北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

『生徒会役員共』536話の感想


 次回がめちゃくちゃ気になります。

#536

 扉は前回のあらすじ。これぞ続き回の扉!という迫力がある。基本はこれで、扉で遊びたくなったら別のなにかってことなのかな。

 開幕。まさかの水着で3コマ進むので面食らいました。状況が飲み込めないw からの4コマ目であまりにライトなノリ、バラエティ番組的なノリで説明が入るので笑った。あまりにウルトラCな展開。それほどシリアスな話にはならない程度には思ってましたが、それにしても予想外すぎるw

 水泳大会の理由。生徒会長に求められるものでアンケートした結果。桜才の一般生徒の生徒会への、生徒会長への関心のなさというか、意識の低さは以前にもネタにされてましたが、それの再来って感じありますね。そんなモブ生徒たちに興味を持ってもらうため、と考えるとこの水泳大会も少し納得できるというか。

 会長の水着で2コマぶち抜き。せっかくの水着回なので、というサービス精神を感じる。ただの会長大映しではなく、コトミが会長の体型を見ている場面なのが良いですよね。読者が見るだけではなく、劇中にも「見る」という視点が存在する。すなわち「見られる」会長を見ることになる。
 ついでにいうと、会長は横で、コトミは正面なので2人の体型を比較するためのものではない、のもポイントだと思います。話としてはそのニュアンスもあるんですが、絵としては見せない。コトミの夏太り(自称)についてはよく分からないままだし、そもそもこの2人が比較するように並んだら胸の話が不可避というか‥‥
 女性同士で女性の身体の話をしてるとき、性的なニュアンスはないけど、そこに男性からの性的なニュアンスが混ざると途端に台無し、というオチ。そんな切り口を畑さんが持ち出すのが面白いし、身体を「しぼる」の意味があんまりな変わり方するので笑ってしまう。

 「50m一本勝負」。よーいどん、だけで4コマが1本できちゃうんだからすごいw カエデちゃんらしい赤面からの水泳スタート時独特の姿勢によって‥‥というオチも見事だったと思います。デフォルメ強めだけど、あの姿勢の会長を後ろからとらえたショットも貴重ですね。
 なんですが、個人的に爆笑してしまったのは1コマ目で会長の「高い‥‥」ですよ。初期の頃に出てきた会長の高所恐怖症設定!! アニメのオープニングでは無視されて屋上でポーズを取る会長があったのもご愛嬌、な高所恐怖症設定。忘れられてなかった、裏設定で克服したとかじゃなかったんですね。

 レース開始。4人の参加者のレース状況をそれぞれ1コマずつ紹介してるだけなんですが、それが4コマ漫画として成立してるからスゴイ。文句なく起承転結じゃないですか。当たり前のようにやってるけど、何気にかなり高度な作品な気がします。会長とカエデちゃん、パリィとコトミという2組で括ってるのは次のネタへの布石と見ることも出来るので、そういう意味でも重要かと思います。

 ラストページは8コマ連結。レースの結果。普通に会長が勝って、カエデちゃんと健闘を称え合って‥‥というのまでは予想通りだと思います。そこまでで4コマ。そっから会長&カエデちゃんにとっても予想外なことが後半4コマで起こってオチ。このネタが秀逸なのは、最後に「ハイここがオチです」的なツッコミが入って終わるのではない点ですよね。必要な説明、というか理解の補助として「試合に負けて勝負に勝った」というサブタイがあるだけ。あの何とも言えない、「なんでだよ!!」とツッコむことも許されない雰囲気こそがこのオチの魅力だと思います。8コマもあるのに、この静かなオチにするのがテクニカルで良いよね。熟練の技を感じる。
 てか、サブタイ、「試合に勝って勝負に負ける」という会長視点じゃないんですよ。要するにコトミ視点になってる。‥‥えっ、会長選挙コトミが勝っちゃうの?? いやいやいや、と割とマジで動揺してます。柱でも「何かが起こる!?」とか煽ってきて怖いんですけど。いや、けど、さすがに‥‥大丈夫だよね? えっ、マジ分かんない。なにあの煽り怖いんだけど。


 終わり。ひっさびさに「早く続き読ませて!!」な気分になるラストでした。初期の方にあったウオミーの学校の名前が英稜で「ということでマサが出る可能性が??」とワクワクしてた頃以来の気になり度合いかもしれない。いや、マジ怖いでしょ。これでコトミが勝っちゃったら。そういうことじゃない。いや、さすがにそんな大事にはならずスルッと終わる気もするんですが、あんなサブタイと柱が気になるよなぁ。ホント何事もなく次回日常回とかになっても不思議じゃないとは頭では分かってるんですが。えーっ、心臓に悪いわw
 一応今週のお気に入り。カエデちゃんのフライングかな。会長の高所恐怖症設定も笑ったし、オチも面白かったです。ツッコミではなく静かに「フライングだ」と入って終わる感じが。
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週刊少年ジャンプ2019年42号の感想

 台風被害大丈夫でした? 私は直接の被害はなかったのですが、間接的に振り回されっぱなしな1週間でした。


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『生徒会役員共』535話の感想

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 三連休で髪切りたい。ひょっとしたら来週末かもしれませんが。

#535

 扉はカエデちゃん。そっかーカエデちゃん回かーとか思ってたらカエデちゃん関係なくそこそこの大事だったでござる。そこまでシリアスなことになるとは思いませんが、そうなりかねないイベントな時点で珍しいですね。

 畑さんによる会長の写真撮影でスタート。日常から非日常への導入として面白いし、その役を畑さんが担ってるのがまた良い。カエデちゃんの参謀は言いすぎだけど、事態を面白がってる感。

 ということで生徒会長の選挙。生徒会選挙って言ってますが選ぶのは会長だけ。一応は会長の不信任みたいな形になるんですかね。
 会長の座を争うとか、新しい会長が現れるかもしれないとかあるんですが、とりあえず一番大事なのはタカくんをゲットするのは誰なのか、という話になるのが良い。やっぱそこ大事だよねw 会長の権力、利権の象徴としてのタカくん。

 ということで会長vsカエデちゃんの様相。ピリつくんですが下ネタで緩和。ここらへんののらりくらり感は強キャラっぽいかもしれないw
 空気の入れ替えからのひとりHなんですが、女性の場合も空気の入れ替えって必要なんですかね。気になる‥‥。まぁ、会長は男の場合を話してる(だからカエデちゃんはピンとこない)可能性もあるんですが。だとしたら女性のひとりH事情ならカエデちゃん分かるということにあり、それはそれで気になるw

