんを立てる意図もあるんだろうけど、結果的に出島さんの新しい面が出てくるので嬉しいですね。
 んで、オチは出島さんの前職ネタ。最初の頃は開発関係のお仕事が前面に出てたけど、最近は女優ネタが多いですね。いや、2つが同じものを指してる可能性もあるんですけど。
 てか、アリアがあっけらかんと「名前検索したら出た」とやってるのがスゴイ。結構大変な事態だと思うんだけど、アリアが軽い。やったぜラッキー程度の軽さ。

 スズと轟さん。夏なので紫外線対策。対策グッズを取り出して女子力、からの轟さんが特大のオチ。なんで持ち歩いてんだよ感がすごい。好き。
 スズのツッコミがまた勢いあって良いんですよね。語気強めのスズツッコミは良い。急いで対処しないと、という緊迫感もありますね。

 ラストページは8コマ連結。津田家。ウオミーいます。歯磨き。長時間歯磨きするのがいいらしいので、テレビ見ながら。ちなみに、その知識を授けたテレビ番組にはユーリ出てます。珍しいですね。トリプルブッキングから1人だけ出てくるんだと大体シホだと思うんですが。
 構成としては、前4コマがフリで、後ろ4コマで落としまくる。誤解ネタが2連続で決まるので笑った。誤解が加速していく感じが最高ですね。ウオミー本人は歯磨き中なので喋れない、だから言葉で説明できない、というのもうまいです。もう答え出てるのに伝わらないw

#484

 扉は会長。浴衣です。アオリで「ラスト」と断言されました。まぁ、次回から新学期らしいのでそりゃそうか。次回まだ8月だけどね。

 レアだけど最近だと割と出てくる天草家。にて会長とアリア。
 ケーキを作ったので振る舞う会長。ショートケーキ作るってなかなかですね。相当すごいと思う。趣味とかそういうレベルでしょ。
 んで、アリアからお返し。アリアは何を作るのかというと、でオチ。スケールがすごいw

 ということで、七条家。夏の終わりにみんなでプール。会長へのお返しだろうと残りの2人も呼びます。優しい。
 個人宅のプールだけど、おそらく屋内。それも浮き輪使って遊べるような規模。やばい。でかすぎる。屋内ってのは猛暑対策ってのもあるんじゃないですかね。プール行きたいけど、今年の夏はそんな楽しめない‥‥よしプール作ろう!!みたいな。七条家の発想こんな感じじゃないかしら。作者でもいいんだけど。

 プールということで水着。セリフには出てこないけど、水玉なんですね。アリアの水着。芸が細かいw
 んで、水着で水玉といえばー??というようなオチ。出島さん用意周到で笑うけど、これ角度とかポーズも大事になってくるからアリアと出島さん練習とかっしたんじゃないかしら。それはそれで微笑ましくて良い。下ネタにかける情熱。

 速く泳ぐ練習をするスズ。遊びなのに、というのがスズらしい。
 バタ足の練習。補助役のアリアが抜けてタカくんin。タイトル通り「うれしはずかし」なスズの変化が楽しいんですが、この4コマ、スズ一言も発してないんですね。ビフォーアフターを見せるのに言葉はいらない、むしろ邪魔。引き算の美学を感じる。アリアの時は顔あげてたのに、タカくんの時は顔水中に埋めてるのもいいですね。もちろん顔を隠す意味もあるんだけど、泳ぎとしてガチ感がある。

 タカくんと会長。タカくんが浮き輪に乗って優雅に余韻に夏休みの余韻に浸る。息抜きができました。‥‥ん? 息抜き??ということで会長が当然のように反応。頻出ネタというか、定番の流れだと思うんですが、定番なだけにタカくんも動じないw 下ネタに対してツッコミではなく、一本うまいこと取りに行く。ちょっとこれスゴイ。会長の下ネタが定番なのはちゃんと分かった上でのネタなんですね。今日のタカくん強い。

 明日から新学期らしい。来週まだ8月なんですが。計画がずれたのかな。今回の一挙2話のせい?
 夏休み明けあるある。イメチェンする人がいる。ということで、会長もイメチェンをご所望。このフットワークの軽さというか、好奇心の強さ、会長らしいですね。
 んで、会長のイメチェン案でオチ。見た目じゃねぇんだw 大体女子学生の夏休み明けイメチェンってギャル化が定番だと思うんですが、まったく違うアプローチなので笑った。

 ラスト。イメチェンを試したい会長。結局は遊びたいだけですね。やんちゃタイムに近いものを感じる。
 会長渾身の毒舌「小便臭いガキ」にアリアが反応してオチ。この手のネタはコトミかスズが今までは多かったと思うんですが、今回はアリア。今回のネタの特徴はなんといってもプールが七条家のものって点でしょう。海とかよそのプールでするのとはワケが違う。仮にここでコトミがやったとしたらちょっと笑えない可能性もあると思いますが、実際はアリアが体を張る。アリアくらいになると「自分のだからいっか」みたいな発想もあったのではないか‥‥とか考えられるからまた面白いです。


