北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

『8マンVSサイボーグ009』6話の感想

 前回が去年の10月なので半年スパンを想定すればいいのかな……と思ったら次回は再来月!! 急!!(嬉しい悲鳴です)
gohomeclub.hatenablog.com

第6話「反撃の刻」

 倒れた2人にゆったりとズームしていくような1ページ目が最高。このじっくり感、大作らしい貫禄を感じるし、石ノ森作品っぽさも感じる。半年以上ぶりの掲載というのも相まって「ついに再開!!」とテンション上がります。これが週刊連載だったらもったいぶりすぎな印象になってたかもしれない。

 スカールfeat.デーモン博士の悪巧み。その最終目標が明らかに。『009』世界のラスボスとも言える魔神像に物理的な武器を持たせる、という絵面に痺れました。2つの悪が交わることで生まれる特別な魅力。
 そんな悪同士の仲良し感も良かったんですが、それだけでは終わらずに2人の違いが描かれる。スカールとデーモン博士はそれぞれの主人公(チーム)の宿敵ではあるけども前者はただ単に憎み合う関係で、後者は敵対しつつも理解を示すような愛憎入り交じったような関係……私は『8マン』未読者ですが、そのように見える。スカールにはない悪役としての魅力が描かれてるのがとても良かった。今回の話で8マンと009が逆の立場、009が負けてた場合、スカールはあのような感傷的な気持ちになっただろうか。絶対にならないと思うw まぁ、「スカール=島村ジョーの父親」みたいな説もなくはないので、それに則るなら今回のような感傷路線もあるんでしょうが、さすがにマニアックすぎる。あとは、スカールと違ってデーモン博士は人間、という違いもありそうですね。ヒーローサイドの機械の割合は『8マン』の方が大きいんですが、ヴィランサイドだと逆。その捻れをうまく利用したエピソードだったと思います。

 8マン敗北のネタバラシ。ぐぬぬ、そう来たのか……。まさか2話前(掲載だと1年前)から続く壮大な仕掛けだったとは。
 てか、009、『BGOOPARTS DELETE』に続いて本作でも他人に化けられてるのね。まさか似たようなネタがこんなにも頻発するとは思わなかったw
 そして、その変身のネタバラシの際に「勘の良い読者ならお分かりでしょうが……」と伏線の説明、謎解きをしてくるスタイル。これが私にとっては非常につらい。1話ごとに感想書いてる身としては「気づけなくてごめんなさいぃぃぃぃ!!!!」と本当に泣けてくる。『BGOOPARTS DELETE』でも恥ずかしいことになったんですが、まさか本作の方でも手の上で転がされてしまったw いや、読書体験としては本当に面白いんですけどね。全力で騙される喜びを味わえるのは連載をリアルタイムで追っかけることでより大きくなったと思います。
 そんな謎解きの際に003がめちゃくちゃ可愛いことになってるのも最高。『BGOOPARTS DELETE』も003も好きですが、早瀬版フランソワーズも可愛いぜ。

 そんな入れ替わりトリック。クロスオーバーした両ヒーローが互いのフリをする、というのが最高にファンサービスですよね。ただ単に共闘するよりも多幸感ある絵面だったと思います。
 今回のトリックに関しては、『8マン』知識がある人の方が楽しめたのは間違いないので、古くからの『8マン』ファンである本作読者の方が本当に羨ましい思い。両作のファンの人もそうだけど、「『009』のことはよく知らん」みたいな人の本作の感想も読んでみたいな。


 ということで終わり。次回はまさかの再来月。早すぎですが、非常に助かります。