 選挙ポスター。カエデちゃんが「風紀アナリスト」言うてて完全にそっちの意味しか考えられなくなってしまうんですが、話としてはまったく出てきません。アナライズだからな。そんなポスターを見てるのがよりによってアリアなんですが、スルー。これなぁ、誘ってるよなぁ。誘ってるんじゃないかなぁw
 そして、まさかの第三勢力でオチ。一気に何でもアリ感が出てくるのでおかしい。てか、コトミが「光と闇を司る」なので、このフレーズは本人が考えたと見るのが妥当ですかね。もしくは各人のことを理解しつつ面白がってる畑さんあたりか。アナリストは一体誰が‥‥

 ということでコトミ参戦。タカ兄が止めに入るのは分かるんですが、当たり前のようにスズも加わってるのでおかしい。こうなるとトッキーとか柔道部のみんなのリアクションも気になってきますね。案外応援されたりして。

 パリィも参戦。何でもアリっつーか、いつまでいるかが分からない(という体)の存在じゃないのかw それに対するスズは驚きつつも、コトミのときほど否定のニュアンスがないですね。ただ、呆れはする。
 んで、生徒会長の仕事について。会長より「奉仕活動」と教わったパリィが「生徒会長」「ご奉仕」で画像検索してオチ。奉仕活動とご奉仕で大違いなので笑った。そんなバカな、と思いつつ検索したらホントにひどい結果が出るので再び笑いました。奉仕活動の方だとめっちゃ真面目なやつしか出ないのに。丁寧語なだけやんけw
 ちなみに、「生徒会長 奉仕」だと基本的には真面目な結果になりつつ、その中にちらほら某作品が混ざる感じです。エロではない。「ご」が大事。

 会長が選挙を決意して終わり‥‥が、選挙中は会長は会長でないので、というのがオチ。最後の畑さんのポーズ良いなぁ。過度にデフォルメされたようなポーズ。
 ということで選挙本番は来週。その内容や結果も気になるけど、呼び方が気になっちゃいますね。変な話、今の3年が卒業したあとの付き合いも連想してしまうような事態だと思います。まぁ、あだ名的に会長と呼び続けるのもアリですけどね。


 終わり。マジ意外な話でした。夏休み終わったと思ったらまさかの選挙。ありそうでなかったイベントなんじゃないでしょうか。投票という意味ではミスコンがありましたが、やはり「生徒会長」という座についての話なので本作の根本に迫るようなテーマですよね。まぁ、シリアスな話になるかは怪しいところなんですが。
 今週のお気に入りとしては「パリィ画像検索をする」ですね。わざかな言葉の違いが結果を大きく左右するので爆笑しました。
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週刊少年ジャンプ2019年41号の感想

 ちょっと台風被害ナメてました。千葉がひどい。バーサン千葉に住んでるのでマジビビりました。


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『生徒会役員共』534話の感想


 そろそろ髪切りたいです。

#534

 扉は私服会長。本編に出てくるんわけではないんですが、可愛い。ポーズもそうだけど、腋の魅力に目覚めそうな魔力がある。

 逆算思考。目標を設定してからそれに向けたプランを云々。これが学生の会話かよ、と思ってしまうのは私が意識低い人生を送ってきたからなんでしょうね。勉強でも部活でも真面目に打ち込んできた人は無関係な話じゃないと思う。
 からの下ネタ的な逆算思考でオチ。サブタイの「10月生まれはクリスマス」が後から意味が分かって味わい深いです。過去の氏家作品にクリスマスイブ生まれのキャラいるし、そもそも作者が‥‥という話なんですがあまり掘り下げるの良くないw

 机に突っ伏して寝た際に出来る頬の跡。学生(不真面目)だとかなりの率で「なったことあるw」なんじゃないでしょうか。私はメガネをしたまま寝るため手でオデコを支えてたので、真っ赤になるのはオデコでしたw
 なんですが、今回出てくるのは生徒ではなく小山先生。大人で先生だと恥ずかしいみたいなニュアンスが増しますよね。忙しいのは先生も同じだし、仮眠する環境がないから仕方ないとも思いますが。とにかく、あらやだ恥ずかしい、みたいな小山先生が可愛いので私は満足です。それを気兼ねなく指摘できる横島先生との関係性も良いですよね。
 からの色が出て恥ずかしいこと、で横島先生がオチ。平然としてるけどなかなかすごいプレイなので笑った。特に女性は見られることがないからなぁw

 パンツ! パンチラ! フワーリ!!
 今週最大の衝撃でした。ついに最終回が‥‥というのは冗談ですがやっぱ連想はしちゃいますよね。たぶん作者的にはそんなこだわりもうないんじゃないかなぁ。そもそもキャラも多いので『妹は思春期』と同じ最終回は難しくなってきてますし。ページ数増やさないと不可能ですよね。
 そもそも本作、及び『プチたん』でもそうですが、下着描写も増えてきてますので緩和傾向にあるんだと思います。そっちに特化することもないし、露骨なサービス描写として会長の入浴シーン入れたりもないと思いますが‥‥ってアニメだとまた話は別ですかね。
 とにかくパンチラがあって、しかもアップなので驚きましたーという話。ネタとしては共感性羞恥からのアリアオチとなります。あのオチは、本作のキャラは一筋縄ではいかないよ、という所信表明と受け取ることも可能かもしれない。まぁ、アリアの場合穿いてない可能性が‥‥。『妹は思春期』最終回の大オチですねw

 生徒会室でヒマな一同。マイペースに読書してるスズがなんか彼女らしくて好きです。
 からの「手持ち無沙汰」でアリアがオチ。これ良かったなぁ。定番のアリア聞き違いシリーズの一環でもあるんだろうけど、アプローチが特殊で実際に聞き違いの内容を絵として見せつけられるのでインパクトすごいw
 前も書いたけど、劇中のグラビアアイドル、胸すごいでかいですよね。強調されたポーズや構図もあるんだろうけど、プロとしての説得力を感じる。