 ということで終わり。夏休みも終わるそうです。リアルではあと1週ありますけどね。やっぱ一挙2話が予定外だったのかな。
 今週のお気に入り。後半のタカくんの息抜き。これは良かった。割と定番の下ネタ‥‥から一捻りある。その一捻りが作品と読者の関係性でもあり、会長とタカくんの関係性を表してるのがめちゃくちゃ面白い。
 前半からだと歯磨きが好きですね。8コマの使い方が特徴的で好き。

週刊連載の感想を毎週やってると世間の評価とのすり合わせがしづらい

 タイトルで全部説明しきってしまうシリーズ。もうそれだったらツイートでええやん。

毎週感想やってると自分純度が高くなる

 特にジャンプの話。ワタシは早売りを買うので特にそう。月曜以前に初読を終えてしまうので、大体そこで感想がぼんやり決まる。その後でそれを文章にする、というめんどくさい作業、苦行を毎週行う。なので、「今週の○○ヤバイ!!」みたいな人の感想を本編を読む前に目にする可能性はほとんどない。ネタバレを踏んだ場合のみ。

 毎週、毎話感想を文章という形にしますので、当然凝り固まります。「本作はこういう見方をしたら面白い」と自分で思ったものが重要視されます。偏りでもあり、幸せなことです。面白いからみんなやるといいよ。めんどいけど。

フツーは毎週読んだり感想やったりしない

 単行本派の人もいれば、評判になった作品だけ一気に読む人もいます。そういう人が感想を発する場合、ワタシとの間にタイムラグが発生します。
 毎週ジャンプ読んでるけど、たまにしか感想を発しない人もいます。そういう人はおそらく何かのキッカケ、アニバーサリーや神回の際に感想を吐くのでしょう。
 どちらにしても、ある程度の期間の印象が積み重なった上での感想です。つまんない回が3話あり、面白い回が7話あった場合の感想が「面白いよね」になるかもしれません。
 話題になった作品を後追いするような人に関しては、スタートの時点から「面白いらしい」ですので、感じ方は違います。毎週やってると「この作者まったく知らんけど意外とええやん」「いやいや意外とどころじゃ……」みたいなこともあり得ます。これは結構毎週やってて嬉しい瞬間ですね。

毎週の結論と一定の期間を踏まえての結論

 さきほども書きましたが、毎週感想やってると感想が凝り固まります。今は他人のジャンプ感想読まないから(減った)、特に凝り固まりやすいってのもありますが、多かれ少なかれ偏ります。「俺の見立てが間違ってた!!」と勝手な思い込みでマイナスな印象が強くなることもあります。逆も然り。逆はとても幸せな体験ですね。
 とにかく、自分の見方、自分の評価が語りがちなので、後からやってくる世間の評価とのギャップに面食らうこともあります。
 逆に、毎週やってる他人の感想の場合は、毎週「へーそんな読み方もあるんだ」「えっあれ面白かったの??」とかなりますので、ギャップはありますが、まだ小さいです。小さいし、話題がピンポイントなので納得、というかすり合わせがしやすい。来週から「好き(嫌い)な人もいるんだねー」と頭の片隅に置きながら読むことが出来ます。鉄は熱いうちに打て、的なアレだと思う。たぶん。

ツイッターにて

 ジャンプとはまったく別のジャンル(と思ってた)の人が突然ジャンプの話をすることがあります。当たり前のようにジャンプ読んでる人が多いってのはジャンプの強さなんでしょう。
 たまに、「『ジガ』終わっちゃった……」みたいなツイートを見ると、「お前読んでたのか!」「てか好きだったのか!!」「オレもだよ!!」みたいなことが頭の中に一気に湧いてきて楽しい。
 当然逆もある。『ジガ』の例が良くなかったけど、作品の人気不人気、そしてワタシの印象とその人の一致不一致、両方とも逆。ちなみに、実体験としてツイッターで見た作品は『アクタージュ』です。ジャンプ関係ないと思ってた人が当たり前のように『アクタージュ』の話してて、「そんな人気あったんだ……」と驚きました。

