北区の帰宅部の意訳

映画の感想を書きます(希望)

『八乙女×2』13話の感想

八乙女×2 - 氏家ト全 / 【第13話】楽しい部活動 | マガポケ

 『ティアキン』やりたいけど始めたら身を滅ぼすので我慢。我慢……。
gohomeclub.hatenablog.com

第13話「楽しい部活動」

 4コマが前半6ページ、ショートが後半6ページ。やや少なめ、という感じでしょうか。まぁ、先月が異様な盛り上がりだったのでトントン。

 中学に入って生活が一変したと思いますが、最初の1ページは八乙女家(カイの方)。2人の最も基本的な関係というか、隣人という出発点を忘れてないよ、的な雰囲気を感じる。本話全体に言えることですが、もっと学校生活、それも部活のエピソード一辺倒になると思ったんですが、思いの外今までの日常の延長という要素も多い。
 その後の4コマでもそう。制服を着てるだけで今までの小学校ライフと同じような日常風景が広がるのが2本。同じメンツでつるんでるのを見るとちょっと安心してしまいますね。
 そんな小学校メンツが、カイに上級生の知り合いができた疑惑にハラハラするネタへと繋がる。本話全体の構成、特に4コマパートにおける、単独のネタが並んでるはずだけど、大局的には緩やかな線を結んでいる感じがとてもキレイ。直接繋がるわけではないが、小学校の生活から中学の生活へとシフトしていく。
 4ページ目が大人キャラで、門脇先生のネタと、母親たち(どっちも八乙女)。後者は場面転換という感じですかね。その次からはいよいよ本題とでも言うべき文芸部のエピソードへ突入。4コマパートの文芸部ネタは八乙女(ハルル)に始まり八乙女(カイ)に終わる。2人の文芸部での日常を描きつつ、新キャラの芦田ホシノと武隈アキナの読書についてのネタが挟まる。まだ始まったばかりの紹介的な内容ですね。ただ、しっかりとキャラが固まってるというか、ネタの内容にお馴染み感が漂ってきた気もする。
 ちなみに、前回では明示されなかった2人の学年ですが、どちらも中2だそうで。元々仲の良かった2人が文芸部(同好会)を立ち上げた、という感じですかね。

 ショート漫画パート。ルイが生徒会として文芸部を訪れる。ルイが元気にドアバーンして入室してくる場面が謎に多幸感。
 話としては文芸部内の呼び方問題。それにルイが突っかかるのだが、さすがに潔癖すぎる感じもしますね。ここらへんの言動から先輩たち(特に芦田ホシノ)にはルイの気持ちがバレる可能性もありそう。
 話はやはり芦田ホシノが引っ張る(特にショートの中の前半)。彼女がいろんなシチュエーションなどに誘う役割を担うことが多そうですね。やはり畑さんの正当後継者というのを感じる。下ネタ好きの愉快犯気質、というのがマジで便利。ハルル以上に積極的にボケてくる、周りを巻き込んでくるタイプ。「ドキマギ文芸部計画」というしょうもないネーミングがおかしいんですが、ひょっとしたらこれは『ドキドキ文芸部!』の意図的なもじりなのかもしれませんね。ゲームのね。
 芦田ホシノとルイの2人で話が進み、そこにルイと武隈アキナが絡んでくる形だったのですが、最後の最後にハルルがボムを投下して終わる。ボケではないんですが、なかなかインパクトのあるオチで超好き。てか、端的に言ってプンスカ顔のハルル可愛すぎでしょ。不意打ちというのもあり、破壊力抜群であった……。


 終わり。話題なので名前くらいは知ってた『ドキドキ文芸部!』ですが、未プレイであることが悔やまれますね。まさかこんなところで。

gohomeclub.hatenablog.com