 更衣室でのスズとネネ。アップで2人の「ハッ」を描いてから更衣室と明らかになる流れが面白いです。話はよく分からないが最初から怒濤の勢いで掴む。
 服がきつくなったことに驚いてる2人。女性なのでショックなのかと思ったら、でスズがオチ。スズの身長ネタも好きなんですが、そんな2人に慈愛の目を送るパリィさんが何とも味わい深いです。あの距離感、あの表情、良いよなぁ。なんなんあれ。
 てか、轟さんはボケではない言動をしてるだけでちょっと新鮮でもあるというか。太ったかも、みたいなことで落ち込むのが普通の女の子感あって良い。まぁ、手持ち無沙汰的な成長をした可能性もあり得るか‥‥(アリアだったら間違いなくそっちだと思う)。

 耳式体温計。すごい珍しいお題だと思うけど、そこから実に本作らしいオチに繋がるので楽しい。本作らしいってか、めちゃくちゃ懐かしい設定が出てきましたね。会長の耳が弱い設定。懐かしいネタを引っ張ってきたとは思いますが、会長でボケを考えたらたまたまこうなっただけ、みたいな可能性もあったりして‥‥とか疑ってしまうの良くない。
 てか、この4コマ、最初から最後まで会長しか喋らないんですよね。勝手に会長が始めて、彼女が独りで落とす。それを静かに見守る3人、という状況がおかしい。

 通りすがりのコトミ‥‥に驚く1コマ目のスズが何か可愛い。そこまで驚くことか、みたいな感じが良い。
 コトミは順調に計るけど、結果を聞いてボケ。会長のときは3コマ目で計ってたのに、コトミは2コマ目で計測というのがスピードアップ感あると思います。前のネタのさらに先に行く感覚。
 計測結果に対するコトミが実に彼女らしくて楽しいんですが、良く出来てるのが前の会長のネタが「高い」だったのに対し、このコトミは「低い」なんですよね。耳式体温計で良くここまで広がったなぁ、と感心しきりです。


 終わり。夏休みも終わって再び日常なんですが、新学期とかそういう話は出てこないのが特徴ですかね。
 今週のお気に入り。衝撃度で言ったらパンチラなんですが、ギャグとしてはアリアの「手持ち無沙汰」が最高でした。
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週刊少年ジャンプ2019年40号の感想

 もう40号という事実に震えろ(震えた)。


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『生徒会役員共』533話の感想


 夏バテが最高潮です。

#533

 扉は民宿の女湯。続き物だとよくある状況説明の風景ショットではなく、しっかり会話があってオチがある。これ単体で普通に面白いんですけど、本編を読んだら女湯の話をやってる余裕ないと分かったw

 ということで1泊。スキューバダイビングを終えての一泊。明確に民宿の名前が見えるんですが、「丸」。最近はこの手の固有名詞は下ネタ関連なことが多かったと思うんですが、何なんでしょうね。意味がなかったら映さなきゃいい話なので何かの意味が込められてるとは思うんですが。
 部屋から見える海。スキューバの話は前回やって、今回はあくまでも宿での話なんだけどスキューバの余韻を感じさせてくれますね。
 からの窓から見える憧れの景色でオチ。海は果てしなく広がっているのが良さだと思いますが、あのオチは逆で、近いのが良い。遠近の印象があまりに違うのでギャップで笑ってしまう。

 2ページ目から本題。ウオミーのおばーちゃん登場。まさかの展開でした。スキューバ編の導入として存在については触れられてましたが、まさか再び‥‥。絵として登場するだけでも驚きなんですが、セリフもあるの!? と驚くのがオチ。オチの内容が読者が感じるメタ的な印象と重なるのが面白い構造ですね。平然とした顔のまま相手を驚かせる、というのはウオミーとも共通するかもしれませんね。血筋かしら。

 タカくんがおばーちゃんにサツアイ。彼氏という認識になってるのは笑った。おばーちゃんがどこまでマジで言ってるのか、つまりウオミーがどのように伝えているのか分からないけど。
 彼氏の確認に対してタカくんが「違いますよ」。からの聞き違いでオチ。おばーちゃんがボケたー!! 下ネタじゃないけど、このオチは秀逸だったと思います。当たり前だけどアリアの聞き違いとはまったく別の良さがある。どうやら本気で間違えてるっぽい、という危うさも込みでおかしい。ツッコミはみんなで一斉に言ってるイメージだったんですが、優しいおばーちゃん相手なので「ちげーよ!!」とか強く言えない感じが出ててその機微も笑えます。

 決してボケ老人ではなく、その場の雰囲気全体を見て、あくまでも孫のウオミーの元気な姿を見て独りで喜ぶ、という落ち着いた話になるのも良い。あのウオミーに対して遙か大人の立場から見守ってるスタンスが新鮮。
 そんな良い話かと思ったらスズの「まーまー(まあまあ)」で衝撃の勘違いをしてオチ。前のネタではのほほんとしてたのに動揺を隠せなくなってるので笑う。この勘違いがまた秀逸だし、スズの存在に慣れてる身と、初めてスズを見る人の間に認識のズレが生じる構造もうまいですよね。忘れた頃にやってくるスズの身長ネタ。

 3ページ目の最後は、4ページ目の8コマ連結に向けたフリ。おばーちゃんネタは終わりで新たな話題。
 オチの前提として、タカくんが別室で寝てるという説明が必要なんですが、1コマ目の引きの絵でさらっと処理してるのがスマートですね。何気に別室で寝るのってそこそこ珍しい気がします。初めてではないですが、何やかんやで一緒になってそこでの話が出てきたりしてるイメージ。まぁ、今回はおばーちゃんネタがあるのでそんな「いつもの」はいらないってことですかね。

 夜の浜辺。寝付けない会長とウオミーが散歩。キレイな海と旅の終わり、雰囲気が良すぎる状況で2人が感謝の言葉を交わし‥‥で4コマ。5コマ目から別の話題が始まりそのままオチ。キレイな雰囲気だったのが途端にわちゃわちゃして、それをアリア(とスズ)が遠くから見ると誤解不可避。その誤解も秀逸だし、事実とのギャップがおかしかったんですが、何よりうまいのは今週の1本目で、部屋から海が見える、というのを説明してる点ですよね。その説明がなくても成立する話ではあるんですが、あると丁寧。1本目とラストが繋がるの構成的な美しさもあると思います。


 終わり。やっぱ今週はおばーちゃんの衝撃ですよ。まさかの新キャラでした。こんなサプライズがあるとは。
 ということで今週のお気に入りはおばーちゃんのネタから、スズの「ママー」。あの絵がまたおかしい。
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週刊少年ジャンプ2019年39号の感想