 この書き方をしたらワタシが『アクタージュ』嫌いみたいな感じしますね。しますよね。毎週感想やってるのにここでわざわざ説明し直すのもめんどくさいんですが、別に嫌いではないです。嫌いってほどではないです。大ハマリもしてない(極一部クソほどハマってますが)。良いところもあれば良くないところもある、くらい(超つまんない感想)。トータルでいえば全然プラスです。ワタシにとって今のジャンプの中で「勢いのある作品」という評価にはならない、かなぁ。それだけです。
 それでも、普段ジャンプの話をしない人が突然その作品の話だけすると、「○○が最高!他はクソ!!」という風に見えなくもないというか(ネタが古い)。もちろんそうじゃないのは分かってますけど、ちょっとした印象の偏りがどうしてもある。

毎週やるの楽しいよ

 そんなことはあろうが、毎週感想やるのはまた別の楽しさがあるし、そっちの方が余裕で上回るので続けるのです。
 手遅れレベルで凝り固まると意見が違う人見ても「まぁそういう人もいるだろう」とどうでもよくなります。……ってやっぱこういう書き方すると『アクタージュ』に良くないよな。そうじゃないんだよ。毎週の感想に比べると、すり合わせがしづらいって話で。出来なくはないです。ギャップの驚きに面食らうのです。

映画

 映画はね、連載じゃないから事情が違うんですよ。1つの作品を最後まで知った上でしか感想を吐きませんから。基本的に。観た時期、感想を吐く時期のギャップはあっても、作品の鮮度は違っても、感想の鮮度は同じです。連載が特殊。

生徒会役員共

 ジャンプ以外に『生徒会』の感想もやってますけど、あれは感想始める前から「好き」で凝り固まってるのでジャンプ感想とは事情が違います。凝り固まってるのも、それはそれで楽しい。


 終わり。2kなっちゃった。長い。

アクタージュ act-age 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

アクタージュ act-age 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 ちなみに『アクタージュ』でワタシの好きな見立ては「メソッド演技という言葉は死んだ」です。主人公の特殊な演技法をメソッド演技と言っていて、それが特殊能力っぽい……けど実在する言葉でワクワク感あったんですが、次第に「実際のメソッド演技ってそういう意味じゃなくね??」となりました(感想です)。そうこう思ってたら、最近本編で「メソッド演技」という言葉が一切出てこない。「作者も気づいてしまったか……」と勝手に思ってニヤニヤしてます。
 過剰にビクビクしますけど、だからって『アクタージュ』がダメという話ではないですよ。これは善し悪しとはほとんど関係のない話。こういうテコ入れ感を読み解くのも毎週の感想の魅力なので注目してしまうのです。他の作品でも「急にこのキャラの出番増えたよね??」みたいなことがあります。

貧乏くさい高級耳栓

イヤホンスパイラルを終わらせてくれた名機

 イヤホンの話。ue900使ってたんですよ。今までで一番値が張った代物でした。クーポンとかセールが重なったので思い切って買いました。詳しく覚えてないけど、2万だか3万のものを1万円代で買った記憶。
 「高いの買っても結局壊れるからなー」という考えがありました。しかし、名機ue900、安心のリケーブルです。ケーブル部分がとっかえ可能。これで断線しても大丈夫。一生使い続けます。やったねたえちゃん!!

ありがとう名機

 ということで、壊れました。ケーブルは元気。しかし、ハウジング部分がいかれました。片方の音が出ません。
 そっちが壊れるんかい……と心底ショックでした。まぁ、おかげで「もう高いのは買わない」と決心しました。思ってたのとは違う形ですが、イヤホンスパイラルからは脱出。

帰ってきた名機

 そんなue900との思い出も昔のことです。2、3年は経ちました。こないだ、部屋の整理をしてるとue900を発見。「使わないけど捨てれねぇよな……」とか浸ってると、ひらめきました。
 リケーブルです。ケーブルが外れます。つまり、耳栓になります。付け心地は快適ですよね。そりゃそうです。勝手知ったるカナル型イヤホン。イヤーピースも数種類ありますので、気分で代えることも可能。
 耳栓としての機能。耳栓に詳しくないのでアレですが、まぁ便利です。別に驚きもありませんけどね。ただの音楽流さない状態ですので。知ってる。
 ケーブルも、再生機もいらないので、ちょっとした外出の時とか、荷物が減って便利です。

再び始まりそうなスパイラル

 めっちゃ良いじゃん!! またよろしくね!! とか思いました。すげぇ良い。ケーブルがないとこんなに快適なのか。
 ……ん?? ですね。ワイヤレスイヤホン欲しくなってきました。ケーブルないとめっちゃ便利。マジ感動。
 まぁ、ネックは充電ですよね。身の回りに充電が必要なものが多すぎてウンザリしてるので、これ以上増やしたくない気持ちはあります。その点、ただの耳栓として使うのは電源いらないので最強です。


 ということで、終わり。耳栓って便利ですね、という話でした。まぁ、今度はちゃんとした耳栓買うかもしれません。今使ってる耳栓は1万以上かかりましたけど、多分そんなにかからないと思いますし。