 死ぬような暑さがなくなって助かるけど、これはこれで気怠い。


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『サイボーグ009 BGOOPARTS DELETE』2話の感想

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チャンピオンRED 2019年 10 月号 [雑誌]

チャンピオンRED 2019年 10 月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 秋田書店
  • 発売日: 2019/08/19
  • メディア: 雑誌

 チャンピオンREDの発売日が月曜でジャンプと被ったため、買うのを遅くしたんですよ。そしたら途端にすべてがめんどくさくなりまして……読み始めれば楽しいんですけどね。ほんとこのメンタリティー良くないなぁと思いつつ、なかなか直らない。

神話復活編②

 前話ラストでアレを発見したテレビ番組のスポンサーのオッサンから始まる。ちょっと「地下帝国ヨミ編」も連想する導入ですかね。違うんだけど。
 そんなヴォルトグループ会長のオッサンを説明する執事のモノローグ。やたら説明的なモノローグなのでかなり違和感もあります。単純に下手なんじゃないかと心配しかねいレベルなんですが、その違和感にはしっかり意味があるので安心です。その執事の正体はー?? という話。モノローグの内容が何かを探ってる感じになるので正体について察しは付きますね。007です。でべそスイッチまで再現してるのには笑いました。シリアス寄り、リアル寄りな印象もあったんですが、そういう部分はしっかり再現するのですねw
 007の初登場は変身状態というのもインパクトあって良かったと思います。いきなり変身(解除)が見れるのが嬉しいですね。002や003もそうなんですが、初登場と同時に各自の能力を披露してる。掴みとして魅力たっぷりだったと思います。

 007の成果。会長の妻の名前が「ヒトミ・ナグラ・ウラノス・ブラウン」。ウラノスですよ。後にウラノス博士の娘だと明言されるんですが、される前に「気づいた?」というレベルの情報を出してくるのがニクいですね。これは前話でも感じた印象ですが。
 ちなみに、前話に登場した本章のゲストヒロインはその娘。「ミュートスサイボーグ編」の登場人物の孫ってんだから驚きます。

 ということで、007による概要の説明。本章及び本作全体のコンセプトが明らかになりました。 “悪しき黒い幽霊団遺産の削除だ!” 。タイトルの「BGOOPARTS」意味が分からなかったんですが、「BG(ブラックゴースト)」のオーパーツだったのか!! ちくしょう、ちょっと考えれば分かったかもしれないのに。マジ悔しい。英語ワカンナーイ
、と思考停止してました。ほんと良くない。

 お馴染みのドームが出てきて、それを偵察する002と003。003を抱えた002が空を飛び、上空から003が覗く。このコンボは良いですね。原作シリーズでゼロだったという確固たる自信はないですが、かなり珍しいのは確かだと思います。私も003抱き抱えたい。そんな性的なニュアンスも感じてしまうというか、やっぱ003は良いよなぁ。

 気になるワードとしては「移送地点(トランスファーポイント)」。「001の」とか、「この世界の」とかやたら気になる言い方をされます。
 現代を舞台に『サイボーグ009』をやると当然原作の時代設定との齟語が問題になってくるんですが、そこと関わってくるのかもしれませんね。要するに、本作での00ナンバーは原作シリーズより長生きしてきたジジババではなく、原作シリーズの時代から時間旅行してきた、とか。まだ物的証拠みたいな根拠はないので想像ですが。まぁ、『アベンジャーズ エンドゲーム』の影響ですぐそんなことを考えてしまうのですよw
 ただ、時間旅行が本当だとしたら、原作シリーズでも多くの謎が残されたままの大物であるサンジェルマン伯爵の登場も期待できる、かも?? ダッタライイナー。

 テレビ番組のクルー。大発見をしてホクホク。 “このイロモノ企画のシリーズ化も狙えるかもですよ!!” というセリフが出てくるんですが、メタな印象がすごい。
 「神話復活編」以外にも本作は続くと思いたいんですが、ひょっとしたら後のシリーズにもこのクルーは出てくるかもしれませんね。毎回大発見をする(させられる)役割で。そういうギャグ的なレギュラーキャラ、ちょっと好きです。

 ゼウス像と眠れるミュートスサイボーグたち。細かい部分でいうと、ヘレナがいますね。そしてアルテミスはいない。平ゼロ好きなのでちょっとアルテミスも期待しちゃうんですが、あくまでも原作準拠です。当たり前か。

 んで、アポロン覚醒して、前話ラストの場面へと繋がる。いきなり009とアポロンが対敵するとかヤバイ。もうクライマックスじゃないですか。あとは勇気だけだよ。
 前話で気になってた私服の加速装置。加速に耐える特殊素材なのが窺えるんですが、逆に言うと加速と同時に私服が燃えて中から……という変身シーンが描けないってことですよね。ちょっと残念に思ってたんですが、ほぼそれと同じ変身シーンが本話にありましたw アポロンの手のひらビームに焼かれて009変身。手のひらビームは6,000度でしたっけね。009余裕で耐えてるのですごい。あの頃よりもすごいの見せてやんよ、という気概を感じる。
 あと、気になったのはアポロンの言動。運命の再会って感じじゃありませんでしたね。記憶の引継はされてないのかな。サイボーグとしてのスペックだけ再現(及びアップデート)された、とか。まぁ、原作のあのアポロンとの続きだったら下手すりゃ和解とかしかねないのでそりゃそうかも。


 終わり。ぼんやり書き始めて感想2,000字いくからどうかしてると思う。やっぱなぁ、楽しいんだよなぁ。『サイボーグ009』好きなんだよなぁw
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『生徒会役員共』532話の感想


生徒会役員共(18) (週刊少年マガジンコミックス)
DVD付き 生徒会役員共(18)限定版 (講談社キャラクターズライツ)

 18巻が出ました。19巻が1年先なことに驚いたんですが、ブログ的にはそれどころじゃねぇぇ。
 話数です。従来はマガジン掲載分と単行本収録分で話数がズレてたのです。数年間ズレたまんまだったのです。単行本カウントの方が正しいんですが、毎週私が感想を書いてるのはマガジンなので間違ってることは理解しつつそちらに準拠してました。そんなズレがついに、なくなりました。
 驚いたのはズレが間違った方に修正されたのですよ。うちのブログ的には万々歳なんですが、正しくない数字が公式になると、「正しさって何だろう」みたいな哲学になってしまう。今後もマガジンの話数(=単行本)を使いますが、常に「ホントは違うんだけど」が付きまとうことに。ややこしいですね。考えなきゃいいんだけど。

 今までの記事には「話数のズレがあるから気をつけて!」という注意書きテンプレがあったんですが、いずれ消します。30弱あるので腰が重いですが、直します。夏のうちには。

#532

 扉は出島さん。やっぱり出島さん。そりゃそうかw
 ウェットスーツです。ボディラインがもろに出るから本来エロくはないんだけど、ちょっとそういう連想もしてしまいますよね。たぶんフェチな人も多いと思います。

 スキューバダイビング体験編スタート。インストラクターは出島さん。メンバーは桜才生徒会+ウオミー。コトミはいません。柔道部合宿があったので出かけすぎ、と判断されたかな。もしくは同日。ついでに他の客もいません。5人に出島さんが付きっきり。だけど、発案はアリアではなくウオミーってのが変わってますね。まぁ、事前に予定を伝えて出島さんに来てもらった、とかが一番あり得るかな。
 タカくんのレギュレーターをウオミーが間違えてカポ。そこに会長がツッコむんですが、肝心のタカくんに何も考えてない、何も気づいてないっぽいのがおかしいです。本来ならお前が一番意識するやつだろw

 いざダイビング。水の中。まずはウオミーのネタから始まる、それも下ネタではないってのが良いですよね。スキューバに対して最も関心がある、前のめりであるウオミーだからこそあの感動がある。
 んで、ボケも忘れて感動してると‥‥。このオチ面白かったです。てか、知らなかったので勉強になったw スキューバの常識を知らないのでこういうスキューバならではの事情が出てくると嬉しいです。

 エサやり、をするアリアに見惚れる出島さん。保護者として微笑ましい視点と、シモな視点。水中なのでセリフも少なく、基本独り言(もしくはモノローグ)なんですが、それだけに最後のコマの「シュコーシュコー」が出島さんの感情を如実に現していて笑える。

 巨大なウミガメに驚く会長。亀頭ネタに行かないので驚いたんですが、それを抜きにしてもウミガメ可愛くないですか? あの表情がめちゃくちゃ良いです。
 水中だと言語コミュニケーションが取れないので代わりにボディランゲージ。事前に教わったのかアドリブでやってるのか。
 タカくんが「大丈夫?」の意味で出したOKサイン(親指と人差し指で輪を作る)において齟語が生まれてオチ。どういうこっちゃ、と思ったんですがサブタイ見て理解しました。勉強になるなぁ。スキューバ関係ないけどw
 ざっと調べてみたらアナルを意味するのはブラジルっぽいですね。フランスだと「価値ゼロ→無能野郎」みたいな侮辱になるらしいです。一部の人にとってはご褒美かもしれない。アナルもそうか。
 てか、せっかくのアナルネタなのにアリアじゃないんですね。意外。アリアだとマジすぎて危機を感じる、みたいな事情かも知れないw

 スズのマスクに水が入る。水を抜こうとするも苦戦。するとタカくんが助けに入ってオチ。水中なので言葉が交わせないという前提が効いてて面白かったです。本来なら言葉で伝えれば済む話なんですが、そうも行かないので突然タカくんが実行してくる。それが思わぬイケメン仕草になってしまう。
 水は抜けたけど、今度は曇ってしまう。二次被害が生まれてるので笑った。マスクに水が入るとか、曇ってしまうのはスキューバの定番トラブルみたいですね。たぶんそこらへんの対処法は事前に出島さんに教わったんだと思います。
 調べてみたら曇りを除去するにはあえてマスクに水を入れて曇りを取り除き、水抜きするそうです。無限ループw

 水中で記念撮影。みんなピースしてるとウオミーが、でオチ。てか、水中なのにスズがいつもの高低差をキープしてるので笑いました(以前のネタもそう)。海底に立ってる可能性もあるのかもしれないけど、せっかく水中で自由な位置に留まれるのにw
 ウオミーのオチ。今まで散々描かれてきた海中の生き物たちを利用してるのが良かった。ウオミーがあのネタをやるってのもスキューバを満喫してる感として良いですよね。

 地上に出て夕日を眺め、総括。海の中は気持ちいい、からの出島さんでオチ。タカくんの迂闊な表現にも非はある気がするんですが、実践済みな出島さんもすごいw 今週は「スキューバってそうなんだ」みたいな情報が多かったんですが、最後の最後にまたすごいネタですね。なんでそんなこと知ってるのw(作者)
 オチを考えるとサブタイの「夕日バック」がまた味わい深い。


 終わり。とにもかくにも話数がスッキリしての初のマガジンでした。次回は宿泊編で完結だそうです。夏休みも終わりますからね。出島さんはインストラクターであり、旅の引率ではないので、来週は出てこない‥‥のか? どっちもあり得そう。
 今週のお気に入り。2本目、ウオミーのネタが特に好きでした。下ネタでもないし、ウオミーが独りで完結する話なんですが、意外なスキューバ知識が前提となってるのが良かったです。
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週刊少年ジャンプ2019年38号の感想

 お盆休みの報告。『ONE PIECE』の映画行ってきました。面白かったです。『FILM Z』至上主義なんですが、あれと違って正史扱いは端から捨てたのが良かったと思います。あくまでも20周年記念のお祭り映画としての楽しさに本気出した形。ただ、とはいえ尾田っち監修なんで原作ファンは観ないと損する(誇張ではない)大ネタが出てくるのでそこらへんは強いですね。ずるいとも言う。まさかラフテルがあんなことになるとは……
 あと、ちょっとしたジャンプ記事を書いたりもしました。それと質問箱つくりました。ジャンプに限るつもりはなかったんですが、ジャンプ関連ばかりでした。まぁ仕方ない。


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週刊少年ジャンプ連載作の私的ランキング

 ジャンプが休みなので代わりに。特に面白い話もないので逃げの序列記事なんですが、メンツも大きく変わったしちょうどいいかなと。

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 正月のランキングがこちら。メンツが違いすぎて泣きそう。あれもこれもない……

 ふんたーは抜いてやります。上から10本です。今は嫌いな作品がないです。下の方の優劣を決めるのめんどかっただけです。みんなそれぞれ面白い中、個人的に好きだったり頑張ってほしい作品10本。