 今はウォークマン専用のやつ使ってます。クソつまんないチョイスですね。

週刊少年ジャンプ2018年38号の感想

 お盆休みいかがお過ごしでしたでしょうか。こちとら絶賛夏バテ中で楽しいイベントなんてなかったですよ。やることないんでひたすらブログ書いてました。ブログ開設以来最も高い頻度で更新しました。
 その中に、ジャンプ記事がなんと3つも!! ということで宣伝。

 まずは、師匠記事。最近のジャンプによくいる師匠キャラの特集。第二のメガネ記事ではないけど、割と似たノリ。

 上半期総括です。6月末からずっとシコシコ準備して、「もう7月だし無理じゃね?」と放置されてたのを完成させました。下半期はやりません。

 最後に、映画『ヒロアカ』についての話。基本的にはメリッサ可愛いよペロペロ、という話。発明ちゃん、エリちゃんに続く『ヒロアカ』三大ヒロインとして認定します。いや女性に括らなくても多分ベスト3決まりだと思う。そのくらいメリッサ最高。まぁ、問題はメリッサと発明ちゃん、ポジションが被ってるんだよなぁ……

 この並びだと、前号へのリンクも宣伝っぽくなっちゃいますね。ここはテンプレです。

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食欲がヤバイ

ない方にヤバイ

 完全に夏バテです。毎年ある程度は夏バテしてるんですけど、ここまでのバテは初めてですね。記録的猛暑のせいなのか、加齢か、運動不足か。考えるだけでつらい。
 ここ数日、東京ですけど、めっちゃ涼しいじゃないですか。今日はちょっと上がってきたけど、もう秋ですか??みたいな陽気だったじゃないですか。それで元気になったり、食欲が回復すればいいんですが、まぁ数日ですので都合よくいかないですね。余裕でバテてる。気力も体力もない。

注文と食事量

 どっかご飯食べ行くじゃないですか。今まで生きてきた経験から大体の量って分かるじゃないですか。店の雰囲気とか値段とかで量の想像できますし。
 そっから「食欲ないから控えめにしないと」という引き算をして、いざ注文。そして実食。
 残ります。結構引くくらい残ります。1人でメシならいいけど、複数人で飲み屋行って単品料理をテキトーに頼む時とか、さらに深刻。「えっもう食べないの?」という段階でギブ。元気な若者だったら「そろそろガッツリご飯もの行くか!!」ってタイミングです。オジサン化を感じる……

欲望でありエンターテイメント

 としての食事。「失って感じる大切さ」ってJポップの頻出フレーズですけど、大体恋人とか友達、親です。違います、食欲。失った今、どれだけ幸せな毎日を過ごしていたのか、実感しています。「今となってはない解決策」です。
 意識したことなかったけど、食べると快楽があったんですよ。食べるとおいしい、楽しい、気持ちいい。食事が1日の生活に彩りを与えてくれてたんですね。どんなにつまらない日々でも食べてるとある程度の幸せは担保されます。よっぽど食事の選択に失敗しなければ。
 それが今はほとんどない。食わなきゃ死ぬという強迫観念で食べてます。
 常にお腹いっぱいで食べられない、じゃないんですよ。何というか、食後3時間くらいのお腹の状態って感じですかね。満腹感もないけど、新たに食べたくもない、食を意識しないフラットな状態というか。そのモチベーションで食卓に向かうんですから楽しくない。味はしますよ。感じますよ。そりゃおいしいのは分かるんですが。

ゼリーでも買おう

 先日、田舎に行ったんですよ。バーサンち。その日がねぇ、その日の食事量がヤバかった。当日は意識しなかったけど、後から冷静に数えてみたら全然食べてない。朝9時くらいに起きて、朝飯食って、移動して、帰って夜飯。バーサン特有の「お菓子でも食べなさい」攻撃に対してはいつもバーサンを黙らせる程度には食べるんですが、今回は手にとって食べたフリして終わり。いつもそんな食べたくないけど、その日は強い意志を持ってNG。バーサンごめんよ。
 その夜飯も大して食べてないです。てか、一度に食べられるキャパが明確に減ってます。激減。
 結論。ウィダーインゼリー買おう。カロリー摂取だよ。

順調に痩せてます

 夏バテダイエットは順調です。……ってマジで冗談ですからね。本気で注意書きしないと笑えないレベルになってきたw
 とはいえ、落ち込んでばかりいるのもつらいんで「これは痩せるでぇぇ!!!」と無理矢理テンション上げるようにしてます。マインドトリックとしての夏バテダイエット。

恋の終わりは意外と静かに

恋の終わりは意外と静かに

 楽しい日々などあっという間に、この恋の終わり意外と静かにぃぃいいいいい!!!