  1. 『ゆらぎ荘』
  2. 『ハイキュー』
  3. 『呪術』
  4. 『ブラクロ』
  5. 『約束』
  6. 『ヒロアカ』
  7. ONE PIECE
  8. 『鬼滅』
  9. 『髪を結い』
  10. 『ビーストチルドレン』

 ちなみに11は『チェンソー』かな。チェーンソーではない。

 順位考えてたら気づいたんですが、ベテラン勢が多い。ちょっと偏りがひどい。今のメンツだと『ゆらぎ荘』も相当古い方ですからね。老害の足音が聞こえる……

 そんな中、救いとも言えるのが3『呪術』。ジャンプって不人気作品を足切りしてくので、そこそこの連載期間を経てる作品だったらもうそれなりに人気はあるし、まぁそれなりに質もあると思います。だから「今〇〇が来てる!」とか、「私の一押しは〇〇!」みたいな話が割とナンセンスなんですよ。20話以内の作品だったら別だけど、それ以降ならとりあえずの選別が済んだ状態なので大体みんな好きです。「マイナーな漫画が好きで特に好きなのは『ONE PIECE』です!」という矢口真里コピペと同根。選択肢が限られるので自由意志がほとんどない。なので、日頃どう思ってるか、の方が重要なのかな。
 ナンセンスなりにお気に入りを挙げると『呪術』。おそらく最もつまらないチョイスになったようなw まぁ、だからといって逆張りするのも愚かなので仕方ないんですが。

 あと、毎回置きどころに悩むのが『ONE PIECE』でして、今回は7。連載期間が1つだけバカ長いので、大河ドラマと連ドラの7-9月の1クールを比較するくらい難しい。実際はこの例えでも不十分。
 なんかずるずる下がってきてるような気もするんですが、つまんなくなってるのではなく、「最近特に面白いよなー」みたいな作品を上にやろうとすると『ONE PIECE』が割を食っただけです。

 あと若いのだと9が『髪を結い』、10『ビースト』。各期の新連載の中のお気に入り、という感じです。他の作品が特別つまらないわけでもないですが、「好き」の度合いだとこの2作が抜けてる。
 『髪を結い』はぶっちゃけキャラがコマの中に立ってるだけである程度面白い、という愛着も出てきたので強いて言えばこっちが上。あとさっき本屋で見かけた1巻の表紙が可愛かった影響もありますw 「こういう感じになるのか!」って驚きは1巻ならではですね。
 『ビースト』は、知ってそうで全然知らなかったラグビーの魅力が分かりやすく描かれてるので好きです。ジャンプ読んでて「〇〇ってこんな面白そうなんだ」となる感動はかなり久しぶりな気がします。

 ここまで書いといてアレなんですが、ぶっちゃけ『ゆらぎ荘』と愉快な仲間たち、みたいな認識だったりもします。キャラや作品への愛着がすごいことになってきてるので、偏愛というか、かなり目が曇ってるんだろうな、と。ハマればハマるほど読む際のアンテナ感度が高まるので、よりオモシロに敏感になり……という循環。こうなると『ONE PIECE』と同じくらい他作との比較がナンセンスかもしれません。
 ここまでの現象は珍しいんですが、要するに私が大ハマリした作品がここまで長続きしたのが久しぶりってことですねw 好きだなーと思うといつの間にか終わってるので。


 終わり。最後にお知らせ、というかこれが本題なんですが、質問箱作ったのでコメ欄使いにくいって人はそちらに下さい。「どんなパンツ穿いてんの?」みたいな非常識なやつじゃなければ全部答えると思います。まぁ、パンツなら別にいいか。
 ツイッターアカなくても読める……はず!(よく知らない)

peing.net

『生徒会役員共』531話の感想


 なんやかんやで書くの忘れてしまってました。映画の記事書いてる場合じゃなかった。

#531

 ※マガジンと単行本掲載の話数では1つズレが生じています。当ブログではマガジンに掲載されてる話数に準拠しますが、本来正しいのは単行本の話数です。上記の話数に+1したのが単行本版の話数になります(この段落テンプレ)。

 扉はウオミー。劇中でも着てる私服。座りやデフォルメが多いから嬉しいです。
 あと、アオリがなぜか川柳。

 夏休みの予定を決める。津田家に生徒会、そしてウオミー。コトミがいないのは柔道部の合宿中かしら。ムラサメくんはいます。テーブルから覗かせるムラサメヘッド可愛い。
 ウオミーからの提案。会長が内容を聞く前から賛成すると、オチ。ちょっと先々週の1本目も思い出しますね。ネタの構成が似てるわけじゃないけど、行き先発表がオチになる。
 ちなみに、3コマ目の会長が裸に見えて正直エロいです。

 ということでスキューバダイビング。当たり前のように七条グループなので笑った。ラストページに「指導役としてあの人も登場」と言われてて出島さんしか思いつかないんですが(超大穴で古谷さん)、ということは今回の旅行、引率ではないのですね。そっちが意外。
 んで、ウオミーが行きたがる本当の理由でオチ。田舎のおばあちゃんがまさかの登場。この手のネタは古谷さんが一手に引き受けそうなもんですが、ウオミーなので無理でしたね。

 前のネタのオチとも関わるんですが、レンタルではなく自前のウェットスーツなので「着てみた」が出来る。マジックナンバー0721があるので笑いました。今年は選挙の日でしたね。「この子に挿れたい!」という人を選ぶ日。
 ウェットスーツは体型がもろに出てセクシーだよね、というのは仕方のない話だと思います。ただ、そこから「こうしたら全裸に見える!」となる発想が天才的だし、そんなこと考えるのが本当に好きなんだな、と妙にほっこりするw

 予習に余念がないスズ。服装が同じで同日だと思われるので、あのスキューバの本はウオミーが持参したものと考えるのが自然かな。
 「アクシデントの際は私に任せなさい」とスズがドヤると、「頼りにさせてもらうよ」と軽く笑いながらタカくん。この関係性良いっすねぇ。タメなんだけど、スズのが精神的にちょっと優位に立ってて、それでいてタカくんがそのことを嫌に思ってない感じ。本作の中でも唯一の関係性じゃないですかね。
 からのオチ。スキューバにおけるアクシデント対処法。中学生みたいなドキドキなので笑った。『名探偵コナン』の映画2作目では水中で窒息しそうなので口移しで助ける、という場面がありドキドキした思い出がありますが、それと同レベル。

 前のオチもそんな話題だったんですが、スキューバはバディで行動するのが基本。なのでウオミーが早速タカくんに声をかけるが、会長も負けじと自分をアピール。
 なんですが、前のネタ、実はスズが「津田のバディは私」とツバを付けてるに等しいですね。さすが計算できる女‥‥(どこまで考えてたかは分かりません)。
 会長がアピールするもアリアが介入してオチ。おそらくAVを2人で観てるのが明らかになるのも最高ですし、「結局この2人が一番仲良しじゃん」という感じも良いですよね。そもそも2つ前のネタも、会長とアリアの息ぴったりでしたし。
 あのオチを踏まえるとサブタイの「相棒」が意味深に思えてきます。

 ラストページは連結8コマ。ただ、4コマ目にきれいにオチがつくパターンですね。連続する4コマが2つ並んでる感じ。
 (実質)タカくん争奪フィーリング対決をするもアリアが介入し、ダブル会長の感性の一致が明らかになる。アリアとの仲良しが露わになった直後に今度はウオミーと。ただ、アリアが触媒の役割を果たすのがまた良いですね。アリアが捨てられた、みたいな話には決してならない。まぁ、そんな殺伐とした話になるはずもないんですがw とはいえ、ですよ。
 対決と思ったらただの仲良しだったダブル会長がたそがれてると横にムラサメくんいるので可愛い。あの意味も分からず寄り添ってる感じ、なんか良い。
 話としては、スズが介入してオチ。前段の4コマではアリアが話を切り出してましたが、今度はスズ。そして2人とも登場のコマは超アップ。アリアはオチを隠すためですが、スズは身長ですね。
 そんなスズ。事前にスキューバの予習をしてたのがフリになってますね。ウオミーすら把握してない詳細について。てか、よく考えたらこのメンバー奇数だからバディ組むと1人あぶれちゃうんですよね。コトミが同行する可能性もまだありますが。


 終わり。お盆休みで1週休みですが、その間に新刊が出るぜ。本作にしてはものすごい短いスパンでの新刊。嬉しい。
 今週のお気に入り。阿吽の呼吸のネタですかね。会長のツッコミ好きなんだよなぁ。あの振り回されてる感じすごい可愛い。ただ、今週はその前のスズのネタも良かったですよね。とにかく次回が楽しみです。柔道部で2話やったんだからスキューバは3話以上ある? 夏休み終わっちゃいますねw
gohomeclub.hatenablog.com

『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』の感想

 それなりに『ドラクエ』ファンでして。『ドラクエ10』もやり続けてはいます。毎月1,000円吸い取られてるのですよ。ただ、今回の1,800円は後悔の気持ちがあったぜ……(ほんとはポイント鑑賞)

 はい、『ユアストーリー』。ぶっちゃけ予告の段階から「なんだこのビジュアル……」「よりによって山崎貴……」と成し遂げられちゃってたんですが、それでも行ってしまうのが悲しいファン心理よね。公開直後からすごい怒ってる人とかいて観る気も減ったんですが、行ってしまうのよね。スライムは可愛いから……。

 一応注意しとくとネタバレあります。最後にびっくりの仕掛けがある作品なのでネタバレは踏まない方が望ましいんですが、いや、そもそも観なくていいんじゃないかなって……
 あと、『レゴムービー』『アベンジャーズ エンドゲーム』のネタバレもあります。なんでやろなぁ。

 良かった点。当然あります。良かったとこ。これが想像以上に良くて、しかも原作『ドラクエ5』の穴、落ち度を埋めるような良さだったので、この一点においては原作を越えたと言っても過言ではないと思います。……まぁ、それも最後のアレで台無しなんですけどね。
 そんな良かった点、結婚。結婚のくだり。ビアンカ、フローラの2択、これが非常に良かった。そもそも原作だと2人の出番が不均衡なのでイビツなんですよね。

 前提として原作の話。ビアフロ論争の私の見解。基本的に、フローラを選ぶのが正道だと思います。旅の目的考えると。
 理由は単純で、結婚の段階だと、フローラと結婚しなきゃ天空の盾もらえないって話だったじゃないですか。ビアンカ選んでもなぜかもらえるんですが。なので、主人公の旅の目的である天空の盾を最優先するならば、あそこでフローラを選ぶのが正道。だと思います。
 ただ、出番は明らかにビアンカの方が多いのは事実ですので、あれは大義を取るか、私情を取るかの2択だと解釈してます。なのでビアンカを選ぶのが悪いとは言わない。それはそれで正解。自身の感情に従うのが正しくないわけがないです。
 とは言ったものの、私はフローラ選ばないんですけどね。私は断然デボラ!! ルドマンの娘なのでフローラが正道と同じ理屈がデボラに当てはまりますし、一分の隙もなくデボラなんだよなぁ。デボラは会話が良いからね。ミルドラース戦直前で泣いちゃう。

 はい、『ユアストーリー』。デボラ出ません。殺すぞw(あのオチだったら尚更殺意)
 『ユアストーリー』の結婚エピソードの良かったところ。まずは再会がフローラの方が先だった点。ここが非常に大きいと思います。ビアンカは後から出てきて、それでいてフローラとの関係に出しゃばる感じも薄く(酒場で出会う頼れる相棒)、何より幼少期の思い出がダイジェストで省かれてますからね。このバランスが良かったと思います。物語的にもブオーンを倒したら結婚→天空の剣がもらえる(旅の目的)ので、やはりフローラを選ぶのが正道。それでもビアンカなんだ、となるからあの選択は尊いのですね。フローラ可哀想すぎるんですが、あの選択がフローラによって誘導された、となるので可哀想ではあるけど「フローラ偉い!!」と別の感情が湧きます。まぁ、あの『マトリックス』のレッドピルみたいなやつどうやって入手したのかは謎です。
 さらに良かったのは「勇者じゃなかったんかーい!」のくだり。ビアンカを選んだら天空の剣もらえないので「おいおい主人公やる気あんのかよ」って話なんですが、天空の剣を抜けない話が事前に描かれる。しつこいギャグはクソでしたが、これが良かった。あれがあるおかげで主人公が天空の剣を諦めても違和感ないんですよね。
 極めつけがその後のルドマン。ぶっちゃけ主人公は世間的にはクソな選択をしたんですが、ルドマンが「ワシのせいでいいから」と取り繕ってくれる。さらには剣くれるという。名家であるルドマンが世界の行く末を心配して剣を託す、というのは違和感なくて良かったですよね。

 あと、もう1つ、かなり好きな場面がありまして。最終決戦が始まる際の長回しアクション。いわゆる無双アクションを主人公がかますんですが、その姿をカメラがぐいーっと追いかけ続け、その後息子の活躍へとバトンタッチしてもカットは割らない。ここ超かっこよかったですね。人数は少ないけど『アベンジャーズ』のニューヨーク決戦思い出しましたよ。ビアンカ長回しに入れてほしかった気もするけど、まぁ彼女は魔法で戦うので別だったのかな。

 その後のヘンリー参戦も良かったですね。これも原作のかゆいところに手が届く展開だったと思います。大人になってからのヘンリーとの共闘、熱かったです。空に浮かぶ城だけどどうやって来るの?? という問題をブオーンを交えてクリアしたのもキレイだったと思います。ぶっちゃけブオーンが原作サイズだったらブオーンだけで勝てそうな気もするんですがw
 ちなみに、この最終決戦でブオーンが駆けつけてくれる展開、『ドラクエ10』であるんですよね。ver.3のメインストーリーにて。『ユアストーリー』みたいに都合良く小さくなったブオーンではなく、文句なしのフルサイズ。闇堕ちした神様(竜族の)とまさかの大怪獣バトルを見せてくれます。個人的にはver.3のベストシーンです。怪獣バトルを背景に主人公が走るのも良かったなぁ(脱線)。

 小ネタで良かった点。シリーズ屈指のクズとして名高いマスタードラゴンことプサン。原作だとバーテンダーの格好をしてる謎のトロッコ狂なんですが、本作だと酒場のマスター。バーテンダーの格好してるからですね。これはうまい。
 まぁ、正直「無限トロッコなしかぁ」と落胆もしたんですが、無理なのも分かってます。ルドマンにプロポーズするのと同じくらい無理あるw

 逆に、悪かった点。結婚やヘンリーが原作を補完するような良さがあったんですが、逆に余計なことして原作よりつまんなくなった場面。サノスに破壊されたインフィニティ ストーンを求めてタイムハイスト……は『エンドゲーム』でした。過去に戻って自分と会う場面ですね。あれが無駄に長くていただけなかった。
 端的に言って、「坊や お父さんを大切にしてあげるんだよ」がないのはクソでしょ。その代わりが女の選び方ってのがまた萎える。
 あれは主人公が喋らないという基本原則を犯すようで犯さないギリギリのバランスで作られたRPG史に残る名場面、名演出だと思うんですが、今回の『ユアストーリー』、幼少期の場面があまりに短い。ぶっちゃけカメラワークで相手の顔を隠すことが出来るので(ゲームではそれが出来ないのが難点)、もっとキレイに処理できたと思うんですが。なんか「とりあえず出しときました」程度でしかない。なので、大人になってからの場面がねぇ、全然なのですよ。無駄に長くなってるのも良くない。

 ……とここまで3千字弱は書いたんですが、そこじゃないよ!! 本作の良くなかったところはアレだよアレ。最後のアレ。
 ということで、ウンコ。奇をてらっただけで何も面白くない、原作も本作の物語も台無しにする最悪のアイディアだったと思います。
 要するにアレ、山崎貴が『レゴムービー』を観て「なにこれオモシロw」と雑に参考した産物だと思うんですよ。魔界の門のデザインとか『レゴムービー』そっくりだったと思いますし。上辺だけなぞって本当にクソだし、あんなんで『レゴムービー』の良さを拝借できたと思ってるなら胸糞。
 いいんですよ、メタに行くのは。それ自体は悪くない。めちゃくちゃリスキーだし、レゴそのままでアニメをやったあの作品だからこそシームレスに実写パートに入れたのも大きいです。それが本作では、ゲーム内とまったく同じキャラデザで現実パートが描かれるのでねぇ。実写やれとは言わないけど、絵柄変えるとか方法はあったと思うんですよね。
 まぁそれはいい。問題は、あのメタ展開の先で、主人公が何もしないんですよ。「大人になれよ」「思い出は本物だー!」という本作のテーマっぽい会話が行われるんですが、だからといって主人公が特別なことをしたわけでもない。あんな反論、ゲーマーなら寝ぼけながら言える。
 主人公だからあの選択をした、主人公だから勝つことが出来た、というロジックが一切ない。元々プログラムされてたウイルスバスターが事後的とはいえ正常に機能したからウイルスが駆除されただけでしょ。普通じゃん。ハッピーエンド直前にちょっとバグっちゃったけど、しばらくしたら直った、ってだけの話じゃん。そんなのないよ。意味ないもの。現実とゲーム内、2つの世界で主人公が戦うとか、大きな選択をするとか、殻を破る、成長する話にしないとまったく意味がない。そもそもあの悪役誰だよ!! という話でしかなく、主人公との因縁もありゃしない。クソか。丸々あのパートなくてもこの映画成立するだろ。バカか。ロボットが伏線でござい、みたいな顔しててウザいけど、出てきたの普通にメタルハンターじゃねぇか。普通にドラクエの住人だよ。『レゴムービー』でいうレゴ以外のアイテムをあそこで出さないといけないんだよ。バカかよ。せめて本来なら『ドラクエ5』には出てこないモンスターにしないと最低限も成立しない。
 テーマが悪いとか、描き方が悪いとは言いません(悪いけど)。とにかく、あの場面、まったくの無意味なんだよ。あそこだけ取って付けたような存在。それ以前、以降の物語と関わりがない。だからダメ。虚無。


 終わり。忘れてたけど、鳥山明じゃないキャラデザが全然可愛くないし、かっこよくもなかったです。アニメーション的にも演技が良くなかったと思うし、声の演技も良くなかった(トーンが合ってない)と思うし、単純に観てる最中の面白味が乏しい作品だったと思います。「おどけ」が多くて観ててつらかったですね。逆に言うと、ケンコバは「おどけ」と演技のトーンが合ってたと思う。ケンコバの吹替仕事なかなか好きです。『パシリム』と『ドラえもん』しか知らないけど。うっ、『ドラえもん』と聞くと頭が……山崎貴……きさまぁ……

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